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不死の実アンブロシアを求めて3

冒険者育成学校に新しい施設を作ろうとしただけなのに 揉め事に巻き込まれて行くリーサ達 ダニーデンの冒険者ギルドに立ち寄ったら エルドーラで起きた モンスターの氾濫の前兆と よく似た状況が起きていた それを調べていくと 地図上に一か所おかしな場所がある 取りあえずそこに言ってみるとモンスターが集まっていた そのモンスターをローナが倒し モンスターたちを無限収納にしまっていくと 小さな遺跡があった 無限収納からアルファを出し聞いてみると 中の魔剣が魔力を放出しているらしいことが分かった モンスターたちはその魔力に惹かれて集まっていたのだ そしてその中の一部が狂暴になり 魔力に惹かれて集まったモンスターがあちこちで悪さをしていたのだった このままじゃいけないという事でベータに頼んで封印をし直してもらった 


封印が終わったらギルドに報告だ ここに集まっていたのは 上位ランカーが束になって戦わないと 勝てないモンスターばかりだったのだ このまま遺跡を放置すると いつまた同じ現象が起こるか分からない ムンカと一緒にギルドマスターのロミーに報告する事にした 


「ロミー!! ロミー!! 報告したいことがある早く出てこい!!」


「分かったよムンカ そんなに急ぎの報告なのかい? それだけヤバかったって事なのかい?」


「まず結論から言う 問題の場所には小さい遺跡があった そこに魔剣が封印されていたんだが 封印が解けかかっていて そこから漏れ出る魔力を求めてオーガ30匹 オーク50匹 キメラ20匹 ワイバーン20匹が集まっていた」


「ヤバいじゃないか すぐに討伐隊を編成しなくては!!」


「それは問題ない そこのローナってお嬢ちゃんが一撃で全部倒しちまった」


「一撃で全部?」


「あぁそうだ 一撃で全部をだ」


「どんな攻撃だったんだ?」


「分からん とにかく倒しちまったんだよ 仲間もそれが当たり前のようにしていたから それだけの実力があるんだろ・・・ もう言葉を失ったよ」


「すまん 俺も返す言葉が見つからない とにかく遺跡がヤバいんだな?」


「そうなんだが それも100年先までは大丈夫らしい」


「じゃぁ 何がそんなに問題なんだ?」


「100年経ったら封印が解けちまうって事と 今ならリーサが その遺跡の中にある魔剣を処理してくれるが 今やらなかったら俺らの子供か孫は 確実にモンスターに殺されるって事だ」


「じゃぁ 今なら何とかなるんだな?」


「リーサはそう言ってる」


「ムンカは それを信じれるだけの物を見たのか?」


「見たというより 聞いただな」


「聞いた? どういうことだ?」


「リーサが持っている聖剣が喋ったんだよ そして封印をしたりしたんだよ」


「リーサ様が持っている聖剣を 私にも見せていただいても良いですか?」


「良いですよ アルファ出ておいで」


【リーサどうした? さっきも呼び出したばかりだろ】


「なんだこれは? 頭の中に声がする」


「だろ? これがさっき言ってた聖剣が喋るってやつだよ」


「アルファ さっきの遺跡の話を もう一度簡単に説明してくれない? さっき聞いてなかった人にアルファの口から教えてあげて」


【なんだ そんな事か あの遺跡はベータが封印したから 封印自体は100年持つかもしれないが 遺跡自体がもうそんなに持たないから いつモンスターが氾濫を起こすか分からんな? 魔剣自体もかなりの魔力を持っているからな 早く対処しないとどうなるか分からんぞ】


