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新しい商品収納ボックスの毎週の売り上げが・・・

ブックマーク100件記念で今日は2話投稿します。この後にもお話があるので読んでください。


ありがとうございます。この小説は皆さんの優しさで出来ています。 

収納ボックスの開発は難しかった、大きさや、固さ、重さ、本人認証、でもこれは盗賊には効かないだろうしな・・・持ち主が生きているうちに開けさせてそのあと殺されるだけだろうし、それ以外の人には 金庫のような物で便利なんだろうけど。


どうしたものか?大きすぎても困るし、もろくてもすぐ壊れるし、収納ボックスが重たかったら入れる意味が無いし、そもそも、入れる物の大きさや、数が問題だ、大きさや重さが関係なく100個は入らないと売れないだろう。生き物は入れられなくていいや。保護動物やフェアリーなんかの密売に使われても嫌だしな。 


そしてある程度の大きさは必要だ、余り小さいとと密輸に使われるし。まぁ悪い事に使おうと思えばいくらでも使えるのでそこまでは考えない。便利になりますよって事で良いや、大きさは引っ越しの段ボールぐらいの大きさで、重さは5キロまでだな、数も50個でも便利だな?いや30個でもいいか?


一個の入れる物の大きさは1メートル×1メートルまで。重さは10キロまで、これは私の無限収納とちがって、収納ボックスの上部に物を置く必要がある為に人が持てる限界のサイズだ、私の無限収納は空間にしまい込んでるようなものだから大きさも重さも関係ないけど。 


決めた!1メートル×1メートルの箱に小さいものをいっぱい入れても10キロまでなら1個に計算する。そして収納数は30個まで、収納ボックスの大きさは段ボール1個分、これのふたを開けて上部に乗せればしまえる、収納ボックスの重さは5キロ、よし!荷物の大きさも決まったしこれで荷物が出せない事も無い。


これでイメージして練成してみよう『イメージ魔法 練成』これで試作第一号が完成だ。試しに荷物をいくつか入れてみる。そして取り出したいものをイメージしながら出してみる、成功だこれをもって商人ギルドに行ってみよう。 


商人ギルドに収納ボックスを作ってみたと持って行ったら、かなり驚かれた。そして商品を試してみて問題が無いのが分かると偉い人の部屋に案内された。 


「はじめまして。王都の商人ギルド長をやっているジョルジュと申します」


「こんにちは。リーサです」


「はぃ、お名前は何度も耳にはしていたのですが。挨拶が遅れまして申し訳ありません」


「それは別に良いですよ」


「そして今回お持ちになった収納ボックスですが、いったいいくらで販売して頂けるのですか?」


「それはこちらが聞きたいですねぇ。ギルドはいったいいくらで売るつもりなのかと?」


「まず、前例がございませんし。他に例を見ない画期的な商品です。いくらの値を付けた物か悩みどころではありますね」


「私としては、安くて大量に売りたいところなんですが」


「あれだけの性能の商品を安くなど売れません!正直、王家でも欲しがるような商品ですぞ」


「それは分かってるんですが、そうすると貧乏な方は買えない事になってしまいます」


「それはしょうがありません。それだけの商品ですから、それに、貧乏人を相手にするのは商品がだぶついて来てからでも構わないかと」


無限収納から財宝を出す


「これを見て頂いても分かるように、私はお金に困っておりません。今もエアコンや冷蔵庫や洗濯機、シャンプーやヘアマスクなど、商人ギルドだけでもこれだけの商品を卸ております。いつも品薄なのは好評を頂いているからかと思っておりましたが?」


財宝を無限収納にしまうのを見ながらボーっとするジョルジュギルド長


「冒険者ギルドではあのローナング遺跡の封印も解きましたし。鍛冶師ギルドではウオーターソードとシルフソードと言う剣も販売しております。さらに言えば王様にトラックを販売しているのも私です。商人の方も使っていますから知ってますよね?さてこの私がお金に困っているように見えますかね?」


