神様がいる日常・・・・
ゼウスの娘 ミネルヴァ様に ご飯の代わりに魔力をあげたら 凄い喜ばれた そしてその声は天界にも響いていたらしい その声を聞きつけてゼウスの娘 ユースティティア様がリーネの中に降臨した もうどうしたらいいのか分からない これで姉妹全員神様とつながりがある事になった しかも妹二人に降臨した神様も姉妹だ パパンとママンに相談した方が良いのだろうか? 相談した方が良いんだろうなぁ ふぅ・・・・ 気が重い・・・・・・ 私の心を読んでミネルヴァ様が声をかけてきた
(リーサ ユースティティアの事 両親にちゃんと話しておけよ あいつはおおらかだから何かしでかすぞ)
(もう決定事項なんですね・・・・ 例えばどんなことですか?)
(平気で魔法を使ったり 正義の雷を落としたり こんなこと言ってはいけないのだが さっきはおおらかと言ったが おおざっぱと言った方が正しいかも知れんな・・・・・)
(それは困りましたね・・・・ 何か問題を起こしたら魔力をあげませんよ とかどうでしょう?)
(それは逆効果だな やめた方が良い あいつは暴れるぞ・・・・)
(神様が暴れるって 天変地異じゃないですか・・・・ ちなみにそこまで詳しくないのでお聞きしたいのですが ミネルヴァ様とユースティティア様はどちらが偉いんですか?)
(基本同格だ だが あちらの方がわがままだぞ 正義を振りかざして無理難題を言ってくるからな)
(そうなんですか・・・・ 困りましたね リーネの体を盾にされたら何もできないじゃないですか まぁ 正義の神がそんな事をするとは思えませんが)
(どうだかな? 本当に奴はわがままだから まぁ魔力さえあげてたら大人しいとは思うがな)
(もう どうしてこうなったかな・・・・・ まぁいいです 魔力さえあげてれば皆さん大人しくしてくれるんですよね?)
(皆さんと言っても 今は私と ユースティティアだけだがな リーサもこれ以上増えても困るだろう?)
(そうですね これ以上増えてもかなり困ります 神様に魔力を吸われるのはかなり魔力を消費するので これ以上は無理です まぁこれ以上無理ですって言ったら 強引に魔力を増やされそうですけど)
(そうだろうなぁ 私としてはリーサのお目付け役だから リーサがこれ以上ドワーフ離れしていくのを止めたいのだがな あぁ駄目だリーニャの意識が戻って来た おっぱいの時間だなそれではな・・・)
それからママンに言ってリーニャにおっぱいをあげてもらった そしてママンにリーニャを任せて リーネの所に行く リーネはお昼寝していた 私が近寄るとムクッと起き上がり話しかけてきた
「リーサよ どうした? 魔力でもくれるのか?」
本当に困った神様だな どうにかしないと
「魔力をあげるのは構わないんですが ユースティティア様は正義の神様なんですよね?」
「そうだが? それがどうした」
「正義の神様は 今お暇なんですか?」
「そんな訳ないだろう いつも忙しいぞ」
「やはりそうなんですね? いつまでもこんな所に居て良いのですか?」
「良いわけではないが 神にも休息は必要だろう?」
「そうですよね 私もそう思います ですから お礼に魔力を吸って下さい」
「いいのか? 悪いな こんなに旨い魔力はそうそうないからな つい長居してしまってな 実はそろそろ戻らないとヤバいのだよ」
「それでは 私の魔力のギリギリまで お吸いになって下さい」
「おお 本当にいいのか?」
「はい 私も魔力を限界まで使うと魔力量が増えますので 構いません その代わり次に来る時は私の身内の体に入るのは止めて下さい 家族が混乱しています」
「ふむ 確かにまだ小さい子供の体に入るのは 副作用があるからなやめておこう」
「副作用って何ですか!!?」
「私の魔力の一部が体になれてきて 魔力総量が上がり正義感が強く成るな」
「そういう事ですか それなら 構わないです 正義感が強いのは悪い事じゃありませんので」
「まぁ そういう事だ 魔力総量が上がるの以外は問題ないだろう?」
「ん? 魔力総量が上がるのが問題なんですか?」
「ん~ 普通の人間の魔力総量ではないからな まぁ鍛えている人間と同じくらいか?」
「具体的にどれくらいなんですか?」
「9999くらいか?」
「あぁ それくらいなんですね それも問題ないです 私の方がおかしなことになっていますから」
「確かにそうだな リーサの魔力量はチョットどころか かなりおかしいぞ」
「まぁ ユースティティア様が お腹いっぱいになるって事で良いじゃないですか」
「それもそうだな ではいただくぞ おお やはり旨いな 忙しくてこの魔力が貰えなくなるのは辛いな」
「では 会えない分も貰って行って下さい」
「ふぅ もう満腹だ これ以上は入らん リーサの魔力の上限はどうなっているのだ?」
「おかしな事になっていますとだけ お答えしましょう」
「そうか では 我は天界に戻るぞ リーサまた会おう」
「今度は顕現した形でお会いしたいです 今のままではお顔も分かりませんし」
「そうだな 次に会う時は顕現してやろう そして何か褒美もくれてやろう」
「それは 良いですね 期待しておきます」
「ではまたな」
「ユースティティア様もお体に気を付けて お仕事頑張って下さい」
「うむ さらばだ」
「・・・・・・・・ ふぅ やっと行ってくれたか あのままだと リーネが大変な事になっていた気がする」
(ユースティティアはやっと行ったのか?)
