登場人物(第二章終了時点)
第二章終了時点での設定のおさらいです。相変わらず身長は成長したり進化して変わったりするのでだいたいの目安です。
追加された人や国以外にも、前回のおさらいとほとんど変わらない人もいれば小ネタが追加されている人もいます。
【魔王】
⬛︎ミオソティス
年齢 20 性別 男 170cm
藤色の短髪 空色の瞳 紫色に光る角
元王室錬金術師だが魔女として処刑され、ドラゴンの魔石で魔王になりユーカリプタス魔王国を建国した。
少女趣味が好きで、淑女な魔王を目指している。常識人ぶっているが、知的好奇心に勝てない。
左目の下に泪黒子がある。
元は優柔不断で八方美人な性格だったが、我が道を行く魔王たちと出会って最近は色々と吹っ切れたらしい。
⬛︎ガランサス
年齢 1000歳以上 男 192cm
竜の魔王 氷竜 氷のような鱗 銀色の長髪 蒼い瞳 蒼く光る角
ドワーフ族に狩猟されていた子竜を助けた際に、かねてよりライバル関係にあった火竜の不意打ちにより命を落とし竜の魔王になる。
魔王となった後も彼は特に何もしていないが、眷属であるエビネをはじめとしたガランを慕うドラゴンたちが集まり、彼の住む山全体がスノードロップ魔王国と呼ばれるようになった。
本来の姿は氷竜だが、他の魔王国を訪ねる時は巨体で物を壊さぬように竜人の姿に変化している。
⬛︎アネモネ
年齢 ひ・み・つ 女 140cm
悪魔の魔王 桃色の髪 赤い瞳 薔薇色に光る角
約三百年前にブランダ王国の聖女によって黒魔術で召喚され、不老不死の実験体にされた。
脱出を図った際に命を落とし、聖女の身体を乗っ取り悪魔の魔王となる。
聖女が使っていた教会を中心とした森をシルベストリス魔王国と称し、行く宛のない悪魔や精霊たちを住まわせている。
ガランサスに恋する乙女。
⬛︎カガチ
年齢 約120歳 男 180cm
人の魔王 黒髪 鈍色の瞳 鬼灯色に光る角
約百年前に日輪の国に勇者として異世界召喚された。
剣も魔法も使えなかったカガチはお飾りの勇者で、魔王討伐の旅で討死させられる予定だったが錬丹術を学びモデルガンを改良して鬼の魔王を倒し、その後紆余曲折あって人の魔王となる。
魔王となった後はかつて鬼の魔王と配下が住んでいた島を自分好みに作り替えて遊んでいたところ、難破した奴隷商船から逃げ出して流れ着いた亜人たちが住むようになり水木の国が出来上がった。本人は甚だ迷惑しているらしい。
好みのタイプは年上のお姉さん。
【ユーカリプタス魔王国】
⬛︎シオン
年齢 20 男 身長 175cm
金髪 紫色の瞳
ユッカ王国の元第二王子だが、魔力爆発に巻き込まれて死亡した後にワイバーンの魔石で紫色のスライムになる。
スライムになった後の知能は5歳程度で身長は約30cm。
スライムになってしばらくした後に冬眠状態となり、繭化したかと思うと手のひらサイズの石になって眠ってしまった。
今はミオソティスの首にぶら下がっている。
⬛︎ピオニー
年齢 45 男 身長200cm
猩々色の鬣(生前の髪は赤茶色)褐色肌 金色の瞳
ユッカ王国の元騎士団長。キマイラの魔石で二足歩行の獅子になる。種族が不明なので鮮やかな鬣の赤色にちなんで赤獅子と呼ばれている。
寡黙な性格。コリウスからは密かにパパと呼ばれている。
⬛︎コリウス
年齢 12 女 身長 140cm
萌黄色の髪(魔物化後は根元が赤い斑模様)赤い瞳(生前は茶色)
生前は貧民街で暮らしていた花売りの少女。ハーピーの魔石でハーピーになった、と思われていたが実は風を司る精霊のシルフだった。
栄養失調気味だったので背が低いが、たくさん食べるようになってどんどん背が伸びているらしい。
天真爛漫な性格でクレマチスとよく衝突している。アネモネをお姉ちゃんと呼んで慕っている。
⬛︎ダチュラ
年齢 黙秘 女 身長 165cm
金髪 金色の瞳(生前は茶色)下半身が白い蛇
雑貨店を営んでいた元貴族令嬢。ラミアの魔石でラミア?になる。
実は日本からの転生者で元美容部員の知識を活かして商会を経営していたりとサブキャラの割に属性が多い。
お嬢様言葉を話すのは転生した際に貴族らしさを意識しすぎた結果で、今は口癖となってしまっている。
唇の左下に黒子がある。
カガチとはオタ友だが、彼がこの世界で唯一アニメやゲーム文化の話が出来るから話すだけでカガチの性格自体は苦手に思っていて、カガチからはオタクに優しいギャルなどいないと恐れられている。
⬛︎クレマチス
年齢 19 男 身長 178cm
水色の髪 赤い瞳(生前は灰色) 銀縁の眼鏡
シオンに仕えていた側近。吸血鬼の魔石もどきで吸血鬼?になる。
ミオソティスの熱狂的な信者。言い換えると厄介な強火オタク。
クールな男を装っているが全然装えていない残念な男。
最近はミオソティスに近付く男が増えたのとミオソティスと接する時間が減ったのでストレスが爆発しそうになっている。
