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可愛い娘が出来ました

売店でウオーターソードと、シルフソードの材料を100本ずつ作れるように素材を買って。工房に行ったら鍛冶、練成、イメージ魔法で1回に100本ウォーターソードを作るイメージで、魔力をガンガンつぎ込んで1回で作りあげる。辺りは眩しいくらいの錬成光で光り輝いている。今度はシルフソードだ、同じ要領で1回に100本作るイメージで練成する、こちらも錬成光が辺りを輝かせている。両方とも試し切りをして、問題が無いのが確認取れたら無限収納にしまう。


今度はイメージ魔法でシャンプーとコンディショナーだ。これは素材が無いのでイメージ魔法と練成だけで作る。魔力は持って行かれるが、魔力は今腐るほどある200セット用意しよう。 


『イメージ魔法、練成』 


これでシャンプーとコンディショナーは終わった、錬成光の輝きが終わったら、次は化粧水と乳液と美容液だ、これも200セット用意だ。 


『イメージ魔法、練成』


こちらもすぐに終わった、両方とも無限収納にしまって、フラウ先生に付き添いをお願いしよう。


「フラウ先生、商人ギルドと鍛冶師ギルドに付き合って下さい」


「今日は教師全員集まる会議があるので無理だわ、他の先生にも変わって貰えないし明日じゃ駄目?」


「明日でも良いです、あとトラック出すので、すぐに終わると思います。申し訳ありませんが明日付き合って下さい・・・・・・」 


「どうしましたリーサさん。あまり元気が無いように見えますが?」


「大丈夫です、さっきギルドに売る商品を大量に作ったのでそのせいだと思います」


駄目だ何か今日は調子悪い、魔力がいきなり増えたからかな?フラフラする『ステータス』


種族 ドワーフ

名前 リーサ

HP  4568

MP  100231/124538

スキル 練成 鍛冶 (イメージ魔法)※練成や鍛冶魔法と掛け合わせると効果大

ホーリードラゴンの恩恵 1 MPとHPが増加する

            2 MPとHPの回復量がアップする


あれだけ魔力を使ったのに消費が少ない、スキルの練度が上がったのかな?まだこれだけ有ったら龍聖の晩御飯は大丈夫かな?ってか又MPが増えてる?凄いな流石聖なるドラゴンの恩恵。


「龍聖おいで晩御飯だよ」


パタパタ


『ピィ』


「龍聖ご飯の前に抱き締めて良い?ママチョット疲れちゃった」


『ピイ?』 


「抱き締めたままご飯あげるね」 


又魔力が減っていく感覚が『ステータス』


種族 ドワーフ

名前 リーサ

HP  4568

MP  9031/124538

スキル 練成 鍛冶 (イメージ魔法)※練成や鍛冶魔法と掛け合わせると効果大

ホーリードラゴンの恩恵 1 MPとHPが増加する

            2 MPとHPの回復量がアップする


危ない!ここでストップ、これ以上魔力あげたらママ死んじゃう。龍聖も我慢してね。駄目だ今日は部屋に戻って寝よう。 


「ローナ、私疲れちゃったから今日は寝るね」


「リーサ大丈夫?顔色悪いよ光魔法掛けるね」


「ありがとうローナ・・・少し気分が良くなったよ・・・・あれ?意識がだんだん・・・・」


「リーサ?リーサ!?先生呼んでくるね!!!!」


■ ■ ■ ■


「フラウ先生いますか!?!?」


「ローナさん、職員会議中ですよ」


「それどころじゃ、リーサが倒れました!!!」


「何ですって?今行きます、すみません失礼します。リーサさんは何処ですか?」


「部屋です、疲れちゃったから寝るって言って。光魔法掛けたんだけどあまり良くならなくて・・・そのまま意識が飛んじゃいました」


「間に合いませんでしたか・・・」


「何か、知っているんですか?」


「今日の会議の内容はリーサさんだったんです。あまりに急激に魔力が上がったので、魔力酔いになるんじゃないかと」


「魔力酔い?」


「急激な魔力の上昇でまれになるんです、通常は大人しくしていれば慣れていくのですが、リーサさんの場合は毎日のように、魔力の放出と魔力の上昇を繰り返しているので慣れる暇が無いんですよ」