「まったくもって見えませんな・・・・・それでも画期的な商品には違いないのです、そんなに安くは売れません!!!!」


「困りましたね・・・このままではいつまでたっても商品の金額が決まらない」


「そうはおっしゃられても。私もギルド長としてここは折れるわけにはまいりません」


「どうした物か・・・・商品がだぶつくのはいつ頃の話ですか?」


「それは納品数次第ですが2~3年かと・・・」


「2~3年ですかぁ、まぁそれなら待つのも可能な期間ですかねぇ」


「そうですか!?そう言って貰えると助かります」


「期間を決めましょう3年たったら商品がだぶついて無くても値段は下げる。これで良いですか?下げる金額は貧乏人でも頑張れば買える金額まで、最高でも金貨3枚「30万円」まで下げる事。それとこの商品は普通じゃ買えませんよね?」


「そうですね」


「私の取り分を上げて下さい」


「それはしょうが無いですね。良いでしょう、通常は5対5ですが今回は7対3で取引しましょう。勿論リーサさんが7ですよ」


「それでいくらで売りますか?」


「金貨100枚「1000万円」です」


「売れますかそれ?」


「大丈夫です。売って見せます」


「わかりました。では提案です3年たったら金貨3枚と言いましたが、段階的に下げるので構いませんよ、前日に金貨100枚で買った人からクレームが来ますから」


「そうしてもらえると助かります」


「そうですか、それで納品の頻度と数なんですが。どれくらいが良いですか?」


「そうですね~最低でも週に1回、数は200~300ですかね?」 


「そんなに売れますか?それと他の商品の納品数を少し下げても良いですか?」


「いいでしょう。今は収納ボックスをいくつ売るかがカギになってきますから」


「チョットきつめの納品ですが頑張りましょう。それでは来週に又来るという事で」


「はい。良い商談でした、それではまた」


「失礼します」


「はい。ありがとうございました」


そんなわけでこれから3年間、毎週700万円×300個で21億円が入ってくることになった。どこかに寄付でもするかな?それか建物か街でも作るか?王様に言えば土地の売買くらいしてくれそうだ。まぁその手の話はまたにして。この後は王様のところに行ってこの前の聖剣の話をしなくちゃ。王城の門の前にトラックを停めて、王様に会いたい旨を騎士に伝える。分かりましたという事で門が開く、トラックをしまい、歩いて中に入っていく・・・中でまた騎士の人に王様に会いに来ましたと言うと。今王様がいる場所に案内してくれた。王様は武器庫の中の隠し部屋のような場所に居た。そこにはこの前の聖剣が綺麗に並べてあった。王様はそれを見ながらニマニマしていた。 


「王様」


「わっ!なんだリーサかびっくりさせるなよ」


「嬉しそうですね?」


「そりゃあ、これだけの聖剣が集まれば嬉しくもなるさ」


「じゃぁ、この前の私が貰った聖剣の金額はいりませんね?」


「ああ、かまわんよ。それよりこれだけの聖剣を作ってくれたことに感謝する」


「そうだったんですか?今日は良いもの持って来たんですが。いらなさそうですね?」


「リーサは又そうやって、ワシを虐める、新しい物を持って来たんだろ、早く見せてくれ」


「今日は収納ボックスを持ってきました。この箱に荷物が30個入ります。説明書はこちらです」


「ほう、また面白いものを作ったな?これでいくら儲かるんだ?」

 

