みんなでゴブリン討伐
冒険者ギルドで薬草採取の依頼を受けて ヘリを使わず自力で登山をして その途中でポイズンドラゴンに遭遇し・・・・いつものように対処して 薬草を地元のガイドの人が 全部刈り取っても根でスグに再生するからと言う事で 全部刈り取りギルドへは依頼数だけ納めて報酬を受け取り 1匹だけポイズンドラゴンを見せて討伐報酬を貰い ギルドカードにはポイズンドラゴンキラーと刻まれて
1日分時間が余ったので 簡単な依頼を受ける事を前提にくじ引きをした 今度は先日の宣言通りエルフの双子の姉ベルウッドだ 受けてきた依頼はゴブリンの殲滅だった 簡単だと思われた依頼だったが よく見るとゴブリンが村を襲って大量繁殖しているとの事だ 簡単な依頼だと思ったが 緊急性を要する大変な依頼だった 大量繁殖したゴブリンが 食糧難で他の村を襲う前に殲滅しなければいけない
村にはゲートや電話型中継器を置きに行ったことがあるので 転移で移動しそこからヘリでサーチをかけながら移動し サーチに大量のモンスターが引っかかった そこの近くにヘリを降ろし みんなで暴風龍の恩恵トルネードをかけて殲滅することにした イメージ魔法鷹の目を使い遠くを見つめ そこへ転移で移動し その場所に一人ずつ置いていき周りから攻め込む事にした 誰か一人でもトルネードを使ったらそれが合図だ みんなでトルネードを連発しながら 歩いて範囲を狭めていく そして最後のトルネードをシフォンさんが放ちゴブリンはサーチに引っかからなくなった
「皆さんお疲れさまでした 今週はAランク冒険者っぽい活動が出来ましたね」
「そうだね 今回は採取と ゴブリン退治だったけどゴブリンは数が多かったもんな」
「今回特に最後は活躍できた気がするよ」
「では ゴブリンを集めますね 『収集』時間もありませんし このまま無限収納にしまいますね」
無限収納の出し入れは重さを感じないから楽だ どういう仕組み何だろう? これも神様パワーなのかな?
「さぁ冒険者ギルドに戻りましょう」
「まだ 駄目ですよゲートと 電話型中継器を回収と 持っていけないようにして目隠しもしないと」
そしてサーチをかけて生存者がいないか確認したら ゲートを無限収納にしまい 電話型中継器に大量の魔力石を入れ『イメージ魔法光学迷彩』をかけてこれで移動できないように結界を張ってOK ここまでやれば 普通の人には持っていけない出来るとすればスターディ様くらいかな?
「お待たせしました これで冒険者ギルドに戻れます みんな集まって下さい 『転移』 こんにちは」
いつも騒がれるから 挨拶したら余計にビックリされてしまった 「おしずかに~」ありがとうギルド員さん
「ゴブリンの集落の殲滅終わりました 数を確認してください」
「はい わかりました どれだけですか?」
「ここに出せない数があるので外で良いですか? あとゴブリンの爪や皮の買取もお願いします 数を数えたら一気に終わらせますので」
「そんなに数があるのにすぐに終わるんですか?」
「そこはSランク冒険者の技でパパっと終わらせちゃいますから」
「まぁ ここで話をしていてもしょうがないですから外に行きますか」
「そうですね」
「では この広場に出してもらっていいですか?」
「ここで良いですか? 300匹以上いますよ?」
「へ?そんなにいたのにもう帰ってきたんですか? 行ったのさっきですよね?」
「そうですね みんなAランク以上の力を持ってますから ゴブリン程度には時間がかかりませんよ ですが あまり強い敵になると慣れていないので 時間がかかりますが」
「取りあえず出すのちょっと待ってて下さい 他の職員も呼んできます」
「は~い 暗くなる前にお願いします」
「わかりました急ぎます!!」
それから数分 3人のギルド職員がやってきた
「じゃぁ出しますね」
無限収納から出して ゴブリンの山を作っていく しかもみんな複雑骨折したようなな死体ばかりだ モンスターの死体に成れているギルド職員もチョット目をそむけたくなるような光景だ だが皮は一切傷付いていない 爪も問題ない なので買い取りは可能だ 良くあの竜巻の中で ゴブリンの爪が他の体に当たらなかったものだ 運がいいな それと牙も買い取り対象らしい 意外に侮れないなゴブリン 数も多いしみんなAランクだから 買い取り5倍だし 意外に馬鹿にならないかも しかも 今回の依頼は緊急依頼だったらしくて依頼報酬も高かった
「リーサさん リーサさん 職員さんが呼んでますよ」
「あぁ ごめんなさいカナタさん 考え事してました」
「数は数え終わりました 後は素材の買取ですがここで解体されると 後始末が大変なんですが」
「あぁ 大丈夫ですよ チョット匂いはしますけど すぐに風魔法で匂いも飛ばしますから まずはイメージ魔法『解体』続いて『収集』さらに『ファイヤートルネード』そして『風魔法上昇気流』 これで匂いもなく燃え尽きます 解体した部位はここに部位ごとに集めておきましたから持って行って数えて下さい」
「数を数えるのはもういいです 今のを見て手抜きをしてないのは 分かりましたから では中で今回の緊急依頼の報酬と買取部位の金額をお渡しします」
