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フラウ先生の・・・

皆さんおはよう こんにちは こんばんは 今日も楽しく小説を読んでいますか?おなかすいた・・・ぽんです 今日はブックマークが400件になったので久しぶりに投稿期間を短めにしてみました それでも毎日更新は出来ないのですが・・・・こんなおなかすいた・・・ぽんですがこれからもよろしくお願いします

アの国を滅ぼし神様にお願いして 近隣の国の人間が領土に入れないようにしてから王都ラファージャに戻って来たリーサ一行 捕らわれの身でろくなものを食べていなかったフラウ先生のお腹も減り 子供達の食事の時間にもなったので王城で食事をいただく事になった 勿論ママンには携帯で連絡済みだ そして空いた時間にフラウ先生の旅の事を聞いていた 主な移動手段は馬車で途中から町の入り口で荷物チェックが厳しくなったそうだ これはリーサのせいだと皆から言われた フラウ先生は何のことか分からずリーサに聞いてみた


「リーサさんまた何かやったんですか?」


「やったというか・・・発明をしました」


「どんな発明品ですか?」


「収納ボックスです 小型の箱に色々な荷物が入るんです でもそれを使って密輸入する奴らが出て来るので それを調べるための機械だったんです」


「そうだったんですね 密輸入は大変な事ですから仕方ありませんね」


「そう言ってもらえると助かります」


「あとはそうですね~ あちこちの町や村で神様を信仰するようになってました 今迄そんな事無かったのに」


「あぁ それもリーサのおこないだな」


「お父様?どういうことですか?」


「リーサは神の巫女だったのだ そして各地で奇跡を起こしているのだ 因みにワシが第一信者だぞ」


「ぷぷっ おっお父様が神様を信じるなんて何があったのですか?ぷぷっ」


「フラウよ お主は見ていないからそんなに笑っていられるが 実際に目の前で神の御業を見たら信じざる終えんぞ ワシがいい例だ そうだ良い機会だリーサよこやつらに子宝を授けてやってくれ ウエインよフラウと昨日の夜はしたか?」


「はっ?お父様いきなり何を・・・・」


「フラウと昨日の夜もしくはその前の夜に励んだのかと聞いておる!!」


「はっはい・・・・ いたしました・・・・」


「ウエイン!!何言ってるの?」


「まぁ良いではないか もう夫婦なのだしていて当たり前だ これでしていなかったら離婚させているところだフラウはこんなにも可愛いのだからな!!」


「お父様!?」


「リーサよサイフォン様の御業は前日でも大丈夫か?」


「3日前から1週間後までですね」


「ではフラウに技をかけてくれ ワシは早く孫の顔が見たい」


「分かりました 『神の御業』これで産婦人科に行けば大丈夫ですよ フラウ先生おめでとうございます妊娠3ヶ月です」


「はっ?えっ?何言ってるの?」


「子宝の神様サイフォン様の恩恵でフラウ先生は妊娠3ヶ月です 働けてもあと3~4か月ってところですか?」


「フラウ良かったな これで跡継ぎは問題なくなったぞ フラウ以外の兄弟は世継ぎ問題で争いを起こしたから全員軟禁されている これで男の子が生まれたら確実に世継ぎだぞ・・・・(まぁその前にリーサに延命処置をしてもらわないといけないがな)」


「お父様何か小声でおっしゃいませんでしたか?」


「いや 別にな・・・・ 気のせいじゃないか?」


「いえ!! 気のせいじゃありません! 絶対に何かおっしゃいました!!」


「え~い感の鋭い娘じゃ 世継ぎが生まれたらリーサに延命処置をしてもらわねばと思っただけじゃ!!」


「何ですかその延命処置って!? 子供に何をするつもりですか?」


「子供だけではないお主らにもするから安心せい!」


「リーサさん延命処置って何っ!?」


「え~っと・・・寿命が数千年長くなります・・・・」


「す 数千年・・・・?」クラ・・・・パタン


「おい!?フラウ?大丈夫か?」


「フラウさん?フラウさん?大丈夫?」


「頼むリーサ何とかしてくれ?」


「はいはい 『神の御業』これで大丈夫ですよ ってかただ気を失っただけですよ」


「そうか それなら良かった フラウ大丈夫か?」


「おっお父様?わたくしどうしたんですか?」


「気絶したんだ リーサの神様の力で目覚めたが大丈夫か?」


「大丈夫です・・・リーサさんはそんな事もできるのですか?」


「フラウ先生がいない間に神様と仲良くなりまして かなりの事ができるようになりました 冒険者育成学校の教師になれたのもそのおかげです」


「そうなんですね そして神様のおかげで延命処置ができるようになったのですね?」


「いえ 冒険者になった事で延命処置ができるようになりました というかドラゴンの鱗で延命処置や毒や炎の耐性が付いたりとかしますよ 他にも殺気を感じると体が硬質化して敵の攻撃を防いだりとか・・・駄目ですか?」


