試験へ向けての訓練
皆さんおはよう こんにちは こんばんは おなかすいた・・・ぽんです 今日の更新で書き貯めが無くなります 明日の更新は微妙です(2018/07/23)もし更新できなかったらごめんなさい 夜の1時に起きて更新の確認してくださってる方達には 本当に申し訳ないです ですが読者が少なくなっても頑張って書き続けますので これからもドワーフに転生しちゃった・・・を宜しくお願いします
リーサとローナが 教頭先生から売店の商品を追加で受注させられていたころ Sクラスのみんなは大型輸送ヘリチヌークで 王都を離れて荒野に来ていた ここでならトルネード系をいくら使っても問題ないからだ そしてみんなでどれだけ早くトルネードを発動できるか競争していく 横一列に並んで「よーいどん」でスタートする 最初はトルネードを飛ばしていく 大きさ 素早さ 距離などを競い精度を高めていく 次はファイヤートルネードで競争だこれも大きさ 素早さ 距離などの他に温度を競った 地面がガラス状になれば勝ちだ だがみんなまだまだ技を自分の物にできていないので中々勝負がつかない 技のイメージが上手くできないのだ ここでリーサがいればお手本を見せてくれて すぐに技の習得につながるのだろうが 今日は参加していない だから 自分達だけで技の習得をしなければいけないのだ
試験で勝つだけなら トルネードとファイヤートルネードの2種類だけで問題ないだろうが 折角こんな何もない場所に来ているのだ ポイズントルネードとアイアントルネードの習得しておきたいと練習を始める ポイズントルネードは色で判断するしかないが より濃い色が出た人が勝ちだ アイアントルネードはより多く地面に氷のトゲが刺さっている人の勝ちだ っとここまでみんなで競い合ってきたが 誰も勝ちをもぎ取れるほどの成果はあげていない 要はドングリのせいくらべだ
「駄目だぁ いくらやっても一定以上の効果が出ない」
「ジョン そんなこと言っても練習するしかないだろう」
「ナムサンよ でも ここまで成果が無いとかなりつらいぞ」
「でもこれだけできれば 試験は軽く通るはずよ」
「そうよ これだけの攻撃力があったら試験は問題ないわ」
「ベルウッドにエリーゼはこれだけで良いと思っているのか?」
「そうね 今日は試験のための練習だからこれで問題無いわ」
「姉さんの言う通りだわ 問題ないわよ」
「だけどな~男としては もっとこう何て言うか 目に見えてこれはヤバいだろって 敵に思わせる位の攻撃力が欲しいわけよ」
「ジョンに同意だな やっぱり一撃必殺の技にしたいよな~」
「ジョンとナムサンに同意だな 私もそんな攻撃力が欲しいな」
「「だよなぁ シフォンは男心を分かってくれてるぜ」」
「だけど 現状手詰まりだろ・・・・」
「シフォンそれは言っちゃ駄目だよ・・・・ みんなのやる気が無くなっちゃうから」
「だって しょうがないだろ これだけやって駄目だったんだ みんな昼飯も食わないで頑張ったんだぞ」
「うっ それはそうだけどさ・・・・ じゃぁどうする? 明日リーサとローナが合流するまで諦めるのか? いつも俺たちより小さい少女に頼るのか?」
「それもしゃくだけど 私らをSランク冒険者にしたのもリーサのおかげだよ? それが無かったら私らだって他の学年のSクラスと変わらないじゃないか」
「そうなんだよなぁ 結局リーサのおかげでいつも何とかなってるんだよなぁ だから今回は自分たちの力で何とかしたいんだよ」
「そう言えばさジョン リーサがエンシェントドラゴンの鱗の恩恵で 4大属性の魔法が強くなってるって 言ってたじゃないか」
「ああ 確かに言ってたな それがどうした?」
「って事は エンシェントドラゴンの火属性の魔法を使いながら ファイヤートルネードを使ったらどうなるんだ?」
「そうか 同じ理由で風属性の魔法を使いながら トルネードを使えばいいのか!」
「試してみる価値はありそうだろ?」
「良く思いついたなシフォン これはいけるだろやってみようぜ」
「じゃぁ やってみるよ エンシェントドラゴンの火属性の魔法を起動して『ファイヤートルネード』おおおおおお これは成功だろ ナムサンもやってみろよ」
「シフォンのファイヤートルネード凄い事になってるな 俺もやるか 風属性の魔法を起動してトルネードをっと おおこれはさっきまでの倍 いやそれ以上か!!」
「って事は アイアンドラゴンの技も行けるんじゃないか? あれも氷だから水属性を起動して『アイアントルネード』 来た来た来た これでしょこれでしょ一撃必殺の技が完璧になった感じでしょ」
