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リーサジパングへ

もう一人の生徒の屋敷に来た 密貿易しているだけあって豪勢な屋敷だ ここでも同じだホバリングして 庭木をめちゃくちゃにしてから 降りていく そんなに大きな木は無いから出来る技だが大きな木が一本でもあったらローターが引っかかって危ないから出来ない技だ ここでは問答無用で斬りかかって来られた 一気に屋敷全員の骨を外す 主人も出てこれないだろう 見つけた人間からドンドン無限収納にしまっていく そして最後に主人の部屋に行く 勿論主人も全身の骨が外れている 恨みがましい目でこちらを見ている 


「私がここに来た理由は分かっているか?」


「分かるか!!」


「そうかそうか きっかけはお前の息子の素行の悪さが原因だが そこからお前が密貿易をしているのをゾードンから調べさせてもらってな しかも私を排斥するための役員らしいじゃないか?面白そうだから 私にたてつくとどうなるかの 見せしめになって貰おうと思ってな」


「なっ何を言っているんだ私がそんな大それたことをしているわけがないだろう」


「そうか じゃぁ記憶を覗かせて貰おう 何だ?昨日の夜も密貿易しているじゃないかしかも商品は収納ボックスに入れて役人に賄賂まで渡しているな この役人も牢屋行きだな これでもまだ言い訳するか?私は記憶が覗けるんだぞ?どんな隠し事でも私の前では無意味だ お前と妻との蜜月も話そうか? ベッドの上でどんな悪だくみを話していたかも全部わかっているぞ どうだ聞きたいか?」


「くっお前なぞ そのうち仲間が殺してくれる!!」


「甘いな アジトはもう王都の騎士で周りは囲まれネズミ一匹逃げられない状況だ もし仮に逃げたとしても罪が重くなるだけだしな そして アジトに居ない連中はお前同様 頭の中を覗かれて仲間の名前と居場所を見られてしまうのさ さぁどうやって私を殺そうか? それとここに居る綺麗な女性はエンシェントドラゴンだ お前たちが束になっても勝てる相手じゃない そんな者が私の護衛に付いているのにお前たちは知りもしないで喧嘩を売って来たんだ 面白いな 勝てると思っているのか? お前たちも聞いたはずだ神の声を私に手を出した人間には神罰が下ると それとも神の存在は信じないのか?あれだけのことがあったのに 神の神像に手を出そうとした者が神殿内部で雷に打たれて死んでいたのは 噂だけでも聞きませんでしたか?(神様もし聞こえていたらこの屋敷の周りにイカズチを大量に落としてください)」


『面白そうな事やってるから さっきからずっと見てますよ イカズチですね 任せて下さい』


【面白そうな事って・・・こっちは必死なんですがね?】


「さて 神の行いが信じられない者に 面白いものを見せましょう さぁ神よこの不届き者に神の怒りを見せて下さい」


雷が庭木を燃やし尽くしながら数十発落ちてくる 


「これでも神の存在を信じないと? それならば室内にいるあなたに直接イカズチを落としてもらいましょうか?」


「やっやめてくれ信じる信じるから!!」


「恐怖で信じているだけですよね?心から信じているわけじゃないので落としてもらいましょう」


「やめてくれ 本当に信じたあんな事が出来るのは神様以外にいない!!」


「本当にしんじてます? 助かりたいだけじゃなく? 今だけ乗り切ればとか考えてると牢屋の中でイカズチに打たれますよ 大丈夫ですか?」


「大丈夫です本当に信じました 大公閣下の事も疑い 申し訳ありませんでした」


「まぁいいでしょう 私も神の巫女ですから人を信じる心もあります 今回は信じましょう ですが脱獄しようとしたりしたら分かってますね? さてあなたが最後です無限収納に入って貰います 時は止まるので痛みも意識もありませんよ」


そして屋敷の主人も無限収納にしまうと 王様との待ち合わせの場所に向かった もう建物は騎士達に囲まれているが中にいる者達は貴族だから 気配に敏感では無いのだろう 気づいた様子もなくくつろいでいるのがサーチで分かる 


