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神様に預かって貰ってた財宝を返してもらった

移民が大量に来たことで 王都はかなり変わってきた 元々王都に無かった文化や食事などが入ってきて 王都の民も喜んだり迷惑がったりと 反応は色々だ だがそれも受け入れなければ今後の発展は無い エゼルレッド王の号令一下 王都の民も移民たちも共存の道を歩き出している 


そして巫女と僧侶の寮だが 流石に今回50名ずつ増えると 今までの巫女と僧侶合わせて100名ずつだ もう増築ではどうにもならない大きさなので 建て直す事にした 神殿の敷地内の空いている場所に5階建ての寮を建てた 勿論男女別々にだ 今後人員が足りなくなった時に建て直すのも大変なので 一気に200名ほどが住める寮を建てたのだ 食堂なども今までは自分たちで管理させていたが 自室を整理する以外は もう限界なので寮母さんを10名ずつ雇って 男女別々の 寮全体を管理してもらう事にした  寮母さんは敬虔な信者の中から選んだ 寮のお金も任せるので信者の中から選んだのだ 勿論寮母さんにも給金は出る むしろ通常の寮母さんよりは高給取りだ それだけ大変だというのもあるが お風呂なども一気に100名は入れるようにしてあるので 掃除だけでも大変だ なので高給取りなのだ あっ因みにお風呂の掃除は前に作ったポリッシャーだそれを10個用意した 業務用洗剤も用意した


そして神殿の収入源お布施 神像 おみくじ 神殿が所有して王都が管理する土地 その中で金額は安いが神像が飛ぶように売れている 一気に民が増えたからだ 神像は今3種類ある ベルッド様 サイフォン様 単体の物 ベルッド様とサイフォン様が両方拝めるくっついた物の3種類だ ベルッド様銀貨1枚 サイフォン様銀貨1枚 ベルッド様とサイフォン様がくっついた物が銀貨2枚 


この全ての収入の50%が私の取り分だ 何と言っても作るの大変だったし おみくじも神殿も神像も寮も全て作ったのだ 大変だったのだこれくらい貰わないと 割に合わない ドワーフは対価に見合った仕事をするのだ ちなみに神殿が所有して王都が管理する土地には今回の広がった土地全てが当てはまる だから無料であげた家はお金が取れないので税金の半分を神殿が貰いその半分を私が貰う そして新たに広がった土地は借地の所有権を神殿が持つのでその半分を神殿が貰い残った半分を私が貰う そして王都はそこから税金を取る 


これで私は損をしない随分と欲にまみれた 神の巫女だが そうでもしなきゃやってられないのだ そうだ低金利で店舗を出店する為のお金を 王都に肩代わりしてもらったままだった 神様に小国から金目の物を全部取って貰った余りがあるはずだ それを王都に渡そう 



いつもの草原にやってきた今日はヘリだ もう王都の外に人はいないので ヘリでも中は覗かれない まぁ一応サーチはかけているが 問題なかった さぁ神様呼びますよ~!!


