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また寿命が延びた

授業も終わり 家に帰ってパパンに冒険者ランクがBになったと伝えたら 


「お前はどうしてそうなんだ? なぜそんな簡単にランクが上がる?」


「今日は暴風龍を倒したから?」


「暴風龍なぞどうやって倒した?」


「暴風龍が暴れてるぞ~って 冒険者ギルド内がバタバタしてて アリーナさんに話したら何とかなるって話だったから 討伐依頼を受けて 最悪牙の1本も持って帰ればいいかと思ってたんだけど 暴風龍同士の縄張り争いで暴れてて 1匹が怪我して暴れてて それを神の御業で治してあげて感謝され 一匹が丁度死んでたから みんな納得の上お持ち帰り そして何もせずに討伐依頼完了 ふう 完璧!!!」


「詐欺じゃないか!!」


「ドラゴンと話せる冒険者はこの世に居なくて でも私は話す手段を持っていて 結果的に暴風龍の怪我を治して静めたし 王都も守ったから詐欺じゃない 戦ってないけど テヘ」


「まったくそれで冒険者ギルドの冒険者証はドラゴンスレイヤーか?」


「うん 見る?」


「いらん ワシがドラゴンスレイヤーの称号を貰うのにどれだけ苦労した事か・・・」


「パパンもドラゴンスレイヤーなんだ?お揃いだね」


「そうだね・・・ってコラ!!」


「っで素材はどうしたんだ素材は」


「ドワーフが素材をギルドに売るわけないじゃん 私の無限収納に入っているよ鱗削って飲めば1000年生きれて 体力増加 魔力増加だって あぁ あと風の恩恵だって竜巻とか出せるらしいよ 削ってみんなで飲む? 1000年だって竜巻だって?体力増加に魔力増加だって Sランク冒険者に復帰した時竜巻とか有利だよ?」


「それはそうかもしれんが ママと話さんことには何とも言えんな・・・」


「それもそうか ママンに話そう そしてリーネの寝顔を見よう」


そしてママンのいる部屋に行く 


「ママンリーネ起きてる?」


「ええ 起きてるわよ」


「やったぁ 龍聖起きてるって」


「嬉しいねママ」


「リーネェ ねぇねだよぉ」


「ママ私は何て言えばいいの?龍聖は難しすぎるし」


「龍聖は私の子供でリーネのおばさんって事になっちゃうから それじゃ龍聖が可哀そうだし私と一緒で ねぇねで良いんじゃない?」


「じゃぁリーネちゃん ねぇねだよ~」


「いいわね~リーネはお姉ちゃんが二人もいてアリーナさんは流石におばさんかしら?」


「ワシの場合はお婆ちゃんの可能性が高いのぅ」


「まぁ見た目は若いんだしおばさんくらいで良いんじゃない?」


「リーサよ見た目が若いならお姉さんで良いじゃろう!!」


「じゃっ じゃぁお姉さんで行きましょう」


「ところでリーサ用があったんじゃないの?」 


「そうだったそうだった 暴風龍の鱗が手に入ったけど削って飲む?1000年生きれて風の恩恵があるから竜巻が使えて 体力増加に魔力増加だってパパンはママンしだいだって言ってたよAランク冒険者に戻った時竜巻とか使えたらかなり便利じゃない?」


「そうねぇでも1000年も生きてたら飽きちゃいそうねぇ」


「でも数百年物のお酒とか造って飲めるよ?」 


「うっ それは魅力的ね 毎年お酒を造って行けば数百年後に美味しいお酒が飲み放題ね?パパもこの方向で落としてみようかしら それとリーサこの土地の地下に 大きな貯蔵庫を作って欲しいんだけど 頑丈なやつ出来る?」


