海だ!!水着だ!!クラーケン・・・・ 水着は次回
先日のAクラスとの勝負で、リーサとローナに過度のストレスが溜まっていることが分かった。これはストレス解消しないと何処かで爆発するかもしれない。まぁ先日の戦いで多少はストレスが解消されてはいるはずだが、まだまだこんなものでは解消しきれない。一回すっきりするまで遊びまくらないといけない。そのためにリフレッド先生に言って、何処か良いリゾート地は無いか聞いてみた。そうしたら海の近くにホテルがあり、海も綺麗で泳ぐこともできる場所があるらしい。馬車で5日の距離だが休みを利用して、大型輸送ヘリチヌークを練成してSクラス全員で行けばいい。勿論、引率はリフレッド先生だ。
そうして鉄鉱石を用意して、大型輸送ヘリチヌークを練成した。チヌークはセンターシートの取り付けで55名迄乗れるから、かなり広々としている。そうしたら王城から呼び出しがかかった、礼の隣国エルドーラの国を救った恩賞の件らしい。今度遊びに行くから丁度いい、それに遊びに行く前に商人ギルドに鍛冶師ギルドも行かなきゃいけない。お金がいっぱい必要だ、取りあえず王城に言って恩賞を貰ってこよう。
「王様こんにちはぁ、恩賞く~ださい」
「はいはい今回は助かった。白金貨100枚を恩賞として支払おう」
「おう!凄い金額ですね」
「国一つを救ったんだから当たり前だ。それに隣国エルドーラからも恩賞が出るはずだぞ」
「そうなんですか?」
「そうなんだよ、あとトラックなんかのお金も出さないとな」
「おぉ、トラックは別だったんですね」
「あと、君の友達のローナちゃん?にも恩賞が出るぞ。彼女にも白金貨100枚出そうか。国全体に光魔法をかけるなんて彼女くらいにしかできないからな、そうして助かった人たちが何人いた事か」
「ありがとうございます。ローナも今すぐ連れてきますちょっと待っててください」
「ああ別に急ぎじゃない・・ってもう行ってしまったか・・・」
「只今戻りました」
「早、凄い早いな!?」
「もともとヘリで来てたんですよ。王様も戦闘ヘリに乗ったじゃないですか?」
「あぁ、それでか」
「ヘリに乗って待ってもらってたんですよ。まさか恩賞が貰えるとは思っていませんでしたけど」
「じゃあ彼女にも恩賞の白金貨100枚を渡しといて」
「リーサ私が持ってても危ないから、リーサの無限収納にしまっておいて」
「いいよ、使う時に言ってね」
「便利だな、無限収納って」
「かなり便利です、今回もヘリコプターの大きいのを作って、皆でリゾート地に行く事にしたんですが。それも無限収納に入ってます」
「リゾート地・・・海か?海だよな?一緒に連れていけ」
「・・・まぁ構いませんが護衛の方は何人くらい来ます?20名ほどなら余裕ですが」
「分かった、精鋭部隊で20名連れて行きます。あと彼女も」
「彼女の水着姿が見たかったんですね?」
「そう、そうだよ、開放的な海、そこで結ばれる二人、萌える!!」
「まぁ良いですけど、跡目争いには気を付けてくださいね」
「まぁ、その辺は上手くやってるから」
「分かりました、じゃあ日程が決まり次第お知らせします、まぁ学校の無い日なので、週末の一泊二日だと思いますが・・・では今日はこれで失礼します。この後商人ギルドと鍛冶師ギルドに顔出ししないといけないので」
「相変わらず忙しそうだな」
「今回はエアコンも販売するので、それのせいで忙しいのもありますね。もう練成は終わってるので納品だけですが」
「手際が良いな、じゃっ海への旅期待してるぞ」
「王様が彼女に自慢できるように、内装を改造しておきます」
「それは助かるな」
「ではでは今日はこれで失礼します」
そして鍛冶師ギルドに行き。いつものように剣を収め「今回は200本ずつです」と受付嬢に渡し、ありがとうございますとお礼を言われ、今回の分ですと代金を貰う。そろそろ新作を作りたいんですが何か要望があれば聞きますから、次回までにまとめて置いて下さいと受付嬢に伝え、鍛冶師ギルドを後にした
次は商人ギルドだ、商人ギルドは白物家電とシャンプーやヘアマスクなどだ。それとお試しにとエアコンの業務用を商人ギルドに設置した。そして大型の備え付けエアコンを大量に納品した。商人ギルドは涼しくなり過ごしやすくなった。ギルマスはこれも売れますよと大張り切りだ、商人ギルドも納品が終わり代金を貰ってその場を後にする。
帰ったら大型輸送ヘリの内装をリムジンのようにした、バーカウンターも設置して王様仕様にする。これに魔力石を使ったエアコンも完備する。エアコンを目立たない様に設置するのに手間取った、それにしてもこれは王様の車よりエロイ。大型輸送ヘリとは思えない空間だ、これで王様も文句は無かろう。
あとワイバーンなどに襲われた時様に重火器も積んだ、こちらは私が魔力で狙いを付けて発射する。さてこれで今回の準備は一通り終わった。後は皆の着替えや水着などだ。水着などは現地で買わなければ売っていないとの事だった、あとは王様に連絡を取ったので当日迎えに行くだけだ。
