アリーナのママン
皆さんごめんなさい 今回のアリーナのママンですが誤字を発見したので そこだけ直しました 4段落めの「意外なところからの横やりであっけなく終着する」の終着するが執着になってました 終着するが正しいです ごめんなさい
体制はお互い譲らず レサーガ様がもう私は引退だ 後は娘に任せると言っても 旧体制は引きはしない やっと旗頭が復活したのだ
今まで新体制に良いようにされてた分 鬱憤が爆発したのだろう レサーガ様を旗頭に抱え 新体制を駆逐しようというのだ 一方アリーナ様も黙ってはいない 父上は体を壊されている もう休ませてやってくれと旧体制に働きかける だが一度動き出した歯車は止まらない レサーガ様の体調がすぐれないというのは 新体制の虚言だと聞き入れる気配はない
レサーガ様が旧体制に姿を現しもう引退だと直接言っても聞き入れない レサーガ様にはまだまだ龍種を守って頂かなければと レサーガ様の言葉には耳を貸さない レサーガ様も自分と一時代を築いた仲間達だから無下にも出来ない レサーガ様とアリーナ様の戦いは
意外なところからの横やりであっけなく終着する リーサだ リーサが神様に頼んで旧体制と新体制の前で リーサの体を使い神の言葉を龍種に告げる 旧体制はレサーガを守り体をいたわって今後を過ごし 新体制はアリーナを旗頭に 旧体制の声も聴きつつ今後の龍種のかじ取りをすること っと神様からのお告げだ
流石に旧体制も 神様からのお告げは聞き入れないわけには行かない 新体制もそうだ旧体制の意見も聞きつつ今後のかじ取りをしろと言われれば 仲を復活させる事をせざるを得ない 結局リーサの一人勝ちだ
だから 仲を取り持ってくれたリーサに レサーガとアリーナは感謝するのだった
「本当にリーサには感謝している 龍種は神様を崇拝しているから 言う事を聞かないわけには行かない しかも 神の巫女が現われて その体が光輝き龍種全体に お告げがなされたのだから 旧体制も新体制も聞いていませんでしたでは 済まされない 神様の言う事を聞かざるを得ない」
「確かに 神様からの言う事は絶対聞かなければいけないからな しかもそれが龍種全体にお告げがなされれば 今までのように喧嘩をしていたら体制自体が潰される」
「これで二人は仲良く暮らせますね うちの敷地は広いですから もう一軒二人で過ごす様の家を建てますね」
「ありがとうございます 娘と二人で過ごすなんてもう無理だと思ってました」
「リーサありがとう 父上を助けて貰った上に 龍種を纏めあげ その上家まで・・・」
「私が出来る事をやっただけだから 気にしないで それに二人が一緒にくら・・・せ・・れ・ばって アリーナ失礼な質問だけどお母さんは?」
「母上は 旅行好きで今もどこで何をしている事やら・・・・」
「私も妻の旅行好きは知っていて一緒になりましたが 結婚してから更に激しくなりまして・・・ おそらく妻は私が封印されたことも知らずにいるのかと・・・」
「そうなんだ?人の家に色々言うのも何だけど 困ったお母さんだね?」
「そうですね チョット困ったところもありますが 基本的に良いお母さんですよ」
「ちゃんとお土産も持って来てくれますし 家にいるときはちゃんと家事もやりますし まぁほとんど家にはいませんが・・・・」
「まぁ一度会ってみたいかな?最近はいつ頃帰ってきたの?」
「ワシが封印される前に一度帰ってきたな? それから帰ってきたか?」
「いえ 帰ってきてません・・・」
「では そろそろ帰ってくるかな?」
「周期的にはソロソロですね」
「まぁ屋敷に誰もいなければ連絡してくるだろう?」
「そうですね お土産も渡そうとするでしょうし 連絡はくれると思いますよ」
「そうだな 連絡が来たら リーサ殿にも紹介しますよ」
それから数日後アリーナから母上が帰ってきたと教えて貰った 何てタイムリーな そして一緒に屋敷に行こうと誘われた 一緒に行くのは良いが何のお土産が良いだろう?アリーナに聞くと そんなものはいらないと言われるし じゃぁ何が好き?と聞くと 変わった食べ物と言われるし どうしよう? 前世で一度だけ食べた事があるドリアンとか練成してみるか 止めておこう あれは嫌いな人には食べ物テロだ こうなったら闇鍋か?あっそうだ目の前で飴細工を作ろう あれなら変わっている食べ物だ 見世物か?まぁいい飴細工でいこう
こんな時ほど手先が器用で良かったと思う事は無い 飴細工なんて器用で想像力が良くないと作れないもん そしてアリーナのママに会う事になった アリーナのママはとても綺麗な方だった
「はじめまして アリーナのお母さま 私はリーサと申します 神の巫女をやってます」
「あら はじめまして アリーナの母のブルワリーナよ 宜しくね」
「こちらこそよろしくお願いします」
そしてアリーナのお母さんの 手料理をいただきながら話をしていて タイミングが良かったので 飴細工を披露することにした 最初はドラゴンでアリーナを作ってみた 大変喜ばれた 私も作ってとブルワリーナは庭に出てドラゴンに戻る ドラゴンに戻るとうっすら鱗に朱が入った綺麗なドラゴンだった 流石アリーナのママ綺麗だ アリーナも綺麗なのはお母さん譲りだったんだね だが特徴があるので作り易かったこうなるとパパドラゴンも作らねば とパパも付くって3体まとめてプレゼントした 一応食べれますよと伝えるとパパからバリバリ食べられてた