さぁ 乗り込みますか 王様からの合図で騎士が一斉に建物を制圧していく 誰も逃げられない サーチで隠し通路も探したが見つからない ここに居る数人が捕まっただけだ その数人の余罪を調べるために記憶を覗く 奴隷に密貿易 強姦に人攫い更には殺しもやっている これがこの国の貴族だというのだから呆れてくる その全てを王様に伝えて 刑を決めて貰う 勿論家族も知っていて何もしていないのだから刑は軽くても お家は取り潰しだ 


さっさとお宝を取りに行こう悪人の物は被害者に返さないといけない じゃないと屋敷のお宝を持って家族が逃げる可能性がある そしてその他の仲間の屋敷も騎士達と襲撃をかける そして奴隷になっている者達が居たら助け 純粋に攫われた者達も助けていく 暴行された者などは記憶の改ざんを行なう


これで私に対する反対派は全部取り締まったが また 貴族の中から同じような考えの者が出てきてもおかしくない 次は直接神罰を与えて貰おう そうすれば恐怖政治だが 私が子供だからと侮る者も減るだろう

 だが これでこの国の貴族の数はかなり減った 民間から使える者を貴族にしていかないと国としての体裁が取れない その辺は王様に任せるとしても今までがいかに酷かったかという事だ 


話は変わって奴隷になって居た人達だが 自分の土地に戻る人たちは私が大型輸送ヘリで運んでこれから生活する資金も持たせた この町で暮らすという人たちには資金を持たせ家を支給して普段の生活をサポートしていく形だ それと貴族たちだが余りにも牢屋を圧迫するので死刑になるものが多数出た だがその貴族たちは人殺し等をしてきた者達だ 死刑になっても文句の言える立場にはない 


それと忘れていたがエルフのお姉さんもいた お姉さんは奴隷ではなく綺麗だから捕まっていたらしい なのでお金を渡して地元に帰って貰おうとしたが 中々帰らない お礼をしていないから帰れないというのだ お礼など良いから帰ってくれこのままだと困るからと言っても帰らない エリーゼとベルウッドに説得してもらったが 結局無駄だった じゃぁ精霊魔法を教えてくれと言って知っている魔法を知らないふりして習った それで 一応満足したのか帰って行ってくれた 


疲れた ただの貴族の親がSクラスに 自分の息子をねじ込んだだけだったはずなのに これから奴隷商もどうにかしないといけないし ジパングに王都が何かされる前にジパングに行って 神殿の誤解も解かないといけない 奴隷商は王様に何とかしてもらうとして 


ジパングはアヤメさん達と一緒に行って何とかしないといけないな 校長に現状を話してもうあの生徒は来れませんと伝える それとあの生徒のせいで 何日か学校を休まないといけません 神の巫女の御勤めが出来てしまいました それをしないと東方の国ジパングが攻めてきます 


そう言うと戦争は困るから何とかしてくれと言われた 自分でも何とかしろよまったく貴族の顔色ばっかり伺いやがって・・・・ 色んな事が一段落したら絶対に校長は変えてやる 


そして家に帰り暫くジパングに行かなくては この国とジパングで戦争になると伝え家を空ける事を伝える パパンもママンも心配してくれたが 誰かがやらなきゃいけない事だ でもジョルジュ大臣くらいは連れて行った方が良いかなぁ 良いだろうなぁ ただの平民出の神の巫女が行くだけより 国の重鎮が出向いた方が話がうまく進むはずだ 絶対に連れて行こう それじゃ王城に行きますか ヘリを出す時間も勿体ないので 転移で王城に行く 騎士の人が少し焦っていたが もう慣れた光景だ私が普通に登場しない事は 王城では普通の事だ 


