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王様ついに・・・

ガルガを倒している途中巨大なガルガが現われた ギガント種かと思われたが グレートガルガと言う珍しいがギガント種ではなかった だが心臓は錬金術に 皮は貴族が部屋に飾るように 高く買ってくれるらしい そのおかげで今回のクエストは良い臨時収入になった 皮に傷を付けなかったのも良かったらしい 


さて みんなとも今日は別れたし王様の所に行くかな 転移で王様の所に行く 勿論龍聖と赤ちゃん達も一緒だ 


「お~う~さ~まっ!!」


「い~や~じゃ~」


「まだ何も言ってませんよ?」


「これから言うつもりじゃろ?」


「言いますけどね」


「今度は寿命を短くもできますよ」


「何?今までにない展開じゃな!!」


「それと殺気を感じると 体が硬質化して 敵の攻撃を防ぐとかもついに手に入れました」


「おぉ 素晴らしいではないか!!」


「どうしますどうします? 今度は自分から欲しいって 言いたくなるんじゃ無いですか?」


「うぅぅ 人の心をもてあそびおってからに・・・」


「さぁさぁ どうします?何なら王様用の敵の攻撃をはじき返すマントもつけますよ」


「なんじゃそれは?」


「アイアンドラゴンの翼を使ったマントです 殺気を感じるとマントが硬質化して敵の攻撃をはじき返します ただでさえ硬いドラゴンの翼がさらに硬くなるのです 並みの刃物では貫けません」


「硬いだけなら鎧で構わんではないか!!」


「何をおっしゃいます 皮が硬くなっても柔軟性も兼ね備えているのです ですから王様が敵の攻撃をマントで受け流し そのまま相手を斬り伏せる事も可能です」


「それは格好いいな!」


「どうでしょう? 今度こそ王様から鱗が欲しいと言いたくなるのではないですか?」


「欲しい 欲しいぞ どうしてリーサは 人の心を揺さぶるのじゃ」


「それは王様と こうして話をしているのが楽しいからですよ」


「そうだとしてもじゃ こうも気になる物を持って来られると ワシから欲しいと言わせたいんじゃろ?」


「そうですね 今まで鱗を毛嫌いしていた王様に 鱗が欲しいと言わせたいですね」


「何でそう 意地悪をするんじゃ もっと優しくしてくれても良いじゃろうに」


「今まで優しくしてたのに 中々飲もうとしなかったじゃないですか?」


「それは寿命がとんでもなく伸びたからだろう?」


「それは偶然ですよ 今回は寿命が延びたり短くなったりで結局元のままってのと 硬質化でナイフも剣も刺さらないってやつですね 殺気を感じないといけないので マントを常に羽織っていると守られますよ」


「それでは 寝ている時もマントを羽織っておけと言うのか?」


「そうですね それが安全ですね マントは首まで守ってますから 顔は守っていませんが 中々顔は刺されないと思いますよ 大抵は胸ですから マントさえ羽織って寝ていれば胸を刺された瞬間に目が覚めます そして この鱗の恩恵は体自身が殺気を感じたら 硬質化するというものです 胸を刺されて目が覚めたら殺気を感じますよね? それで体中が硬質化します そこで逃げる事も 応戦することもできます まぁ硬質化すると地味にMPが減るんですが これだけドラゴンの鱗を飲んでたら問題ありません この鱗もMPをあげますし 回復量もあげてくれます あとはアイアンタイフーンってのもありますが これは王様は使いませんよね?」


「使わんが説明ぐらいしてくれ もしかしたら使わないといけない時が 来るやもしれん」


「分かりました アイアンドラゴンってのは鱗の間に硬質化したトゲが付いているんです それをタイフーンの中に入れて敵を倒すんですが 人間の場合は空気中の水分を凍らせて 太いトゲを作り出しそれをタイフーンの中に入れて攻撃します これがアイアンタイフーンです」


「それともう一つの方の鱗の説明も頼む」


「そしてガヴァンライフドラゴンの鱗ですが 赤と黒をスプーン一杯ずつ飲んで下さい それで恩恵がもらえます 赤が500年寿命が延びて黒が500年寿命が縮まります これで寿命に変化はありません 恩恵は自分も相手もHP(体力)を増やしたり減らしたりできます あとはレッドシルフィードで生命力の回復 この中に包まれると癒しの効果があります それとブラックシルフィードで生命力の減退 この中に包まれると鬱になっていきます」


「ふむ 今回も寿命は変わらんのじゃな それなら飲むか王は強い方が良いからのう」


「まいどあり!! では これを飲んで下さい そして体のサイズを測りますね それで マントはやはり赤ですか?」


「やはり赤じゃろう それに金の刺繍でも入っていれば言う事が無いのう」


「刺繍を入れるとその部分が脆くなるので マントの周りを金縁で覆いましょう でも色を金にするだけですけどね 余程近くに来なければ分かりませんよ」


「まぁ リーサがそう言うのならそうなのだろう それで作ってくれ」


「できました!!」


「はや!! 流石に早くないか?」 


「もう 私が今までにどれだけのものを錬成していると思おうんですか? そりゃ少しは早くなりますよ」


「それにしてもリーサよ既に 『錬成』って言葉さえ聞こえなくなったぞ」


「一回一回錬成って言ってると 戦いで一手遅れるんですよ」


「それは致命的だな それならば仕方ないか」


「余程難しい錬成は『錬成』って言って作ってますけどね まぁ気合の問題です」


「気合の問題と言われたら もう何も言えんな とにかく鱗とマントは受け取った もう色々考えたんだがお返しが見つからん 現金でいいか? とても払いきれる金額ではないが 少しずつ払っていくよ」


