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今までの話にジョルジュは何人出てくるでしょう?

龍聖の特訓をしている間、特訓だけしていたわけではない。授業はもちろん、ギルドへの納品と換金、新しい商品の開発依頼の受注、王様のヘリコプターの件とかなり忙しかったのである。商品開発は時間を貰えるから良いとして。 


王様のヘリの件は時間が無いと言うか、王様が我慢できない、ジョルジュ大臣と打ち合わせをしながら本人不在のまま話が進んでいく。大臣は何とか王様に会えているが、私は行くたび行くたび王様がいないのだからしょうがない。 


大臣が伝えてくれた事を聞きながら、王様の要望を聞いていく、そして新たなヘリコプターが出来上がった、2人乗りのヘリで、ゲームセンターに置いてあるような操縦で、空を飛べるようなものが出来上がった。


内装だけは派手にしてある、王様の趣味だからだ、意味は無いのだが、車のセンターミラーのようなところから真珠のネックレスを掛けて見たり。中を真っ白なムートンで覆ってみたりと大変だった。 


そして絶対に墜落しない様に、シルフィードに頼んで風の魔力石を大量に使うから。落ちない様に風の眷族を大量に付けて貰った。そのことをジョルジュ大臣に伝え絶対に風の魔力石を切らさない様にお願いした。魔力石を入れるところもかなりの余裕を持たせてる。 


これで王様は車もヘリコプターも手に入れた。しかも自分で運転出来る奴だ、これで欲求が落ち着いてくれると助かるんだが、私がキャンピングカーとか作ったら欲しがるんだろうなぁ・・・試しに作ってみようかなぁ。


止めとこう!また、手間がかかって疲れるだけだ、そうしたら、ギルドからの新商品開発依頼だ。今度は携帯でも作ってみるか。機能を簡単にするためにガラケーだな名前と番号の登録を魔力石でする。 


携帯は常に持ち歩くから。そこから人間が持つ魔力を少しずつ吸い上げて、充電しながら持ち歩く形にすればいい、名前と番号の登録は、個人の魔力が皆違うからその魔力を登録して。名前の登録は登録ボタンを押しながら音声入力して、ボタンの上下で名前が表示されて、あとはぁ、通話ボタンと切るボタンがあればいいな、100件も登録できれば十分だろう。試しに作って1回実家に帰って王都と実家で使えるか試してみよう。あっあとアンテナ付けなきゃ。


「龍聖、赤ちゃんの名前決まったか確認しにいこ」


「はい、可愛い名前だといいね」


そして戦闘ヘリの最高速で帰る。30分かそんなものでしょ?


「たっただいま~、ママンいる?」


「パパンもいるぞ」


「あぁごめんごめん。新しい商品作ったから試してみたくて」


「新しい商品?」


「これパパンのね」


「私に向けながら、登録ってボタン押して私の名前呼んで」


「リーサに向けながら、登録押して『リーサ』これで良いのか?」


「私もやるね登録押して『ヘンデル』これで良し。試しにこの距離でっと」


ぷるるるるるるるるるるぷるるるるるるるるるる


「パパン通話って書いてるボタン押して、それでその箱を耳にこう当ててみて。聞こえる?」


「おおおお、耳元でリーサの声が」


「私の方でもパパンの声が聞こえる。これを王都とこの町の距離でやってみたいんだ」


「で、ママンと赤ちゃんは?名前は決まった?」


「決まったぞ『リーネ』じゃ」


「わかった、リーネね、寝室行くね」


「ママン~いる~?」 


「居るわよ、リーネ寝てるから静かにね」


「わぁリーネちゃん、又可愛くなったです」


「ふふ、ありがとう龍聖ちゃん」


「本当だねぇ、可愛いねぇ龍聖」


「あ、そうだ、ママンもこの箱を私に向けて、登録ボタンを押して私の名前を呼んで」


「リーサに向けて登録押して『リーサ』これでいい?」


「じゃぁ私も、ママンに向けて登録押して「マリア」これで登録OK」


「今と同じことをパパンともしてみてね、遠くに離れてても声が聞こえるはずなんだ?私今から王都に帰ってママンのこれ、携帯って言うんだけどこれを鳴らすから、鳴ったら通話ってボタン押して。あっ、リーネ起きちゃうか?やっぱりパパンにかけるよ」


