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第一話Re:勘違いから、始まる教師ルート

初めて小説を書きました。是非感想をお聞かせください。

第1話 Re:勘違いから、始まる教師ルート


学校の先生は、よく言う。

「『無私』になりなさい」と

無私とは、自分を捨て人の為に役立つ行動せよという事だ。まぁそんなことは、出来るわけが無いと俺は言われる度に思う。何故なら、いくら人の為に何かをしても感謝されるとは限らないし、逆に迷惑がられるかも知れない。そんなことは、あるわけが無いとよく大人は言うが、果たして本当に、そうなのだろうか?では、もし授業中に女の子が、ペンを落としたとする。そして、隣の席のまぁ…イジメられてこそいないが友達がいなくていつも一人でいる以下にも暗そうでボッチな男子が、それを拾ってあげたとする。そうしたら本当に感謝するか?まぁ…人それぞれではあると思うが、否だ。

その女子は、そのペンを家に帰って捨てる事であろう。酷い話だ。ただその男子は、親切にペンを拾ってやっただけなのにな。

以上の事から、僕は人は、自分のこと事をよく考え行動すれば良いと思う。

エゴイスト万歳!!

1年3組 榎村 大翔



「おい!なんだこの見てるだけでこっちまでエゴイストになりそうな文章は!私は、1年間の反省を書けといったよなぁ?」


担任の奥園そう言って、大翔に原稿用紙を突きつけた。


「いやいやだって本当の事じゃ無いっすか?もし万が一先生に大事な大事な彼氏が出来ました。そして、その彼氏が横断歩道を歩いていると、暴走トラックがその彼氏に向かって突っ込んで来ます。先生は、その位置にいれば助かります。ですが彼氏を庇ったら死んでしまうかも知れない。そしてその彼氏も死なないとは限らない。さぁ先生なら助けますか?」


「そんな途方も無い話…あるわけ無いだろう?

話をすり替えるんじゃ無い!書き直しだ!」


奥園は、ため息混じりに言った。


「…って言うかお前!私に万が一彼氏ができたらって言ったよなぁ?おいお前私に彼氏が出来ないとでも言いたいのか?あぁん?!」


呆れた顔から一変奥園の顔が、鬼の形相へと変わった。これには、流石の大翔も焦り


「いっ…いやっそのぉなんと言いますか。先生は、外見は、美人なので…きっと彼氏も出来ますよ!」


「ほう外見はねぇ…」


奥園は顔を下に向けた。大翔は、照れているのだと思い微笑んだ…その瞬間よりパワーアップした奥園の顔がこちらを向いた、もうその顔は鬼というより閻魔大王のようなものだった。


「中身はどうしたぁ?!コラァこの餓鬼がぁ!!」


「ひぃぃぃせっ…先生正気に戻って下さい!先生は素晴らしい女性です!魅力的です!俺が彼氏になりたいぐらいですよ!本当!」


俺がそう言うと、奥園の顔が普通…いや少し赤くなり何故だかモジモジしていた。


「いっ…いやお前がかかか彼氏なんて…私たちは教師と生徒だぞ!…で…でもお前がどうしてもって言うなら…いいだろう!私がお前の彼女になってやろうではないか!そしてお前の人間不信でエゴイストな性格を治してやろうではないか!」


「は?どゆこと?」


(はいぃ?何故こうなった?意味がわかんないんですけどぉ!?奥園と俺が付き合う?何言ってんだよ!

まぁ奥園は、新人の教師で22歳と若く顔立ちも良いしスタイルも良い胸もでかい!だが、今まで会話を聞いていて分かる通り、超怖い。

普通新人とは、慣れておらず大人しくて優しいものだ。だが奥園は、違う怖い。とにかく怖い。もうそれは、生徒だけでは無く、教師…校長までもが、恐れる程にだ。そんな奥園と付き合う?命がいくつあってもたりやしねーぞ!間違いだと伝えなければ…)


『ピーンポーンパーンポーン』


「おっと授業が始まってしまうな!行かなくては!お前も早く教室に戻るんだぞ!それと…学校では秘密だからな!仮にも教師と生徒なんだからな!

わかったか?ひっ…大翔!」


「えっ…ちょっまっ…」


奥園は、口の前で人差し指を立て、顔を赤らめながら笑顔でそう言った。

その笑顔の前では、大翔は、とても誤解だ!などとは、言えなかった。


(あぁ…どうしようまずいことになったぞ…何日も経ってから誤解なんです!なんて言ったら絶対殺されるぞ…)


「あぁなんかもういいや…はぁ~」


大翔は、ため息をつきながら教室へ戻った。


「どしたん?ひろっち」


席に着こうとすると、同じクラスの如月美波に話しかけられた。美波とは、中学からの、大翔の数少ない友達で、大翔がいくら自分勝手のことを言っても何故か付いてきてくれた変わり者だ。大翔は、そんな美波に凄く感謝していた。


「いやさぁ…なんか難しいよな人生って」


「いや…その歳で、何悟ってんの?!あんたは、リストラされたサラリーマンか!」


美波は、少し呆れながら授業の用意を机からだした。


「授業始まっちゃうから、次の休み時間にでも聞かせておくれよ」


「おう!いっ…いつもありがとな…美波」


大翔は少し照れながらそう言った。


「うわー気持ち悪っ!ひろっちらしく無いよ!人に感謝するなんてーなんか変なものでも食べた?」


「いくらなんでもそれは酷いから!流石に俺もたまには感謝するから!」


美波は、笑いながら自分の席に戻った。

授業が、始ってすぐふと周りを見渡すと、隣の席の女子が寝ていた。


「あ…はは…早いな」


大翔は小声で呟いた。


(いや…それにしても早く無いか?流石に十分ぐらいやろうぜ…まぁ無理もないか。あの禿げの【で、あるからして】連発の授業なんてうけてらんねーよな)


