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領地の視察?

ユースティティア様が天界に戻られてから2週間 家ではリーネも無事に育っている ユースティティア様と一緒にいた後遺症はなさそうだ 特Sクラスのみんなも無事に進級してから2週間 普通に授業が進んでいく 特Sクラスのみんなは基礎ができていないので その辺りをベテランの先生にしっかりと教わっている 勿論スターディ様の恩恵のおかげもあるが 物覚えはかなりいいみたいだ そして最近はリフレッド先生も忙しいらしく あまり構ってもらえない それはそうだ 特Sクラスができて Sランク冒険者を学校が使わない訳がない 特Sクラスと言っても実力的には冒険者ランクE~Dくらいなのだが 最初のうちだけでもSランク冒険者と触れ合わせて 冒険者としての夢を持たせようとしているらしい なのでリフレッド先生は Sランク冒険者になるまでの体験談の様なものを語って授業をしている 


私は今久しぶりに王城に来ている 勿論王様に会いにだ エルフの姉妹ベルウッドとエリーゼに許可を貰い 王様にもアンブロシアの実をおすそ分けしようと思ったのだ 勿論特Sクラスのみんなとは美味しくいただいたみずみずしくてそして濃厚な甘みが口いっぱいに広がる 素敵な果物だった そんな果物を王様におすそ分けしないのも悪いと思ったからだ そして王様の部屋の前に来た衛兵の人にドアを開けてもらい 王様に声をかける


「お・う・さ・ま~」


「い・や・じゃ~」


「まだ何も言ってないじゃないですか」


「どうせドラゴンの鱗じゃろ?」


「酷い 私が来たらすぐにドラゴンの鱗とか・・・・ それで助かってもいるくせに 聞きましたよこの前王城に忍び込んで 王様暗殺を謀った者がいた事を その際にアイアンドラゴンのローブが王様を守った事も 全部私は知っているのですよ!!」


「何故知っているのじゃ? 王城でも一部の者しか知らないことを」


「ふっふっふ~ ここに来るまでに大臣に感謝されながら説明されました」


「ジョルジュ~!! いらん事を言いおって」


「と・に・か・く 王様には感謝こそされ 嫌がられる筋合いはないはずなのですが?」


「うううう リーサよお主の持ってきた ローブのおかげで命拾いした感謝する・・・・」


「いえいえ 私が持ってきた物さえ 食べてもらえればそれくらい」


「い~や~じゃ~!!」


「そんなに警戒しないで下さいよ 今日はドラゴンの鱗じゃないですよ」


「では 何なのじゃ?」


「アンブロシアの実ですよ アンブロシアの実」


「なんと! アンブロシアの実か懐かしいのう もう何年も食べておらんかった」


「でも 王様は嫌そうだしな~ 持って帰ろうかな~」


「だから何でそうやって イジメるのじゃ 折角持ってきたものを無駄にすることもあるまい」


「まぁいいです 折角王様に食べてもらおうと持ってきたのですから 食してもらいましょう」


「悪いのう さて馳走になるとするかの」


「ではどうぞ」


と皿に乗せ5個くらいを机の上に出した 王様は器用に皮を手でむき あっという間に5個全て食べてしまった


「ふぅ 美味かったな これは何処の里の物じゃ?」


「ダニーデンと言う村の近くの里です 里の中には入っていないので こまかい場所までは分かりませんが」


「おお ダニーデンか それなら場所は分かった今度行ってみよう」


「王様 それは・・・・」


「大丈夫じゃよリーサ エルフしか連れて行かんよ」


「それならばいいのですが ですが迷いの森はどうするので」


「大丈夫じゃ 迷いの森はエルフには道を開いてくれる」


「ですが羨ましいです 仲間と会える場所があると言うのは」


「何を言っておる ドワーフにもドワーフだけが集う街があるぞ 勿論商売もしているから ドワーフだけと言う訳にもいかんがな 観光客と言うか武器や装備を買いに来ている者が結構いるぞ」


「あれ? 私その町に言った事無いですね そこにはギルドが無いのですか?」


「勿論あるぞ 言った事が無いのか? おかしいのう ヘンデルもマリアもわざといかなかったのか?」


「何でですか?」 


「あそこは技術を求める者が集まる場所だからのう リーサよお主が行ったら 弟子がいっぱいできてしまうからのう」


「そこで 弟子を取ったらそこから出してもらえないので?」


「そんな事は無いぞ だが 面倒だったのかもな 色々と質問攻めにあうのが」


「ですが 私も修行中の身 一度は訪れてみたいですね」


「そうじゃろうの」


「家に帰ったら 一度両親に聞いてみます」


「それと 今日は以前いただいた 領地の件で来たんですが 大臣を連れて行っても良いですか?」


「おお 別に構わんぞ 特に今日はさっきの件があるから 誰がなんて言っても構わんぞ」


「分かりました ではジョルジュ大臣を連れて行きます」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コンコン