「ママンが暇なら、上下のボタン押して私の名前が出たら通話ボタン押してね。100件まで登録できるから、パパンも登録したら上下ボタンで2番目に出てくるから。やっぱり試しとこうか?私がすぐに出るから私の名前が出たら通話ボタン押して」


ぷるるる


「はい、リーサです、ママンも同じように耳に当ててみて。ママン聞こえる?」


「はい、聞こえますよ、凄いわね」


「これを王都とこの町で使えるか試してみたくて。じゃぁ王都に帰るね、またねリーネ、30分もしたら王都に着くから連絡待ってて」


それからまた戦闘ヘリの最高速度で帰った


「パパン選択、通話ボタンっと」


ぷるるるるるるるるるぷるるるるるるる


「はい」


「あっ、パパン聞こえる?」


「おお!、リーサ聞こえるぞ」


「やったぁ成功だ!!これで一儲けできる」


「お前はそんなことしなくても財宝を一個売れば遊んで暮らせるぞ」


「それとこれとは別、ドワーフは物作ってなんぼでしょ?」


「それもそうだな」


「じゃぁねパパン、携帯切るときは切るってボタン押せば切れるから。それとこれ携帯してないと魔力が切れちゃうから。お風呂以外では持ち歩いてね、試しに切るってボタン押してみて、またね」


「じゃぁ切るぞ、ポチ」


「よし切れた、これで問題無し、あとは商人ギルドに持って行くだけ、明日までに111台作ろう」


翌日、クラスのみんなとリフレッド先生に使い方を説明して持ってもらった。みんなで登録し合う、一応馬車で3日離れた距離でもつながったからね。と説明するそしてみんなに図入りの説明書も渡す。聞こえ方が悪かったらアンテナを伸ばす事も書いてある。又もリフレッド先生が興奮する、無駄に連絡が掛かってきそうだ。


「携帯って言うぐらいだから持ち歩くんだよ?寝るときとかに離しても1メートル以内ね、手の届くところに置いてね。一応説明書も付けておいたから」


「龍聖も持ちたい?私と離れる事は無いけど?」


「持ちたいです、ママとお話ししたいです」


「よしじゃぁもう1台作ろう、はいこれね、登録し合おう、登録の仕方は見てたからわかるよね」


「うんママ」


「ちゃんと、リーサって登録してね」


「はい、リーサっとOKです」


「よし!じゃぁ商人ギルドだ」


「こんにちはぁ、新商品持ってきましたよ~」


「おお、リーサさん待ってましたよ」


「こんにちは。ジョルジュさん、今回は遠くの人と話せる携帯と言うものです。携帯と言うぐらいですからなるべく持ち歩いて下さい。中の魔力石が個人の魔力を吸って機能するので。という事で説明です、まず登録したい相手に向かって携帯を向けて、登録ボタンを押しながら相手の名前を言いますジョルジュっと。そして誰か私と一緒に隣国まで来てくれる人は居ますか?私の乗り物で30分で隣国エルドーラまで行けます。はいそこの貴女お名前は?」


「エリザベスです」

「そうしたらもう一台の携帯にジョルジュを登録して。さっきの携帯にエリザベスを登録します。そして携帯の上下ボタンで話したい相手の名前を見つけたら通話ボタンです」


ぷるるるるるるる


「この音が鳴ったら相手の携帯の通話ボタンを押します。そうすると会話が出来ます携帯に耳を当てて話してみて下さい」 


「わぁ、相手の声が聞こえる」


「って事で。これを隣国のエルドーラからかけます。かかってきたら携帯に出て下さい。通話ボタンですよ?ここまでは良いですか?あとは図解入りの説明書を置いていくのでよく読んでおいてください。じゃぁエリザベスさん行きますよ」


