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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕はしがない小説家

僕はしがない小説家

僕の隠れ家は湖のほとりの

森の中にある


単刀直入に言おう

ものすごいスランプに陥っている

ここ数日間リアルを追い続けてきた

…おっと、時間だ


地下に続く階段を降りると

特殊な鍵がついた扉がある

その扉をあけると3つ部屋がある

さぁ、聞こえてきた

『助けてください』


簡単な話だが

リアルな話が書きたい

今回は誘拐犯の話が書きたい

それには体験が必要だ


しかし、この段階で僕は気付くのだ

犯罪はだめだ、他の方法で考えないといけない

…あぁ、健常者じゃなければいいのだ


そんなこんなで10、20、30代を手に入れた

そこで僕は気付くのだ

一人でできるはずがない

そうだ、協力者がいる


他二人には悪いが30代には協力してもらう

ここでDV夫から逃げるバツイチを起用した

仮に白妃と名付けよう

ここで僕は気付くのだ

どこから手にいれる


ここで僕は気付くのだ

地下室に閉じ込めたところで

僕がなにかしなければ

話は進まない


ここで僕は気付くのだ

僕にはリアルな犯罪は向かない

リアルを求めて犯罪者にはなれない


ここで僕は気付くのだ

リアルな話はやめよう

もっとファンタジーな話にしよう


しがない小説家

僕は決めた

ファンタジーを書き始める

そして、短編集にする


僕はしがない短編小説家

本当は最後まで書いて

さぁ、僕をつかまえられるかな?

と終わりたかったところだが

やはり、僕は犯罪者になることができない

せっかく考えたが想像でリアルは難しかった

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