格闘競技大会14
皆さんおはよう こんにちは こんばんは 今日も元気に小説読んでいますか? 私は体調を崩したままで最悪です 皆さんも季節の変わり目もありますし体調など崩さないようにご自愛ください
賭けのレートを吊り上げようとした どこかの組織のせいで本選出場者の半分近くがやられてしまった 賊自体はアヤメさんや他の選手に取り押さえられたのだが 無事な選手は7名しか残らなかった しょうがないのでリーサの提案が採用される事になった それはリーサが錬成するゴーレム君と戦う事だ 何も知らない挑戦者たちはゴーレムを早く倒した順番から上位に入れると聞き ただのゴーレムだろうと思い攻撃を仕掛けて来る者もいた まぁ瞬殺されたが・・・・そんな雑魚に用は無い ある程度の力を持った挑戦者が残らないと観客が盛り上がらない なのでリーサはゴーレム君の強さをある程度強くした 決してただのゴーレムだと馬鹿にされたからではない・・・・・ きっと・・・・
そんな中一人の青年が自分が次の挑戦者になると言って出てきたのでゴーレムの仕組みを教えてあげた このゴーレムは経験値をつんでドンドン強く成っていくから先に挑戦したあなたはラッキーですよと そうしたら それでしたら私も沢山の経験値をつみたいので一番最後に挑戦しますと言ってきた それだけ自分に自信があるのだろう 他の挑戦者は我先にと説明を聞いたとたんに並び始めた 今年の大会は駄目だなと思った瞬間だった 一応ゴーレム君との戦いをトレースしたが何とか勝てたくらいでみんなそんなに強くなかった 最後に戦った彼はランスロットといった 彼の動きはトレースしても一瞬だったが実りのあるものだった 今大会で勝つのはきっと彼だろう ランスロットと時間は随分違うけれど次にゴーレム君を倒した二人がシード枠で その他の4人もゴーレム君を倒した時間で準決勝 準々決勝と決まって行った それは良いとして 今日の大会はもうお終いだ明日3試合やって今年の格闘競技大会は終わる事になる それまでにヴィヴィアンさんの良い人は現われるのだろうか?
「今日はヴィヴィアンさんの良い人は現われませんでしたね~」
「大丈夫よリーサ レイニー様を信じましょう」
「そうですね レイニー様は今までにも何人もの信者を結び付けてきたんですもんね」
「私はそこまでは知らなかったけど 頼る人がレイニー様しかいないのよ」
「そうですね途中で目の呪いと言うか 魔法はちゃんと制御できるようになったから 選ぶのも楽になっているはずだし きっと良い人が現われますよ」
「そうよね きっと良い人が見つかるわよね? でも私キスもしたことないからどうやって付き合えばいいか分からないわ」
「ヴィヴィアンさんもですか・・・・ フラウ先生もそうでしたお付き合いだけは20年してたそうですが キスもしたことが無いと相談されました」
「フラウさんもそうだったんですか?」
「ですが結婚したいと告白した夜に二人で抱き合ってキスをしたそうですが」
「羨ましい話ね そうだわ 結婚もそうだけどお姉様が待ってるわ早く家に帰りましょう」
「それが結婚をこじらせている原因ですよ 一旦うちのママンの事は忘れた方が良いのでは?」
「う~ん お姉様の事を忘れるのは無理かもしれないわ あの方は私の人生にあまりにも大きな影響を与えてくれたから・・・・」
「重症ですね・・・ ママンも罪作りな人です・・・ しょうがないですね帰りますか」
「はい 早くお姉様のもとに帰らないと!」
「分かりました 転移しますね みんなそばに寄ってちょうだい『転移』」
家に帰るとママンがご飯の準備をしていた それを見たヴィヴィアンさんは私もすぐに手伝いますと言って手を洗っていた そして手際よく二人で料理を作っていく その間ヴィヴィアンさんは終始笑顔だった余程ママンと料理できるのが嬉しいのだろう ママンは昔ヴィヴィアンさんに何をしてあげたのだろう?すごく気になる・・・・・ 食事の時にでも聞いてみようかな?
