帰ってきた忍者
お風呂騒動から 数日 ついに講習の終わった人が出てきた 講習の終わった人は余程嬉しいのか終了証を高々と掲げてる 色々と大変だったんだね? 馬車とは違うしね?それで私と車の交渉をする人は誰だ 色を決めたり 内装を決めたりするのは誰だ? 運転手さんが決めるんじゃないよね? じゃぁここに居ないの?いないなら帰るよ?
「私と交渉する人はいませんか~? いないなら帰りますよ~? せっかく受かったのに車はいらないんですか~? ってか本当に帰るよ?」
「わ~~~待って下さい 領主様は宿に居るので宿まで来ていただけると?」
「はっ?何で私が?第一宿の中じゃ車作れないでしょ?だからここなの?他の人もいませんか~?帰りますよ~?じゃぁまた明日この時間にここに来ます 交渉する人がいないなら帰ります!!それでは」
大型輸送ヘリで帰って行く そして 今日会ったことを皆に話していく 貴族の態度がでかくて嫌いとか そんな感じの事を話していく そして皆でお風呂に入っていく 今日のバスボムはレモングラスとベルガモットの香りだよ~ それにお肌しっとり成分をたっぷり配合しました 体が洗い終わったら渡すから一緒にお湯の中に持ち込んでね~と皆に伝え 皆今日は香りの少ない石鹸です バスボムの匂いを楽しむためです
「柑橘系の香りが良いですね~」
「それにお湯がトロっとして肌がしっとりします」
「昨日のもラベンダーの香りも良かったわ」
「そうね昨日のも良かったわね~」
「最近はこのバスボムってのが無いと 風呂に入った気がしないな 布団に入っても香りに包まれて最高だぜ」
とそんな会話をしながら 今日の嫌な思い出を消していくのでした
翌日授業が終わって王城に行ってみると さすがに今日は偉そうな方たちが集まっていた
「はい 一番最初にここに来た人は誰ですか?」
「はい 私です」
「じゃぁあなたの車から作りましょう まず外装の色はどうしますか?」
「金でお願いします」
「金は装甲が弱くなるから止めた方が良いですよメッキだとしても剥げたらみっともないですし」
「じゃぁ我が家の家紋にも使われてる赤で」
「赤ですね 分かりました『イメージ魔法 鍛冶 練成』今日は鍛冶スキルも使って強化してありますから たいていの物に当たってもビクともしませんよ」
「そうなんですか 助かります」
「それで中はどうしますか?ハイドア王にプレゼントしたような豪華なものが良いですか?」
「はい それでお願いします」
「では 内装はもう出来上がっていますので 確認してください」
「はい」
中に入って おおおとか これはなかなか など声が聞こえる
「もういいですか?そうしたら 金額は白金貨100枚になります」
「はぃ 用意してあります」
「では 確認を」
この日の為に用意した コインカウンターに白金貨を入れて行く
「はい 確かに白金貨100枚ですね 皆さんこれは金貨を数える魔道具です ごまかしは利きませんのできっかり白金貨100枚用意してくださいね」
「次の方の前に見本の車を用意しますのでそれを見て色々決めて置いて下さい色と中身は全部違います あっあと車を盗もうとしてもこれは動きませんので 馬鹿な真似はしない様にお願いします まぁ動いたとしても中に乗ってる人を燃やしますから意味は無いですけどね・・・まぁ変な事はしないで下さい」
みんな引いている
「中は自由に見て良いですからねその方が早く決まりますから では次に並んだ人は?」
「はい 私です私」
「はい じゃぁ色はどうしますか?」
「緑でお願いします」
「森の緑ともっと明るい緑とありますがどちらが良いですか? ちなみにお勧めは森の緑です 森に居ても隠れられますし 目立たなくて良いですよ」
「じゃぁ 森の緑で」
「はい 分かりました 内装はどうしますか」
「きらびやかな感じで」
「了解しました こんな感じでいかがでしょう? 中を確認してください あっそれと皆さんに言っておきますが車の中に予備の魔力石は絶対に積んでおいてくださいね 魔力石が切れるとただの箱ですから」
「中も確認しましたこれでOKです では白金貨100枚お確かめください」
「ありがとうございます 確認します はい確かに100枚あります」
じゃぁ次の人~とどんどんこなして行き今日の車は全て完成した 中には白金貨の数を誤魔化そうとした者もいたがコインカウンターですぐにバレてしぶしぶ出していた 一枚2枚誤魔化してもそう変わらないだろうに・・・・
「さて今日は終わりました また明日も同じ時間に来ますので 明日合格予定の方はご主人様と一緒に来てください」
そして今日は攻撃用ヘリで帰って行く そして部屋に行き机を見ると 一枚のはがきが 中を確認すると 「あの時は逃げてしまい本当に申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉が書いてある やっと来たか
「アヤメさん!!」
「はい ここに!!」
「お久し振りです 何で今まで居なくなってたんですか?」
「それは あのドラゴンを見て怖くなり逃げてしまった事が 恥ずかしくて姿を現す事が出来ませんでした」
「アヤメさん謝るときは普通に喋るんですね?」
「いや もう勘弁してください」
「ちなみにあの時のエンシェントドラゴンが ここに居たとしたらどうします?」