「で、あるからしてーここは、こうでこうなる」


大翔は、起こした方が良いのかとも思ったが、自分の利にもならないし、相手も起こされるのが自分だと嫌だと思ったので、見過ごすことにした。

数分後…


「で、あるからして!で、あるからしてぇ!で、あるか…ん?橘またお前は!学校に寝に来ているのか?起きなさい!」


禿げた先生は、隣の女子橘…さんを教科書で、頭をポンポンと叩いて起こした。


「むにゃ…せんせぇ…え…なんで私の家に?」


「何を言っているんだ!ここは学校だ!たく私の授業で熟睡するとは何事だ!怪しからんな!」

クラス中が笑う中、橘さんは恥ずかしそうに俯いていた。そして授業が再開すると橘さんが大翔に小声でに話しかけてきた。


「なんで起こしてくれなかったのよ!?」


「え…あっええっと…だって話したことも無かったし、名前も知らなから…」


(流石に面倒臭かったなんて言えないからな…俺がエゴイストだと知られる訳にもいかないしな…この学校で俺の本性を知っているのは、奥園先生と美波だけだもんなぁ)


大翔は、極力他人には近寄らず、自分の性格を隠していた。何故なら、例え暗い奴などと嫌われても虐められるよりはマシだと思ったからだ。

などと考えていると、


「えっ?隣の席の人の名前も覚えてないの?」


「あっ…はいすみません…」


「あたしは、橘唯よ!覚えといてね!榎村大翔君!」


橘さんは、満遍の笑みでそう言った。


「であるからsh…そこ何喋ってる!おい橘!起きたばっかりまたサボりか…罰として、お前たち二人で放課後、教室掃除をするように!」


(はぁ?冗談じゃないぞ?なんで俺まで…)


「ごめんねー榎村君あたしのせいだねー頑張ろ!」


と橘さんが少し申し訳なさそうに言った。

大翔は「いや本当にそうだよ!一人でやってろ!俺を巻き込まんでくれ!」と言いかけたが、本性がバレてしまうので心の中に留めた。


「いやいや俺も悪かったから大丈夫だよ!掃除頑張ろう!」


と、本心と真逆な言葉で返した。そうすると橘さんが、頬を赤らめて「ありがとう!」と言った。


「で、あーるからしてで、で、あーるからからから」


禿げ先生が少し壊れてきた気がすると、教室中の誰もが思った。だが、これはいつもの事で今では、授業がそろそろ終わるというサインになっている。

数秒後、予鈴が鳴り授業が終了した。授業が終わるとすぐに、橘さんが大翔の所に来て


「じゃ放課後教室で」


などと言って教室を後にした。

橘さんが、教室から出て行くと入れ替わりの様に美波が、大翔の席にやって来た。


「やぁひろっち災難だったね!まぁ頑張ってくれよーははは」


「いや…笑いごとじゃねーよ面倒臭いしあんまり知らない女子と二人だぜ?」


「いいじゃないか。女子と仲良くなるチャンスだろ?男見せなよ!ひろっち!」


美波は、笑いながらそう言った。


「そー言えばなんだったの?授業の前なんか落ち込んでるっぽかったけど」


「そーだった!美波!まずいぞ!本当にまずい事になった!」


大翔の顔が険しくなり、美波もゴクリと唾を飲んだ。


「勘違いで、奥園先生と付き合う事になってしまった…」


「へー奥園先生とねー………ってええええええええええええええええええええええええええええええ」


美波は、驚いて悲鳴をあげると、クラスの人たちや廊下を通る人たちが、一斉にこちらを振り返った。


「奥園先生って…あの?」


「そう…あの外見は綺麗だけど学校一おっかない新人教師にして俺らの担任、奥園未知瑠だ…」


美波が、「嘘でしょ?」などと言って疑って来たが大翔は、首を横に振った。そして、それに至ったまでの経緯を話した。


「奥園先生ちょろっ!お姉さん心配です!」


「あんたの方が、年下だろ!という突っ込みは、さて置き…どうしたもんかなぁ…」


「そーだよねぇ…でもなんか可愛そうな気もするなー奥園先生」


「えっなんで?可愛そうなんだ?」


大翔が不思議そうに聞くと、美波は少し考えて


「だってさ!普通『付き合いたいぐらいです!』

って言ったぐらいで勘違いして、すぐに『はい!付き合います!』ってなる?余程出会いが無いか…まあこれは、ないと思うけどひろっちが、好きあるいは好きだったとかしか考えられないよね?」


「後者は、無いとして…もし前者なら可愛そうだよな…」


美波は、またしばらく考えて言った。


「ひろっち!付き合ってあげなさい!」


「はあ?なんで?」


大翔が、疑問に思っていると


「だって可愛そうでしょ?さっき自分でもそう言ってたよね?フリだけでもいいの付き合ってあげなさい!」


美波の言葉には、何故だか説得力があり、それに普段から余り美波の言うことだけは、なるべく聞く様にしている大翔は、渋々奥園と付き合う事にした。


こうして榎村大翔と奥園未知瑠の、担任教師と生徒の不思議な恋愛が始まった…


僕は、よく書店ラノベを買って読むんですけど、中々飽きてしまって読めないんですよねーw

だから面白そうだと思ったラノベがアニメ化されるとすごく嬉しいんですよ!

将来は、僕の作品もアニメ化すればいいなーと思って書きました!!

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