「神様 いますか?」


『今日は大丈夫よ待っていたわ』 


「今日はアオザイを着ているんですね セクシーさは少ないけど清楚な感じが良いですね」


『でしょう 可愛いわよねこの服』


「今日はですねこの前の 小国から奪った金目の物の残りを貰いに来ました」


『あぁあれね まだイッパイあるから持って行って あいつら悪党らしく しっかり貯め込んでたわよ』


「良かったです 移民の人のお店を出す資金を王都から借りていたので それを返したかったんです」


『それは良かったわ いっぱい残ってるから 全部持って行って』


「どうやって貰いましょう?」 


『リーサが部屋に帰ってから 部屋に送るわよ』


「それなら 安心ですね ちなみに 私の部屋に入り切りますよね?」


『う~ん大丈夫だと思うわよ?』


「2~3回に分けて貰って良いですか?」


『もちろん いいわよ・・・・』


「やっぱり 入りきらなかったんだ?」


『そんなこと無いわよ チョーット部屋が散らかるかな~?って思っただけよ』


「絶対チョットじゃない 私と神様の付き合いはそんな物も見抜けない仲じゃない!!」


『わかったわよ チョット無理があるかなって思ったわよ』


「とにかく2~3回に分けて 一回分しまい終わってから 次をお願いしますね」


『わかったわかった』


「じゃぁ 家に帰って待ってますね 神様からの通信でお話ししてくださいね」


『は~い 分かりましたよ~』


「あっ もし壺とかあったら割れないようにお願いしますね」


『大丈夫よ その辺はちゃんと考えてるから」


「わかりました 部屋で待ってます」


『はいは~い』


そして草原に出てヘリをしまうと転移で急いで帰った


『リーサさんリーサさん聞こえますか~?』


「聞こえてますよ どうしたんですか?」


『待ってる間暇だったのよ』


「待ってる間って5分もたってないじゃないですか?」


『それでも暇だったの~?』


「駄々っ子か?」


『駄々っ子でもいいもん 暇だったんだもん』


「わかりました 早速送って下さい」


『じゃぁ行くわよ 一回目ね』


「一回目で部屋が一杯じゃないですか?」


『あれ~?おかしいなぁ まぁとにかく無限収納にしまってしまって』


「分かりましたけど 終わりました 次はもう少し少なめでお願いします」


『分かったわ~ 2回目ね~』


「さっきより多いじゃないですか!!?」


「まだありますか?」


『もうちょっとかな?』


「じゃあ少しずつお願いします」


『わかったわ~3回目ね~』


「だから何で回数が増すごとに 量が増えるんですか」


『あれ~?おかしいなぁ まぁとにかく無限収納にしまってしまって』


「後どんだけ有るんですか?」


『あとチョットよ』


「その言葉はもう信用できません」


『わかったわよ 4回目ね~』


「だ~か~ら~何で量が増えるんです もう少しで私達圧死ですよ」


『あれ~?おかしいなぁ まぁとにかく無限収納にしまってしまって』


「ぜったい 遊んでるでしょ?」


『そんな事ないよ~5回目ね~』


「はなから 2~3回って言ってたのに5回目があるのがおかしいんだ・・・・」


『はぃどうぞ~』


「だから 圧死寸前ですってば」


『大丈夫よ その辺は見極めてやってるから』


「ついに白状しやがった・・・」


『はっはっは 6回目ね~』


結局圧死寸前の転送が15回まで続いた いい加減怒ったが 助かったのも確かだから あまり強く言えなかった これだけの財産をあの日の自分が取りに行くとしたら どれだけ時間が掛かったか とにかく色々な意味で神様には感謝だ


『あっ 今感謝の気持ちでいっぱいでしょう?』


「人の心を読まないで下さい」


『いいじゃない リーサと私の仲なんだから~』


「まぁ 感謝はしてましたけど」


『ほらほら~素直じゃないな~』


「分かりました あの時は助かりました ありがとうございます」


『それでいいのよ 人間素直が一番 しかも凄い量のお宝も手に入ったんだしね』


「まぁ 確かにそうですね きっと 王都にお金を返してもお釣りが来ますね」


『じゃぁリーサの懐に入れておけばいいじゃない どうせ何かあったら またお金出すんでしょ?』


「否定は出来ませんね これからも 問題がいっぱいな気がしますしね」


『じゃぁいいじゃない しまっておきなさいよ』


「ありがとうございます 神様に言われると少し気が楽になります」


『いいのいいの だって命狙われたり 大変な思いしてるんだから』


「グスグス シクシク 何か悲しくなってきました」


『どうしたのよ いきなり』


「良かれと思って 開発した商品を 悪用する人が居て しかもその人達に訳も分からず命を狙われるなんて悲しいじゃないですか? しかもそいつら馬鹿だから 私が死んだら商品が入ってこないの分からないんですよ?」


『まぁ 基本馬鹿で愚鈍な王達だったからね~ しかも住民に圧制をしいて税金もかなり取ってたからね~」


「まぁそれを考えれば良い事をしたのかな?」


「そうとも リーサは間違ったことしてないよ」


そんな感じで2時間ほど慰めて貰って 知らない間に寝てしまっていた 今度神様にお礼を言わないと


そして翌日朝早く 学校に行く前に王城に行く ご飯はパンを食べながらヘリを操縦している もう自転車感覚だ 元々造りを簡単にして作っていたのに 乗る回数も増えたから 慣れに成れた 王城に着くと王様に お金の件で急用ですと告げると 騎士が急いで王様の部屋まで案内してくれた 


「王様 朝早くすみません」


「別にいいぞ もう起きていたしな」


「先日の王城に借りていた 移民の出店金を肩代わりして頂いた件できました 現金が用意できなかったので 財宝になるのですが宜しいですか?」


「別に構わんぞ 金になれば問題ない」


「では至急鑑定士を呼んでいただけますか?」


「わかった 今呼ぼう」


ちりんちりん ベルを鳴らすと執事の方が現われて 用件を聞いて行く 執事さんは頭を下げると 静かにそれでも足早に部屋から出て行く 10分後鑑定士の人が取るものも取りあえずと いった感じで王様の部屋にやってくる その間 私は王様に今回かかった費用を聞いていた そして財宝を出していく 鑑定士は驚いた表情で 財宝の鑑定を始めていく そして半分も鑑定しただろうか 【今回の掛かった費用はこの財宝までで補えますと言った】 


じゃぁという事でもう少し鑑定してもらう まだ出店希望者は出てくるだろうからだ それをこれで補って下さい と言って 財宝をさらに出す そしてその鑑定も終わって余分な金額が分かったら それを教えてもらい それを出店希望者に低金利で貸し出してくださいとお願いする


王様は分かったからリーサは気に病むな お前は命を狙われてそれを迎撃しただけだ 移民は出たがそれでも リーサはやれる事はやった これ以上気に病む事は無い と言われ また泣いてしまった やれる事はたつもりだったが やはり自分のせいで 人生が変わった人達が沢山いるのを考えると 泣けてきた 王様に抱き締めて貰い背中をポンポンと叩いて貰って 泣き止ませられる フラウ先生も小さい頃はこうしてもらっていたそうだ 何故か落ち着いた そして泣き止むと 


王様に確かに人生が変わった者もいるだろうが それが全て悪い方に変わったわけじゃないぞ 高い税金に苦しんでいた者達は ラファージャに来て良かったと言っている そんな者達もいるのだ しかも病気や怪我も治り子宝まで授かったのだ 良い方に人生が変わった者達がどれだけいる事か 基本最下層の住民は子供が欲しくても栄養失調で子供は出来ん だがここに来て子宝を授かれた上に 今までの生活では見た事もない金貨を手にしているのだ みんながみんな不幸せになった訳ではないぞ っと言われホッとする そして そろそろ学校の時間だろと言われ ハッとして学校に行くのを忘れていたことを思い出す 王様に行ってきますと言って 学校に行くのだった 

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