新たな神が現われた
今回は300ポイント達成記念で 2話同時投稿します アクセス解析すると毎日1000人以上の人が読んでくれているみたいです 色んな人に読んでもらえて幸せです 今回はこの前にも 1話投稿してますので気を付けて読んでください これからもドワーフに転生しちゃったを宜しくお願いします
さて王城に着いた 王様は本当に1週間で僧侶と巫女を用意できたのでしょうか? 出来なかったのなら 神様のお告げで僧侶や巫女を選んだ方が確実である 不正も行なわないだろうしね ヘリから降りると騎士が近づいて来て 王様が自室で悩んでいるので助けてあげて下さいと言われた これはまだいろいろ決まってないな・・・ 王様の自室に行くここは初めてだノックして護衛の騎士に中に入れて貰う
「王様 どうなされました?」
「リーサか遂に1週間過ぎてしまったか」
「そうですね タイムリミットの1週間です その後いろいろな人材は決まりましたか?」
「面接に来るものはいるのだが これと言っためぼしいものがいない!!」
「そうですよね 無作為に募集しても ただ賃金が貰えるからで来るものもいるでしょうし 下手をすると神殿の運営資金に手を付ける者も出てくるでしょう やはりここは神のお告げで それに見合った人たちを呼び寄せた方が得策かと」
「そうじゃな 神のお告げの方が確実じゃな そしてその者達を僧侶や巫女にして行った方が より安全じゃな ワシの苦労はなんじゃったんじゃろうな?」
「まぁ そんなに落ち込まないで きっとこれも神の試練だったのですよ」
「そうかな?そうだったのかな?そうだとすると神の試練はクリアできなかったわけだな」
「違いますよ 苦労してたどり着いた答えこそが試練の結果なのですよ」
「そうか そういうものか それであれば苦労した甲斐があったというものだ」
「そうです ですから落ち込まずに神のお告げを待ちましょう 私の所に神のお告げのリストを貰います そして神様から直接人間性に問題が無い人が選ばれ お告げを受けるでしょう その者達をリストと照らし合わせて合格不合格に分けて行けばいいのです でないと神のお告げを受けたと嘘をついてくるものもいるでしょう あれだけの神殿です どんな手を使っても中に入り込みたい連中がいるはずです そんな者達を王が選別すればよいのです 王様の試練はまだ終わっていませんよ?」
「そうか 試練はまだまだ続くか それでこそ神の信徒となった理由の一つ 我は試練をいくつも乗り越え神の信徒としての頂きを目指そうというもの!!」
「そうです その意気です それでこそ私の好きな王様のあるべき姿です」
「それは嬉しいな リーサ殿にそう言われると照れてしまうがな」
「そうなんですか? 別に照れる事は無いと思いますが・・・ それより私は神様と話をして僧侶と巫女のリストを貰います 王様はいつでも候補がきても良いように準備をしておいてください 王城に来るようにお願いしておきます」
「わかった こちらの準備は任せておけ 明日という事だがリーサ殿は学校があったはず そちらはどうするのだ?」
「そうですね・・・学校に行かないと怒られるので午後に王城に集まって貰うようにします ごめんなさい」
「何こちらも準備に時間が掛かる 丁度いいころ合いになるだろう 気になさるな」
「では 私は神様とお告げについての話をしてきます」
「この国の命運がかかっている 宜しく頼みましたぞ」
「はい 任せて下さい」
そして王城を後にする いつもの草原に行くとサーチをかけ 人がいない事を確認する そして無限収納から対のオーブを出す そして神様を呼び出す するといつもの場面がと思ったら今日は別の人?神様?もいる
「神様 今日の着換えシーンがないのは横に誰かいるからですか?」
『まぁ そうですね・・・いつも着替えてるわけじゃないですってば!!』
「それで横に居る方は?どなたですか?初めて御みかけする方なんですが・・・」
『神殿が出来て私のパワーが上がったから 自分も信仰の対象になりたいなぁって来た他の神様です』
「わかりました その神様は具体的に何が出来るのでしょうか?」
『私は主に安産と子宝を授ける神だね』
「それは良いですね ちなみにお名前は?神様がお二人になると二人とも神様って呼ぶのも変ですし」
『じゃぁ私からねいつも神様って呼ばれてたけど名前を教えてあげましょうこの世界の主神【ベルッド】よこれからもよろしくね』
『じゃぁ次は私だね【サイフォン】だよ これからよろしく頼むよ』
「お二人ともよろしくお願いします そうしたら今日の夜サイフォン様の神像も作らなければいけませんね」
『そうだね創ってくれるとありがたいね』
「分かりました そちらはお任せください それは良いのですが神の奇跡みたいなことはできますか?例えば子宝が欲しいカップルがお祈りするとすぐにお腹が大きくなってくるとか?」