今は出発の日の朝、リフレッド先生が現れない・・・・他の生徒は皆集まっているのだが先生だけがなぜか来ない、部屋に行ってみるといまだに寝ていた・・・叩き起こして集合場所に来させる、集合時間を早めにしておいて良かった王様を待たせるわけにはいかない。先生の言い分は興奮して眠れなかったそうだ、その興奮も海ではなく新しいヘリに乗れることだからだ流石先生ブレないな。
そして今度は王城だ、王城の門の前に下りると、時間前だと言うのに王様が彼女と一緒に待っていた。王様も楽しみだったのか目の下にクマが出来ている。それとも夜がお楽しみだったのか?彼女の方は艶々している。
「王様お待たせしました」
「いやまだ時間前だから構わんよ。楽しみで朝早く目が覚めてしまってな」
「そうだったんですね、因みに今日行く海への案内役で、騎士の方一人私の横に座って頂けませんか?王様が行く予定の海と、私達が行く海の予定が違うと面倒なので、王様のリゾートに合わせた方が宜しいかと」
「では私が横に乗りましょう」
騎士団長が横?まぁ間違いが無くて助かるがチョット緊張するかも・・・今の私は5歳児だが前世の私は16歳だ合計精神年齢21歳、ナイスミドルな叔父様が横とか緊張する・・・・でも今の私は5歳児まったく相手にはされませんがね・・・・
「私は王様の護衛で何度も海へ行っているので、道は任せてください」
「よろしくお願いします」
「王様、この内装なら納得していただけますか?中々にエロイ趣味でしょ?」
「あぁ、リーサ思っていたよりも凄いな。私の車もこんな風に出来ぬのか?」
「出来ますけど、それだと王様は運転が出来なくなるので、トラックの運転が一番うまい人に専属の運転手になって貰って。王様は後ろの席でゆったりされるのが良いかと。因みに今王様が乗っている車はそのままに別の車を用意する形になりますがね」
「あぁかまわん、新しく1台作ってくれ。金は惜しまんぞ」
「毎度ありがとうございます。では思いっきり趣味に走ったリムジンを用意させてもらいます」
「わかった外装や内装はリーサに任せる、飛びっきりエロイ車を頼む」
「分かりました、お任せください」
「ああそうだ、騎士の皆さん、椅子が壊れるので鎧は全員脱いでください、脱いだ鎧や荷物の置き場所は豪華な椅子と操縦席の間に設けてありますそこに置いて下さい。洋服に着替える必要があるなら簡易更衣室を出しますので言って下さい」
そして皆簡易更衣室で着替えた。さすがに鎧のまま椅子に座られたら椅子に穴が開くそれだけは勘弁だ。
「さすがに空の上では盗賊も襲ってきませんし、弓矢を射かけられてもビクともしません。ワイバーン対策もばっちりですのでゆっくりと空の旅をお楽しみください。では出発します、乗り遅れた方は居ませんか?隣を確認してください?問題無ければ出発しますが良いですか?」
それから問題無い事を確認し出発した、ちなみにリフレッド先生は、王城に着く前にヘリの内装を思う存分堪能していたので王様が乗ってきても静かだった。むしろ王様がこれは良いなシートもフカフカだし、この照明も中々にエロイではないかとしきりに内装を褒めていた。気に入ってくれたようで何よりだ。下手したら他国に訪問の際にこのヘリで行くとか言い出しそうだ。その時は運賃を貰って王様の移動に付き合いましょう。
騎士団長の指示のもと、ヘリを飛ばす事1時間と少しでリゾート地に付いた。リフレッド先生が思い描いていた場所と一緒だそうだ。そうだよねこの世界で中々リゾート地なんて無いよね。そうしてホテルの場所も同じだった。豪華なホテルで内装もかなり凝っていた、だが観光客が少ないのは気のせいか?ホテルの人に聞いてみると近くにクラーケンが大量に発生して、海水浴客が居なくなってしまったとの事だ。今は冒険者ギルドに討伐依頼を出しているが、海の中なので船を壊されたくない漁師が船を出してくれず、討伐がされないまま1ヵ月がたったそうだ。依頼料も漁業組合やホテル組合、屋台連合などから出ていて結構な額になっているとの事だ、しかも討伐ランクも無条件だそうだ、それだけ困っているのだろう。これは大型ヘリの活躍の場ではないか?
私達はリフレッド先生に許可を貰い、Sクラス全員が冒険者ギルドに登録し、私が討伐してきて皆に解体作業をお願いすることにした。素材は全て無限収納に入れて今後に生かし、そして討伐依頼料を皆で山分けして今回遊ぶお金にする事にした。でもその前に冒険者ギルドに値段の交渉をすることにした『このままだとこの町は廃れていきますが良いですか?私なら倒す事が可能ですがこの金額では討伐できません』と、そしてギルドが折れた今回は討伐が成功しない可能性が高いから。ギルドは仲介手数料を取らない事で値段のつり上げに成功した。
まずは漁師を一人紹介してもらって、クラーケンの生息海域を教えて貰う、そうしたらイメージ魔法と鍛冶と練成で銛に大きめのかえしを付けて。そこに太い鎖を付けてミサイルで打ち込む方法を取ることにする。クラーケンのサイズにもよるが、一回の輸送に5~10匹は釣れるだろう輸送重量も問題ない。普通は戦車などを運ぶヘリだ重量物を運ぶのは慣れている。さぁ狩りの始まりだ!!