「リーサ?リーサってば!! リーネとリーニャを連れて来てちょうだい ご飯にするわよ」
「は~いママン 了解しました 龍聖手伝って ロゼリアたちは待っててね」
「「「「「「「「は~い」」」」」」」
龍聖もそうだがガヴァンライフドラゴンの子供達も順調に育っている もう見た目は4歳児くらいだ龍聖のようにある程度まで育ったら 私の背を抜かさないように調整してくれないかな~ ドワーフだからしょうがないけど あまり大きく成られると私が子供みたいだ まぁ十分子供なのだが中身は大人だ あまり小さいのは人間だったころの名残か少し恥ずかしいのだ だからなのか小さい子達に囲まれているとホッとするのだ・・・・ 困ったものだ まだドワーフの自覚が足りないのだろう まぁ良いかリーネもリーニャも居る事だし私の背が抜かれる事はないはずだ たぶん・・・・
「ママン 二人とも連れてきたよ~ リーニャはおっぱい欲しそうだね さっき部屋で二人ともオムツは変えてきたから大丈夫だよ」
「リーサありがとう 龍聖ちゃんもありがとね さぁみんな料理が冷めないうちに食べちゃいなさい」
「は~い いっただきま~す」
「さぁ 皆さんお姉様の分は取り分けてありますから 全部食べちゃってくださいね」
「ヴィヴィアンさんは食べないの? さっきから皆によそってばっかりだけど」
「私も後からお姉様と頂きますわ ですから気になさらずに食べちゃってください」
「それなら良いんですが そこまでママンに合わせなくても・・・」
「お姉様との食事が楽しみですわ」
「そこまでうちのママンに傾倒するって事は 昔 余程の事があったんですか?」
「それは内緒です・・・・恥ずかしいですから」
「そう言って 皆はぐらかすんですよね~ 前にママンの舎弟って人に聞いた時も 恥ずかしいから勘弁してくださいって言われて 教えてもらえなかったんですよね~ ママンにはどんな秘密があるのか気になってしょうがないです」
「リーサさんも学校を占めてみれば分かるかも知れませんよ?」
「そういう物ですかね~?」
「きっとそういう物ですよ 困ってる人を助けて行けば分かる事です」
「それじゃぁ 私ももう少し学校の中に目を向けないと駄目ですね」
「そうですね 人目に付かない所で困っている子達もいますから そんな子達も助けてあげて下さい」
「分かりました 頑張ります」
「ふふふ 昔のお姉様を見ているようですわ」
「そうなんですか?」
「えぇ 昔のお姉様もあちこちで困っている子達を助けていましたわ」
「まだ私は何もしていませんけどね・・・・」
「そうですね ですがリーサさんなら大丈夫ですよ 何と言ってもお姉様の娘ですから」
「そんなものですかね~?」
「そんなものですよ」
「ねぇママわたし眠くなっちゃった」
「えっ? フィリアもう眠いの?」
「うん なんか今日は疲れちゃった」
「ご飯はちゃんと食べた?」
「うん 食べたよ」
「じゃぁ おトイレ行って寝ようか」
「今おしっこ出ないよ」
「だ~め! 行くだけ行きなさい 出るかもしれないから」
「は~い」
「他のみんなは眠くない?」
「僕も眠い~」
「じゃぁクロウもおトイレ行こう 皆ご飯食べ終わってる?」
「「「「「「「うん」」」」」」」
「じゃぁ 順番でおトイレ行って今日は寝ましょう ヴィヴィアンさん後片付けお願いしても良いですか?」
「良いわよ 任せておいて」
「みんな今日はお風呂入れないから 蒸しタオルで体を拭こうね」
「「「「「「「「は~い」」」」」」」」
「明日の朝チョット早く起きてお風呂に入ろうね」
「「「「「「「「は~い」」」」」」」
「ほら 龍聖も行くよ」
「私 まだ眠くないよ」
「じゃぁ龍聖はお風呂入ってから来なさい 一人で入れる?」
「大丈夫だよ」
「じゃぁベッドで待ってるからね お風呂あがったら私もお風呂入りたいから皆を宜しくね」
「だめ~ ママはみんなと一緒に寝るの!!」
「分かったわよレミーラ じゃぁ明日の朝みんなで一緒にお風呂に入ろうね」
「うん」
「じゃぁそう言う事で 龍聖はゆっくりお風呂に入ってね お風呂で寝ちゃ駄目だよ」
「は~い 頑張ってママ」
「ありがとう龍聖 じゃぁみんな行きますよ~」
「「「「「「「「は~い」」」」」」」
「クロウ ガデッサ アレス リデル レミーラ フィリア ロゼリアみんな体拭いたかな?拭き忘れが無いかママがチェックするから順番に並んで頂戴」
「「「「「「「「は~い」」」」」」」
「クロウ 首の後ろがちゃんと拭けてないわよ アレスは大丈夫ね ガデッサは膝小僧が汚れてるわよ あとはみんな綺麗に拭けてるね じゃぁ寝るぞ~みんなベッドに行け~」
「「「「「「「「わ~~~~~~」」」」」」」
「じゃぁ 寝ますよ~ 明日早いから ちゃんと寝てね じゃぁおやすみ~ 明かり消すよ」
「「「「「「「「おやすみなさ~い」」」」」」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして翌日朝早く起きてみんなでお風呂に入った 朝ご飯を食べて お昼の買い出しもして準備万端整えたら 格闘競技大会準々決勝と準決勝と決勝戦だ 大会も最終日だけあってかなり盛り上がっている 一般席は立ち見が出ているほどだ 更にどこかの組織のせいで賭けも盛り上がっている 私もランスロットに一点賭けで白金貨10枚賭けている 見る目がない一般人が多いのか? それとも一発逆転を狙って高配当に賭けているのかランスロットのオッズは単勝で10倍だ 今迄の戦いを見てきた私としては結構な高配当だ当たれば白金貨100枚は結構おいしい
さぁ準々決勝が始まる早速トレースの準備だ ランスロットには及ばないとしても ここまで勝ち残った選手たちだ運だけで勝ってきたわけではないだろう それをトレースさせてもらおう初戦はサミル選手とエント選手だ『イメージ魔法 トレース発動 サミル選手とエント選手の動きをトレース』これで 準備は完了だ サミル選手はトライデント、先が三つ叉になっている槍を使うようだ 長さは2メートルほどで敵の剣を受け止めたり 絡めとったりできる武器だ 対するエント選手はメイスだこちらも長さは2メートルはある 両手で使うタイプのメイスだ 先端には鉄板を放射状に並べた形のメイスで先端がボール状の普通のものではなかった 二人とも同じ長柄武器だったが結果はすぐについた サミル選手のトライデントがエント選手の長柄武器の先端部分を絡めとり 武器を取り上げてしまったのだ 最初は逃げながら武器を取り返そうとしていたエント選手だったが疲れが出たのだろう 一瞬大きく息を吸った瞬間を狙われて倒されてしまった そして準々決勝は終わり5位はサミル選手に決定した 5位になったと言っても 名誉と他の国からのスカウトが来るくらいで賞金は無いのだが この競技は1位にならないと意味が無いのだ そして次の試合が始まっていくのだった