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明智光秀の最後

アヤメさんの元に飛んできた鳥の足には 手紙が括りつけてあった 織田様が明智光秀に討たれたとの情報だった 明智をを討つ為に仲間を集めている アヤメたちもすぐに帰ってこいという内容だった 


「こんなにも早くリーサ殿が言っていた事が起こるとは」


私がかかわったことで天正伊賀の乱は起きなかったんだ?良かった でも織田様が討たれるのが早まった気がする・・・ やはりこれも私がかかわったからなのかな?まぁアヤメさんが伊賀の人なのかもわからないけど だけど確実にこの世界の歴史は変わってしまっている 


まぁヘリコプターやら車やらエアコンやら本当のこの世界の歴史は知らないけど 私がかかわったせいで歴史が変わっていることは確かだ それでも神様はこの世界に私を送り込んだんだから それは構わなかったのだろう それに神様が宗教を発展させようと頑張ってるくらいだし


「本当はもう少し遅かったはずなんだけど 織田様が討たれる前に伊賀軍と織田軍の戦争があったはずだし」


「なっ そのような事が? でもそれは回避されたみたい 私が関わったせいで歴史が変わってるのか この世界が元々そういう世界なのか?」


「リーサ殿何を言っているのですか?」


「あっ 気にしないで私の知ってる歴史と違うから その違いをチョット調べてただけ」


「取りあえず 明智を討つ為に一回里に帰らねば キク カエデ 良いな」


「「はっ」」


「じゃぁ転移で帰りましょう そして里のみんなの刀を打ち直してあげる」


「なっ 里に何人の忍者がいると思っているのでござる」


「確か1万人くらいよね? やってやろうじゃない 明智を討つだけなら私が倒せばいいけど それじゃ里の人間の気が収まらないでしょ?」


「まずは転移よ百地丹波様に会わなければ いるんでしょ?百地様?」


「います いますがなぜそこまで詳しいのですか?リーサ殿は何処かの国の忍者なのですか?」


「忍者があんなに派手に戦うわけないじゃない?ただのあやかし使いよ」


「本当で御座るか?本当にあやかしが使えるのですか?」


「私がドラゴンになった姿も見てるでしょ?」


「それより転移よ転移 時間が無いでしょ?百地様の部屋に転移よ」


「わかったで御座る イメージいたします」


『転移』


「お初にお目にかかります百地様私はリーサと申します ここに居るアヤメ キク カエデの申し出により戦に協力いたします」


「いきなり現れて何事じゃ 確かにアヤメにキクにカエデがいるがそれ以外の物は何奴?」


「百地様 突然の参上申し訳ないで御座る ここに居るリーサが明智を討つ為に我らが刀を打ち直してくれるとの事に御座います」


「何を言うこんな小娘に我らが命とも言うべき刀を渡せるか」


「これをご覧くださいませ ここに居るリーサに打ち直して貰った刀に御座います」


「貸せ 何だこの輝きはそしてしなりと硬さは 本当にこの小娘が打ったのか? ちゃんと光の加減で刀が見えなくなる角度も再現されているではないか!!」


「キク カエデお前たちの刀も百地様にお見せしろ!!」


「よい この刀を見ればどんな者か良くわかる 嘘はもうしておらぬのだな?」


「はい この者が打ちし刀なれば この者に里の命運をかけてみてはくださらぬか?」


「良かろう 里の工房を使えワシが許可する 使いの物を出せこの娘の言う事を聞くようにと」


「突然の申し出に このような心使い感謝いたします 必ずや今晩中に里の刀を打ち直して見せましょう アヤメ!キク!カエデ!里の戦える者達を工房に集めて 必ず自分の愛刀を持って来るようにと 手の空いている者は工房の外で炊き出しを」


そして怒涛の一晩を過ごす事になった 見た目の為に工房には入ったがほぼ魔法で鍛冶 練成 イメージ魔法のれんちゃんだ 魔力強化と魔力増加と体力増加も使っている ものすごい早さで鍛冶をしていく 


流石に5千本打った辺りで一旦休憩を入れた 喉が渇いたのだ だがまだ5千人並んでいる 急がねば そして又 鍛冶 練成 イメージ魔法だ これのお陰で鍛冶スキルがドンドン上がっていく 最近はイメージ魔法と練成ばかり上がっていたので 良い機会だ 


そして朝日が見える頃1万本近くの刀を打ち直した中には槍などもあったが それも問題なく打ち直した みんな打ち直された刀に感謝していくそれだけ仕上げが良かったのだろう


百地様も感謝してくれた これで今日 明智の首を取れると そこで提案だ


「百地様 明智の雑兵はわたくしめにお任せください 一人で数万の敵を倒して見せましょうぞ」


「ここまで来たら お主の言葉を信じぬわけにはいかぬな 斬り込み隊を任せよう」


「いえ 私1人で大丈夫でございます 私には織田様に見せた最新の兵器がございます それがあれば明智の雑兵などアリのごとしで御座います」


そしてAH-64Dアパッチロングボウを練成する 弾が切れたら弾だけ練成して装備しなおす 片っ端から撃ち込んでやる


「これを使い空から攻撃いたします 敵の矢など刺さりませんし鉄砲も利きません これで敵を上空から攻め落とします 城は百地様に残しておきますゆえ心置きなく明智の首をお取りください」


「かたじけない この武器の攻撃力は分かりませんが 織田様が認めた武器なのでしたら大丈夫でしょう 先陣はお任せいたします」


攻撃ヘリの下にサーチライトを動くように何個か錬成し スピーカーを付け今日はベートーベンの運命 交響曲第五番第一楽章を大音量で流していくことにする まぁミサイルの音で聞こえなさそうだが まさに三日天下で終わらせてやる!!