「別に出来るけどどうしたの?」


「お酒を造るのよ数百年物のお酒を貯める貯蔵庫よかなり大きめにね」


「まぁ小さくなったら増築すれば良いんじゃない? ってかもう鱗飲む気満々だね」


「だって数百年物のお酒よ 諦められるわけがないじゃない?」


「そういうものなんだ?」


「そういうものなのよ」


「そういう分けで うちは全員飲むことになりました 龍聖も飲みました アリーナさんは元々古龍だから必要ないそうです」


「ローナのうちはどうしますか? ちなみにうちは数百年物のお酒が飲めるで決定しました 家の地下に貯蔵庫も造りました かなり頑丈なやつです」


「ローナの家はどうしますか?貯蔵庫作っちゃいます? それとも工房広くしちゃいます?」


「うちはどうするかのう?流石に1000年も鍛冶師と言うのもな」


「でも聖剣とか打って名前を残す事とか出来るかもしれませんよ」


「それは確かに魅力的だなぁ よし うちも飲むか ママもローナも良いな?生まれてくる子も良いな?」


「パパ最後のは聞こえないよ」


「うちの子なら気合で聞こえる」


「そんな無茶な・・・」


「そしておめでた何ですね?おめでとうございます」


「リーサちゃんのお陰よ」


「いえいえ 私は別にそれよりも安産祈願しましょうか お腹触りますね 良い子で生まれてくるんだよ~ もう大丈夫です」


「ありがとう これで立派な子が生まれるわね」


「絶対に大丈夫ですよ 何と言っても神様の御業ですから」


「さてリーサ例の粉を頂戴」


「へっへっへこれは貴重な粉だから大事に飲むんだよ?ってどんなキャラクターですか」


「リーサが勝手にやったんじゃない」


「まぁそうなんですけどね」


そしてローナの家庭も暴風龍の鱗の粉を飲んだ この粉リフレッド先生辺りは飛びつきそうだ 王様とフラウ先生には教えてあげようかな? 騎士団長はどうかなぁ 風の恩恵辺りで釣られそうな気がする でも家族の分も用意しないとな?やっぱり無理か家族の家族ってドンドン広がって行っちゃうから王様とフラウ先生の家族くらいまでだな じゃぁ王様の所に行きますか 善は急げって言うしね 良い行いでしょうきっと それにしてもエルフで寿命が長いうえに 1000年生きたら流石に凄いよね でもその方が王都が栄えるし 良い事でしょう 垂直離着陸ができるハリアーから降りて 王様に会いに来ましたって言うと当たり前の用に奥に通される まぁ自分の身分が大公ってのもあるんだろうし 神の巫女ってのもあるだろうし 王様とマブダチってのもあるんでしょう 誰に文句を言われる事もなく 王様のいる部屋の前まで来た コンコンと部屋をノックして衛兵の人にドアを開けて貰って 王様に会うこれがいつものパターンだ 


「王様 一つ聞きたい事があるんですけど 今何歳ですか?」


「正確には覚えていないが 大体500歳位じゃな」


「エルフの平均寿命は?」 


「大体700歳位じゃな?それがどうした?」


「もっと寿命を延ばしてくれませんか?そして王都を守護してくれませんか?」


「要領を得ないな?何をしに来た?」


「実は暴風龍の鱗を手に入れまして 削って飲むと寿命が1000年延びて 風の恩恵で竜巻も出せるようになって 体力増加 魔力増加って代物なんですがいかがですか?因みに私は飲みました 勿論フラウ先生の家族の分も取ってあります」


「ふむ 面白いな あと少しの人生だと思っておったが あと1000年生きよと申すか 神の巫女よ」


「はい そうです それは私の妻になる者の分などもあるのか?」


「はい ご用意できます 何なら家臣で重要なポストの人の分も その家族の分までと言われると厳しいですが」


「よし 飲もう!! こうして王都を守るのも我の使命かもしれんな その粉は何処にある?」


ここにと 無限収納から革袋を出す 


「スプーンに一杯飲めば効果はあるそうなので 大事にお飲みください これは王様とフラウ様の分として置いて行きます あとは王様にとって重要な方に飲ませて下さい」


「これだけで一財産じゃと思うんじゃがリーサは気にせんのか?」


「王様がこれからも一緒に遊んでくれるのであれば安いものかと」


「ははははは 確かにそうかもしれぬな ワシという存在はここに居るだけだからの リーサが大事に思ってくれているのが良く分かった まずはリーサの前で飲もう」


「別に決心がついた時でかまいませんよ?」


「今がその時じゃ」


水差しを用意して コップに水を注いでいく スプーンに一杯すくうと一息に口に入れた そしてコップの水を飲み干す


「意外と変な味はせんものだな?」


「そうですね 味はしなかったです」


「ふむ フラウには凄く苦いぞと言って飲ませてやろう」


「それは お可哀そうに」


「リーサよ顔が笑っておるぞ 言っている事と顔が真逆じゃ」


「あっ バレちゃいましたか 私が飲ませるとしても 同じいたずらをしたなっと思いまして」


「そうか ワシと一緒か それも運命じゃな 同じ考えを持つものは少ないからの」


「では 私はこれで 失礼いたします 風の恩恵はぜひ広い場所でお願いします」


「なぜ 分かった?」


「王様との付き合いも 濃いものがありますゆえ」


「それもそうか 中々に濃い半年じゃったな」


「そうですね 色々な事がありましたから これからも宜しくお願い致します」


「ではな また 何か面白いものを 持って来るがよいぞ」


「はい それはもう 変わった物を持ってきましょう それでは失礼いたします」


そして王様の部屋を後にした 王様は少し寂しそうにしていた やはり自分の仲間の死を看取っていくというのは 寂しいものがあるのだろうか? それはまだ私にはわからない感覚だ 


そして家に戻るとアリーナがパパンと何か話していた 今日王城に行ったのはハリアーだったので 2人しか乗れなかったのだ そして何を話しているかというと 最初に龍聖の鱗を飲んで300年寿命が延びたんだから1300年生きるのかという事だった アリーナは1300年生きるんじゃないかと言うし パパンは上書きされて1000年しか生きれないのではないかとくだらない会話だった 



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