「ジョルジュ大臣と王様に用があってきました」


「分かりました 今迎えを呼びます」


「はい それにしても私が突然現れたのに あまり驚いていませんね」


「リーサ様が現われる時はいつも突然ですから 空から現れたり 陸を砂煙を上げながら現れたりとパターンはいくつかありますが いつも突然です」


「そうですか 慣れちゃいましたか 今度はもっと変わった登場の仕方を考えておきます いつになるかは分かりませんが」


「あ 迎えが来ましたね それでは驚くような登場を期待しています」


そして 王城の中を歩いて行くいつも通る道だが 今日はいつもと違う 少しピリピリしているのだ 何故かは王様と話をしてわかった 


「王様今日は東方の国ジパングの件でやってまいりました」


「今 大臣ともその話をしていたのだ 東方の国ジパングから神殿の神は偽物だと文書がきてな そんな怪しい宗教は根絶してやると戦争に発展するような文書がきてな どうしたものかと頭を悩ませていたところだ 戦争するにしてもジパングは遠い 物資を運ぶだけでも一苦労だ どうした物かな・・・」


「その事なんですが 私の転移魔法は100人まで人を運ぶことができます もし仮に戦争になった場合は相手の城に直接兵を送り込むことができます ですが 戦争が最善の策とは思えません そのためジョルジュ大臣と私とでジパングに行き誤解を解いてきたいと思います」


「ジパングまではどうやって行くのだ?やはりヘリか?」


「いえ 転移魔法で行きたいと思います 幸い私の護衛に付いている3人はジパングの出で御座います それならば ジパングまで転移で移動する事はたやすいかと アヤメさん居ますか?」


「ここに!!」


「おお 何処に居たのだ?」


「アヤメさんは忍者で御座います 陰に隠れるなどたやすい事かと」


「そうか アヤメよ ジパングとの戦争を避けるために力を貸してくれるか?」


「喜んでお引き受けいたします」


「おぉ では宜しく頼むぞ」


「はっ畏まりました」


「そんなわけで ジョルジュ大臣私と一緒に来てください」


「分かりました 損な役回りな気もしますが それもこの国の為謹んで受けましょうぞ」


「そうかジョルジュよ我が右腕よ この国の為に頼むぞ」


「はっ!!」


「アヤメさん キクさんとカエデさんも呼んでください 3人で里帰りしますよ」


「はっ 畏まりました しばしお待ちを」


そしてアヤメさんはまた消えてしまった そして 10分後


「アヤメ キク カエデ ここに参上致しました」


「手土産は私が持ってる財宝で良いですね?」


「はっ ジパングを納める城主は珍しい物が大好きですので それが一番宜しいかと」


「あ 少し待って下さい 喋る日本刀作ってきます 王城に工房なんてあります?」


「あるぞ 好きに使え ジョルジュ案内してやれ」


「畏まりました リーサ殿 こちらです」


「アヤメさん 今のジパングの城主は珍しいものが好きとの事でしたが 名前は織田ですか?」


「流石 リーサ殿ジパングの事に詳しいで御座るな」


「そっかぁ そうくるのかぁ・・・まぁ珍しいものは問題ないでしょ だけど変わり者だよね?」


「そうで御座るな かなりの変わり者で御座る」


「そうなると 明智光秀に織田を殺させた方が早い気がする」


「何という事を言うのですか? 明智様がそんな事をなさるわけが有りません」


「アヤメさんさっきから聞いてると 城主の上の方の人たちの事詳しいね どういう関係?」


「以前お仕えしておりました」


「そこでそうくるのかぁ 面倒なのか?ラッキーなのか?」


「まぁ喋る刀何て持って行ったら 喜ばれるでしょう」 


「それと機関銃か あとは茶器かぁ茶器はそんなに詳しくないんだよなぁ まぁ無くても良いか」


「工房はここです 自由に使って下さい 分かりました 時は一刻を争うので 15分で作ります ジョルジュ大臣はその間に準備をしてください」


そして 喋る刀を打ち終え それを無限収納にしまうと ジョルジュ大臣と忍者達と共にジパングへ向かうのでした



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