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ガルガとの闘い

アリーナの屋敷に赤ちゃんが出来たか確認しに行ったり ガヴァンライフドラゴンの赤ちゃんの名前を決めたり 神様にご飯をあげ忘れたりと 大変な午後だったが 何とか乗り切った 


次の日はみんなに頭も隠す外套を作る事にした アイアンドラゴンの翼の皮膜で作る事に これがあれば常に硬質化とか面倒な事をしなくても 外套が勝手に殺気を感じて硬質化してくれる しかも他の恩恵の邪魔はしない 


そして中にエアコンの機能を付けよう 流石に便利だと言っても夏場に外套は暑い そして冬場は暖かい方が良い これで殺気を感じれない人も問題なくなった 外套が勝手に殺気を察知するからだ アイアンドラゴンのままだと 色が銀色なので 茶系の色に変えた これで目立たなくなった 効果を試してみたが 十分に満足できる仕上がりだ 


外套は13人分作った 龍聖とリフレッド先生とナックルさんの分もだ それでもアイアンドラゴン2匹分も使っていない 流石子供サイズで作っただけの事はある まだまだ素材はいっぱい余っている 次は何を作ろうかな~? そんな事を考えながら ローナと一緒に冒険者ギルドに行った ギルドに着くともうみんな集まっていた また遅刻か?と思いながらみんなに挨拶する


「おはよう もしかして遅れた?」


「そんな事無いよ 時間通りだよ」


「そしたらみんなで何話してたの?」


「そのリーサの後ろに浮いてるのは何かな~って?」


「昨日聞きそびれちゃってさ」


「そうそう 何が入ってるの?」


「可愛い者達だよ 見る?」


「見る見る~」


「ほらほら~ 可愛いでしょ~ 七つ子だよ女の子4人に男の子3人なんだ」


「可愛いね~ でもクエストに連れて行って大丈夫なの?」


「大丈夫だよ かなり強い結界を張ってるから


「そういうもの?」


「うん って言うか定期的に魔力あげないと駄目だから 連れて行くしかないのさ」


「そっか 魔力あげないといけないならしょうがないね しかもリーサの結界も張ってあるなら大丈夫か」


「それもそうだけど 今日は皆に良いものを作ってきたよ ほらこれ着てみて」


「これって 頭まで隠れる外套? 今の季節は良いけど 夏は暑そうなんだけど」


「その辺はリーサ印の商品だから大丈夫冬は暖かくて 夏は涼しい優れもの」


「これは布?何で出来てるの?」


「アイアンドラゴンの翼で出来てます だから敵の殺気を感じたら硬くなるけど 動きは阻害しません」


「私 敵の殺気なんて 分からないんだけど」


「そこは大丈夫です アイアンドラゴンの皮膜が勝手に殺気を感じて硬くなります」


「それなら平気ね でも本当に大丈夫?」


「試しにほら ナイフを投げられてもはじき返すでしょ? ほらほら 見てみて投げたナイフの方が刃こぼれしてるでしょ?」


「ってか リーサ今殺気をこめてナイフを投げたって事かい?」


「おぉ 鋭い流石シフォンさん」


「いくら安全でも仲間に殺気なんか放つんじゃないよ」


「はぁい ごめんなさい」


「でも これでこの外套は安全だってわかったな」


「確かに これで今日からのクエストはさらに安全になったよ」


「そうだな しかもリーサが言った通りこの外套あったかいぜ」


「外気と外套の内側の温度を感じて 温度調節をするので 戦いの途中で暑くなったら中が涼しくなります」


「これは最高の外套だな ところでリーサ私とナックルの分は・・・・」


「ちゃんとありますよ ナックルさんのも もうラブラブなんだから!」


「しょうがないだろう 好きな人の体を気遣うのは愛する者の務めなんだから」


「はいはいラブラブな教師は放っておいてくじ引き始めるよ」


「シフォンさん その言い方は無いでしょう かりにも先生なのですから」


「良いのよカナタさんラブラブなのは本当だから!」


「先生がそう言うのでしたら・・・・・」


「ほら言ったろ早くくじ引き始めるぞ」


「さぁ今日は誰ですかね 出来れば折角外套を用意したんですから それが活かせるクエストが良いですね」


「私は違ったね」


「俺も今日は違う」


「僕も違いましたね」


「あっ私だ」


「さてリーサ自分で作った外套だ どこまで威力を発揮できるか 試せるクエストにしな!!」


「分かりました なるべく狂暴な奴を選んできます」


「いや そこまで狂暴じゃ無くても良いぞぉ・・・ 行っちゃった」


「おはようございま~す」


元気よくギルドに入って行くと 特定秘密事項に設定されたのを分かったせいか ギルド員がビクッとした まぁこちらとしてはクエストをこなしていくだけなので問題は無いのだが まぁクエストの事は受付嬢に聞いた方が早い チョット聞きに行こう


「おはようございます お姉さん 最近のクエストでももし有るのなら塩漬けクエストでもいいんですが なるべく狂暴なモンスターの討伐クエストはありませんか?」


「そうですね もう少しで塩漬けクエストになってしまいそうなものならあります ガルガと言ってワニのような強靭な皮に トカゲが立って歩いているような容姿 ずるがしこく狂暴狙われた獲物は仲間と囲んで襲い掛かってくるってモンスターならいます 因みに火には弱いです 依頼料は金貨10枚です」