「ジョルジュ大臣 リーサです 少し宜しいですか」



「あぁ 大丈夫ですよ開いていますから どうぞお入りになって下さい」


「すいません 失礼します 今王様からは許可をいただいたんですが 私の領地の見学に来てもらえませんか」


「そういう事ですか 構いませんよ 今ちょうどひと段落したところです」


「良かったです 王様からはどんな用事があろうとも 連れて行ってかまわんと 言われていたので」


「王様がそんな事を? 何故ですか?」


「さっきの話で出た アイアンドラゴンのローブの事で お怒りだったのでその事かと」


「あぁその事ですか あの方も子供なんですから本当に・・・・・」


「まぁ 笑いながら言ってましたから 本気で怒ってはいないんでしょうけどね」


「そうでしょうね さぁ 行きますか? 私の方は準備はいつでも良いですぞ」


「では 行きますか 時間がもったいないので 転移で行きましょう『転移』ここであってましたよね?」


「えぇ 大丈夫ですよ ここがリーサ様の領地です」


「随分と皆さん忙しそうにしていますが どうしたんでしょう? トラクターは使いこなせなかったかな?」


「ちょっと聞いてみますか 長のサンディーさんを探しましょう」


「あっ いましたよ あそこの端にいます」


「あぁ そうですね いましたね チョット歩きますが行きますか」


「いえ ここは転移でそばに行きましょう『転移』お久し振りです サンディーさん」


「おお これはジョルジュ大臣に大公リーサ殿 お久し振りで御座います」


「ところで どうしたんですか? 何やら忙しそうですけど?」


「あぁ 申し訳ございません 私の監督不行き届きで 魔力石を盗んだものが出まして 今その捜索をしておりました」


「ちなみにその犯人は ここの土地の者ですか?」


「いえいえ この土地にそんな大それた事をする者などいませんよ 恐らく盗賊でしょう」


「分かりました そちらは 私に任せて下さい 皆さんはこの魔力石を使って いつもの作業に戻って下さい」


そうして1000個程の魔力石を かごに入れておいておく


「宜しいのですか? その様な事を大公様にお願いしてしまっても・・・・ やはり私どもで捕まえます」


「大丈夫ですよ 私はそちらの方が専門的ですから 先程言ったように作業に戻って下さい」


「分かりました 作業に戻ります 『おーい みんな作業に戻れー 盗賊の追跡はリーサ様にお任せすることになった だから急いで作業に戻れー』 これでよろしいでしょうか?」


「勿論です 私が言った事ですから さてと 『サーチ』 あぁこっちか それではジョルジュ大臣 後の事はお願いします サンディーさんから色々聞いておいてください 困ったことがあればそれもです そうしたら後から何とかしますので」


「わかりました あとの事はお任せください リーサ殿はお気を付けて行ってきてください」


「ありがとうございます では行ってきます あっアリーナ子供達を宜しく 今回は相手の力量も分からないから 連れて行けないや リュードもカテナも宜しくね」


「わかりました 心置きなく行ってきてください」


そしてサーチで検索した方に飛んで行く 自分一人で飛ぶのは随分と久しぶりだな 最近はずっとみんなで大型輸送ヘリ チヌークか転移ばかりだ やはり自分一人で飛ぶのも気持ちいいなぁ そんな事を考えていたら盗賊に追いついた もっと一人で飛んでいたかったのだが しょうがない とっ捕まえるか 盗賊の前に出て飛んで行く 盗賊は馬で逃げながら方向を変えていく 私はそのまま盗賊の前に出て馬の前に飛び出る 馬はビックリして急ブレーキだ 勿論そんな事になったら盗賊たちは馬から落とされる 全員が落ちたのを確認して 馬たちに怪我が無いのをチェックしたら 馬たちを解き放つ 男たちが罵声を浴びせて来るが関係ない のだが・・・・


「やいこら そこの『チビ』何てことしてくれる」


「そうだこの『ずんどう』親方に怒られるだろ」


今は土魔法で男たちを首まで埋めたところだ


「さて まだ何か言いたいことがありますか?」


「俺らが帰って来なかったら 親方が心配して見に来てくれるさ そうしたらお前の最後だこの『チビ』」


「ほう 自分達の立場が分かってないと見える」


メイスを出して振り回してみる


「ごめんなさい もうしません許してください」


「そんな言葉を信じるとでも?」


「信じないなら仕方ない 親分と仲間達にやられちまえこの『ずんどう』が」


「分かりました 何度も『チビにずんどう』と言ってくれたお礼に 鼻で息ができる寸前まで 土魔法で埋めてしまいましょう これで自分の立場が分かったはずですね」


「む~~~むむむうううむうむう」


「何言ってるかわかりませんよこの蛆虫どもが」


「むうううううう」


「さて親方がいると言ってましたね 記憶を覗きますか ほうここがアジトですか では潰しに行きますかね」


「むうむいうむう」


「それではまた 後から戻って来た馬に 頭を踏まれないように注意してください まぁ注意しようもありませんか 頭が動かないですもんね それじゃぁ 死なないで下さいね シクシク」


そして親方とやらのアジトに行く事になった そして確かに仲間も大量にいたが 関係ない殲滅して騎士団に賞金を貰いましょう

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