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収納ボックス感知ゲート完成

翌日 リフレッド先生に鱗の話をしたら 1も2も無く飛びついた 風の恩恵で竜巻が出せるのと体力増加に魔力増加が決め手だったらしい 寿命はどうでもいいらしい リフレッド先生らしいと言えばらしいが そしてリフレッド先生にスプーン一杯分の鱗を削った物を渡した 先生はその場で飲んでいた 後は学校の水道の水だ そんなに急いで飲まなくてもいいのに 


あとはクラスに行って授業が始まる前に一応皆にも聞いてみる みんなは寿命に興味が無いらしくと言うか 家族が先に死んでいくのが耐えられないという事で皆辞退した それでよかったんだと思う 


普通に考えたら 自分の家族や 愛する人が先に死んでいくのは辛い事であるしかも自分はその先も一人で生きて行かなくてはならないのだ それに耐えきれる心の力を持っている者だけが延命などという行動をとるのだろう 


私の場合は偶然が重なっただけだが 龍聖はホーリードラゴンだからどうしても寿命が長い そしてその龍聖を置いて一人で逝く事も出来なかった 更には親友であるローナがひょんなことから龍聖の鱗を削ったものを飲み 寿命が延びてしまった事も原因の一つではある だが親友も一人で延命させることができなかった この世界に1人前世の記憶を背負って転生した 変わり者の私を受け入れてくれた友を置いて先に逝くことなどできなかったのだ だがこれはローナには内緒だ これからも仲良く一緒にやって行く為に・・・


さぁ暗くなってしまった クラスのみんなが延命しないのはそれはそれで寂しいが それはしょうが無い事だ 私達延命組はそれはそれで明るく生きて行かないといけないのだ 


という分けで今月も納品の日がやってきた さて 何も準備をしていなかった・・・ 最近忙しかったからなぁという分けで急いで練成をしていく 慣れた作業だからスピードはあるものの 商品の忘れがあってはいけない だがスピードも落とせない 


ギルドが開いているうちに納品しなくてはいけない ギルドも痺れを切らしている頃だろう よしあとは 聖剣2本を打って終了だ 今回は時間も無いので両方とも騎士団長の人格だ それに騎士団長の人格は割と人気がある 1本目の騎士団長の性格はチョット軽かったが それ以降はしっかりと騎士団長の性格を引き継いでおり 厳しい中にも優しさが隠れていると一部のマニアが存在するので高値が付く 


アヤメさんの剣はそれはそれで人気がある やはり女性というのが良いのであろう そんな事を考えながら打っていたら聖剣を4本打っていた 2週に1本だから来月の分もある仕方ないので今月の分を 騎士団長とアヤメさんにして 来月の分は無限収納に取っておこう 


さぁ納品だ やはりギルドの方では今月は間に合わないのかとヤキモキしていた まぁそれでも時間には間に合ったので 何も言われなかった 商人ギルドでは収納ボックスのチェック方式を少し話してきた そして私が全国を回る事は不可能なので ギルドに設置と魔道具の説明を依頼することにした ギルドも国から違法に荷物を持ち込む事を助長すると 変な疑いをかけられる前にチェック方式を確立したいというのもあるのだろう 


魔道具自体はギルドに買い取ってもらい設置などをギルドに依頼する 魔道具を運ぶのは最新の収納ボックスだ 数を把握しレンタルするそして無くしたり盗難にあった場合は多額の賠償金を求める事にする 中にいくつ魔道具が入ったまま損失されたかも分からないからだ それと盗難にあった場合それが悪用されることは目に見えているのでその分の保証も込み込みだ まぁ他の人間が使えない様に本人認証を声で出来るようにはしておくが 


でもそうすると運ぶ人間が一回この王都まで来る必要があるが安全の為に来てもらうか 帰りは送って行こう そうすれば 私の転移場所も増えるし そんなわけでチェック用トンネルを作る そしてモニターは薄型テレビのように作り 配線が繋がっていなくても何かが通るとモニターが起動する 


そしてトンネルの中で収納ボックスを検知すると動けなくなる モニターに付いている解除ボタンを押さないと中で捕まった人は動けないその間に他の人間が中に入って その動けない人もしくは動物を捕縛する 


何故動物かというと 動物の餌にミニ収納ボックスを入れて食べさせて 後からフンから取り出すか殺して腹から取り出すかを出来るからだ ミニ収納ボックスにはそれだけの物がある そして一つのトンネルに付き一冊の説明書も付ける これで完璧だろう 


これの説明を王都の商人ギルドでやって貰うそして私は王都まで来て説明を受けた商人ギルドの別部署の人を地元に転移する そしてそこから先は地元で配置して説明をしてもらう これのくり返しだ 勿論通常の収納ボックスも引っかかるので密貿易は役人と手を組んでいないと出来ない だがトンネルをくぐり収納ボックスが発する魔力を感知するとサイレンが鳴るので密貿易も厳しいだろう 入り口を別に作られたら話は別だが・・・