『できるけどねあまり大きくはしないよ 子供はお母さんのお腹の中で色々な情報を得て大きくなるものだからね 病院に行って妊娠してますよって言われるくらいにしとくよ』
「わかりました それでかまいません あと明日の夜にそのお告げをしてほしいのですが出来ますか?やり方はベルッド様に聞いて頂いて こちらでも新たな神の出現を予告しておきますので」
『わかった 明日の夜だね準備しておこう』
「そしてベルッド様 大変申し上げにくいのですが 僧侶と巫女になれるだけの者が集まりませんでした そこでベルッド様の目から見ても問題のない者にお告げをして頂けないでしょうか?例えば真面目で裏表なく人のために尽くせて 人に騙されないだけの知恵もあり しかも神殿の運営費等を横領しないような者です そんな者達だけで神殿を回していきたいのです でなければ信仰は落ちせっかく手に入れた力もなくなってしまいます そして選んだ者のリストを私に渡して欲しいのです 明日の午後王城に集まるようにお告げを今日の夢にでも混ぜておこなって欲しいのです」
『随分と注文が多いけどこれからの為だもんね がんばって探すわ』
「ありがとうございます あとは選んだ者の中から 優秀な者に更なる高位なくらいをお告げで 後日皆に周知してほしいのです そうすれば妬みや嫉みもありません」
『リストだけど一応100名分作ったわよ 王都にいる者だけだと無理があったから 王都に来るのに時間のかかる者もいるけどそれでも1週間で全員集まるわ 仕事の内容も今日の夢の中で伝えておくわね』
「ありがとうございます 流石仕事が早いですね 今日の夜 神殿の横に100名が寝泊まりと生活ができるだけの施設を作っておきます 出来ればサイフォン様の神像の件も含めて魔力供与して頂けると助かるのですが・・・」
『それくらいかまわないわよ 頑張りましょう」
「はい がんばります ではリストも頂いて行きます そしてサイフォン様明日の夜にお告げの件宜しくお願いします」
『任せておいて』
「はい では失礼します」
『じゃぁね~』
そして色々忙しくなった 王城に行って王様に会わなくてはいけない 王城に着くと時間も無いので騎士に王様に急用ですと伝え 急いで会いに行く 王様の執務室の前に行きドアをノックする 護衛の騎士が部屋を開けてくれる
「王様大変です 二人目の神様が顕現しました 明日の夜にまた演説の用意をお願いします 今度の神様は安産と子宝の神様です そこで子供が欲しいカップルが本気で祈れば子宝に恵まれます それも含めた御触れを出してください そして神像も建てます 今晩建てますので宜しくお願いします 今日の夜は神殿の騎士を減らしてください リストはこちらです明日の午後以降で王城に100名やってきます 王都だけでは集まらなかったとの事で全員が集まるまでに1週間ほどかかるそうです 夢の中でお告げをしてもらって仕事の内容も神様が夢の中で説明してくれるそうです その宿舎も今晩建てます 男女別の建物にしますので色々な問題も無いと思います」
「そうか 色々大変だろうが宜しく頼むぞ まずは明日の午後の面接 そして演説だな」
「そうですね 王様も大変ですが宜しくお願いします では私はこれで 夜に控えます」
「分かった気を付けて戻れよ」
「ありがとうございます」
寮に戻ると夜に備えて眠ることにした ローナは体調悪いの?と気にしてくれていたが内容は喋れないので 疲れちゃっただけだよと言って寝る事にする
夜になった 濃い霧を神殿付近にかけ 警備をしている騎士達にチョット寝て貰う 勿論光魔法の改変だ これで警戒する必要は無くなった そしてこの世界の主神ベルッド様に 魔力供与してもらってベルッド様の横にサイフォン様の神像を建てる 神殿が多少狭くなったが 元々が規格外の大きさだったのであまり気にならない
そして神殿の横に僧侶や巫女の宿舎を建てる 男女別でお風呂もしっかり作る 建物自体が男女別なので男女別々に料理などをすることになるが その辺の器用さも神様の事だからきっと・・・調整してくれているはず まぁ最悪食堂のおばちゃんを雇えば済む話だ 良しこれで夜の仕事は終わりだ
騎士達を起こそうそして霧を晴らす 騎士達が見た事もない神像が立っていることに驚き王様に報告しに行く 王様はお告げがあった明日の夜に演説を開くから その御触れも出すぞ っと言って御触れの内容を書き込んだ紙を渡す
御触れの内容はこうだ 我らの祈りのかいあって新たな神が顕現なされた 安産と子宝の神だ明日であれば子供を宿す力を高めてくれるらしい子供が欲しい夫婦は励め そして新たな神の出現によって神の御名が分かった それは明日発表する 神殿に新たな神の神像も建っている新たな方が安産の神様だこれからも信心に励むようにっとの内容だ
これ今日の夜の演説で話す内容がほとんど入ってるじゃん 王様演説で何話すつもりだろ? 寝ぼけてたのかな? 街中で御触れを見た時の私の感想だ まぁ今更しょうがない 王様にも考えがあるんだろ」任せるしかないな そして時刻は夜になっていく