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赤ちゃん達の成長

マァタァスタァシィスドラゴン 略して転移ドラゴンの鱗を手に入れてチョット上機嫌のリーサが 鱗が欲しくて必要以上に怒ったでしょとローナに指摘されて それがばれたリーサは危ないから無限収納に塩漬け決定と言ったが みんなとしては転移は欲しかったらしく 異世界転移と時間転移は使わない約束で 飲んでもらおうかなって事になる 


そして龍聖が依頼料を自分も貰ったことをリーサに伝える チョットもらい過ぎだけど 色々なしがらみの結果貰っておきなさいという事になった 龍聖もリーサに買ってあげたいものがあるらしく お金があるのが嬉しかったみたいだ なので龍聖とお買い物に行く約束をしたらすごく喜んでいた リーサも龍聖が喜んでいるのを見て可愛いなぁと悦に浸っていた それを見ていたクラスメイトに冷やかされたが 龍聖の誕生日会をやってくれるというので良いかと思うリーサだった 


さて 順調以上に成長している子達がいる 自分達の生命を操っているのかというほど 育っている 勿論リーサから貰う魔力量が豊富というのもあるだろうが それにしても異常だもう既に歩き出しているし 籠から出ようとしているのもしばしばだ 籠のサイズも大きくして広く遊べるようにはしているのだが やはりリーサと遊びたいらしい 龍聖は一人でリーサの愛を受けて育ったが ガヴァンライフドラゴンの赤ちゃん達はみんなまとめてだ やはり寂しいのだろう 早くリュードさんが帰ってこないかなそうしたら 一緒に面倒見れるのに 遊び方も教えてもらえるし助かるのだが・・・・ 


そうして数日 リュードさんが女性を連れてやってきた 見た目はチョット気の強そうな感じの女性だが 物腰は柔らかい女性だった 暴風龍は基本的に女性の性格が強めと聞いていたので 意外だった 確かに見た目は気の強そうなというか気を張ってるというか 緊張してるのかな? それでなぜ女性を連れてきたのか分からないと話が進まないので 聞いてみる事にした


「リュードさん こちらの女性はどなたですか?」


「私の嫁です」


「えっと・・・ リュードさん結婚してたんですか?」


「えぇ もうだいぶ前に」


「駄目じゃないですか それなら 私の護衛なんかしないで奥さんと一緒にいないと」


「ですから これからは嫁と一緒に護衛をします」


「そんな 危ないじゃないですか」


「大丈夫です 嫁には私も敵いませんから 勿論鱗の力を使えば別ですが」


「あぁ 気が動転して挨拶が遅れました 神の巫女のリーサと申します 他にも色々やっているんですが 神の巫女がドラゴン種の方には一番わかりやすいので」


「あぁ 私も挨拶が遅れて申し訳ありません リュードの嫁のカテナと申します ご迷惑でしょうがリュード共々宜しくお願いします」


「でも何で奥さんがここに?」


「何でもリーサ様が 子育てで困っていらっしゃるとの事でしたので 私が来ました うちの子達はもう手が離れて一人前になりましたので リーサ様のお手伝いができればと思い こちらに来た次第でございます」


「あぁ 大丈夫です 様とかやめましょう『リーサ』で良いです 堅苦しいのは苦手なので」


「分かりました ではリーサ子供達を見せてくれませんか?」


「えぇ 良いですよ この子達です まず女の子から 赤髪で目元にほくろのある子レミーラ 金髪で目の大きい子はフィリア 黒髪の子はリデル 赤髪の子はロゼリアです 次に男の子ですが金髪の子はアレス 赤髪の子はガデッサ  黒髪の子がクロウです 男女合わせて7人ですが大丈夫ですか?」


「大丈夫ですよレミーラ フィリア リデル ロゼリア アレス ガデッサ クロウの7人ですね 皆可愛いですね そしてもう人型になれるんですね」


「そうなんですよ 魔力が豊富過ぎるのか 生命を司るドラゴンだから 自分の生命をいじっているのか? まだ話せないから分からないんですけどね」


「そうですね 魔力が豊富過ぎるのとガヴァンライフドラゴンの特性 両方でしょうね」


「早くリーサと話がしたいんですよ がんばって魔力をあげて下さい」


「分かりました 毎日の魔力量を増やしてみます」


そして家に帰り護衛が増えたことを伝える そしてはなれを作りそこにリュードさんと奥さんに住んでもらう事にした ドラゴンの感覚だから 少し離れたところにいても刺客には気づくそうだ ママンにはまた何かやったの?と疑われたが今回は違うよ 純粋に奥さんもドラゴンの子育てと 私の護衛についてくれることになっただけだよと説明した 


