神の御業(みわざ)
皆さんおはよう こんにちは こんばんは 今日も楽しく小説読んでますか? 2018/04/27現在 総合評価 448pt
評価者数:13人
ブックマーク登録:173件 もう少しでブックマークが200件超えます そうしたら2話投稿しますね 評価者数も13人とチョット少なめですが こちらで高評価が頂けたら 総合評価が500ポイント超えて2話投稿させていただきます これからゴールデンウィークですので 私は出かけないよと言う方はぜひとも評価もしくはブックマークをお願いします それでは皆さん良い休日を 休日じゃない人も頑張って下さい 私も家で小説の書きだめをします これからもドワーフに転生しちゃったを宜しくお願いします
移民がラファージャに全員来て検問所は大忙しだ 外では無料の炊き出しもやっている 家は番号で割り振られて鍵が渡される そしていくつかのグループに分かれて 家に向かう 移民はこの新築の家がただ?とか 王都ってでかいなとか言っている 神様に感謝だななんて声も聞こえる 最初は王都までどうやって行くんだよって思ったけど 送ってくれたもんな
そんな会話を聞きつつも 神様は病人や怪我人も完璧には治していない 必要最低限 痛みやめまいなどを取っただけだ 全て今晩のお楽しみにとっておいたのだろう 悪い神様だ だが信者を増やすためには奇跡が必要だ
その晩エゼルレッド王がマイクを使って演説する もう王都が広がり過ぎて 通常の声じゃ民に話が伝わらないのだ リーサが昼のうちにあちこちに スピーカーを仕掛けて魔力で繋がっている 民は声のする箱の下で話を聞いている 馬鹿な民は俺ん家の壁に声の出る箱が付いたから 家の中で寝てても王様の声が聞こえるぜなどと言っている 王の声というのはそうやって聴くものではないのだが・・・
【ラファージャの民よ 新たにラファージャの民になった者も よく聞くのだこれから神の奇跡の一端をみせて貰えることになった 戦やモンスターとの戦いで深い傷を負った者よ 病気で長くベッドから動けなかった者よ 今から神の御力で それらは全て治る事になるだろう 治ったら家族と共に神殿に行き 神に祈りを捧げるのだ 祈りを捧げれば 主神ベルッド様が絶対に助けて下さる その他にも子供が長く出来ない民はいないか? そんな民達もよく聞け子供が欲しければ祈るのだ さすれば子宝と安産の神サイフォン様が 子宝を授けて下さることだろう 今日の夜は励めば明日の朝病院に行く事だ さすればサイフォン様が力を下さり 子供は3ヵ月まで成長している事だろう 子宝を授かったら 神殿に行き今度は安産の祈願だ サイフォン様に子供が無事に生まれてくるように祈り続けるのだ そのあかつきには 子供が無事に生まれてくることだろう そして稀に神の巫女が直接神の奇跡を行ってくれる事がある だがまだ子供ゆえに稀にだが 神の巫女が神殿に現れた時は神の巫女に願いを伝えるのだ 今日行われる神の奇跡と同じものを見せてくれるだろう これは余計な事かもしれんが 町で神の巫女を見つけてもその場で神の奇跡をねだるでないぞ 神の巫女も普通の人間だ生活がある それを邪魔する者には逆に神罰が下る 主に神の雷だ それを受けた者は黒焦げになって死ぬ事になる 神の巫女に奇跡を求めるのは神殿の内部でだけだ よいな!!ワシからの話しは以上だ これからは神の御業を直接見るが良い】
そしてラファージャに居る者 まだ検問所の外に居る民達の頭にも直接声が響いてくる
『ラファージャの民よ 新たにラファージャの民になった者達よ 我が主神ベルッドだ 今王が話した通り 我が今から 汝らの怪我や病気を治すとしよう この奇跡は稀にしか行わない神の奇跡じゃ 今を逃すと チャンスは2度とないかもしれん 以前奇跡的にもこの力を目にした者達よ 新たなる民にも教えてやるのじゃ 信じれば怪我も病気も治る事を 逆に信じぬものはそのまま苦しむことになる 一時信じてあとは信じぬような輩は 元の体に戻ることになるだろう 我を信じ祈りを捧げる者だけに 我は奇跡をおこなおう 良いな我を信じ祈りを捧げるのだ さすれば 自身の身内の病気や怪我も治るだろう とにかく祈るのじゃ よいな では神の巫女よ準備は良いか? 【はいベルッド様】 では行くぞ』