「ナムサンの技も成功だな これで試験は問題ないな それと私らに喧嘩を売ってくる馬鹿もいなくなりそうだな」
「良し またみんなで今の技の練習をしようぜ」
そうしてみんな夕方まで食事も忘れて練習するのだった
翌日リーサとローナも合流して昨日の成果を聞く
「みんな凄いじゃないですか 技の強化に成功するなんて」
「本当です 私はただのトルネードでも試験には合格できると思っていたので 技を出すスピードの練習だけするつもりでした」
「私達も最初はそうだったんだけど ジョンとナムサンとシフォンが頑張って強化したんだよ」
「カナタの言う通りよ お手柄なのはジョンとナムサンとシフォンよ」
「姉さんの言う通りだわ 3人のお手柄よ」
「ちなみにどうやったんですか?」
「エンシェントドラゴンの火属性を起動して ファイヤートルネードを出すと威力が上がるんだ 他の属性でも出来るぞ」
「そうそうシフォンの言う通りだ トルネードは風属性 アイアントルネードは水属性で 攻撃力が倍以上になったよ」
「そうかぁ って事は魔力石を使って妖精を呼び出せば 更に攻撃力が上がるんじゃないかな?」
「・・・・そうやって リーサはすぐに俺たちの上を行く・・・・ まったく頭の出来が違うのかね?」
「え? ジョンさん私何か悪いこと言った? ごめんね」
「何も悪い事は言ってないさ やっぱりリーサがいないと駄目だなって思っただけさ」
「さてシフォン 折角リーサが提案してくれたんだ 実際に試してみましょうか?」
「そうだなカナタ 魔力石は毎日寝る前にギリギリの量まで作って 保存してるからそれを使うか まずはエンシェントドラゴンの火属性を起動して そこでファイヤートルネードを使い 火属性にした魔力石を投げ入れると・・・・・・ おいおいおい これヤバくないかい? でかさも温度も昨日までの比じゃないだろう 魔力石も小さいのを試しに入れたんだよ? これで魔力石が大きかったらどうなるんだ・・・?」
「チョットこれヤバいだろ? もっと大きい魔力石入れたらどうなるんだ?」
「ジョン試してみろよ 一撃必殺の技が欲しいんだろ?」
「簡単に言うなよシフォン 今のを見た後に大きい魔力石を入れろってのか? 自殺行為だろ・・・?」
「ってかさシフォン 今お前が作ったサイズで闘技場が全部覆えてしまうのに これ以上大きいサイズを作る意味は何処にあるんだよ?」
「実戦でどこまで使えるのかの 実験だよ実験!! さぁやってみな」
「ったくしょうがねぇなぁ・・・・ 魔力石は握りこぶしのサイズで良いか?」
「じゅうぶんじゅうぶん そのサイズで行ってみよう」
「じゃぁやるぞ 離れておけよ エンシェントドラゴンの火属性を起動して そこでファイヤートルネードを使い 火属性にした魔力石を投げ入れるっと・・・・ ってヤバいって でかすぎだろ 炎耐性50%付いてないと 術者もヤバかったぞ 確かに一撃必殺の技にはなったが・・・・ 使い道があるのかこれ? もっと遠くに魔法を飛ばせるようにならないと 危なっかしくて使えないぞ」
「でも これで魔法の範囲は分かったな 試験の時投げ入れる魔力石は 小さめで大丈夫って事だ」
「むしろでかいの何て入れた日にゃぁ 大変な事になっちまうぜ」
「じゃぁシフォンさん 小さい魔力石を入れて連発の練習をしますか」
「そうだなセル あとは練習あるのみだ」
そうしてみんなは辺りが暗くなるまで練習をして王都に帰って行った
王都に付いたみんなは 泥だらけになって疲れ切っていた リーサとローナは携帯で家に電話して今日は寮に泊る事を伝える そしてみんなでお風呂タイムだ 流石に今日は男子も土埃で大変な事になっている リーサはシャンプーと石鹸を渡し最後に炭酸浴のバスボムをいくつか渡した バスボムは体を洗い終わって湯船に入る時に入れて下さいと伝えて 女子のお風呂の方に行く お風呂に行くとみんな入る準備万端だった リーサもいそいそと服を脱ぎお風呂に入る準備をする そして すでに頭を洗い始めている皆に並んで頭を洗い始める
「それにしても 今日は凄かったねぇ リーサの一言で技があんなに変わっちまうとは」
「シフォンさんに同意ですね 私もあの威力には驚きました」
「皆さんの努力があったからですよ 私はそこに足し算をしただけですから」
「その足し算が一番効果を引き出したんだけどな」
「シフォンさんの言う通りですよ あれは足し算より掛け算って感じです」