「そんなわけで 早い事対処しないと危ないんですが どうしますか?」


「緊急依頼で白金貨100枚出しましょう それで受けてもらえますか?」


「良いでしょう それで受けます みんなも良いですか?」


「って言うか これに関しては リーサ以外対処できないじゃん 私達に決める権利は無いよ」


「まぁ そうか 聖剣は私の言う事しか聞かないし 分かりました 受けます」


「ありがとうございます 助かります」


そして私が依頼を受けている頃ベルウッドとエリーゼにも変化があった


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「エリーゼこれくらいあれば十分じゃない?」


「そうね 今年は良くっていたせいか いっぱい取っちゃったね」


「そうだね 10個で良いって言われてたのに 夢中になって取ってたら100個以上あるよ?」


「チョット取り過ぎたね 食べて行く?」


「どうせなら みんなで食べましょうよ」


「そうね みんなで食べた方が美味しいわね」


「ところでエリーゼ 随分と森の奥に来ちゃったけど 大丈夫かな?」


「何が?」


「モンスターよ モンスター 出るって言ってたでしょ」


「そう言えば 言ってたねぇ でも大丈夫でしょ? ここまで森の奥に入って出てこないんだし」


「とりあえず アンブロシアの実はミニ収納ボックスにしまって・・・・・」


「ねえさんも聞こえた? 今何か音がしたよね?」


「あぁ もう!! 確認しない訳にいかないじゃない 何かあったら里が危ないし」


「アンブロシアの実はしまったし 確認しに行きましょうか?」


「そうね モンスターがいたら トルネードでやっつければいいし 多少の森の被害はしょうがないよね」


「うん しょうがないよ ファイヤートルネードを使わないだけマシって事で」


「エリーゼ 音が大きくなってきたね・・・・」


「そうね ねえさん」


「そろそろ 見えても良いころなんだけど」


「そうだよね こんなに音が大きくなってきてるのに・・・」


「あっ エリーゼ 見えてきたよ・・・・ ってかヤバくない?」


「ねえさん 思ってたよりかなりヤバいね・・・」


「ケルベロスに ヒュドラに キメラ それにオーガの大群がいる」


「ケルベロスにヒュドラなんて 見る事になると思わなかったよ 幸い1匹ずつってのが救いかな?」


「これってリーサに連絡した方が良い案件だよね?」


「そうだね 里の中だけどここなら誰も来ないし 転移で呼びに行こう」


「まって まずは携帯で連絡して準備して置いてもらおう」


「そうだね 迎えに行っていなかったら シャレにならないもんね」


「じゃぁ 電話するね」


「ねえさんに任せます」


【ぷるるるるるるるるるるる ぷるるるるるるるるるるる はいリーサですベルウッドさん何かありましたか?】


【アンブロシアの実は全部集めたんだけど 里の奥にモンスターがいて 私達じゃ倒せそうにないから連絡したんだ リーサ助けてケルベロスとか ヒュドラとかいて私達じゃ倒せない 里の中だけど人が来ないようなところだから リーサなら入っても大丈夫だから 転移で迎えに行っても良い?】


【良いですよ さっき別れたところで待ち合わせで良いですか? こっちもヤバい状況何で 早めに迎えに来て下さい もうさっきの場所に付きました待ってます急いでください】


【わかった 今行く】


「エリーゼ行くよ 近くに来て 『転移』リーサぁ 助けて・・・このままじゃ里が全滅しちゃう」


「わかりました その場所に転移で連れて行ってください 考えてみたらさっきもハリアー使わないで転移で帰ればよかったですね」


「もう 今はそんなこといいから転移するよ 『転移』ここだよ うわ! さっきより増えてる リーサ早くお願い」


「わかりました 『光魔法の改変』これでどうですか?」


ケルベロスやヒュドラなどは動かない 勿論キメラやオーがもだ みんなでゆっくり近づいて行く 問題なさそうだ 流石のリーサもケルベロスにヒュドラは怖かったのだ 結局ケルベロスとヒュドラは3匹ずつになっていた ベルウッドの話を聞くと最初は1匹ずつだったのだから 確かにあのまま放置していたら里が全滅していたかもしれない そしてここにも遺跡がある 中から魔力が出てるのは分かる為 先にベータで封印をする そしてアルファを出して状況を聞く


「アルファ出てきて それでこの遺跡の事を教えて もしかしてさっきと同じ状況?」


【そうだな さっきと一緒だ 違うのはベータに封印をさせてあるところだな】


「そっかぁ じゃぁこの中にも魔剣が?」


【いや 違うな これはたぶん魔装だ】


「魔装? って魔剣の装備バージョンみたいなの?」


【そうだ かなりの腕の職人が作ったんだろうな 凄い魔力だ】


「そうか わかったけど 何でこんなところに封印されているんだろう」


【さぁな 遺跡もかなり古いし 分からないな】


「アルファちょっと人型になって 私 倒したモンスターを無限収納にしまっちゃうから アルファ持ったままだとしまえないから 宜しく」


【わかった これでいいか? ところで そこで固まってるエルフは良いのか?】


「あれ? 二人ともどうしたの?」


「「かっこいい・・・・」」


「あぁ・・・・ そういうことね さっきまで里がどうこう言ってたのに まったく・・・・ アルファこの二人は放っておいていいわ 貴方が素敵なんですって」


【なに? それでは余計に放っておけないではないか】


「あれ? アルファってそんな性格だったの? 自分に好意を持ってくれてる女性に優しいの?」


【それはそうだろう 好意を持ってくれている女性には優しくしろと 神様に教えられたぞ】


「随分とナンパな神様に 打たれたんだね?」


【たとえリーサと言え 神様を悪く言うのは感心しないな】


「ごめんごめん そんなつもりはなかったんだけど チョット気になっただけ さて モンスターもしまったし 遺跡を破壊しますか アルファは人型になったまま自分で封印は解けるの」


【多分大丈夫だ だが後から魔力をくれよ】


「じゃぁ封印はアルファに任せるとして 私はゼータを持って準備しますか ゼータ出ておいで」


【おぉ凄い邪悪な気だな 久しぶりに手ごたえがありそうだな】


「私は他の準備もしなくちゃ『魔力増加』『体力増加』『魔力回復量増加』『体力回復量増加』『反応速度超過付与』 『絶対防御』 『精神感応防御』これでよし ゼータ準備は良い?」


【いつでも構わないぞ】


「じゃぁ アルファお願い」


【おう任せろ 行くぞ たぁ!】


「ゼータ行くよ」


【おう リーサ結構ヤバい奴だから気を付けろよ】


「任せて たぁ!!」


パリーン 土台に置かれたままの状態で 魔装をたたき割る事に成功した そのあと 邪悪な生気が抜け出してくる それをゼータが吸い込む そしてそれをすぐに浄化する為にリーサの魔力を流し込む するとゼータは七色に輝きだした 聖剣に戻れたのだ 良かった 更に魔装を処理したら 遺跡も役目を終えたのかボロボロと崩れ始めた 


【いやぁ リーサの魔力はいつ食べても美味いな】


【リーサ俺にも魔力をくれ 人型になっていると魔力の消費が激しいんだ】


「良いよ 吸って吸って あと一か所あるんだし 今のうちに回復して置いて」


そして ベルウッドとエリーゼと別れ転移でダニーデンの町に戻るのであった 


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