「もう 逃げないで御座る」
「あっ 話し方戻った ちなみにあの時のエンシェントドラゴンさんは この方アリーナさんです」
「なんて 紹介の仕方だ 我があの時のドラゴンだ人間よ もう怖くないであろう 逃げずにリーサ殿を守り抜けよ」
「はぃ 分かり申した ではこれにて」
「早い早い 逃げてる逃げてる ってか 私置いて行かれたの結構寂しかったんですよ アヤメさんの事好きだし 一人にされた時泣きたくなったんですよ?」
「本当に申し訳ない もうこのような事は無いゆえに 許してくだされ」
「本当に逃げません? 指切りげんまんできます?」
「できるでござる じゃぁリーサ殿小指を」
「うんw」
「「指切りげんまん嘘ついたらはりせんぼんの~ます 指切った」」
「リーサ殿は本当に我が国の文化に詳しいで御座るな」
「ふふふふふ 本当は同じ国から来たのですw」
「そうなので御座るか」
「半分本当半分嘘でした ごめんね」
「でも半分は本当何でござるな?」
「そうだよ 半分は本当」
「同郷の者であれば今まで以上にお守りせねば」
「お願いしますね」
「分かり申した これからも宜しくでござる」
「あっそうだ あれから刀は刃こぼれしていない?」
「リーサ殿に鍛えて頂いた刀は元の刀より丈夫でござる そのうちキクとカエデの刀も打ち直して欲しいで御座る」
「良いよ いつでも言ってきていつでも鍛えなおしてあげる」
「感謝するでござるよ」
「もう黙っていなくなったりしないでね」
「申し訳なかったでござる」
「明日は誰が守ってくれるの?」
「キクで御座る」
「わかりました キクさんとカエデさんにもよろしくね」
「分かり申した ではこれにて 御免」
「あの時逃げた人間とは思えんほど反省していたな」
「そっかぁアリーナさんがそういうならそうなんだろうね」
「さて また明日も授業があるし ご飯食べてお風呂入って皆で寝ますか」
「そうですな あのお風呂には最近魅了されつつあります 肌が本当にしっとりとして女性なら 誰でもはまりそうですな」
「今日は何の香りが良いかなぁ?」
そうして 夜は更けていくので行くのでした
そうして翌日の授業は 無事にこなし 今日も王城に行き 車の売買だそろそろ並んで居た人達がいなくなるから今日で終わりかな?
王城に今日はリムジンで門の前に行く 色んな種類の車を見せて 今度はそれも欲しいなと思って貰えれば成功だ
「こんにちはぁ お待たせしました 今日の一番に並んでいた方はどなたですか?
「はい 私です」
「おいおいお前は何処の者だ我を抜いて 先に車を買おうなどもってのほかだ」
「何を言っているのか分からない人がいますが 順番制です 順番が守れないのならお帰り下さい」
「お前は何を言っておるのだ 私は貴族だぞしかも侯爵だ先に並んでいなくても問題あるまい」
「ふぅ 100回死にますか? 私に逆らうって事は死にたいって事で良いのですね?」
「我に逆らえば国際問題になるぞ」
「私に逆らったら国ごと滅ぼしますよ? 良いですか順番です 子供でも分かる簡単な言葉です」
「本気で我にたてつく気だな?構わないのだな?」
「ああわかりましたちょっとお待ちを」
城の中に入っていくそして 王様に会い申し訳ないが 一時的にで構わないから大公の爵位をくれと頼む そしてそれを王様が 門の前で皆に伝えて下さいと 問題のある客がいて 侯爵の爵位をかさに来て傍若無人なふるまいをするのです お願いします と伝えると王様は喜んで引き受けてくれた
そして王様と表に行き
「いつまで待たせるんだ早くしろ!!」
とさっきのバカが息巻いている
「ワシはラファージャの王エルドレッドである 今からこの娘リーサに大公の称号を与える 皆の者ワシの判断に異存はないな!!!」
「と言う分けで 侯爵様 私はあなたより偉いGRANDDUKEの称号を得ました私の言葉に逆らえば国際問題ですよ 良いですか? じゅ・ん・ば・ん・で・す!!!!」
「なっなっなんでこんな小娘がGRANDDUKEなどに?」
「私はそれだけこの国でも権力を持っているのですよ 王様とも仲が良いですしね それとも気に入らないのであれば車は諦めますか? 私しか作れないのですよ?」
「そっそれは困る娘の安全の為に買いに来たのだから」
「そんな大事な理由があるのなら 余計に順番を守って下さい 無駄な時間と私が無駄な爵位を得てしまったじゃないですか!!!」
「リーサよ無駄な爵位とまで言わなくても良くないか?」
「申し訳ございません エルドレッド王 これからの事を考えるとチョットめまいがして」
「まぁ良い これで問題は解決じゃな?ワシは戻るぞ」
「王様は新しい車に興味が無いので? 2メートルのモンスターならひき殺せるような機動力を持った 装甲車なる新しい乗り物ですが」
「リーサはそうやってワシの気を引いていくんじゃから・・・」
「私はそんな王様が大好きですよw あちらに並んでる車たちが装甲車です 内装と外装が全部違いますので全部試してみて下さい」
「分かった 今回ワシがここまで足を運んだのだ せっかくだし見ていくか」
「ありがとうございます それではお待たせしました 順番通りに進みましょう 1番の人」
「はい」
そうして 順番通りに金額も間違いなく みんな良い子に並んでいくのでした