【スノードロップ魔王国】
⬛︎エビネ
年齢 1000歳以上 男 152cm
獣竜 ドラゴンゾンビ 白と紫のグラデーションの短髪 癖っ毛 羊のような角
かつてガランに尊厳を守ってもらった子竜で、一度命を落としたが憐れに思ったガランサスの眷属となりドラゴンゾンビとして蘇った。
ガランサスが国を留守にする際は、彼がガランの魔力の一部を使って結界を張り国を守っている。
ミオソティスがガランサスに持たせたお土産により城の食事事情が一気に改善されたので、ミオソティスを神と敬う。
どうにかしてミオソティスをガランサスの番に出来ないかと柔和な笑顔の裏で企んでいる。
【モンステラ王国】
⬛︎アスタ
年齢 23 性別 女 身長 160cm
金髪 碧眼
シオンの腹違いの姉でユッカ王国の元王女。
今はモンステラ王国の王太子であるフィカスに嫁いでいる。特技は人心掌握。
ブランダ王国の代表の秘密を握っており、彼を焚き付けて四国同盟を結ぶことに成功した。
⬛︎フィカス
年齢 25 性別 男 身長 180cm
黒髪 褐色肌 緑色の瞳
モンステラ王国の王太子でアスタの結婚相手。
女好きの遊び人だがアスタが嫁いでからは大人しくなった。
側妃も迎えているが、必要最低限しか側妃の元へは訪れない。
■クラウン
年齢 25 性別 男 身長 176cm
金髪 碧眼
シオンの腹違いの兄でアスタの兄。
唯一誇れるものが筋肉だけ。
アスタに洗脳されていたシオンが言うほど無能でもないが、有能でもない。もう全然出番がない。
【各国】
⬛︎ユーカリプタス魔王国
魔物として蘇った元ユッカ国の国民たちが住んでいる国。
魔物化した国民は、体内にミオソティスの魔力が流れている上に目覚めた時に四天王から懇々と布教活動をされたのでもれなくミオソティスの信者となっている。
無事に復興が終わり、水木の国と交易もするようになって賑やかになった。
⬛︎スノードロップ魔王国
ガランサスとドラゴンたちが住んでいる国。大陸の北端に位置している。
氷漬けの山の頂上に古城があり、一年中凍てつくような寒さに包まれていて魔物以外は足を踏み入れることができない。
国の名前はドワーフたちが勝手に名付けた物が定着している。
⬛︎シルベストリス魔王国
アネモネと悪魔や精霊たちが住んでいる国。大陸の西端に位置している。
かつて聖女が住んでいた教会を城代わりにして、そこにアネモネが住んでいる。
魔王国を名乗ってはいるものの、悪魔たちも精霊たちも無秩序に暮らしているのであまり国としては機能していない。
⬛︎水木の国
カガチと彼の作った魔道具の人形、流れ着いた亜人たちが住んでいる国。大陸の東端のさらに東の島にある。
亜人たちは水木の国のおかげで奴隷にならずに済んでいるのでカガチを慕っている。農産業が盛ん。
カガチの故郷である日本風の家屋が並んでいるが、城の隣にはなぜか白龍と呼ばれる巨大な人型の乗り物が仁王立ちしている。
⬛︎ユッカ王国
ミオソティスの魔力暴走によって滅んでしまった国。国民の一部は賢者の石によって魔物化したが、石が足りなかった分の遺体は辺境へ埋葬されたらしい。
⬛︎モンステラ王国
ユーカリプタス魔王国の南に位置する国。
砂漠に囲まれており、黒髪で褐色肌の者が多く生まれる。
ユッカ王国を取り込もうと考えていたが取り込む前にユッカ王国が滅んでしまった。
⬛︎スノーフレーク王国
ユーカリプタス魔王国の北に位置するドワーフ族の国。
かつては山全体に住んでいたが、ガランサスが魔王となった際に山が氷漬けになり、付近にいたドワーフ族たちは避難することになった。
今は山の麓にある奇岩郡を城塞として使用し、ドラゴンに怯えながら暮らしている。
ドワーフ族の間ではドラゴンには手を出してはならないという教訓が千年前から伝承として言い伝えられているものの、当時のドワーフはもう生き残っていないため、今では荒唐無稽なただの伝説だと侮られ始めている。
⬛︎ブランダ王国
ユーカリプタス魔王国の西に位置するエルフの国。
森の中に住んでおり精霊の力を使うことが多く、精霊の力をより強く扱うことができる聖女を崇拝しているが、三百年前の痛ましい事件からは聖女が生まれなくなってしまった。
そのため、聖女の身体を乗っ取っているアネモネに対して強い憎しみを抱いている。
ドワーフ族と仲が悪いが、国王の弟が尽力して魔王討伐の悲願のため一時的に協力することとなった。
⬛︎日輪の国
ユーカリプタス魔王国の東に位置する国。
カガチとダチュラの話によれば、アジア文化ごちゃ混ぜの国。
かつては勇者召喚を盛んに行い、民を安心させるだけでなく異世界の知識を取り入れて画期的な発明を行なっていたものの、百年前に勇者が魔王となってからは勇者召喚の儀は禁術として扱われることになった。
国の黒歴史の元凶となったカガチを煩わしく思っている。




