1、プロローグのような
コチラの作品は作者の自己満足の塊ですので、この小説に高度な小説を求めるのは無理な話(まったくのド素人ですので)なので期待しないで生暖かく影より見守ってあげて下さい。
軍に絡む内容ですので、もしかしたら残酷な表現がでてくるかもです。
又、同人要素・用語(作者古い人間ですので最近のはとんと知りませんが)が含まれますので上記同様苦手な方は回れ右にてお願いします。
最後に読んでやると思ってくださった方へ、駄文を読んで下さり有難う御座います。
軍事大国アルゼラード帝国。
300年前、全世界向け宣戦布告をし、世界統一を目指した覇王バルドが建国。
200年後、度重なる戦いに帝国の民は疲弊し、貴族は堕落の一途を辿った。
今世の皇帝ディスシルは、建国より続いた戦場への兵の投入に見切りをつけ、堕落した貴族達を一蹴させた。
そして100年後―帝国は世界統一は成し得なかったが、世界でも一、二を争う大国として君臨していた。
と、これが私のとりあえず忠誠を誓った帝国の簡単な歴史。
確かに200年前より帝国の侵略は減った。そう、減っただけである。
表向きは兵を撤退させたが、やはり帝国は、帝国。
あの手この手で難癖をつけ、大儀名義分の元着々と侵略していったのである。
皇帝ディスシルは帝国では賢帝とも名高い。
しかし諸外国からしたらただの難癖タヌキ爺だ。
まぁ、今では帝国は大きくなりすぎて色々問題も絶えなくなり、侵略といった侵略はなくなってきたようではあるが……。
「……」
「…なんだか段々帝国の悪口になってきたな。」
「今日配属説明の礼儀知らずの担当のせいだ…何がここは子供の来る所ではないだっ!
私は子供ではない!……はぁここで怒ってもしょうがないかぁ…」
ため息をつきながらそう呟いた少女は机にペンを置いた。
少女とは言うが、彼女はもう24歳になる妙齢の女性だった。
身長は150cm、しかし帝国の女性の身長平均は170cmである。
彼女が帝国内で幼く見られるのは致し方のないことであった。
「だーあああああああ。大体私はこういうのは苦手なんだ!?
もぉいい!…とりあえず、明日より帝国竜騎軍第二師団へ配属が決まりました まる これでいい。」
突然奇声をあげ両手で頭をぐちゃぐちゃにしながら立ち上がったかと思えば、独り言を呟きながら椅子に座り再びペンを走らせた。
「はぁーもぉ寝る。おやすみ。」
そのまま彼女はベットに倒れこんだ。
彼女の名前はユキ・キサラギ。
明日から帝国竜騎軍第二師団 少佐となる人だ。