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ハワイ決戦  作者: 旋風
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第5話~

米軍のポートモレスビー基地は持ちこたえる事ができず11月20日に陥落した。


だがニミッツ大将は2つのものを手にした一つは空母である。日本はポートモレスビーの攻撃で空母二隻と多くの塔乗員をうしなった…そして帝国海軍の太平洋での稼働空母は五隻になり代わりに太平洋艦隊は英国から借りた空母二隻が11月22日に真珠湾に到着するこれで太平洋艦隊の空母は四隻になりその差は一隻なので何とか戦える!



もう一つは日本が使用している暗号解読であった。それによると次なる目標は[ミッドウェイ]である事が判明したのである。



そこでニミッツ大将はルーズベルト大統領に相談しな後海軍作戦部長キング大将に依頼した。



「日本がミッドウェイを狙っているのは明白であり、敵空母を叩く最大のチャンスだと考えています!ですので大西洋艦隊にはインド洋にて陽動作戦を執ってもらいた!」



キング大将は直ぐに承認し大西洋艦隊司令長官のインガソル大将に命じた!



「大西洋艦隊は空母レンジャーと戦艦三隻を伴いマダガスカルに進出してくれ!本作戦は悪までも陽動なので肝にめいじておくように!なおマダガスカルでは英国艦隊とも合流する事になっているのでよろしく頼む!」



最早日本がミッドウェイに来るのは12月の始めだと分かっているので、チャーチル大統領は、マダガスカル島最北端のディエゴスワレス湾へ《フォーミダブル》《フューリアス》及び戦艦二隻、巡洋戦艦二隻を基幹とする部隊を派遣した。



11月20日英海軍の空母二隻と戦艦四隻、米海軍の空母一隻、戦艦三隻がディエゴスワレス湾で合流したのである。



そして、12月23日哨戒任務に就いていた潜水艦が放った偵察機がディエゴスワレス湾について報告してきたのである。



「湾内に空母三隻及び戦艦五隻以上及び多数の巡洋艦、駆逐艦が在泊している模様!」



そして11月中旬になりインド洋においての適の通信が急速に増えていた事から、シイロン島が危ない感じ、インド洋艦隊古賀司令部は…「今ある戦力で防衛してみるしかないのに太平洋に軽空母を回す余裕などあるまのか!本来ならこちらに援軍を送るべきだ!」



と言うように連合艦隊司令長官に対して文句が増えていた。この事態を受け、連合艦隊は11月25日旗艦《大和》作戦室で緊急会議が行われた。議長役の連合艦隊参謀長、宇垣纏中将〔11月15日に中将に昇進]が喋り始めた。



「インド洋艦隊司令部が言う事もこの状況では無理ないですな…皆さんからのご意見を伺いたい。」



すると第一航空艦隊の参謀長の、草鹿龍之介少将意見を述べた。



「アリューシャン列島の天候は荒れているでしょうから仮に軽空母を向かわせても、無駄に終わる可能性だって否定できない、それよりダッチハーバーの敵航空兵力も言う程脅威にならないのでわ?だとしたら空母がなくともアッツ、キスカの占領は十分可能でしょう。」



大半の者は頷いたが、帰還したばかりの山口中将は意義をたてた。



「そうかもしれぬが、万が一があるやもしれん、《翔鶴》は、厳しいが《瑞鶴》なら舷側にすこしヒビが入っただけなので、すぐ修理すれば大丈夫だ。五航戦の空母《飛龍》《蒼龍》は、ダッチハーバーを攻撃してもらいたい。そして私が《瑞鶴》に乗りミッドウェイに向かう!足手まといにはならんよ。連れて行ってくる。すると草鹿が返答したのである…



「山口中将の御言葉は誠に有難い、しかしインド洋にいる敵空母は三隻です。だとすれば、米軍が太平洋に配備できるのは、精々みつもっても、二隻というところでしょう。ならば、我々だけでもミッドウェイは占領できますよ。」



山口中将は、暗い面持ちであったが、それを見て草鹿は更に言葉を続けた。



「山口中将は、いろいろとご心配されているようだが、本命は悪までもハワイにあるのですぞ!どうか、心配なさらずに、三航戦は内地にて休養をしっかりとって、ハワイ作戦に全力を注いでください!」



山口中将は、何も言わなかった。



その頃、太平洋艦隊司令部でも同じく、作戦会議が行われていた。


まず、情報参謀のレイトンが口を開いた…



「日本空母部隊は、ミッドウェイ北西より来るとされています。さらに、12月8日早朝に、航空機による奇襲を狙っていると思われます!そして、日本が今回作戦で使用する空母は、五隻程です。」



ニミッツ大将が頷いた…



「五隻か…しかし、こちらにも、四隻の空母がある!上手く空母を使い逆に奇襲を行えばあるいは…」



ニミッツ大将の後にドレーメル参謀長が補足を加えた。



「四隻でミッドウェイ北北西の海域にて待ち伏せをし側面から奇襲をかけます。ただ問題があるとすれば…日本の航空機の方が航続距離が長いと言う事です。」


説明を聞いていたハルゼーが、ため息混じりに言った…



「確かにな…我々の航空機は、足が短いからな…長距離攻撃は無理だな…」



隣にいたハルゼーの参謀長ブローニングが喋った。



「ボス!もし、敵機を手前で落とす事が出来ればいいのでは?」



「ブローニング、確かに妙案だが、レーダーがいくら優秀であるといっても、敵機を手前で補足は、無理だろ…それに、我が米軍の空母が見つかってしまう可能性が高い。」



「確かに、ボスの言うとうりです。しかし、見つかってしまった空母は、長所の防御力をいかし不屈の闘志で勝利に貢献する他ないでしょう!」


そしてハルゼーは、ブローニングの言葉に大きく頷いて、しばらく考えた後、口を開いた。



「レイモンド。《ホーネット》《ワプス》を率いて後ろから付いてきてくれ!敵空母を発見したら全力で攻撃にあたるんだ!」こうして、司令部の方針が決まりニミッツ大将が命じた。



「ハルゼーには、英空母を二隻任せる。敵の搭載機がミッドウェイを攻撃したら直ちに突進するのだ!」



こうして、日本そして、米軍は、お互いに方針がきまり会議を終了した。



そして、ミッドウェイでの悪夢が着々と近づいていた…

毎回長くてすみません<m(__)m>

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