終着点
「終わりだね、何もかも。もうここでピリオドだよ。全ての意味の終着点なんだよ。」
「そうだな、世界ももう終盤で盤面的には終わりだよな。」
「違うよ。私が言ってるのは佐藤と私の関係。今を持って終わりだと思う。」
真衣は泣いていた。俺のせいなのだろうか
「世界が終わっても俺たちは終わらないと言ったじゃないか!」
空は立ち所に暗闇の帷が降りてきている
「何事にも始まりがあるじゃん?始まりがあるって事は終わりもいつか迎えなければいけないんだよ。」
真衣は踵を返して光の向かう道に歩んでいく。
俺は 俺はどうなるのだろ。