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討伐証明

リーサが教師候補の面倒を見ている間 クエストには参加できないと知った仲間達 自分達だけで行けるか不安な者と もう自分達だけでも大丈夫だという者とで分かれたが 最終的に行かなきゃしょうがないと言う事で全員一致し クエストに行こうとしたその時 リーサが現われ一緒にクエストに行ってくれるのかと思いきや 輸送ヘリチヌークと 攻撃ヘリハインドDを渡し 龍聖も参加するから宜しくねとの事だった やはり空の乗り物に乗っている時は 龍種との遭遇が避けられないと思った龍聖が 同行をしてくれると言ってきたのだった そしてヘリと龍聖を預けたら リーサは教師候補のもとへ戻るのだった 結果リーサのいないクエストに多少の不安も覚えつつ みんなでくじ引きをしエルフの姉ベルウッドが当たりを引いた そして持ってきたクエストはキラーアントとクイーンアントの巣の討伐というものだった キラーアントは大型犬サイズで強力な顎で敵をかみ殺す 普通の人が巣の近くを通りかかったらひとたまりもない そんなキラーアントにも弱点があった そこを突き何とか巣の討伐を完了して リフレッド先生の操縦でギルドに戻るのであった 龍聖を泣かせつつ・・・


「さて ギルドに着いたし クエスト完了を申請してきなさい」


「はい先生 行ってきます」

「姉さん私も行くわ」


「あっ俺たちも行くよ 討伐証明のコンテナを持って行かないと」


「分かったわジョン 一緒に行きましょう」


「そうね 行きましょう」


「お疲れ様です 受付嬢のお姉様 先程のキラーアントのクエストをクリアしてきましたので 確認をお願いします」


「分かりました 買取カウンターへ行きましょう 甲殻は買い取り対象ですから それとクイーンアントの蟻酸袋も買い取り対象です そういえば今日はリーサさんがいないんですね?」


「あぁ リーサは今学校の教師もやってて忙しいから クエストに今週は参加しないんだ」


「という事は 買い取り対象を 全部買取に出してもらえると言う事ですね」


「まぁ そういう事に成るな」


「それは良かったです リーサさんは中々素材を買取に出してくださらないので 困っていたんですよ」


「ははは それはしょうがないさ リーサは将来パーティメンバーの装備を その場で作るのが夢だからな」


「そうだったんですね それでは 中々素材は出してもらえそうにないですね」


「まぁな それで 買取とクエスト完了の手続きをしてくれるかい?」


「キラーアントはどれくらい持ってこられたのですか?」


「数百だな」


「それでは ここに出す訳にはいきませんので裏でお願いします」


「あぁ分かった 皆行くぞ」


「それではここに宜しくお願いします」


そしてミニ収納ボックスから コンテナを出していくそして 中からキラーアントを出していく それを数えていく買取カウンターのおじさん 受付のお姉さんはキラーアントと卵とクイーンアントを確認したら 受付に戻って行った それからはおじさんと一緒にひたすらキラーアントを数えて行った


「全部で537匹だな それにクイーンアントで金貨87枚だな」


「素材だけで結構 買い取ってくれるんだな?」


「キラーアントの甲殻は鎧の素材になるからな しかも結構硬いんだよ だから人気があるんだ」


「そうなんだ? じゃぁリーサにとっておいた方がよかったかな?」


「おいおい 勘弁してくれよ 折角数えたのに買取無しとかはやめてくれ」


「分かった分かった 冗談だよ」


「まったく 大人をからかうなよ」


「じゃぁ あとはクエスト完了の 依頼料を貰ってくるかね」


「大金だから みんなで行こうぜ」


「そうだな Sランクの依頼料だもんな」


買取カウンターのおじさんと 受付嬢の所に行く


「やっと数え終わったぜ こっちは金貨87枚だ」


「こちらは白金貨5枚ですので 分けやすいように金貨50枚にしておきました」


「ありがとうございます 助かります」


「ここで分けるのもなんだし 一旦しまって先生の前で分けようか」


「そうだね そうしよう」


「それに先生の知識が無かったら クリアできなかったんだから 先生にも分け前を貰ってもらおうよ」


「そうだな」


ギルドを出ようとしたら 後を付けてくる男たちがいた そして 外に出たら声をかけてきた


「よう ちびっ子たちさっきの金を素直に出しな! そうすりゃ痛い目見ないで済むからよ」


「ローナ!!」


「はい」


男たちは関節が外れて立つこともできない 


「誰が痛い目見ないで済むって? ジョン中のギルド員呼んできて 恐喝に会いましたって言って」


「おう チョット待ってろ」


「っで 誰が痛い目見るって? ほらこことか触られると痛くてしょうがないんじゃないかなぁ?」


「うぐゎ やめろ触るな」 


「だから 誰が痛い目見るのかな?」


「俺たちでした すみません」


「大丈夫ですか? あぁもう大丈夫そうですね 恐喝の現行犯で連行します あなた達は大変だけどもう一度中に来て 事情を聴きたいから それと賞金を出さないといけないし」