「着きました、ベッドの上です」


「やはり魔力酔いですね、今日はこのまま寝ていれば明日には元気になりますが、また明日魔力酔いになります。暫くは授業に出ないで、龍聖に魔力をあげて、あとは寝ているを繰り返すしかないですね」



■ ■ ■ ■



あれ・・私意識がなくなって・・・ここはどこだろ・・・・・世界が真っ白だ・・女の子が泣いてる・ どうしたの?



ママごめんね。私、ママと早くお話ししたくてママから魔力いっぱい吸っちゃった。それで無くなった魔力がすぐに回復するように魔法もかけて、すぐ回復するようにしちゃった。そうしたらママ病気になっちゃった。ごめんねママ・・ごめんねママ・・・ごめんねママ・・・・・



泣かないで良いのよ。私とお話したかったんだよね?じゃぁしょうがないじゃない?私は気にしてないから良いのよ。ところで貴女は龍聖?  



うん・・ママ・・・・



そっかぁ、龍聖は女の子だったのか。  



うん・・  



龍聖は可愛いねぇ。ママも早く龍聖とお話ししたいから、頑張るね!!  



ママは、怒ってないの?  



勿論怒ってないよ。だからこれからも、ママが良いって言うまで魔力吸って良いからね。  



本当に良いの?  



ええ良いわよ。さっきも言ったけど、ママも龍聖と早くお話したいもの。龍聖もお話したいんでしょ?



うん!!ママとお話ししたい。   



そっかそっか、龍聖は素直な良い子に育ってるね。でも世の中には悪い人もいるから、知らない人は信じちゃだめだよ?  



うん、ママの言う通りにする。



良い子良い子。  



うん、私ママの言う事しか聞かない。  



良い子ね、あれ?・・・・だんだん周りが更に白くなっていく。龍聖も見えない、龍聖何処?龍聖?   


大丈夫だよママ、ママが起きる時間みたい。起きたら少しで良いから朝ご飯ちょうだいね。   



気にしなくて良いから、いっぱい食べなさい。そして早くママとお話しましょ?



うん、ママだ~い好き。   



私もよ、龍聖。    



ママ、もうお話しできそうにないや。また今度ね?



分かったわ、またね龍聖。   



またね、ママ。



■ ■ ■ ■



それから暫くして目が覚めた、辺りを見渡すとローナが私の傍で倒れかかるように寝ていた。椅子にはフラウ先生が居てこちらを見ていて、私が気が付いたのを確認するとそばに寄ってきた。


「大丈夫ですか、リーサ?」 


「あっはい、私意識が遠くなって・・どうなったんですか?」


「リーサ、あなたは魔力の急激な上昇による魔力酔いにかかっていたんですよ。何日か学校を休んで龍聖にご飯をあげなさい。龍聖が少し大きくなるまではこの状態が続くだろうけど、大人しく寝ていればそんなに問題のない病気です」


「はい、寝たら元気になりました。寝てご飯あげてを繰り返せば良いんですね?」


「そうね。暫く暇だろうけど、魔力が大きくなる事を考えれば安いものよ。勉強の方は少し遅れてしまうけど、教科書の要点をまとめた物を持ってきてあげます」


「ありがとうございます。ところで私寝ている時に、人型の龍聖に会ったんですがあれは夢だったんですかね?」


「それは龍聖が見せた、実際の出来事だったんじゃないですか?余程好かれているんですね?」


それから数日は龍聖にご飯をあげて疲れたら寝て、またご飯をあげて、龍聖を抱き締めながら寝てを繰り返した。そしたらある日、龍聖と寝ていたら龍聖が暖かくなってきた、すると龍聖が白い光に包まれた、光が消えるとそこにはあの時の女の子が寝ていた。女の子は3歳くらいでとても可愛かった。


