ドラゴンキラーって・・・・
ギルドの裏にある秘密の墓地は 暫く無視する事にして 夜ごはんにする今日はアヤメさんも一緒だ さっきまで裏で作業してたのをママンに見られたからだ お客さんもいるなら ご飯に誘わないと駄目でしょ っと怒られてしまった まぁ普段アヤメさんの顔を見た事が無いから良い機会だ さすがにご飯の時は覆面外すよね
「アヤメさん ママンのご飯は美味しいからいっぱい食べてね?」
「かたじけないで御座る いつもなら任務中は 兵糧で済ますのですが・・・・」
「大丈夫だよ お酒を呑むわけじゃないし って呑まされてるぅ」
「ママン? アヤメさん一応仕事中だよ?呑ませちゃ駄目だよ」
「何言ってるのよ チョット飲んだくらいの方が いい仕事ができるのよ」
「それはドワーフの話でしょ? それにアヤメさんは日本酒の方が・・・」
「それです!!」
「なに?アヤメさん?」
「なにゆえリーサ殿はジパングにそんなに詳しいのですか?」
「だからジパングの歴史が頭の中に入ってるのよ 予知能力みたいな物よ って言うか転生者というか」
「転生者ですか だからそんなに詳しいのですか?」
「リーサあなた転生してるの?だからあんなに色々な物が作れるの?」
「もう ママンまでそんなような物って言ってるだけよ」
「昔から 変な記憶があるけど私は私パパンとママンの娘リーサよ!!」
「そう?そうよね!!リーサはリーサだわ!!」
「でもジパングの記憶があるのも確かよ!!しかももっと未来のね」
あぁあ やっちゃった やっちゃった もうどうにでもなれ
「だから 明智の謀反も分かったのですな」
「だけど本当は織田様に 伊賀は潰される運命だったのよ だけど私が関わったせいで歴史は変わったわ 私の知ってる歴史に 伊賀と甲賀が仲良くなるなんて無かったもの」
「という事はこれからの歴史はもう知らない というか分からないのですな?」
「そうね 分からないわ その代わり味噌や醤油のような 食べ物のなんかはそんなに変わらないと思うけどね?」
「ですが 私がラファージャの食べ物を持って帰ったら 歴史は変わるという事ですね?」
「そうだねぇ 多分変わると思うよ今のジパングに カレーライスとか無いし」
「そう言う事ですか・・・・ よかれと思ってもやらない方が良い事もあるのですね?」
「あれ?そう言えばアヤメさんいつの間に覆面外してたの? 凄い綺麗じゃないですか?」
「さっきお酒を頂いた時に それにしても綺麗だ何て 本当の事言っても何も出ませんよ」
「あぁそうか さっきから違和感があるなと思ったら 喋り方も変わってるんだ お酒飲むと駄目なんだね?」
「基本 任務中に飲む事はありませんので 問題ありませんよ?」
「ダメだ アヤメさん寝かせてくる ママンこの人に今度からお酒飲ましちゃ駄目よ」
「分かったわよリーサの言う通りにします」
「今日はうちとローナの家を結界で覆っておこう あと結界の外側に とりもちのような物を付けておこう これで大丈夫か?かなり広く覆ったから 問題ないだろう 侵入者が居ても敷地にすら入れないはずだ それと侵入者が居たらアラートが鳴るようにして置こう」
「リーサアヤメさんは大人しく寝た?」
「もう すぐに寝ました いったい何を飲ましたの?」
「ドラゴンキラーってお酒」
「名前からしてヤバイやつじゃん 普通の人に飲ましちゃ駄目だよ そして本物のドラゴンは?」
「庭でドラゴンに戻って寝てるわよ」
「どんだけ強いお酒なのよ 本物のドラゴン酔い潰すなんて 普通じゃないでしょ」
「そうねぇ 取り扱いには注意があるお酒ね 火が近づくと爆発するから」
「聞いた事無いよそんなお酒 ってかママンもパパンも全然平気なの?」
「そうねぇ これぐらいじゃ酔えないわねぇ 20本も飲めば酔えるかもしれないけど」
「どんだけ強い肝臓してるのよ その他のお酒も強いやつなの?」
「グリフォンキラーとかオークキラーとか 今回は何々殺しって名前のお酒を集めてみました」
「そんなの普通の人に飲ましちゃ駄目だよ しかもドラゴンキラーって リュードさん何杯で潰れたの?」
「普通のコップに一杯?」
「本物のドラゴンキラーじゃん? 一杯飲ませればその間に討伐できちゃうじゃん?」
「おおその手があったか これからはドラゴンはその手でいこう 奴らも酒好きだからな」
「パパン? 何言ってるの? 龍種は友達いじめちゃ駄目です 退治して良いのは悪い龍だけ」
「それにしても リーサはお酒飲まないわね? 私達もうその年にはイッパイ飲んでたわよ?隣のローナちゃんだってもう飲み始めてるのに」
「神の巫女が酔っぱらって 町を徘徊するわけには行かないでしょ!!!」
実はお酒が飲めないのよ!!前に一回試したけど美味しくなかった
「それもそうね 神の巫女が酔っぱらってたら 信者が減るわね」
「そうでしょう? だから私は飲まないの!!」
「だけど家の中なら大丈夫じゃないか」
「パパン!! パパンが酔っぱらって外に行く風景を 私何度も見てますけど・・・・?」
「あれ?そうだったかな?」
「そうだったかな? じゃないわよママンは節度を持って飲んでるけど パパンは違うじゃん?」
