2.神の力
「ここで緊急速報が入りました。本日未明◯◯県◯◯道のトンネルで崩落事故があり、走行中の車が巻き込まれているようです。現在自衛隊などの出動し、懸命な救助活動が行われてる模様です。」
「あいつら大丈夫かなあ?連絡着かないし、物騒な事故起きてるし。」
「確かにな。あいつらあの道通ってもおかしくないもんな。」
旅行に行かなかった他の面々は心配していた。
「…っ!?何処だここは?」
博正達は味わったことの無い衝撃の後、気絶し目が覚めたら空の上のような異空間に居た。
「何処だここは!?」
「マジか!俺らなんか浮いてない?」
「本当だ…いやちょっと待て!まず俺ら生きてるのか?」
「確か…俺の最後の記憶は凄い音が鳴ってトンネルが崩落したと思ったが…」
「お主らは残念ながら不運な事故に巻き込まれたのだ。」
目の前に半透明の顔が見えない老人が立っている。
「だ…誰だお前は?」
「ワシは全知全能の神、ヘパイトス。あまりにもお前等が不憫で助けに来たのじゃ。」
「神だぁ?てことは俺らはあの事故で死んだのか?」
「そうじゃ……お主らは全員死んでおる。」
博正達はトンネルの崩落事故により全員死亡していた。
「マジか(笑)あっけねぇー」
「俺20万下ろしたんだぞ!!」
「鍛えてたのに普通に死ぬとかトレーニング足りなかったな…」
「悪い…俺が誘わなければこんな事には…」
「気にすんな。しゃあない。次があるよ。」
「いや無えよ(笑)まぁこのまま4人で地獄に行くか。」
「いやちょっと待てよ。そこの金ピカの爺さんが助けに来たとか言ってたが。」
「そうじゃ。でもタダとはいかない。お主らには別の世界に行って生活してもらいたい。そこで一定の成果をあげたら助けられるかもしれん。」
「一定の成果って?」
「それは言えん。だがお主らが生活しやすいように力を与える。その世界は色々な魔物や悪い奴が沢山いるから役に立つと思うぞ。」
「マジか!楽しそうじゃん!これ転移って事だろ。アニメとかでよく見る。どうせ死んでんだしお前等もいるなら俺は全然その話乗るぜ。」
「俺もだな。楽しそうだし」
「俺も乗るわ。その世界でキャバクラ行かなきゃ20万が忘れられねぇ」
「絶対キャバクラなんか無えぞ。魔物いるし。」
(何コイツら…全然死んだ事気にして無いじゃん…)
神様はトントン拍子に話が進み過ぎて若干引いていた。
「ゴホン…ではお主らに力を授ける。」
そう言った途端、博正達の身体が眩い光に包まれた。
「うぉーすげー!!光ってる!」
「それでは早速転移してもらう。ではご武運を祈る。」
博正達は異空間から消え去り新たな世界に転移した。
「頼んだぞ。若いの…世界を救ってくれ。」