「ん~王族としては願ってもない事なんだろうけど寿命がね・・・・」


「そうですよね~ まだ生まれてもいない子の話だから現実的ではないですよね~」


「まぁそう言うな ワシは今ナンパもしておらんから実質的な跡継ぎはお主らじゃ フラウとウエインは強制的に延命してもらうぞ 二人から生まれる子供には延命するかしないかは選ばせてやる だが跡取り候補ができるまでは子作りもしてもらうぞ リーサがいればいくらでも跡取りが作れるからな頑張るんじゃぞ」


「お父様そんな事言われても 私も教師に復帰したいですし・・・」


「そうしたら優秀な乳母を探さんといけないな?」


「それは・・・自分の子供は自分で育てたいですし・・・」


「わがままな娘じゃな そうしたらとっととリーサに延命処置をしてもらえそうすれば長い人生の中で少しだけ子育てに使う時間があるだけだ 少なくともワシはあと5500年は長生きするぞそれ以上長生きするかしないかはリーサ次第じゃ」


「えっ?そこに自分の意志は関係ないのですか?」


「関係ないのう・・・・もう一度言おうリーサ次第じゃ」


「そうなのリーサさん?」


「えぇまぁ そんな雰囲気が有るような無いような・・・・」


「っという事は実質王家の寿命はリーサさん次第なのね?」


「そう言う事になりますね」


「ふぅ・・・・1年旅をしている間に王都もお父様も随分と変わってしまったのね・・・・」


「フラウよそう悲観するでない リーサは延命だけではなく短命にすることもできる あまりにも長く生き過ぎたと感じればリーサに頼み短くしてもらえばいい そうすれば自然死で短く生きる事も出来る そしてワシが変わったと言っても良い方に変わったのだろう?あのままナンパを続けていたら王都の世継ぎ問題は更に大変な事になっていたぞ だが神様を信じているワシは今や敬虔なる信者だ不埒な事はせんから安心しろ」


「お父様がナンパを止められたんですか?本当にどうしてしまったんですか?お父様がナンパを止めただなんて信じられません!!リーサさんお父様を洗脳でもしたの?」


「洗脳だなんて心外な! 王様は神様を信じる事に喜びを覚えてナンパを止めて王都の民の為に生きていらっしゃるのですよ」


「そうなんですか?1年であのお父様が変わるとはとても思えないのですが・・・」


「フラウよ・・・少しは父を信じてくれてもいいのではないか?」


「そうはおっしゃられてもあのお父様ですからね・・・・いつまた元のナンパ師に戻る事やら・・・・」


「フラウ先生そんな事より王室お抱えの医師にでもかかり 妊娠の確認でもされたらいかがですか?」


「そうだったわ こんなことしている場合じゃなかった お父様失礼します医師のもとに行ってまいります」


「そうだな ちゃんと確認をしてワシに報告するんじゃ それで早く孫の顔を見せるように努力してくれ」


「努力で早く産むことは出来ないと思いますが 確認はしてまいりますそれでは改めて失礼いたします ウエインついて来て」


「あぁ分かった エルフは妊娠しにくいのにこんなに簡単に妊娠していたら大変な事だな・・・・」


「そうよ 私も学校に復帰しようと思っていたのにこれじゃできないわ リーサさん戻ってきたら延命の件をもう少し詳しく聞きますからね」


「は~い 分かりました」


「行ってしまいましたね 無事に妊娠していると良いのですが」


「大丈夫ですよヴィヴィアンさん サイフォン様の恩恵は100%ですから それよりフラウ先生が学校に復帰しようとしていることが問題ですね 学校で授業しながらでも子育てができるように何か考えないと・・・」


「まぁその辺もリーサさんにはアイデアがあるのでしょう?」


「まぁ無いことは無いのですが 授業しながらだと授乳出来ないのでその辺が課題ですね フラウ先生の母乳で育てないのなら案はあるのですが・・・」


「リーサよどんな案なのだ?」


「サイフォン様の母乳をいただいて来て それを飲ませるって案ですね・・・子供がどんな成長をするかはわかりませんが栄養は満点ですよ」


「神様の母乳なんてそんなに簡単にいただけるのですか?」


「そうだリーサよいくらサイフォン様が子宝の神とはいえ 母乳を貰ってくることなどできるのか?」


「大丈夫ですよ王様 私と神様の関係ならそれくらいはしてもらえますよ 凄い世継ぎが育つかもしれませんよ?」


「そうか そんなに凄い世継ぎになる可能性があるのか?」


「何と言っても神様の母乳ですからね 普通の子供には育ちませんよ でもあまりやり過ぎると更に王都が神の国になっていく可能性がありますけど・・・・・」


「まぁそれくらいはしょうがないであろう むしろ神様の後ろ盾があれば王都も栄えるであろう」


「でしょうね 何と言っても自分の母乳で育った子供が治める国を疎かにはしないでしょうから でもまだ産まれてもいませんからね 流石に話が早すぎるかと」


「そうだな もう暫く待つか・・・いや~今から楽しみだ」


そう言って王様はまだ産まれてもいない孫の事を考えつつ王都の今後に関心を示すのであった

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