リーサの体が金色に輝き浮かんでいく それは遠くから見ても分かるくらい 大きく光り輝いている リーサの周りの光がリーサを大きく見せているのだ そして神の奇跡が行われる 王都では腕が生えて来たとか 病気で動けなかったのに歩けるようになったとか 声が聞こえる 勿論それは王都にまだ入りきらない検問所でも 同様の光景が見られる 王都の外で治った者達は早く王都に入り 神殿に祈りを捧げたくて仕方ない 検問所の騎士に詰め寄る だがまだ中に入れるわけには行かない 身分証の検査が終わっていないのだ
『奇跡はおこなわれた 王都の外で奇跡を味わった者達よ 我は逃げぬ 焦らずに中に入り神殿に行くのじゃ それと自分の国を追われた者達よ それは自分の悪行を隠し 神の巫女を暗殺しようとした王たちのせいじゃ 決して神の巫女を恨むでないぞ 神の巫女は今回の件でも分かるように多大な力を持っている 決して侮る事無かれ 先日隣国エルドーラで モンスター3万の氾濫を1人で収めたのも神の巫女じゃ 神の巫女には畏怖の念を持って敬うのじゃ さすれば神の巫女も笑顔で皆を導いてくれようぞ 良いな悪しき王たちの二の舞いを踏むな 決して神の巫女を私物化しようともするな もしそのような事があれば我が直接神罰を与えようぞ 良いな我が主神ベルッドだけでなく神の巫女も敬うのじゃ・・・・・』
頭の中から神の声は消えていく そして神の巫女リーサも光が小さくなるのと共に段々と下に降りていく
今度は子宝の神だ 王都中勿論王都の外の民にも聞こえるように 声が頭の中に響いて行く 今度は別の女性の声だ
『我はサイフォン安産と子宝の神じゃ 我も主神ベルッドという事は同じじゃ 神の巫女は我ら同様に敬うように 見た目は子供成れど我ら同様の力を持っている 決して侮る事無かれ さて我は安産と子宝の神と言ったように 子供を中々授かれない者に子供を授ける力を持っておる そして今妊娠中の者よ我は安産の神でもある 両者とも祈るのじゃ子供が欲しいものは子供が欲しいと 妊娠中の者は安産で子供が生まれますようにと 祈ればその願いは必ず聞き届けよう だが子供が欲しい者達は今晩励まなければ駄目じゃぞ 願いが強い者達は明日にも病院に行くのじゃ そうすれば妊娠3ヵ月じゃ 病院の関係者よ大変じゃろうが 命を救うために頑張るのじゃ そして妊娠中の者よ強く祈れば 必ず安産にして見せようぞ 分かったなより強く祈りを捧げた者から 願いは聞き入れよう だがここまで言えば 皆同じような結果になるだろうがのう もう一度言うぞつよき願いじゃ それと我ら同様に神の巫女を敬う事を忘れるな では神の巫女よ準備は良いか【はいサイフォン様】では行くぞ 皆祈れよ』
そして今度は神の巫女リーサが七色に輝いて行く さらに巨大化した赤ん坊の様になっていく
その神の巫女に皆が祈っていく 力が神様に流れていくのが分かる それだけ子供が欲しい人がいるのだ やばいな 産婦人科を増やさないと しかも 住民の量が急激に増えるのだ一時的にではなく産婦人科を増やさないと 後からエゼルレッド王に伝えないと それと神様に行って土地をもっと広げないと人口増加に歯止めが効かなくなるはずだ 嬉しいような困ったような話だ まぁ今は神様にかなりの力が流れ込んでいるはずだから 土地を広げるのは問題ないだろう 問題は巫女と僧侶をまた増やさないといけない事だ もう今住んでる寮は手狭になってくるので建て直しか増築だ やることは山積みだな
そんな事を考えていたら 祈りの時間が終わったようだ 七色の光が収まって 下に降りていく 下と言っても演説会場の上だが
『皆の祈りは聞き届けた 子供が欲しいものは今晩励めば明日には妊娠だ 安産の方はもう大丈夫だ 皆安産で生まれてくるぞ 良いなこれからも神殿での祈りを忘れることが無いように!!そして何度も言うようだが神の巫女には手を出すな!!いいな ではこれで我の時間は終わりじゃ あとは王の話でも聞くと良い 皆励めよ』
「良いかラファージャの民達よ勿論新たな民もだ これで神の奇跡は終わりだ 皆後は神殿に行くなり 自宅で励むなりすると良いワシからも以上だ 神の巫女から何かあるか?」