「気にしなくても良いですよ 私は王様との会話が楽しめればそれで充分ですから」


「その会話が ワシにとっては大変なんだが」


「それは国庫を目減りさせないためと思って 我慢してください」


「それはそうなんだが・・・・ まぁ良いか ワシもリーサに会ってから刺激的な時を過ごしている それは金には変えられんな」


「さて 王様もこれで暗殺の可能性がほぼゼロになりましたが 飛び道具など弓矢とかですが それで頭を狙われたら諦めて下さい 殺気を感じる前に死んでしまいます 余程殺気を隠すのが下手な奴なら話は別ですが」


「そうじゃな 公の場に出るときは 全身を硬質化してから出る事にするよ」


「そうですね そうしてください では私の用は済みましたので これで帰ります」


「分かった 気を付けて帰れよ」


「はい」


その日も96式装輪装甲車で帰ろうと思っていたのだが 96式を出す前に目の前が暗くなった そして意識を失ってしまった・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


「はっ?ここは?牢屋の中?」


「やっとお目覚めかい?お嬢さん」


「あなた誰?」


「俺かい俺はしがない牢屋番さ あんたはかつての魔法大国に連れ去られたのさ!!」


「かつての魔法大国? 大国って言うくらいだから大きかったのよね?」


「あぁそうさ この世界最大の魔法大国だったんだ だがなぜかは知らんが神の怒りを買って 滅ぼされてしまったんだよ だから優秀な魔法使いを攫ってきては ここで働かせかつての大国を取り戻そうとしてるのさ」


「それで私も魔法使いで捕まったと?」


「そうだ お前は中々の魔法使いらしいじゃないか 発明品も他とは比べ物にならないとか だから攫われたのさ」


「ふむ 取りあえず偉い人と話がしたいですね? 話はそれからですね」


「今お前が目覚めた事を 他の人間が偉いさんに伝えに行ってるよ」


神の怒りを買って潰された大国って事はあそこだけですね・・・・・ 復興しても良い事がなさそうなので潰しておきますか


「お前が有名な魔法使いか?」


「発明品の事を言っているのであればそうですね」


「それで私に何をして欲しいと?」


「お前にはかつての大国が元に戻るように 家を建ててもらいたい」


「良いですよ お安い御用です ところでこの国の王様はどうされました?」


「神の怒りを買って神罰を受け床に伏せっておられる」


「はぁ まだ生きてるんですね・・・」


「なんてことを言うんだ失礼な 生きておられるに決まっているだろう」


「私はなぜこの国が神罰を受けたのか 知っているので可笑しくて」


「どうゆう事だ 何を知っている?」


「まぁ 良いじゃないですか 何処に家を建てます? 早くしないと気が変わりますよ」


「ちっ!! こっちだ連れてこい!!」


「はい分かりました ほら腕を出せ下手に抵抗できないように縛ってから 連れて行くからな」


歩きながら爆薬と起爆装置を錬成して隠していく まぁ見つかっても何だか分からないだろうけど 一応隠しておこう そして城の中の歩いてきたところには爆薬と起爆装置だらけになった 地下から歩いてきたから地面が陥没して城が崩れるだろうな それに裸になって神像に股間を押し当てていた 王がまだ生きているというのも納得がいかない しかし攫われて働かされている魔法使いは可哀そうだ 何とか助けなければ 

「ここの空き地に家を建てろ 魔力が尽きる寸前まで建てるんだぞ いいな!?」


「はぁい」


パチンと指を鳴らして立派な街並みを作る 勿論爆薬と起爆剤付きだ


「これで良いですか?」


「なっなっ何だこれは お前は何者だ!?」


「ただの優秀な魔法使いですよ 次は何をすればいいのですか? ところで私の連れと赤ん坊たちは何処にいます?そろそろご飯の時間なんですが」


「こっちで預かっている お前が変な事をしたらあいつらを殺すからな!!」


「変な事はしませんから一度合わせて下さい ご飯の時間なんですよ 会わせないならもう手伝いはしませんよ」


パチンと指を鳴らして街並みを消す 


「何をする なぜ街並みを消した!?」


「子供達に会わせないからです!!他にも消されたいものがあるなら そのまま抵抗しなさい 子供達と一緒に行動させてくれたなら もう一度街並みを復活させましょう」


「分かった すぐに連れてこさせるから 街並みを復活させろ」


「子供が先です!!」


「お前は自分の立場が分かっているのか?」


「貴方達は私の魔力を分かっているのですか? どうしますか? 次は城を消しますよ?」


そんなやり取りをしながら 子供たちに会う為の交渉を続けるのだった 

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