それから二日後 カテナさんの言う通り 赤ちゃん達にあげる魔力量を増やしていたらロゼリアがマァマと言ってくれた 凄い感動した それからは皆にあげる魔力量を増やした 勿論お姉ちゃんである龍聖にもだ お姉ちゃんの成長が遅れたら威厳が保てないからな 私は前世で兄妹がいなかったから分からないが やはりお姉ちゃんはしっかりしていた方が良い気がする だから龍聖にあげる魔力量もかなり増やしている 育ち盛りだから 太らないでしっかりと上に大きくなっている そして みんながマァマと言ってくれるようになった 最高の気分だもうたまらない 6歳にして母性が凄い事になっている そしてそこからは早かった 色々な言葉を覚えて龍聖ともよく喋っている勿論私とも喋っている まだ会話は成り立っていないが もう少しで会話もできそうだ 今は「マァマ」とか「まんま」とか「たっち」とかを喋るようになった これだけで喋れるようになるとか思うのは親ばかなんだろうなぁ 


更に二日後しっかりとママ 龍聖ねーちゃんと言うようになった学校に授業でも連れて行っている間は 教室の隅で結界を張って 中の声が外に響かないようにして 外の声ようは私の声は聞こえるようにしている じゃないと泣きだすのだ たとえカテナさんとリュードさんが子守をしてくれていても 私の声が聞こえなくなると泣きだすのだ 私達にとっては可愛い泣き声でも生徒にとっては迷惑なので結界の中に入れるようにしたのだ そうしたら 生徒達が私を先生と呼ぶのを見ていて ガデッサが私を先生と呼ぶようになってしまった まぁ先生なのだが 息子から先生と呼ばれても嬉しくないので 今は自宅で矯正中だ


「ガデッサ ママだよ マァマ」


「マァマ?」


「そうだよ ママだよ」


「ママ! ママ!」


「そうだよ 良くできました ママですよ~」


「ママ~」


「ママ~」


「ママ~」


「ママ~」


と皆が呼び出した 一人だけをかまう訳にはいかないので 風魔法でみんなを浮かせてあげる みんな空中でぷかぷかするのが楽しいようだ そしてそれを見ている龍聖も羨ましそうだ なので龍聖も浮かせると龍聖も嬉しそうだ まだ一歳未満だしな こんなことでも楽しいのだろう ただ浮かせるのも芸が無いので 浮かせて落としてをしてみる勿論ゆっくりとだが やはり楽しいのだろう みんなキャッキャ言っている  そして龍聖以外みんな疲れて寝てしまった しまったリーネも一緒に遊んであげればよかった 明日からそうしよう そしてベッドだと誰か落ちると困るので 下に布団を引いてそこにみんなで寝るのだった


翌日起きてみるとみんな大きくなっていた 龍聖ほどではないが皆大きくなっていた そしてみんなを起こす すると皆もびっくりしていた それに普通に喋れるようになっていた 龍聖の時と一緒だ ある日いきなり成長するのだ それには毎回ビックリさせられる でもこれで普通に連れて歩く事が出来る 疲れたら転移で帰っても良いし 96式装輪装甲車で移動しても良い ハインドDで移動してもかまわないし 勿論子供達が望めば 大きなベビーベッドのようなものに入れて 浮かせながら連れ歩いてもかまわない とにかく移動手段が増えた 


そしてお話が増えた 7人がみんなリーサに話しかけてくるのだ これには困った だれが何の話をしているのか分からないのだ だから順番で並んでもらって話を聞く事にした くじを作って当たりが出た子から話を聞くのだ そして 最後の子は話を長く聞いてあげるのだ みんな話を早く聞いてほしいし でも長く聞いてほしいし 当たりか一番最後かで凄い悩んでいる 私に話さないで龍聖に話を聞いてもらっている子もいる だから実質当たりは4人いるのだ 外れた3人は夜にお話を聞いてあげる事にしている そのせいか順番で喧嘩は今のところない 毎朝学校に連れて行くので学校の中でもマスコット的な可愛さを持っている 同じような背丈の子が7人も並んで歩いているからだ そしてイタズラしてこようとした子は 容赦なく成績を悪くしてやった それが噂になりうちの子達に手を出す子はいなくなった 


「レミーラ フィリア リデル ロゼリア アレス ガデッサ クロウお昼ごはんだよう ママの所に集まれ~」 


一番に来たのはクロウだった続いてガデッサ アレス リデル レミーラ フィリア ロゼリアの順番だった この順番は段々決まりつつある食い意地がはった子が誰だか分かるようになってきた これの最後に龍聖が並んでいる 流石お姉さんだ そしてカテナさんが並んだ 一回私の魔力を食べてみたいと言って並んだのだった カテナさんは美味しい美味しいと言って結構な魔力を食べていった それをリュードさんとアリーナが羨ましそうに見ていたので 二人にも上げる事にした どうせ魔力は切れる事は無いし翌朝には完全復活だ 二人は何て美味い魔力なんだ 子供たちは毎日こんな美味いものを食べてるのかとしきりに言っていた 明日からは3人が食べるご飯にも魔力を入れておこう 神様のご飯にも魔力を入れているし やることは変わらないしそんな手間じゃないから良いだろう 翌日から暫く食卓に 美味い美味いの声が聞こえるのだった 

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