これでよし 商人ギルドに試作品を持って行こう 


「ジョルジュさ~ん検問所の試作品が出来ましたよ~ 出てきて下さ~い」


「は~い ジョルジュ只今参上いたしました」


「そんなわけで外で試しましょう誰か付いて来て下さい  じゃぁ出しますね大きいですよ」


「確かに大きいですね でも馬車が通るサイズだとこんな物ですか?」


「そうですね~これくらいないと大きめの馬車が来たら 対応できないのも問題ですしね では誰か収納ボックスを持ってこの中を通って下さい 魔道具起動していなくても人や動物が入ってくると勝手に起動します だから検問所に人がもしいなくても 起動はしますそして 収納ボックスがあったらサイレンが鳴り中の人や動物が動けなくなります その間に人や動物を捕縛してください動けなくなっている間はサイレンが止まらず こちらのモニターって言うんですが これのボタンを押さないと動けませんボタンを押すとサイレンも止まります 収納ボックスからは微弱な魔力が出ているのでそれを探知して 装置が起動しますここまでで質問はありますか?」


「中の人が動けなくなった時に他の人が入っても動けるのですか?」


「動けます だから 検問所の人間以外が入らない様に見張っていてください じゃないと1人をおとりにしてもう一人が門の中に逃げ込む可能性があります まぁ最初はそんな事分からずに並ぶでしょうけど 他には?」


「このモニターのボタンを他人が押したら中の人が動けちゃいますか?」


「動けちゃいます だから最低でも門には3人 人が必要です 密貿易で税収が入ってこないよりはちゃんと人を配置してお金を取った方が儲かりますから そちらをお勧めします 悪い人たちは頭が良い人が多いです だからこちらもアップデートできるようにします このモニターにカードを差し込めば新しいバージョンになります 結局悪人とのイタチごっこですが最後には絶対にこっちが勝ちます!!!」


「凄い心意気ですが 大丈夫ですか?」


「あっ ちなみに役人と組んで新しい門でも作られたら終わりですけどね」


「それはその国の騎士たちが巡回をして役人が不正を働いていないかの確認ですね」


「そうですね それしかないです ちゃんとした税収の為にもそうしてください まぁ最悪検問に引っかかったら血まみれにして 殺してしまうってのもありなんですけどね それを繰り返せば悪い事は出来なくなります 欠点は純粋に申請を忘れてた商人ですけどね まぁそんな事があれば商人も慎重になるでしょう 商人は情報が命ですから」


「そうですね 出来ればそんな事にならない様にしたいですけどね」 


「その村や町次第ですね」


「じゃぁこれで試作品はOKという事で良いですか?」


あとは収納ボックスに10個ずついれて 商人ギルドの人が取りに来るのを待つだけだ そして全ての村や町 あるいは国にゲートを設置出来たらミニ収納ボックスの販売だ 役人の不正に関してはその国の対応に任せることになっている ある国はさらし首だし 又ある国は火あぶりだし 役人も不正はしたくないだろう だけどいるんだろうなぁ 馬鹿な役人が・・・・ 


まぁそんな事まで考えてたら こっちの身が持たない こっちもゲートの設置以来で結構額をギルドに支払っているのだから そこまで責任は持てません 喧嘩売ってきたら国ごと灰にしてやる この内容もギルドに通達してもらおう『喧嘩を売ってきたら紅蓮の少女が国を灰にしますよ』と


そして ゲートを設置し始めてから数日 やはり密貿易している者達がいた他の国からは感謝され 逆に喧嘩を売ってくる気配はない 良い事だ だが 私を消そうとする組織が増えた事も確かだアヤメさん達や アリーナさんが守ってくれているが 


いい加減頭に来た 私を狙ってきた組織は今片っ端から灰にして行っている 段々と噂が広まり手を出す者達は減ってきたが まだバカがいるそう言う組織は一人だけ残して始末して 脳の中を覗いてアジトを見つけ転移魔法で近くに転移しミサイルを撃ち込んで 問答無用で倒していく


その後にその国の偉いさんに会って 組織のアジトを灰にしたから燃えてるのは私のせいですが気にしないで下さいと伝える 私を狙ってくると組織と同じ運命をたどるのを貴族の方たちにも周知してくださいとお願いして大型ヘリでサーチライトをピカピカさせながら帰って行くそして 見えなくなった頃にヘリから降りて 転移で帰る 敵に与えるイメージというのは大事なのだ あいつはヤバイ手を出すなと・・・・


そして1週間が過ぎたころ刺客は来なくなった 皆さんお疲れだ 栄養ドリンクを差し入れよう アヤメさん達を呼んで栄養ドリンクを渡す そして開け方を教えて飲んでもらう 勿論アリーナにもあげたアリーナは特別製だ通常の栄養ドリンク10本分を濃縮した特製ドリンクだ さっきからみんな体が熱くなると言っている 栄養ドリンクが効いているのだろう 


「皆さんお疲れさまでした これでしばらくは変な奴らは来ないと思います 護衛ありがとうございました」


お疲れ様会を開いていたら アヤメさんの元に伝書鳩ならぬ召喚魔法で呼び出された鳥が飛んできた

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