「はぁい みんなで行ってきて みんなで分けて良いよ」
「それは駄目だよリーサさん 取り分はみんなで均等に分けなくちゃ」
「いいんだよ 私素材をいっぱい持ってるし それをみんなの許可を取らないで王様にあげたりしてるもん」
「それは リーサが倒したモンスターでしょ それは別だよ 今回はみんなで倒したんだから みんなで分けないと」
「カナタさんは真面目だなぁ」
「何かい?リーサ私達は不真面目だとでも?」
「いじめないでよ シフォンさん」
「ははははは 悪い悪い ついな つい だがカナタの言う通りだよ 今回はみんなで倒したんだ 最期の解体はリーサがやってくれたけど 倒したのはみんなだ みんなで均等に分けよう ただでさえリーサには車も貰ってるんだし」
「あああああ~ 思い出した 後からみんなで試したいことがあります」
「うっ いきなり胃が痛くなってきた 帰ってもいいかい?」
「だ・め・で・す!!」
「うぅ 嫌な予感しかしないよぉ 助けておくれよぉ」
「だ・め・よ!!」
「とにかく みんなで均等に分けましょう 分かりましたね?」
「はい 分かりました」
「じゃぁ行きましょう お待たせしました 話し合いは終わりましたので これで問題ないです」
そして冒険者ギルドに入り 報酬をみんなで分ける 結構な金額にはなったが 10人で割るとちょっと少ないか? それとも私の貰ってる金額がおかしいから お金の感覚が鈍っているのだろうか?鈍っているんだろうな~ さて それではみんなにヘリの運転を覚えさせますか!!
「さてさてさてさて~ 今日は皆さんにヘリの操縦を覚えてもらいま~す」
「うっ やっぱり嫌な予感がしてたんだよ 危ないじゃないか そんな操縦もしたことない物 動かしたら」
「大丈夫ですよ~ 皆さんには スターディ様の恩恵がありますよね~? 現にセルさんは一回で覚えました」
「そうなのかい? セル」
「うん・・・ 覚えさせられてしまった 簡単だった しかも とんでもなく大きいのまで 操縦できた」
「じゃぁ 講師は私とセルさんです 大丈夫です 車の免許の時を思い出してください スターディ様の恩恵かけてから 一回で覚えたでしょ? それと一緒です しかも皆さんエンシェントドラゴンの鱗で風魔法も強くなってます ヘリの操縦も出来るはずなんです っと言う訳でハインドDに乗って 私の操縦を一回見て下さい 手元と足元を見るんですよ」
と言って 操縦して見せる すると簡単に覚えていく やはりスターディ様の恩恵は凄い そしてそのままの勢いで この前のセルさんと同じく ハリアーとストラトフォートレスも覚えさせていく 皆洗脳されたように 覚えていく ついでだから チヌークの操縦方法も覚えてもらおうこれは セルさんもだ これで完璧だ 私がいなくても みんなだけでクエストがクリアできる それには皆の収納ボックスを改良しないと
「みんなミニ収納ボックス出してください チョット改良します 中の物は大丈夫ですから そのままでいいですよ そして自分の前に置いてください」
「これでいい?」
「OKOK それじゃ最初に入れられる量を30個に増やそう」
「そんなに増やせるの?今の大きさのまま?」
「大丈夫大丈夫 私のイメージ魔法に不可能はありません イメージ魔法『入出個数増大』これでOK 次は中に入れられるものの大きさの変更です」
「それもこの大きさのまま?」
「それもこの大きさのままで行きましょう ドラゴンと大型輸送ヘリチヌークが入るサイズにしましょう イメージ魔法『最大サイズ変更』これでもし私がいないときでも問題ないはずです でも一か所に入る大きさは変わりましたが一か所に入る数はさっき言った30個までですから 何か大きな入れ物に入れて 収納ボックスに入れるのなら問題ありませんが 例えばゴブリンを30匹入れたらそれ以上入りませんからね」
「わかりました でもリーサさん戦闘してたら大量に敵を倒すこともありますよね 今回のゴブリンのように」
「そうですね じゃぁコンテナも用意しましょう 1人に2個のコンテナを用意します モンスターや雑貨類はこの中に入れて下さい 使い方はここを持って 外側にひねれば開きます 誰かに閉じ込められないように 中からも開くようにしておきました」
「閉じ込められるなんて そうそう無いだろう?」
「いえいえ 私達が所有している物は 他の人には手も出ない 高級品です 私達を暗殺したり 毒殺したりしてでも欲しい人達はいるのです まぁ幸いな事に私達は 毒殺には強くなるアイテムを持っています 皆さんで使いましょう」
「リーサ あなた この話がしたくて今までのサービスしたでしょう?」
「なっ なんて事を言うんだローナ そんなにはっきり言われたら チョットショックじゃないか」
「リーサあんた そんな事考えてたのかい?」
「やだなぁ シフォンさん半分本気で半分冗談ですよ~」
「どっちにしろ 考えていた事には変わりないじゃないか?」
「だって 本当に狙われますよ?殺されますよ?せめて確率は減らした方がよくないですか?」
そんな会話をしながらリーサは説得を続けるのだった・・・・