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第17話 かなりヤバい、というかロリ・・・いやいや

書いてて思いました。

あぁ、大地と入れ替わりたい・・



 「おはよー。」


 「あ、大地さんおはようございます。」


 何気なく普通におはよーと言ってしまったが、どうやらこっちの世界でも挨拶は共通のようだ。

 やはりなぜ普通に言葉が通じるのかは謎のままだが、昨日の村長宅でのばーちゃんの昔話でも言葉に関する話は特に取り上げられなかったので、敢えて突っ込まないではいた。

 ただ『文字』に関しては違うらしく、例の薙刀に刻まれた漢字はマリリや村長達には読めないらしい。

 とはいえ文字という認識は有ったので、学習さえすればある程度は読み書きが出来るのではないかと思われる。

 その前に俺自身がこの世界の文字を読み書き出来る様にならないと、これから色々と支障が出て来るであろう方が問題だな。


 マリリとマリスの住むこの家は周囲の民家よりも大きく、リビングダイニングもざっと20畳はある広さだ。

 そこに昨日クッカーを頂いた時に座っていたソファーとローテーブルが有り、他に食事用のダイニングテーブルとキッチン、食器棚なんかが備わっている。

 あと、1つ驚いたものが有る。


 「大地さん、よく眠れましたか?」


 お茶の入ったコップを運びながらマリリがにこりと微笑む。

 天使の笑顔とはこの事だろう。


 「うん、おかげさまで。すっきり目が覚めたよ。」


 色々な意味で。

 

 「それにしてもマリスは大地さんを起こしに行くとか言って、何処に行ったのかしら。」


 「え!?ああぁ、起こしに来てくれたよ。うん、お蔭さまですっかり目が覚めたよ。その後、先にここに向かったハズだけど。」


 さっきまでのマリスとのやり取りがばれてて勘ぐられたのかと焦ったが、どうもそうでは無いようだ。

 ちょっと声が上ずったものの、特にマリリは気にしていない様だった。


 「おまたせー!」


 元気の良い声と共にドアが空き、マリスが伸びをしながら入ってきた。


 「もう!マリスったらどこ行ってたのよ。」


 「いやー、余りにも天気が良いから大地を起こした後、朝日を浴びながら朝の体操してたよ。」


 「だったらそう言ってよね。さぁ、冷めちゃうから、席について朝ごはんにしましょう。」


 どうやら気分を切り替えて来たのか、屈託のない笑顔で答えるマリスに俺はほっと胸を撫で下ろした。

 それにしてもこの2人を見ていると、姉妹と言うよりはまるで親子の様に感じる・・・なんて言ったらマリリに怒られるか。

 マリリもまだ16歳だ。

 この大きな一軒家に姉妹2人だけで住み、普通に命の危険さえあるこの異世界で生計まで立てているなんて大したものだ。

 俺が今のマリリ達と同じ年齢の時にそれが出来るかと言われれば、確実に答えはNOだろう。

 


 席に付き水の入ったコップとピッチャーをテーブルに並べ、お盆を置きにキッチンへ戻るマリリの後姿をぼーっと眺めていると、突然足にコツンと当たるものを感じた。

 どうやらマリスがつま先で俺の脛を蹴って来たようだが、目が合った途端また顔を赤くしてぷいっとそっぽを向いた。


 『全然、気持ち切り替えれてねーじゃねーか。』


 やれやれといった感じで一つため息を付き、軽くマリスの足先を蹴り返すと、マリスがビックリした様に俺の方を見て目が合った。

 今度はそっぽを向かずに恥ずかしそうな笑顔を見せるマリスの反則級の可愛さに、心臓が高鳴るのを感じた。

 14歳っていわば中学生だよな・・・36歳で中学生にときめいてちゃ、かなりヤバい、というかロリ・・・いやいやいくら異世界とは言えそれはダメだ。

 

 幾らなんでも、法律・・・

 ん?まてよそもそも日本の法律なんて関係無いじゃないか。

 だってマリスと同じ年位に見えたメリルは『警備隊・小隊長』を務めている訳だし、マリスやマリリもギルドに冒険者として登録し生計を立てている。

 そもそも複数の種族が居る時点で、年齢という物に対しての概念が全く違って当たり前か・・・なら、全く無問題だな。


 やはり、異世界は最高だ!


 それはさておき、食卓に着いてから驚いた事が有る。


 「マリリ、これひょっとしてひょっとしなくても日本食・・・だよね?」


 テーブルに並べられた朝食は、白ごはん、ねぎと豆腐の味噌汁にふっくらとした卵焼き、更にはたくあんまで揃っていた。

 余りにも自然過ぎて、ついつい普通に食べ始めてしまったのだが『異世界=洋食風』とばかりに思っていたので予想外だ。

 ひょっとすると日本に似た国が存在しているのだろうか。


 「はい、あの、お気に召しませんでしたか・・・?」


 「いやいやいや、こっちの世界にも日本食が存在していた事にちょっと驚いて・・・っていうか、めちゃくちゃ美味しい。特に味噌汁のこの味、懐かしい感じすらするよ。」


 「良かった。お母さんの直伝なんですよ。元々は、おばあさまから伝えられたものなのですが、大地さんが喜んでくれるかなって思って。」


 恥ずかしそうにはにかむマリリの笑顔に思わず脳がとろけそうになる。

 いいのか、俺?この歳でこんな美少女たちと和やかに過ごせるなんて。


 マリリの手料理に舌鼓を打ちつつ、白ごはんを2杯と味噌汁を3杯平らげ満腹なった。

 その後、俺達3人は少し腹を休ませてから、村の商業区のメインストリートにあるギルドへと向かった。


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