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自称魔物使いは静かに暮らしたい  作者: 三日月 優斗
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~スローライフを夢見ている~

俺の目の前を慌ただしく人々が通り過ぎて行く

これから開かれる表彰式の準備の為だろう。

普段とは違う雰囲気の街は居心地が良くない

早く家に帰りたい・・・。

「それじゃあ俺はこれで失礼します」

そう挨拶してこの場を立ち去ろうとしたが

「そうはいかん お主も表彰式に

出てもらわなくては困る」

困った事にどうしても俺を表彰式に出させたいらしい。

(どうしてこうなった...俺はただ平凡に

暮らしたいだけなのに...なんでこんな目に

あの人コイツにさえ出会わなければ...)

俺は隣でそわそわしている少女との出会いを後悔していた


それは数日前に遡る


俺はいつもと同じように森で食材集めをしていた

俺が住んでいるこの森はルスタインの森と呼ばれていて

普段は魔物はスライムがちらほらいる程度

さほど脅威もないからか

冒険者や商人が来る事はほとんどない

来るとしても商人がベリーを求めて

森の入口付近を散策する程度の為 森の奥では

動物達が穏やかに過ごしている。

まさに平穏を求める俺にとっては最高の場所

のはずなんだが、なぜか今日に限っては森が騒がしい

(密猟者でも出たのか?

もしそうだったら流石に面倒だな...)


危険が少ない事を知っている密猟者は少なくない

その為珍しい動物達を狙って時折やってくる事がある。

その時は動物達と協力して密猟者を追い払っているのだが

今回はどうやら違うらしい。伝達役のアオドリが呼んでいる

密猟者場合は、肩に乗ってくる。それ以外の時のみ

鳴き声で知らせてくれるよう頼んでおいたからだ。

アオドリに案内されるままに森を進んでいくと

少女が倒れていた 金髪で服装からして貴族辺りだろうか

(なんで貴族がこんな辺鄙な森なんかに?

まぁいい、とりあえず介抱しないとな)

俺は少女を抱き抱えて家へ戻った。




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