「毎週金貨2100枚ですね。どこかに寄付でもするか、街でも作らないと消費できませんね」


「ほうほう、欲しいなら土地と爵位でもやろうか?リーサはそれだけこの国に貢献している」


「私がもう少し大きくなったら考えます。今はまだ5歳なので他の貴族の人に舐められてしまいますよ」


「大丈夫だ、リーサなら他の貴族の方から近寄ってくるだろうさ」


「その方がよっぽど怖いですよ。今のうちから婚約者とか決められてしまいそうで・・・」


「ははは、確かにそうだな婚約者くらいは狙ってくるだろうな」


「ですよね?私は縛られるのが嫌いなので、婚約者はいりません」


「そうか?ワシから婚約者でも紹介してやろうかと思ったのだがな?」


「それも、私がもう少し大きくなってから決めさせてください。私学校を休学して、冒険者をすることもあると思うので婚約者がいると心配されますので」


「冒険者もするのか?このまま開発者でも食べていけるぞ?」


「それだとアルファシリーズが集まらないので」


「リーサは何でアルファシリーズに拘るんだ?」


神様ここですよ、ここで神の啓示です!きたきたきた、体が浮いて光っていく、そして別人の声で説明が始まる。 


『それは、私が説明しましょう。私は人間達が神と呼ぶ存在です。元々アルファシリーズは神々が造りし聖剣だったのです。それが時がたつにつれて、人間たちの穢れた魔力に触れ魔剣になってしまったのです。それを聖剣に戻すための試練をリーサに与えているのです。そしてリーサは神の巫女として存在しています。だから魔剣を聖剣にすることが出来るのです。これからはリーサを神の巫女として大切に扱うようにして下さい」


そして、リーサの体の光が収まると。段々と体が地面に近づいて行き、足が床に触れるとしっかりと立った。そして周りの唖然とする顔を見て。


「ばれてしまいましたね。そうです。私は神の巫女だったのです。神様から力を授かり、それを使って魔剣を聖剣に変えているのです。それ以外にも人間では対処できない事を私がやってきたのです。ローナング遺跡などもそうです」


「リーサが神の巫女?いやリーサ殿が神の巫女?」


この世界に宗教は無い、かと言って神様を信じていないわけでもない。神は己の中に居る的な感じだ、そこに持って来てこのカミングアウトだ、どう出る王様?そして存在は薄いが御付きの人たち?ここにきて神の巫女とか言われてもピンとこないか? 


「これは急ぎ神様を祀る施設を作らねばな?リーサ殿、神様の御名は何とおっしゃられるのですか?」


「それはお伝えすることができません。私も恐れ多くて御名をお呼びする事ができないのです」


「そうなのですか?それではどうやってお祀りすれば」


「そこは神様とお呼びしてお祀り頂ければ。でも大丈夫ですか?いきなり王が神様を祀る神殿を立てるなどして?神様はそこまでなさらなくても皆様の心の中にいつもいらっしゃいますよ?」


「アリーナ様は、リーサ殿が神の巫女であらせられることをご存知だったのですか?」


「うむ。成ればこそ、龍種を束ねる我がリーサ殿をお守りしているのだ」


「おお、素晴らしい。我もリーサ殿をお守りする者を用意せねば」


「王様、お気持ちだけで十分でございます。そして話し方も今まで通りに」


「何をおっしゃられるのですかそのような不敬が出来ますか!!むしろ今までの不敬の数々申し訳ありません」


ヤバイやり過ぎたか?今まで神の存在が無かっただけに無駄に効果があり過ぎる。


「それでは王様、こうしてはいかがでしょう?民もいきなり、王が神様がいるぞと言い出したら、王が乱心したと思い国が混乱します。まずはこの王宮にひっそりと神殿を建て、毎日お祈りするのです」


「神様は、これからも民が困っていたら私を使って声を掛けて下さいます。その際に王国に神が舞い降りたと民に周知し。その時初めて公けに神殿を立てるなどの事をすればよいのかと。今はまだ時期尚早かと存じます」 


「分かりました。リーサ殿がそこまで仰られるのですからそうしましょう」


「そして、私は今までの王様との関係を維持したく思います。できれば今まで通りにして頂きたく思います」


「アリーナ様も、私にはフランクに接してくれています」


「わかりました。リーサ殿なるべく以前のように接するようにいたします」


「ありがとうございます」


「あと、護衛の件ですが、以前護衛として付いていた。アヤメさんとキクさんとカエデさんにお願いしたいです。彼女たちは私を陰から支えてくれていました。不幸な事故で護衛の任を外れましたが、今ならわかってくれると思います」


私を置いて逃げた件は忘れていませんからね!!アヤメさん!絶対に護衛の任に戻って貰いますからね

。そうして、神様の件も少し落ち着いた状態で話が出来るようになり。今後は王城の中に小さな神殿を建て、王様が毎日祈りを捧げることで落ち着いた。これから何か困ったことがあったら王様に相談すれば何とかしてくれることでしょう。さて私は帰って収納ボックスを作らねば。それとマジで寄付金でもしないと神の巫女として恥ずかしいな・・・





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