「では私はこれで先陣を切ります 戦場は焼け野原になりますので気を付けて 明智の元に向かって下さい砦などの邪魔な物も全て潰しておきます」


「かたじけない これで明智の首だけを考えられる」


「では 向かいます 準備は宜しいですか?」


「任せておかれよ」


「先陣を切ってまいります」


そしてミサイルでの蹂躙が始まった 明智軍は朝早くまだ日が昇り切らない中をサーチライトを照らしながら 運命を大音量で流す空を飛ぶ兵器に恐れおののく事になる ミサイルはドンドン練成され隙間なく撃ち込まれていく明智軍の兵力1万3千はあっという間に減っていく砦も潰しあとは本丸が残るのみとなった

それでもアパッチロングボウをホバリングさせ運命を大音量で流しサーチライトで威嚇する 


そこに百地丹波率いる忍者の軍団がやってくる そして本丸を落としていく最後には明智の首も取ったのである 誰が首を取ったかは知らなかったが 里に戻り 聞いたところによるとアヤメさんが明智の大将首を取ったらしい そして私は阿修羅の生まれ変わりだと噂されていた 


「アヤメさんおめでとうございます 織田様の無念を打ち払う事が出来たのではないですか?」


「止めて下さい 私が大将首を取れたのは偶然です 目の前に明智が逃げ込んできたので討ち取れたまでの事 それより リーサさんの方が阿修羅の生まれ変わりだと噂されていますよ」


「それこそ止めて下さいよ 私は 織田様の仇が打ちたかっただけです」


「お互いに止めるで御座るか」


「そうですね」


「お互いに良くやってくれた」


「「百地様 ありがとうございます」」


「リーサ殿も良くやってくれた まさに獅子奮迅の戦いぶりであった」


「いえいえ織田様が認めて下さった兵器があればこその戦いでありました」


「そう謙遜なさるな周りでは阿修羅の生まれ変わりだと言われておるぞ」


「そんな事は無いです 私など 他国で神の巫女をしてはいますが それ以上の事は出来ません そうだ今回の戦いで怪我をなさった方たちは どちらにいらっしゃいますか?」


「それは他の屋敷で纏めて治療中ですが?それがどうなさいました?」


「私は神の力を使い怪我や病気を治すことができます ですので里の怪我人やもし病人もいるようであれば全て治して差し上げます」


「おぉそれはかたじけない けが人と病人は別々の屋敷に居るのですが大丈夫ですかな?」


「はい それは大丈夫です」


「ではまず怪我人の方からで良いですかな?」


「はい 分かりました」


するとそこには腕や胸や頭に傷を負ったものが沢山いた 


「これは酷い 戦いの凄惨さがわかる傷ですね では治療します 神の御業」


辺りがキラキラと輝きだす すると失った腕や潰れた目など 治しようがないものが治っていく 辺りからは歓声が沸き 神様だ神様が我らを助けてくれたぞと みんなが縋り付いてくる


「もう大丈夫ですよ 傷は治りましたので 家族の元に戻ってあげて下さい」


「かたじけない 流石にここまでの物とは想像もしていなかった」


「では 病人が集まっている場所へ行きましょう」


「はい 今お連れします」


「病人も多いですね」


「お恥ずかしい話ですが 里には医の心得を持つものが少なく それも効き目が薄いのが現状で」


「分かりました ではこちらも先ほど同様に 神の御業」


こちらでも辺りがキラキラとしだす すると腫れ物や咳などが皆治り 帝釈天の生まれ変わりじゃなどと言われた「これで里の者は皆元気になりましたか?」


「はい 助かりました これで織田様の仇討も出来ましたし 里の者達も皆元気になりました 里の全ての者達に代わりお礼を申し上げます」


「これから どうされるのですか?」


「里の場所を変え静かに暮らします また 天下統一出来る者が現われたら その方の元で働きます」


「その事なんですが 羽柴秀吉という方は ご存知ですか?」


「もちろん知っております 羽柴様がどうかされたか?」


「今後の歴史で 羽柴秀吉様が天下人になります 清須会議など面倒な事を色々やったのちですが 豊臣秀吉と名を変えて 天下人になります 織田様の仇討をした百地様達なら手厚くかんげいして下さるでしょうなので 羽柴様の元へ身を寄せてみるのはいかがでしょう?」


「それは本当で御座いますか?」


「私の記憶が確かならばそうなります 現実に明智光秀は織田様を討ちました ここまでは私の知っている歴史です それが確かなら次の天下人は羽柴様で御座います 嘘だと思って一度話をしてみるのも面白いといますが まぁ 神の巫女として出来る事はここまでです」


「分かり申した 織田様の仇討で一度は捨てた命 ここで羽柴様に捧げてみるのも一興でしょう」


そうして 百地様は羽柴様の元に書状を送り 今後天下人となる羽柴様の元で働かせてくださいと 頼むのであった 天下人になると書かれていた書状に気を良くした 羽柴様は百地様達を手厚く迎え入れるのであった またここで歴史が変わるが おおむね合っている 確か羽柴様には甲賀が付くはずだったがこんな物は早い者勝ちだ もしかしたら甲賀がもう付いているかも知れないが 歴史が変わって伊賀が残ったのだから甲賀と伊賀の仲が良くなるかもしれない そうなったらいいなぁ

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