Near my heart-処刑された忌み子だけど、何故か生きてたので呪いも悪習もこの手で断ち切る-
祝い子と呪い子。それが、この小国で古くから続く風習だった。
祝い子は美しい容姿を持って、愛されるために生まれる。そして不思議な魔力によって人々に平穏と豊かさをもたらす、神に祝福されし子である。
呪い子は醜悪なアザを生まれ持ち、生まれながらに忌み嫌われる。過酷な責め苦によってこの世の悪意と呪いの全てをその身に宿し、その上で処刑されることで、それらの負の瘴気を国から遠ざけているのである。
これは、呪い子を愛してしまった祝い子の少女の物語。
そして、業を背負いながらも愛され、そしてやがて人間となる、呪い子の少年の物語。
祝い子は美しい容姿を持って、愛されるために生まれる。そして不思議な魔力によって人々に平穏と豊かさをもたらす、神に祝福されし子である。
呪い子は醜悪なアザを生まれ持ち、生まれながらに忌み嫌われる。過酷な責め苦によってこの世の悪意と呪いの全てをその身に宿し、その上で処刑されることで、それらの負の瘴気を国から遠ざけているのである。
これは、呪い子を愛してしまった祝い子の少女の物語。
そして、業を背負いながらも愛され、そしてやがて人間となる、呪い子の少年の物語。
#1「おれの名前は、彼女からもらった。」
2023/06/13 23:22
(改)
#2「その手をはなれて、この地でめざめて。」
2023/07/12 14:37
(改)
#3「知らないかげに、追われながらも。」
2023/07/12 14:38
(改)
#4「見たこともない、光にも触れて。」
2023/07/12 14:38
#5「この手ですべて、まもりたくて。」
2023/07/12 23:12
#6「だけどおれは、そういういきもので。」
2023/07/12 23:12
#7「それでも、生きたいとねがうから。」
2023/07/12 23:12
#8「あるきつづけて今、たどり着いた。」
2023/07/13 14:08
#9「でも、その手はあまりに遠くて。」
2023/07/13 14:08
#10「かわりに、世界の闇が襲い来る。」
2023/07/13 21:54
(改)
#11「悪いたくらみが、彼女を曇らせる。」
2023/07/13 21:54
#12「おれはそれが、許せなくて。」
2023/07/13 21:54
#13「何度だって、立ち向かった。」
2023/07/13 21:55
#14「おれのこの手を、彼女は拒むけど。」
2023/07/13 21:56
(改)
#15 狭間の物語
2023/07/13 21:56
#16「それでも、諦めたくないから。」
2023/07/14 18:06
#17「誰がなんと言おうと、その手を握る。」
2023/07/14 18:06
#18「雨には傘を差して、一緒に夜明けを見て。」
2023/07/14 18:06
#19「雨上がりの空は、また雲に陰る。」
2023/07/14 23:31
#20「最後のピースが、埋まらないまま。」
2023/07/14 23:32
#21「つみあげたものが、壊れる音がした。」
2023/07/14 23:32
(改)
#22「そのガレキの下に、彼女の涙があったから。」
2023/07/15 13:49
#23「それをおれは、拭おうとした。」
2023/07/15 13:50
#24「それを拒むのは、おれの仲間達で。」
2023/07/15 22:18
#25「呪いと裁きの火が、この身を焼くけれど。」
2023/07/15 22:18
#26「憎しみをもう、終わらせたいから。」
2023/07/15 22:19
#27「この心のそばにある、なにかを信じて。」
2023/07/15 22:19
#28「願いを背負って、これからも"おれ"が続く。」
2023/07/15 22:20
#29(最終話) そして、君と私の未来
2023/07/15 22:20
(改)