「又かよ 誰か先生と龍聖ちゃん呼んできてくれ 長くなりそうだから」


「分かった チョット待ってて せんせ~いチョット来て~ 恐喝にあって事情が聴きたいって言われたから 先生と龍聖ちゃんも来てくださ~い」


「悪いんだけど 誰か他のギルド員も呼んで来てもらっていい? こいつら運ぶから」


「その前に そこの回復系の魔法使いの喉を潰して良いですか?」


「あぁ 良いわよ 回復したら逃げられちゃうから やっちゃって頂戴」


「まぁ 私の攻撃が普通の回復魔法で治るわけがないんですけどね 一応念のため」


「呼んできましたよ~」


「うわっ 何だこいつらこれを運ぶのか? 持ち運べないし引きずって行くか?」


「そうだな 冒険者崩れの犯罪者にはちょうどいい」


「畜生 あの大金に目がくらまなきゃ こんな事に成らなかったのに・・・・」


「言い訳はそれくらいにしといたら? 今までにも同じことやってるんでしょ?」


「そうよそうよ 私達が初めてって事は無いんでしょ? 同じことやってるんでしょ?」


「ローナも記憶が見れるのかい?」


「見れるよ リーサにできて私にできないスキルは イメージ魔法と錬成だけかな? まぁその二つが大きな差なんだけどね・・・・」


「そうだな 大きな差だな・・・ 私らにはとてつもなく大きな差だ」


「さて じゃぁそいつらの頭の中も 見せてもらいましょうか? ギルド員さん こいつら強姦と殺人もやってます」


「なっ 何を証拠にそんな事を 適当なこと言ってんじゃねーぞガキ」


「私は人の記憶が見れるんですよ あなたの頭の中は犯罪だらけですね 良く今までバレなかったものだわ」


「ローナさんだったかしら それは 本当?」


「ええ 3日前にも同じことして 言う事を聞かなかったパーティを全滅させてます 死体は大胆にもギルド近くの酒場の裏に埋めてます」


「なっ なんでその事知ってんだ?」


「言ったでしょ あなたの記憶を見たって いい加減全部白状して死刑になった方が楽そうよ? じゃないとずっと拷問されるわよ」


「嘘だ嘘だ 俺たちは何もしてないぞ そのガキが適当なこと言ってるだけだ」


「うるさい!! 黙ってなさい!! ローナさん その酒場の名前は分かる?」


「はい 『酔いどれたちが集まる酒場』っていう名前の酒場です」


「誰か現場に行って 穴を掘ってきて」


「あっ 裏から酒場に向かって右側の方に埋まってます 手厚く葬ってあげて下さい」


「わかった 行ってくる 騎士団にも手伝ってもらうぞ」


「いいわ その辺は任せるから こっちにも騎士団をよこすように言っておいて」


「なんか 大騒ぎだな?」


「リフレッド先生」


「Sランク冒険者の リフレッドさんですか?」


「あぁ そうだ 今回はうちの生徒が巻き込まれたんだろ 早めに対処してくれ この後寮に戻らないといけないからな」


「はい 簡単な質問だけさせてもらえれば大丈夫です」


その後 酒場の裏から死体が出てきて ローナの証言が正しい事が判明 ローナ達に絡んできた冒険者達は箱に入れられ騎士に連れて行かれた そして賞金は後日余罪が全部解明してから決まるから チョット待ってほしいと言われ ギルドを後にするのだった そして先生と龍聖ちゃんも交えて依頼料と買取料の山分けだ


「さて 依頼料の山分けです 今回は先生がいないと攻略できなかったので 先生にも依頼料を貰ってもらいます」


「私は付き添いだから いらないよ みんなで分けなさい」


「だ・め・で・す! これからもいいアドバイスを貰う為にも 貰ってもらいます それから龍聖ちゃんもね」


「ええ いらないですよ 私何もしてないですから」


「これから何かしてもらう時の為に 貰っておいてね」


「それは 貰うと怖いお金な気がします」


「気にしない気にしない このシフォンさんの言う事が聞けないのかい?」


「うっ それは はぃ 貰います」


「うん! 素直でよろしい」


「金貨137枚を11人だから 端数が出るね これは何かの時の為に貯金していこう」


「じゃぁ 1人頭金貨12枚ですね 先生も受け取って下さい そして今後も 私達に色々な経験を教えて下さいね」


「あぁ わかった そうしよう」


「やったぁ 流石Sランク冒険者 頼りになる~」


「そうだな 経験だけは痛い程してきたからな」


「私達は 痛い思いはしたくないのでよろしくです」


「多少は痛い思いもしないと 経験にならないんだぞ」


「アイアンドラゴンの恩恵のおかげで 痛い思いはしないで済みそうだよ」


「さぁ 明日も早い寮に戻って休むとしようか?」


「そうですね 今日はリーサも寮にいるからローナも来るかい? 久しぶりにみんなでお風呂ってのも良いもんだろ」


「そうですね 部屋がまだあるなら 久しぶりにそうしたいです」


「大丈夫だよ 部屋なんかいっぱい余ってるんだから もし駄目なら 私の部屋においで一緒に寝よう」


「シフォンさん?私を抱き枕にしようとしていませんか?」


「なっ 何の事かな?」


「じー じー」


「分かったよ そうです そう思いました そんなに見つめるな」


「まぁ抱き枕くらい構いませんけどね」


「ほんとか? 本当にか?」


「でも それなら龍聖ちゃんの方が可愛いですよ?」


「龍聖ちゃんも可愛いけど 小さすぎるんだよ」


「そんな理由で 否定されるなんて シクシク」


「泣くな龍聖ちゃん じゃぁ 二人ともおいで 二人とも抱きしめてあげるから」


「龍聖ちゃんが来ると 自然とリーサも来ますけど大丈夫ですか?」


「大丈夫 きっと チョットベッドが狭く感じるだけだから 気にしないさ」


そうして 今日の夜はチョット寝苦しそうだなと 思うみんなだった

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