ローナへの新たなプレゼント
ジパングとの戦争を回避してラファージャに戻ってきた そして大臣も連れて行って良かった 私には調印式なんかできなかった それにしてもアヤメさん達だ 田舎に帰らなくて良いのかと聞いたら まだ修行中の身だから帰れませんと言って あそこまで帰ったのに実家には帰らなかった事です 折角あの距離を飛んで帰ったのだから 顔くらい見せればいいのに 親もそこまで厳しいのかな? まぁ人の家の事をあれこれ言ってもしょうがないか
それよりも忙しくて伸ばしちゃったけど ローナの誕生日&クラス替え勝利おめでとう会を開かなければ まずはローナの家のママに連絡して 色々あって少し遅れちゃったけど誕生日会を開きたいんだけど良いかを聞いた 勿論と良い返事が貰えたので次はクラスの面々だ ローナには内緒で皆に話しをしていく ローナには96式装輪装甲車をプレゼントしてあるし 誕生日の日には何をあげよう?そうだ車がしまえる 収納ボックスを作ろう ポケットに入るサイズで96式装輪装甲車を入れられて 出し入れは96式装輪装甲車の上に置くと収納されて 出す時は逆さにすると出てくる 車専用の収納ボックス これがあれば車を盗まれる心配もないだろう ローナの実力なら不意打ちでも食らわない限り Sクラスの実力で相手を捕まえることも可能だし 収納容量はどうしよう車を10台はしまえる容量にしよう 音声認識を付けて 出したい物の名前を最初に登録して 出したいときはその登録した名前を言って逆さにすれば出てくるようにする 逆さにしても中で荷物が移動しない様に調整して あとは練成して出来上がり
「さぁ行くぞ『イメージ魔法 練成』出来上がり さぁちゃんとできたかな?」
一応試してみた ローナにあげた96式装輪装甲車と同じものを出して 音声登録 96式装輪装甲車に収納ボックスミニをかぶせてみる 消えた!! ちゃんと中に入ったようだ 試しに何回か振ってみよう そして今度は出してみよう 96式装輪装甲車をここに出す ちゃんと出てきた 上下の問題も無い これで・・・ああああ駄目だ登録した物を削除する機能を付けてないや 他に忘れ物は無いかな? よし忘れ物も無い今度こそ
「 『イメージ魔法 練成』 これで問題ないはずだ」
さっきと同じ工程を試す そして登録の解除も完璧だ もし中に車が入った状態で登録の解除したらどうなるだろう ちゃんと出てきた 間違えて登録の解除をしてしまっても これで大丈夫だ これなら売れるな・・・どうしよう3年後に売りに出すか?今売りに出すか? 3年後だな今売りに出してもこっちが売れてもう一個が売れなくなる 馬車が10台しまえるような収納ボックスでこれだけのサイズだ 密輸には最高だろうな売るときは持ってるのが分かるようにセンサーを街に設置しよう ギルド経由で町にセンサーも売りつけよう 魔力石で動くようにして中に何も入ってない時は鳴らなくて 入っている時は鳴るようにしよう 馬車が通れるサイズのセンサーか でかいな・・・
さぁローナへのプレゼントも決まった事だし ローナの家に行って飾りつけをしよう 今ローナは皆に学校で用があるからと 引き留められている 帰ってくる頃には私の誕生日と同じかそれ以上の物を作っておこう
飾りつけも終わって 料理も出来てあとは ローナが帰ってくるのを待つだけなのだが・・・ 帰ってこない? どうしたんだろう? ローナの携帯にかけてみる 出ない 何かあったか?サーチをかけてみる まずは学校だ いた 学校で帰れなくなってる? 学校に行ってみるか?
何だか変だな人が一か所に集まってる 学校の中をウロウロしているのもいる これって 学校ジャックされた?ここならまだ気づかれないか 無限収納から対のオーブを出す そして神様を呼び出す
『ひゃあ』『ひゃい』
「今回は二人一緒ですか豪勢ですね?」
『そう言うつもりは無いんだけどね?』
『そうよ そんなつもりは無いのよ?』
「そんな場合じゃ無かった 今私が通ってる学校どうなってます?」
『ん~っと 学生を人質に取られて 学校内で何かを探しているわね 何を探してるのかしら?』
「何か神様の力で分からないんですか?」
『リーサの事探してるわ 神の巫女に喧嘩を売っているみたいね』
「じゃぁパパっと神罰を下してくださいよ」
『それが犯人1人に生徒が1人で行動してるから 雷が落とせないのよ 雷の代わりにナイフを落とす事も出来るけど 横に居る生徒が多分血まみれになって 気がおかしくなるわよ』
「後から記憶の書き換えをやって下さいよ」
『それか最初に生徒を気絶させるのもいいわね?』
「じゃぁそれでお願いします 私の友達もあそこに居るんです 早く助けて下さい」
『分かったわ じゃぁ一気にやっちゃうわね 生徒全員は気絶させてっと 犯人にナイフを落とす そして 犯人の血を綺麗にして 犯人自体も消しちゃいますか これで 全員に神罰を与えたけど リーサが前に狙われてた組織あったじゃない あれの生き残りみたいよ』
「もう他に生き残りはいないですか?」
『今のところはね?でもあの手のは又出てくるわよ』
「その時は通信で教えて下さい 潰しに行きます」
『そうね 早いうちに潰した方が良いわね』
「ところで神様焦ってやってくれたのは良いんですけど着替えが終わって無いですよ」