「龍聖!!龍聖!!起きて龍聖!!」


「なぁにママ・・・???」


「龍聖あなた変身してるわ!変身してるわよ!!!」


「本当だ・・ママ、私嬉しい!!」


「ママも嬉しいわ。折角だから他の人にも見せに行きましょう」

 

「うん、ママと一緒に皆に挨拶する」


「良い子ねぇ」


っと、その前にステータスの確認『ステータス』


種族 ドワーフ

名前 リーサ

HP  4568

MP  224538/224538

スキル 練成 鍛冶 (イメージ魔法)※練成や鍛冶魔法と掛け合わせると効果大

ホーリードラゴンの恩恵 1 MPとHPが増加する

            2 MPとHPの回復量がアップする

         

随分とMPが増えたなぁ。これなら龍聖にお昼ご飯あげてからでも大丈夫かな?


「龍聖おいでご飯食べよう。さぁ抱き締めてあげる」


「ママ、いつもありがとう」


そして龍聖を抱き締めながら魔力を注ぎ込む、MPの半分くらいをあげてご飯終了。


「ごちそうさまママ、今日も美味しかったよ」


「魔力に味があるんだ?」


「ママの魔力は特別製みたい」


「そっかぁ。イメージ魔法のせいかな?まずはフラウ先生の所だな。それから、教室に行って皆に自己紹介しようね」


職員室に行くと、フラウ先生は書類とにらめっこしていた。 


「フラウ先生、お待たせしましたリーサ復活です。そして龍聖も変身しました」


「あら、可愛い女の子ね。龍聖って名前だからてっきり男の子かと思っていたわ」


「それは私のネーミングセンスの無さを呪って下さい」


「フラウ先生。私は、龍聖って名前が気に入ってます」


「ごめんなさいね、龍聖ちゃん」


「いいんです気にしないで下さい。聖なる龍だから、龍聖で良いんです」


「そうだね、龍聖ちゃんは、ホーリードラゴンだもんね」


「そうです。関わった人に幸せを授ける聖なる龍なのです」


「私も復活したので、明日から授業にも出ます」


「本当に大丈夫ですか?無理ならもう何日か休んでも構いませんよ」


「大丈夫です。それにギルドにも商品を卸さないといけないので」


「それでは、クラスに行って、無事を報告してきます」


「はい、行ってらっしゃい。皆待ってるわよ」


「はい、行ってきます。行こう龍聖」


「はぃママ」


そして、Sクラスに行くと皆から歓迎された。龍聖も可愛いと言われ女子に大人気である。特にシフォンが抱き締めている。やはりシフォンは性格はキツイが、可愛い物には弱いらしい。


「リーサ、もう大丈夫なのか?」


「カナタさん、もう大丈夫ですよ」


「それより、遅れた授業に追いつけるかが心配です・・・」


「大丈夫だ、リーサならすぐに追いつくさ」


「そうだと良いんですが」


「それより、ステータスはどれくらい上がったんだ?」


「確かめてみよう」


種族 ドワーフ

名前 リーサ

HP  4568

MP  224538/224538

スキル 練成 鍛冶 (イメージ魔法)※練成や鍛冶魔法と掛け合わせると効果大

ホーリードラゴンの恩恵 1 MPとHPが増加する

            2 MPとHPの回復量がアップする


「MPの上がり方が半端じゃないな」


「MPだけ鍛えていた感じですね」


「ベルウッドさんエリーゼさん、本当にそんな感じです。HPは全然増えませんでした」


「でもこの魔力なら、他の魔法使いでも中々追いつけないんじゃないか?」


「ですね~、これも龍聖のお陰です」


「ママが、美味しいご飯を食べさせてくれたからだよ」


「ありがとう、龍聖」


「仲のいいことで」


「良いでしょう、ローナ」


そんなたわいもない会話をしつつ、その日は終わって行くのだった。

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