パパが食べられて2体になった 飴細工は部屋の真ん中に飾られていた パパも帰ってきて おっ二人の彫刻か?よく似てるなと言っていました 最初は3人だったんだよ・・・・
そして家族が揃ったら 何処に旅行に行っていたかのトークが始まる 無人島だと言われてた島に人知れず部族がいたとか 移動の為にドラゴンになってたら神と崇められたり と色々教えてくれたそして夜も遅くなってきたので帰りますと言うと 泊って行きなさいよとのお誘い これは断れないなと思い受け入れる 屋敷自体がかなり大きく 何処でも好きな部屋に泊って良いのよと言われ 適当な部屋を選ぶとそこにブルワリーナさんも泊りに来る 普段のアリーナを教えてと言って 2人だけの女子会が開催された そしてアリーナの事を話していくと あぁとか そうだよね~とか やっぱりお母さん自分の娘の事はよくわかってる
「色々ありましたけどよく護衛してくれています」
「そっかそっかぁ ちゃんと自分のやることを見つけたか 良かった良かった あの子は人に流されやすいから その流れで龍種の長になんてなってしまって 大変だなって思ってたんだけど 自分から神の巫女の護衛に付くって決めたんなら それでいいや」
「そうだったんですか?」
「そうなんだよ 時折入ってくる龍種全体にくる通信で 元気なのはわかってたけど 楽しんでるかは微妙だったからね 今はきっと楽しみながら 護衛を務めていると思うよ」
「そうだったんだぁ アリーナその辺の話全然してくれないから 神の巫女を守らなきゃって使命感でやってるのかと 思ってました でも違うなら良かった」
そんな会話をしていたら アリーナもやってきた
「なに2人でやってるんですか?」
「アリーナの話をチョットね」
「母上?何の会話をしたんですか?」
「たいしたことはしていないわよ アリーナは固い所があるから 気を抜かしてあげてねって言ってただけよ」
「うぅ 恥ずかしい もうやめて下さいね」
「えぇ 良いじゃないちょっとくらい 護衛される方だって 相手の事を色々知っていた方が 親しみがわくわよ」
「そういうものですか?」
「そういうものかもしれませんよ? 私もアリーナさんの事知りたいです そうしたら もっと楽しくなると思います」
「そうですか?」
「そうですよ だからこれから アリーナさんの子供の頃からの事を聞きましょう」
「ええええ!それはやめましょうよ」
「いえ やりましょう 私も久しぶりに帰ってきたことだし アリーナの子供の頃のことを知っている人には増えて欲しいわ しかもリーサさんはホーリードラゴンと暴風龍の鱗を飲んで長生きするんでしょ?余計に知って貰わなきゃ」
「私に拒否権は無いんですね?」
「私が話すんだから あるわけないじゃない」
そうして 朝方近くまで アリーナの子供の頃からチョットヤンチャだったころの話まで色々聞いた アリーナは話が変わるたびに悶絶していた そんな悶絶する姿も普段は見れないので貴重な時間だった そしてブルワリーナさんは自分の部屋に帰って行くのだった 残った私とアリーナは微妙な時間を過ごし 今日は寝ようかと朝早くからお昼ごろまで寝るのだった
お昼チョット前にアリーナと二人で起きて食堂に行くと やっと起きて来たわねっと ブルワリーナさんに言われる ブルワリーナさんは寝てないのだろうか?
「母上は寝てないのですか?」
「少し寝たわよ でもパパの朝ご飯作らないといけないから すぐに起きたわ」
本当に家での家事はしっかりやるんだ! てっきりあのまま寝ちゃうんだと思った
「良く起きれましたね 寝たの朝方ですよ?」
「旅をしてると寝れない時もあるからね その辺は慣れっこよ」
「そうなんだぁ それにしても寝れない時もあるのに 旅に行くのは好きなんですね?」
「寝れないのも含めて旅の醍醐味よ!!自然に囲まれてるとそれだけで幸せになるの!!」
「それは楽しそうですね 私も冒険者になったらそうなるのかなぁ?」
「そうじゃない? よく冒険者と旅もしたけど みんなそんな感じだったわよ」
「よく襲われませんでしたね 人型になってればドラゴンだなんて思われないわよ」
「そんなものですか?」
「龍聖ちゃんもアリーナも 街中で襲われないでしょ?」
「そう言えばそうですね」
「龍聖が襲われるとしたら 可愛いから攫われるくらいだもんね?」
「ママ 恥ずかしいよ 止めて」
「龍聖ったら照れちゃって」
「ママや~め~て!!」
「はい!わかりました・・・・ 龍聖に怒られちゃった」
「リーサがからかうからだ」
「アリーナお姉ちゃんの言う通りだ!!プンプン」
そんなたわいもない会話をしながら 時間は過ぎて行った そして帰る時間が来た ブルワリーナさんは暫く旅には出ないという事で また遊びに来てねと言われた アリーナさんには暫くお休みをしてもらって 家族との時間を大切にしてもらった そうしたら暴風龍の長が護衛に来た