「カナタさんそれは言い過ぎですよ~ でも 魔力石の大きさによっては掛け算になるのかな?」
「でもリーサ あれはもっと練習して 遠くに技を出せるようになってからじゃないと 危険すぎるよ」
「そうだねローナ あの技が近くで発動すると思うと 怖くて使えないね」
「まぁ 握りこぶしサイズの魔力石は使えないけど 小さいかけらの魔力石は 使える事が分かったんだから良いじゃないか それよりリーサさっき男子に渡してた 炭酸浴ってのは私達ももらったことが無いぞ どんな効果がある物なんだ?」
「ああシフォンさん あれは二酸化炭素って言う泡が出て来るバスボムで 血管を広げて血行を良くし 疲れを取れやすくする効果があるんですよ ちなみに男子の物にはオレンジの香りを付けておきました こっちはどうします?」
「勿論同じ効果の物を試そうか 香りは何でも行けるのかい?」
「何でも行けますよ 疲れを取り安眠効果のあるカモミールとかどうですか?」
「おっ いいねぇ じゃぁ今日はカモミールにしようか 今日は結構疲れたからね」
「わかりました『錬成』これで良し あとは皆が湯船に入る時に 入れればいいだけです」
「わかった じゃぁみんなが湯船に入る準備ができるまで コンディショナーを長めにつけておくかね」
「シフォンさんお待たせしました みんなじゅんびOKですよ~」
「おお じゃぁ入ろうか 体冷えちゃうからな リーサ バスボム頂戴 これは中に入れるだけでいいのかい?」
「そうですよシフォンさん 自分の傍に入れると効果が高いですよ」
「そうなんだ? おお 泡がいっぱい出てきた これが疲れを取るのか?」
「そうですそうです この泡で疲れが取れるんです」
「体中に泡が張り付いていく感じだな 香りも良いし気持ちいいな」
「泡が出なくなったら 体が温まるまで湯船に入っておしまいです」
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「さて体も温まったし そろそろあがろうか?」
「そうですねカナタさん」
「う~ん 風呂上りも体から良い香りがするな」
「良い香りね 気分が落ち着くわ」
「そうね ゆったりした気分になるわ」
「それがカモミール効果です 安眠だけでなく貧血や冷え性も改善してくれます って事で今日はカモミールティーを用意しました」
「なんだい 今日はいつものイチゴミルクじゃないのかい?」
「まぁ あれも良いんですが カモミールティーも美味しいですから飲んでみてください」
「本当かい? まぁリーサが言うんだから嘘じゃないんだろうけど 飲んでみるか」
「ささっ 皆さん試してみてください」
「あら お風呂の時よりいい香りだわ」
「姉さんの言う通りね良い香りだわ」
「飲んでも美味しいな 心がほんわかする感じがする」
「でしょカナタさん ローナはどう?」
「美味しいね 柔らかい香りが良いね」
「良かったぁ気にいってもらえて じゃぁカモミールも定番に入れて良いですか?」
「良いけど たまにな・・・ やっぱり風呂上がりのコーヒー牛乳とイチゴ牛乳は止められないからな」
「良いですけどシフォンさん 寝る前にそんなに甘いもの取ると太りますよ」
「大丈夫だよ 昼間いっぱい動いてるから・・・・きっと」
「チョットは気に成るんですね?」
「そりゃそうだろう 私だって女なんだから・・・」
「そうですよね~ ハリーさんに嫌われたら困りますもんね~」
「ハリーはチョット太ったくらいじゃ嫌いにならないもん・・・・シクシク」
「あぁ ウソです シフォンさんはナイスバディです 少し甘いもの取ったくらいじゃ太らないです だから泣かないで下さい」
「や~い 騙された! 私が簡単に泣くわけがないだろリーサ」
「うっ やられた てっきり本当に泣いたのかと思ってしまった・・・ でもごめんなさい 二人の仲を茶化すようなことを言って」
「良いさ 私らの仲はそれくらいじゃ揺るがないからな!」
「おぉ 凄い自信だ もうそんなに仲良くなったんですか? じゃぁキスなんかも?」
「それは内緒だ!」
「「「「「え~~~」」」」」
「みんな 聞きたかったんですね っで どうなんですかシフォンさん? みんな聞きたがってますよ?」
「しっ」
「しっ?」
「してるよ! 悪いか!?」
「「「「「おおおお」」」」」
「二人の仲は順調なのだな」
「思い人がいるのは良いわね」
「姉さんの言う通り羨ましいわ」
そんなコイバナをしながら夜は更け 試験へと向けて日にちは過ぎていくのでした