「ありがとうございます 場所は何処ですか?」


「ここから 北東に馬車で3日の距離の山奥にある 滝の周辺に巣を作っているそうです」


「分かりました じゃぁそのクエストを受けます登録よろしくです」


「はい 分かりました クエストの受注を確認しました 頑張ってきてください」


「はい 行ってきます」


「みんな~クエスト受けてきたよ~ ガルガって ワニのような強靭な皮に トカゲが立って歩いているような容姿で ずるがしこく狂暴狙われた獲物は仲間と囲んで襲い掛かってくるんだって でも火には弱いって言うから 私が鍛冶師ギルドに卸している ファイヤーソードで戦おう みんなファイヤーソード持った?持ったなら行くよ~ 今回はベビーベッドもあって狭いから 大型輸送ヘリチヌークで行くよ」


「私剣は苦手なんだけどね~」


「確かにシフォンさんが剣で戦ってるの見た事無いね」


「イメージ魔法で剣が的確に敵の急所を刺すように改造してみようか?現地に着いたらやってみるね 流石に操縦中には無理だから 意志を持った剣が作れるくらいだから それくらいできるでしょきっと・・・」


そして現地近くに来た サーチをかけ相手の居場所を確認する まだ結構離れているがチヌークを降ろせる場所がここしかなかったのだ チヌークを降ろしたら さっき言ってた剣の錬成だ 元々の炎の魔法剣に更に意志を持たせ 持ち主の体を風魔法で上手に操りながら攻撃を仕掛ける 意外に骨の折れる錬成だった でもローナの分も作らないと駄目だし頑張ろう エルフの双子は剣も使えるとの事なので 問題なしセルさんは剣は使わないで舞踏家のスタイルで戦うそうだ まぁそれも外套の機能を試せる良い戦い方かもしれない ハリーさんは獣化もそうだが 剣も使えるとの事なので今日は剣を使ってもらう事にした 他の仲間は皆剣が使えるのでファイヤーソードを使ってもらう さて子供達にご飯をあげたら出発だ 


「皆さん 足元が滑りますので気を付けて下さい ひゃぁ 私が最初に滑ってしまいましたが 皆さんも気を付けて下さい・・・・・!?・・・・・皆さん 囲まれました 15匹です 足元が滑るので気を付けてください 私はもし最悪外套が機能しなかったときの為に 見張りをします 敵が近づいたら教えもしますので よく聞いてて下さい」


「わかった 任せるよ」


「はい 安心して戦って下さい」


「現われたね 引き付けてから ファイヤーソードで戦うよ」


「おう!任せろ うわ!! 本当に滑るな 気を付けないと」


「来たぞ ファイヤーソードでぶった切る」


「おぉ いいねぇ 中々に効果的じゃないか」


「足は攻撃しないで下さい 後から素材で使います」


みんなが戦っている間に様子を見つつ さっきの錬成の効率を上げる方法を考えるシフォンさんもローナも上手く戦えてる これは使える 鍛冶師ギルドに卸してみよう しかも風魔法で浮いているから足元も関係ない そして周りにいた全てのガルガを倒した そして私はガルガの足元を見てみる やはり滑り止めのような効果のある 小さな吸盤のようなものが付いている これを靴の底に付けたものを錬成してみよう みんなの足のサイズを測り 水で足場の悪いところ用の靴を作った試しにみんなに履いてもらう その靴はコケによる滑りを気にせずに歩けた これは便利だ これからの為にも生息しているだけ狩って行こう それに綺麗に倒せたガルガは無限収納にしまっていく 皮が傷付いたガルガはどうしよう 一応持って帰るか 売れるかもしれないし 


「さぁ 足元も良くなったことだし ドンドン先に進もうじゃないか」


「他の皆さんもなるべく 急所だけを突いていけるようにお願いします もしかしたら結構いい素材かも知れません とにかく足が貴重なのは分かりました 他の部分も聞いて来ればよかったです 私のミスです申し訳ありません それか皆さんがチョット待っててくれるなら 転移で聞いてきますけど」


「休憩がてら待ってるから聞いといで」


「じゃぁ念のためサーチをかけて行ってきますね『サーチ』 大丈夫ですね まだかなり遠い場所にいます 恐らく巣なのではないかと思われます では行ってきますね『転移』」


・・・・・・・・・・・・・・・・


「受付嬢さん ガルガって 素材の買取ってありますか? それとも何かの原料になりますか?」


「いきなりですね さっき行ったばかりですよね もう戻ってきたんですか?」


「いや巣の近くにはいるんですが ガルガが素材になるのか聞きたくて転移で戻ってきたんです 急いで教えて下さい」


「皮は素材になります 皮製品ですが皮鎧に使う人たちもいますので買取もありますよ そんなに高くは無いですが」


「それでも傷が少ない方が良いんですね?」


「そうですね 急所を一撃で倒すのが一番ですが 足元が悪いので中々厳しいですけどね」


「分かりました ありがとうございました『転移』」


「相変わらずすごい技ね・・・・・」


・・・・・・・・・・・・


「戻ってきました 大丈夫でしたか?」


「何言ってるんだい まだ2~3分しかたっていないじゃないか ろくな休憩も取れていないよ」


「じゃぁ もう少し休憩したら 巣に向かいますか?」


「そうだね あと少し休憩したら 巣を殲滅しよう その前にサーチをかけておくれ」


「そうですね 念の為かけておきますか『サーチ』ん!?周りを囲まれています 巣には一匹もいません 全部ここに集まっています やられました 移動のスピードが異様に早いです 皆さん急所を一撃で倒してください 戦神の神の恩恵の見せどころです頑張りましょう」


そうして モンスターに囲まれた 戦いが始まるのであった

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