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巨人族の討伐

皆さん おはよう こんにちは こんばんは おなかすいた・・・ぽんです今日はお知らせです 総合評価が600ptを超えたので2話投稿します これからもドワーフに転生しちゃった・・・を宜しくお願いします

総合評価 601pt

評価者数:16人

ブックマーク登録:237件

冒険者ギルドに着くとそこは野戦病院の様だった ギガント種 巨人族によって町が破壊されるのを防ぐ為に戦った勇者たちがそこには横たわっていた 腕や足が捻じ曲げられ 叩き折られたりした者たちが・・・ リーサはすぐに主神ベルッド様の恩恵である 怪我や病気を治す恩恵を皆にかけるのであった


「『神の御業』皆さんこれで大丈夫です まだ痛みのある人はいますか? いたら教えてください」


「大丈夫です あなたたちはいったい?」


「私は神の巫女のリーサです 仲間たちと巨人族を討伐しにやってきました」


「おお 神の巫女自ら討伐してくださるのか?」


「いえ 私の仲間と共に討伐します」


「失礼ですが・・・ 大丈夫なのですか お仲間は 皆年若く見えますが」


「大丈夫ですよ これでも私の仲間はAランクですから」


「おぉその年でAランクとは凄い 余程クエストをこなしてきたのでしょう?」


「あははははははははは まぁその辺は置いといて ギルマスは何処にいますか? 現状を聞きたいのですが?」


「俺ならここに居るぞ」


「ギルマス!! 神の巫女が助けに来てくれましたよ」


「はん 神の巫女だか何だか知らないが どれだけの力を持っているのやら?」


「一応私はSランク何ですけどね?」


「Sランク お前みたいなチビがか? 最近のギルドはどうなっちまったんだ?」


「ふむ 冒険者があれだけ倒れていたのに 自分は何もせずにギルドの奥に隠れている ギルマスがいるくらいですからね? 本当にどうなっているんでしょうね?」


「何を言ってやがる 巨人族に冒険者が かなう訳が無いだろう」


「かなわなければギルドの奥で震えていても構わないと?」


「てめー!!ガキだからって調子こきやがって!!」


「はぁ ギルマスはSランクにも勝てると思っている馬鹿なのですね? ここのギルマスは早めに変えた方が良いですよ? パチン」


いつものように指を鳴らす すると地べたを這いずる虫の出来上がりだ


「てめー何しやがった?」


「え?何か言いました? 私は虫の言葉までは理解できないんですよ 今度神様に虫の言葉も理解できるようにお願いしてみますね」


「あなたでは 役に立ちません 現状を把握している方はいますか?」


「私が一応 副ギルマスのタチと申します」


「タチ てめーも俺が動けないのをいいことに 神の巫女に尻尾振る気か?」


「うわ 虫が喋った!! 気持ち悪!!」


「あはははははははは 中々に良い性格をしていらっしゃる 仲良くやっていけそうだ」


「そういってもらえると光栄ですが あまり時間もないのが現状です」


「それは 次の襲撃があるという事ですか?」


「そうです 前回の襲撃から2日たちました もう いつ次の襲撃があるかわかりません」


「わかりました いつも襲撃は2日おきくらいですか?」


「えぇ そうです いつも遊ぶように人を攻撃し 家畜を奪っていくのです」


「数は何匹くらいですか?」


「正確には分かりませんが20匹くらいです」


「てめーら いい加減にしろよ俺をないがしろにしやがって あとで覚えてろよ」


「うるさいですねー ブンブンと無限収納にしまってしまいましょう そして王都で裁判にかけましょう 私大公ですから私の決定権で 死刑になってもらいましょう」


「おっ おい 勘弁してくれ これ以上口を挟まないから 死刑だけは勘弁してくれ」


「大公の私にこれだけの不敬な言葉を浴びせておいて 今更ですか? 神の巫女に不敬を働くと 神の神罰でどちらにせよ死にますよ? 今更では? それとも巨人族の有用な情報でも持っているのですか?」