「皆さんこんばんは 神の巫女のリーサと申します まだ王都の外の検問所で待っている方たちに 後からテントを持って行きます 家を作るわけには行きませんので 今日はテントで我慢してください 使い終わったテントは明日回収に行きますので テントを持ち逃げしないように あと中に物を忘れないようにして下さい それとこの後神様と王都の土地を広げますが そこは神殿の管轄下です勝手に家を建てたり 商売に使ったりしないようにお願いします 即座に神罰が下ります その土地には王城の管理の下 新たな家や商店が建てられます 仕事の斡旋所に仕事として上がる筈なので 腕に覚えのある方は一度見に行ってみるのも良いでしょう 私からは以上です 皆さんの生活が一日も早く落ち着きますように祈っております」
そして 王様と打ち合わせだ 後から王都をもっと広げて貰うから そこに公共事業として人を雇って家や商店を建てて貰う事 お金は神殿が出す事 あとさっきの祈りの際に子供を産みたい願いが多かったので 産婦人科を増やす事をお願いした 次はテントだ 風の魔法で空を飛び検問所の中心に降り立つ それだけでかなり目立つ 神の巫女が空を飛んできたと噂になった その噂は数日で王都中に広まるのだが リーサは目立つようにやった事なので大成功だ そうしてテントを持ってきたことを伝える
「約束通りテントを持ってきました」
っと言って どんどんテントを歩きながら練成して 等間隔に並べていくそして 外に居た移民はみんな神の技だと騒いでいる 千個近いテントを練成してやっと検問所の外に居る人の分が足りるようになった 勿論人数は千人以上いるのだが 大きめのテントに家族で入って貰うので その数で足りた 明日の午前中には全ての移民が王都に入れるだろう 何と言っても昨日一日で数万人の受け入れが完了しているのだ あと5千人程度は午前中で受け入れ完了するだろう
「そうして いつもの草原に来ている 96式装輪装甲車に乗っている これだと中が見えないので対のオーブで話すのに便利なのだ 特に今は何処に誰がいるか分からない状態だ サーチはかけているが 安心はできない そして神様を呼び出す 今回はハロウィンコスだ色々買って来たんだな そして神様が悪魔の衣装って・・・・
「神様今日はお疲れ様です」
『ひゃあ』 『ひゃい』
「神様 今日の洋服も似合っているんですが 悪魔の衣装ですよ 神様が悪魔の衣装って」
『そうだったの?まぁ可愛いし 衣装だけなら大丈夫でしょう それでさっきの話よね?』
「ええ そうです 王都の土地をもっと広げて欲しいのです そして城壁をより強固なものに造り替えて欲しいのです 今回の件で王都は他国から見ても大きくなりました その分 狙われやすくもなったはずです 移民も多くなり間者も入りやすくなったでしょう 城壁の高さを上げて 厚みも出し 入り口の数を減らし強固な入り口にして欲しいのです あと移民が数万人規模で増えた事で神殿が機能しなくなります 巫女と僧侶を50名ずつ増やしてください 勿論前回同様に胸の見えない位置に痣を付けてなりすましが出来ないようにして下さい 出来れば私が確認すると痣が光るようになると更に良いです そうすれば巫女や僧侶が殺されて 成り済ますような事も出来ないですから そして巫女と僧侶の夢で 仕事の内容を全て伝えて欲しいのです もう一から教育する時間は残っておりませんから」
『大丈夫よ 全部できるわ 今の私達なら何でもできるから それに以前言ってた 異世界転移もそろそろ可能よ もう少し信者が増えればリーサに異世界転移の魔法をプレゼント出来るわ』
「本当ですか じゃぁ今いる移民の中で信者が増えれば 可能性が高くなるって事ですね?」
『そうよ 頑張って信者を増やして頂戴』
「分かりました頑張ります!! それとさっき言った件宜しくお願いします」
『リーサのお願いなら 何でも聞いちゃうから大丈夫よ』
そして王都の土地が広がり 城壁が立派になり入り口が少なくなってより強固になった 巫女と僧侶はまだだが 寮の準備も出来ていないので丁度いい 授業に出る時間が無いな・・・・
活動報告にも書きましたが 作者名を『お腹空いた・・・』から『お腹空いた・・・ぽん』に変えてみました まぁあまり気にならないとは思いますが 一応念の為