『ひゃあ』
「ビックリするとそのセリフなんですね」
『いいのよ そんな事 それよりも 気絶から戻る前に 生徒をみんな同じ場所に集めた方が良いわね』
『いっぱい集まってるのは修練場?』
「そうです 記憶の改ざんここ数時間の記憶も無くして下さい」
『分かったわ リーサよりは私の方が早いものね』
「何ですか その説明口調は?」
『何だろう いきなり口を突いて出た言葉だから よくわからないわ?』
「本当にいきなり変な事が起きる時がありますよね?」
『これも例の力かしら 怖いわ・・・』
「神様でも怖いものがあるんですね」
『そりゃあ あるわよ』
「私は雷が怖いです 神罰でよく見るから怖くなりました」
『私も雷が怖いわ あれって失敗するとビリってくるから結構勇気がいるのよね』
「そんな理由で怖いんですか?神罰ってそんなビビりながら落としてたんですか?」
『あ そろそろ皆が起き始めるわよ』
「あっ じゃぁ修練場に行きます」
『いってらっしゃ~い』
「皆さん 今日はローナの誕生パーティに集まってくれてありがとうございます」
「これからローナの家まで移動しますので荷物の忘れ物などは無いようにお願いします」
「ローナ車は何処に置いてるの?」
「校舎裏だよ」
「じゃぁ私が取ってくるね皆で転移しちゃおう人数多いしね」
「ローナの車はっと」
あちゃ~例の奴らかな? イタズラされてる まぁ壊れてはいないけど 直しとくか よし 無限収納にしまって
「みんなお待たせぇ じゃぁみんなで転移しますか 滅多に経験できないから 楽しんでね」
そしてローナの家に私の時より人が集まった まぁなかば強引に連れてきた感が否めないが そこは気にしない そして 先生達がいない事に気づき 強引に転移させて連れてきた そしてプレゼントを渡す
「ローナこれプレゼント誕生日会が 色々あって遅れちゃったお詫びも含めてるけど」
「別に気にしなくていいのに 私はリーサから車貰ってるし もういいよ でもその小さい箱は何か気にはなるね」
「でしょでしょ?実はこれ新しい収納ボックスなんだ 車が10台入るくらいの大容量でこのサイズ その代わり車をつかんで取り出す事は出来ないから 箱を逆さにして登録した名前を呼ぶとその商品が出てくる試しにローナの装甲車を登録してみて」
「ありがとう これなら 車を隠しておいておく必要が無いね で どうやって使うの?」
「まずは装甲車を出すね そしたらこの箱に向かって この装甲車の名前を呼んで登録するの ちなみにこの装甲車の正式名称は 96式装輪装甲車って言うんだ」
「96式なんだって?」
「96式装輪装甲車です」
「わかった この箱に向かって言えばいいのね? 96式装輪装甲車」
「箱が光ったら登録完了 そしたら箱を逆さまにして 装甲車に乗せてみて 装甲車が消えたでしょ?」
「うん びっくりした」
「そうしたら 箱を持って逆さまにして96式装輪装甲車って言ってみて 出てくるから」
「96式装輪装甲車・・・おお 出てきた 凄いね」
「これで 何処でもしまえるでしょ? 次にしまう時は名前を言わなくてもしまえるから 出す時だけ名前を言ってね このサイズの箱で車10台は入るから 次に車が欲しくなったら言ってね」
「リーサさん貴女は又とんでもない発明をして・・・・」
校長先生?呼んだっけ? ああ職員室の人全員転移させちゃったのか・・・・
「大丈夫ですよ 校長先生これは売りに出しませんから ローナだけの一点ものです 今のところ こんな物売りに出したら密貿易が横行しちゃいますよ 対策をしてからじゃないと 売りに出せません」
「それなら良いのですが ちゃんと考えているのですね?」
「対策ですか? 勿論ですよ全商人ギルドを通して街にゲートを作ります そしてそのゲートを通った時に申請してない 収納ボックスがあった場合はサイレンが鳴り響きます そしてその人もしくは馬車はその場から動けなくなります 護衛の騎士がサイレンを止めないと動けません その間に何処に隠し持っているかを調べられます そして飲み込んだりして検問を通過しようとしても アイテムボックスが何処にあるか検査する道具も作りますから それを体のラインに合わせて行けばすぐに見つかります 更に馬車の下などに張り付けたりしても分かるように 検査道具からは直線で2メートル光が出るようにして反応があればそこが赤く光ります だからすぐにバレます こんな感じです まぁこの施設を整備するだけで 3年はかかるでしょうから今の収納ボックスが丁度安くなり始めた頃に これが売り出される感じですね」
「そこまで考えているのなら問題ありません ですがそうなる前に販売などしない様にして下さいね」
「大丈夫ですよ お金には困っていませんから ローナング遺跡のお宝だけで3回は人生遊んで暮らせますよ」
「そんなに財宝があったのですか?」
「ありましたよぉ わんさかと まぁ売る気も無いですけどね」
「まぁそんな事より 今日はローナの誕生日&クラス替え大会勝利のお祝いなんですから そんな話は今度にしましょう」
「それより 今日は色々な食べ物も飲み物も 用意しましたから 歌って踊って騒ぎましょう」
そして騒がしく夜は更けていくのだった