「俺は巨人族の巣を知っている だから許してくれ」


「巣を知っていて 放置していたと・・・・? 今回の件は全て貴方のせいですね 死刑は免れませんね」


「待ってください ギルマスを庇う訳ではありませんが 巣はみんなが知っていたんです 知っていても 手が出せなかったんです」


「ふむ でもギルマスが報告義務を怠った事には変わりありませんね」


「それはそうですね」


「折角 私が電話型中継器を置いて行ったのに それを使わないでこの状況を招いたのは ギルマスですから」


「そう言われればそうですね うちの電話型中継器は ギルマス以外は触ることを禁じられていましたから」


「まぁ邪魔だしうるさいし 無限収納にしまいましょう ポイ それでどこまで話しましたっけ?」


「巨人族が20匹くらい 毎回くるって所までです」


「どちらからくるとかは 決まってますか?」


「はい! 毎回巣のある方からやってきます」


「ちなみに 私が受けた依頼は誰が出しました?」


「私です 電話型中継器が使えなかったので 召喚で鳥を呼び出し足に手紙を括り付けて なので 報告が遅れてしまったのです」


「そうでしょうね 私が受けた依頼は巨人族の討伐としかなっていませんでしたから」


「それは 巣があるのが分かると 冒険者が誰も来てくれないと思って・・・・ すみません」


「まぁ良いでしょう その代わり 依頼料は割増ですよ」


「はい 構いません それくらいで 巨人族がいなくなるなら 各ギルドからお金を徴収します」


「徴収するのは構いませんが 冒険者ギルドに問題があったのですから 半分は冒険者ギルド持ちですよ」


「わかりました それくらいの蓄えはありますから」


「あと因みに巨人族の素材って売れるんですか? 何に加工するんですか?」


「皮は鎧に 筋肉の筋などは弓の弦に爪なども鎧や武器に加工できます 売ってくれるんですか?」


「売りはしないんですが 何に使えるのかなって 気になっただけです それと倒し方を決める為に 知りたかったんです 因みに頭は何か使えますか?」


「脳みそが珍味らしいですが まず市場に出回らないので価格は分かりません」


「そうなると 心臓を狙うしかないですね」


「心臓も錬金術の素材になるそうなのでできれば傷をつけない方が」


「そうなると心臓の反対側を狙って出血多量で死んでもらいましょう」


「先ほどから 何の話を? 仲間で協力して1匹ずつ倒すのではないのですか?」


「協力はしますし 1匹ずつ倒しますが 1人1匹ですね まぁ見ててください」


「わかりました 拝見させていただきます」


「取りあえず 今ある危険を回避しましょう」


「そうですね」


「巨人族は町のどの方角から来ますか?そこに防衛戦線を張ります」


「はぁ・・・ 兎に角こちらです ついて来て下さい」


「急ぎますので 頭に場所だけ想像してください チョット頭を触りますよ『転移』ここで会ってますか?」


「あってますここから いつも 攻め込まれます・・・」


「あそこに居る人達は?」


「残っていた冒険者です 見張りで付いていてもらってます」


「わかりました これからは 私達が 見張りますので他を見張って下さい 携帯持ってますか? お互い登録しましょう この戦いが終わったら削除させてもらいますが 今は連携が必要なので」


「登録しっぱなしって訳にはいかないんですか?」


「クエストのたびに登録してたら すぐに一杯になって 使えなくなってしまいますよ」


「それもそうですね 失礼しました」


「さて ここは私達が見張りますので 大丈夫ですよ 他から来たら携帯に連絡ください すぐに向かいます」


「わかりました でもここからくると思いますよ 私達人間は舐められてますから」


「そうですか ここからくるなら大丈夫です 私達で全部討伐しましょう そのあとに巣の場所を教えてください 巣も殲滅します」


「さて リーサあれだけ大見得切ったんだ 作戦はあるんだろうね?」


「大丈夫ですよシフォンさん 10式戦車ひとまるしきせんしゃには自動追尾機能もありますし 色々な機能が付いていますから 皆さんの戦車の標的は私の方で操作しますから 巨人族の胸に狙いを定めたらタッチパネルでミサイルを打って下さい 私の方で皆さんの標的が被らないように(オーバーキルにならないように)操作します それも10式戦車の特徴です 8匹までは狙いが定められますので 20匹であれば1台3発も使うか使わないかで終わりますよ ミサイルの弾頭から火薬は抜いてありますから 巨人族にあたっても 体を突き抜けるだけで爆発はしません それでもし倒れないようでしたら もったいないですが 頭を狙いましょう」


「もったいないって 脳みそ食べる気かい?」


「皆さんはいりませんか? 珍味と言うことはかなり美味しいと思いますよ まぁ個人差はあると思いますが でも最初に食べた人は勇気がありますね」


「それは思うね 巨人族の脳みそを食べようとするなんて・・・・」


「でも 他の国では猿の脳みそや 羊の脳みそを食べる国もあるんですよ?」


「げげ それを聞いて余計に食べたくなくなったわ・・・・」


「まぁ 私達が食べなくても どこかの国の国王に売りつけるってのも ありだと思いますよ」


「そっちが良いね 高く買ってくれそうだ」


「そうですね その売れたお金で もっと美味しいものを食べますか?」


「そうしよう その方が精神衛生上良さそうだ」


「まぁ舐めるくらいはしてみたいですけどね」


「だから リーサは何でそっち方面に 勇気があるんだい?」


「勇気って程の事は無いと思いますけど・・・」


「さぁリーサ余計なこと言ってないで準備しよう 何すればいいんだい?」


「まず 皆さんのミニ収納ボックスから10式戦車を出してください」


「出しました」


「私も準備OKです」


「そうしたら 横一列に並ぶように搭乗して移動を開始してください 全員が攻撃できるように 私の方で調節しますので 皆さん何処の位置でも大丈夫ですよ とにかく今回は横一列でお願いします 敵が何処から来るのかが怪しいときは 半円を描いて配置しますが 今回は出て来る位置も決まっているみたいなので 大丈夫でしょう 一応サーチはかけときますか」


「リーサ私は準備OKだよ」


「俺もだ」


「僕も準備できました」


「みんな準備できたみたいですね」


「じゃぁあとは 巨人族が出て来るのを待つだけです 幸いここは 遠くからでも来たのが分かるような 平原ですから 10式戦車の威力を見せてやりましょう」


「ところでリーサ学校は大丈夫なのかい?」


「リフレッド先生ありがとうございます 完璧に忘れてました 今から校長先生に携帯で電話します」


「早めに気づいてよかったよ」


【校長先生ですか? リーサです ギルドの依頼で もしかしたら明日の授業が 出られないかもしれないのです 校長先生のお力で 明日の授業はギルドの依頼に変えていただけると助かるんですが? 上手く行けば 明日の授業にも間に合うのですが 何分モンスター相手なのでいつまでかかるかわからないんですよ】


【わかりました 明日の朝に教室に誰もいなかったら ギルドの依頼に変えましょう それでいいですか?】


【良いです良いです ありがとうございます それじゃ 宜しくお願いします 失礼しました】


【はい 気を付けて下さいね】


「これで大丈夫です 今日中に終わればよし 終わらなくても お咎めなしです」


そんなやり取りをしつつ巨人族が来るのを待つのであった

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