そとに戦闘ヘリを出し乗って貰う、そしてヘルメットを被って貰ってしゃべると、さっきと同じように耳の傍で聞こえると言っている。これの遠くで使えて持ち運びやすいのがさっきの携帯ですと説明する。そしてそのまま最高速度でエルドーラに向かう。王宮の噴水の前に降りる警備兵も出てくるが、エンディアも出てくる。


「久しぶりエンディア。今日は良いものを持って来たんだ」


「あら、何かしら?」


「この携帯だぁ。これを、エンディアに向けて登録ボタンを押してエンディアこれで登録OK。さてこっちがエンディアにプレゼントする分の携帯。エンディア、ここの登録ってボタンを私に向けて押してリーサって呼んで」


「この登録ってボタンを押して、リーサこれでいい?」


「うんOK、そしたら上下ボタンを押してリーサって名前が出たら、通話ってボタン押してその携帯をこうやって耳に当ててね」


ぷるるるるるるる


「こんな感じで呼び出し音が鳴るから、通話ボタンを押すと会話が出来ます。エンディア聞こえる?」


「耳元で聞こえるわ」 


「これで馬車で3日圏内なら通話可能だから、何かあったら連絡してね。説明書も置いていくね」


「さてエリザベスさん聞いていましたね。実際にジョルジュさんにかけてみて下さい」


ぷるるるるるるるるるぷるるるるるるる


「はい。エリザベスか?」


「ジョルジュ先輩」


「エリザベス今どこだ?」


「エルドーラの王宮です」


「実験は成功だな?」


「はい、先輩」


「エンディア、今この人は王都に居る人と話をしてるの。そしてさっき渡したのも同じものだよ100人まで魔力を登録できるから便利だよ?何台か置いて行こうか?」


「そうしてくれると嬉しいわ」


「ちなみに、呼び出し音が鳴るから隠密行動には使えないよ?」


「ちっバレたか」


「こらこらそこの腹黒姫、面白い反応しないの、っで何台置いていく?」


「10台くらいかしら」


「分かった10台ね、はいこれ皆の分の図解入り説明書も一緒にどうぞ。聞こえ方が悪かったらアンテナ伸ばしてね。ここのやつね」


「人間の魔力がエネルギーだからなるべく持ち歩いてね。お風呂とか寝るときもなるべく近いところにおいてね」


「じゃぁ帰るね、何かあったら携帯に連絡頂戴30分で現れるわ」


「エリザベスも確認はもういい?」


「はい十分ですこの性能なら売れます。ちなみにいくらで売り出します?」


「最低金貨1枚。あとは高ければ高いほどいいね」


「分かりました。ギルドで値段は交渉しましょう。金貨1枚なら安い方です」


「それじゃまたね」


「連絡待ってるわね」


戦闘ヘリで帰還する、帰りもあっというまだった。


「結局ギルドは1台にいくら出す?今はお試しで馬車で3日だけどもっと遠くまで届くよ。特に聞こえの悪い場所や離れた場所では。このアンテナを伸ばすと聞こえるように成るから。一応説明書にも書いてあるけどね」


「せっかく新商品を開発したんだし。高く買って頂戴ね」


「金貨5枚で買い取りましょう」

 

「よしっ売った!!でも台数は用意するから。なるべくそれ以上は高くしないで。薄利多売で売ってね 遠くから出稼ぎに来てる人が、家に連絡取れるようにとかで買ってほしいし。その代わり性能は良かったでしょ?」


「はい、それはもう。商人などが絶対に買うでしょう」


「それは良かった」


そうして携帯は瞬く間に品切れになった。また明日100台持って来よう。

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