(うわっ ミネルヴァ様いきなり頭の中に話しかけないで下さいよ 同じ部屋にいるなら分かりますけど びっくりするじゃないですか)
(すまんすまん 我慢できなくてな でもこれでひと段落だな?)
(ちなみに ミネルヴァ様はリーニャの中にいて副作用は無いのですか?)
(そうだな そう魔力量が増え 少し好戦的になるな)
(駄目じゃないですか!!)
(大丈夫だ 好戦的になると言っても戦いのときだけだ)
(なんだ びっくりしましたよ それにしてもミネルヴァ様は ユースティティア様と仲良くないのですか? お父様は一緒ですよね)
(確かに父上はゼウスだが母上が違うのでな そこまで仲は良くないかな?)
(そうなんですね?)
(だがユースティティアが正義の神だから 正義の名のもとに戦があれば 私のもとに連絡が来るがな)
(そういうもの何ですか 私はてっきり ユースティティア様は私兵がいて それを操っているのかと思っていました)
(確かに私兵もいるが 基本大きな戦の時は私に連絡が来るな 戦力も私の方が多いしな)
(そんなに大きな戦ってある物なんですか?)
(多くは無いがあることはあるな まぁ大丈夫だリーニャは好戦的にはならんよ この子は優しい子だ戦いをきっと好まないだろう)
(中にいると分かる物なんですか?)
(大体な それだけ意識の共有もしているって事だな だから 今のリーサの事も好意的に思っているぞ)
(何でですか? 何かしたかな?)
(ユースティティアから リーネを守っていたのを見ていたからね)
(赤ちゃんなのに そんな事も分かるんですね?)
(私が感じ取った事はリーニャにも分かるのさ)
(それではこれからも リーニャを守ってあげて下さい)
(わかった 任せておけ)
そうしてユースティティア様の騒動は終わった そして次の日 家族と食事を取って学校に行く 結局パパンとママンにはリーネの事は言わなかった 余計な心配をかけると思ったからだ これがリーニャのようにミネルヴァ様がずっといるなら どこかで分かる事だから話もするが ユースティティア様はもういない だから伝えなくても大丈夫だ 大きくなっても少し正義感の強い女の子になるだけだ それくらいなら私が守ってあげられる 良し問題は無い 今日も元気に学校へ行こう
「ローナ~ 一緒に学校へ行こう」
「チョットまって~」
「は~い」
「ごめんごめん 今エミルのオムツ変えてた リーサが持ってきてくれたオムツって凄いね 凄く助かってるよ ママもリーサにありがとうって言っておいてッてさ」
「そっか助かってるならいいや それにしても名前は結局エミルに落ち着いたんだ?」
「そうなんだよ みんなですごく悩んだ挙句 エミルで落ち着きました お騒がせしました」
「いえいえ 無事に決まって良かったです」
「ありがとう」
「じゃぁ 学校に行こうか?」
「うん」
「今日は何で学校に行く? 時間はあるしたまには ローナの運転で96式装輪装甲車で行く?」
「そうだね 私もたまには運転しないと 最近 転移を使う事が多かったから運転忘れそうだった」
「そっかぁローナは 車の運転取る時スターディ様の恩恵を受けないで 自力で取ったんだったね」
「そうなんだよ~ 今は皆がチョット羨ましいよ」
「でも恩恵自体は授けてあるから 今運転すれば勉強になるよ?」
「そうなの?」
「うん 大丈夫 じゃぁ 練習練習 横で私がチェックしてあげましょう」
「宜しくお願いします 教官」
「うむ では 乗車したまえ」
「はい」
「では学校に向けてしゅっぱ~つ」
「ラジャー」
そうして今日も一日が始まるのでした