「リーサそれは違うぞ ママンはお酒に強いだけだ!!」
「そうだったの?」
「そうよリーサ ママはお酒に強いだけよ!!」
「自信満々に言わないでよ だからって ドラゴンキラーってドラゴンが一杯飲んだだけで 寝ちゃうようなお酒を20本飲まないと酔わないって 美味しく飲めてるの?」
「お酒は美味しいわよ~ 酔うのに時間が掛かるだけで 美味しく飲んでるわよ」
「それなら良いんだけど パパンはチョット節制してね?」
「リーサそれは酷な話というものだよ ドワーフに酒を呑むなと言うなんて 何て酷いことを言うんだ? 剣士に剣を持たないで戦えというのと同じだぞ」
「そこ 同じなの? 例えがおかしくない?」
「そんな事は無いそれ位酷いことを言ったんだ」
「わかったよ もうお酒控えてとか言わないから 徘徊はしないで!!」
「うっ わかった 気を付けよう」
「じゃぁ 私今日は寝るから あと今日はうちとローナの家に 結界を張ってあるから 家から出られないからね 護衛を2人とも酔い潰しちゃって・・・・・」
「ごめんね リーサ」
「あっ あと侵入者って言うか 結界に誰かが入って来ようとしたら アラートが鳴るから そしたら私が始末するから寝てて良いからね?」
「わかった わかった どっちにしろ結界から出られないんじゃ 始末しようがないじゃないか?」
「それもそうね じゃぁおやすみ」
そして夜中にアラートが鳴った その場所を見に行くととりもちに捕まって動けなくなった刺客が3人ほどいた 面倒なので獄炎で焼いておいた明日には骨も焼き尽くされているだろう そして今日は寝よう するとまた別の場所からアラートが鳴った 一回アラートが鳴ってるんだから警戒位しろよまったく アラートが鳴った場所に行く 今度も動けなくなった刺客がいる 普段何人の刺客が来てるんだ? また獄炎で焼く生きながらに焼かれていくが悲鳴は聞こえない 喉でも潰されているのか? 可能性はあるか捕まっても何も喋れなければ 意味が無い まぁ捕まった瞬間に殺されるとも思わなかっただろうけど さぁ寝るぞ今度こそ寝るぞ 伏線じゃないからな 駄目だった 寝ようとしてベッドに入ったらアラートが鳴った 流石に五月蠅かったのだろうローナの家の人たちが出てくる
「すみません 今日は私の護衛が居なくて 家の周りに結界を張っておいたんですが 結界に捕まるとアラートが鳴る仕組みにしていて うるさかったですよね? 今始末しますね」
寝るのを邪魔されて頭に来ていたので 結界の内側から相手の頭を触って記憶を覗く アジトの場所が分かったら 獄炎で骨まで焼き尽くす
「あれだな リーサちゃんは神の巫女だけじゃなく 死神にもなれるな?」
「うっ 痛いところを突かないで下さい どっちにしろ 私の命を狙いに来た奴らですから 手加減は必要ありません」
「まっ そりゃそうか じゃぁ寝るぞ おやすみリーサちゃん」
「おやすみなさい もし又アラートが鳴ってもシカトしてください」
「あいよ じゃぁなぁ」
幸いその後はアラートが鳴る事は無かった だが怒りに燃えていた私は眠れずにいた しょうがないのでさっき見たアジトに行く事にした アジトには人が沢山いた 面倒なので光魔法の改変でアジト全員の関節を外す すると糸の切れたマリオネットのように その場に崩れ落ちていく 喉は潰していないので怒号だけは聞こえてくる
そして一人の頭の中を覗く そして私を殺す指令を出したやつを探す そいつを見つけたら アジトの中を物色していくそして金目の物を頂いたら 指令を出したやつの頭を覗く そうしたら何と私を殺そうとしたのは小国とはいえ王様だった 小国ゆえに国ぐるみで悪さをしていたのだった そうしたらやることは決まった
まずは王城に向かいここでも全員の関節を外す そして金目の物を全部無限収納にしまったら 王様にご挨拶だ
「王様はじめまして 私の抹殺依頼を出したそうで? それでご挨拶に伺ったんですよ? 関節が外れて痛くて喋れませんか? まぁ私に喧嘩を売ったのですからそれくらいは覚悟してください そして記憶を覗かせて貰いますよ? あらあら この国だけじゃなくあちこちの国が私の抹殺計画を立ててますね 小国で悪さをしているとはいえ酷いですね じゃぁまず王様には死んでもらいましょう『炎蛇』って炎を頭から下に巻き付かせてゆっくりと焼き死んでください 大丈夫ですよ民は殺しませんから え?何ですか?」
「そのうちお前も死ぬんだ 殺されてしまえ!!」
「残念です 神の巫女は神様に守られているので殺されません はなから行動が間違ってましたね それに私はドラゴンの鱗を2種類飲んでいるので千年以上死にません あ・と・で・す・ね!!王様たちが悪時に使っている収納ボックスですが あれを規制する物も私がつくりましたが 収納ボックスも私がつくってるんですよ? 私を殺したらもう手に入らないじゃないですか? バカなんですか?バカなんですよね?まぁ私もこれから忙しいのでそろそろ死んでください『炎蛇』さてそれじゃぁ王城の人は可哀そうだけど王様と一緒に死んでもらってと」
そう言って光魔法の改変で全員の首の骨を折るそして対のオーブを取り出して神様に連絡する