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新たな仲間

ローナに進級試験やばいよと言われ 現実に帰るリーサ イメージ魔法でもどうしようもなくて 主神ベルッド様に頼ることに だが ベルッド様は子育てに忙しく 代打で勉強の神を紹介される勉学の神ではなく 勉強の神だただ単に自分が勉強したいだけの神だった しかも信者がいなくて消えそうな神であった そんな神から勉強の神が今まで覚えた知識の全てを授かり チョット脳がパンクしそうなのをベルッド様に助けられるという ハプニングはあったもののそれも無事に乗り越え 


恩恵を授けようと言われ 勉強が好きになり 勉強の事しか考えられなくなり 勉強をしているとこの世の幸せを感じる事が出来るようになる という呪いのような恩恵を渡されそうになり (記憶力は抜群になるのだが・・・) 多少手を抜いてもらい勉強が好きになる程度にしてもらったが 記憶力は抜群のままだ これならば『神の御業』で授けやすいを授けてもらい その日の夜になった




夜の神殿 見張りの警備を眠らせてあたり一面 霧を濃く張り巡らせる その手慣れた技を見て スターディ様は


『リーサはいつもこのような 泥棒の様な事をやっているのか?』


「何てこと 言うんですか 神様の力で神像が建っているように 偽造しているというのに」


『そうか すまんな あまりにも手馴れていたものだから てっきりその様な 職業なのかと・・・』


「酷いです これも魔力を大量に使って やっているというのに」


『そうだな しかも これから私の神像を建てるのだもんな』


「そうですよ 格好よく造ってほしいですよね 邪魔しないでください」


『わかったわかった 格好よくというか理知的に見えるようにしてくれるか?」


「わかりました 格好より頭が良さそうにということで良いですか?」


『ああ 頼む その方が私にあっている』


「確かに勉強してないときは 理知的に見えますね」


『それはどういう意味だい?』


「勉強しているときは 頭もボサボサで着ている物も無頓着で 酷かったですけど 今は頭が良さそうに見えますよ?」


『何で最後が疑問形なんだね?」


「あくまでも見えるだけですから ドジなところもありますから」


『ドジなところとは どんなところだい?」


「何も考えずに恩恵を与えたり そのせいで信者が増やせなくなるところでした」


『たりって 事はまだあるのかい?』


「最初の記憶のダウンロードです 頭の血管が切れるかと思いましたよ」


『ごめんごめん 人間があんなに脆いとは思わなかったのさ』


『私の知っている人間は 神に近づこうとあがく者達ばかりだったからね 皆規格外だったのかも知れないな』


「そんな人達が 過去にいたんですね?」


『昔はそんな者達がいっぱいいたよ』


「おっと時間が無くなってきました 神殿に入って 神像を建てますよ」


「あぁ わかった 行こう」


【ところで神様達は何で静かなんですか?】


【話すきっかけを失っただけよ】


【じゃぁきっかけは私が作りますから みんなで話しましょうよ】


【もういいわよ あいつ勉強ばっかりで そんなに話したこともないし】


【まぁそう言わずに っね!】


「スターディ様は他の神様とは会ってないんですか?」


『私は1日23時間勉強してましたので あまり会いに行く機会は・・・・ でもたまに会いに来てくださる方たちは嬉しかったのですよ やはりめったに合わない方との会話は刺激がありますからな 勉強の為になるのです』


「では 他の神様達に会ってみましょう」


『えっ どうやってですか?』


「こうやってです」


フィギュアケースの覆いを外すと中からミニ神様達が出てきた


『おお ずっと神々しい箱を持っているなぁとは思っていましたが まさか他の神様達がいらっしゃるとは 思いもしませんでした 皆さまお久し振りです 数百年ぶりではございませんか?』


『それはそうだ 我らはこの身をもって魔王を封じ込めていたからな』


『なんと!? 知らぬこととは言え 失礼しました お役目ご苦労様です それで魔王はどうなったのですか?』


『この娘 リーサが倒してしまったわい』


『本当ですか そんなに力を持った神の巫女だったとは リーサさん今まで実はチョット不安だったのですが その不安も吹き飛びました あの魔王を倒すとは 驚きです』


「まぁ いきなり神の巫女ですって紹介されても信用しがたいですよね? ですけど魔王を倒したことは事実ですし 魔王を倒すための聖剣を集めて全て復活させたのも私ですよ」


『おぉ そうだったんですか あの聖剣を復活させるとはすごい魔力だ 今度魔力を見させてください』 


「魔力を見るだけじゃなくステータスを全部見ても構いませんよ」


『いいんですか? では失礼して 何ですか?この武器とかヘリとか車とか電話型中継器と言うのは?』


「あぁ 私が前世の物を復活させたり この世界で開発した物ですよ」


『なんと 神の巫女の仕事だけではなく そんなことまで しかも面白そうなものがたくさんあるではないですか? 今度1回勉強の為にバラさせてくれませんか? もちろんすぐに元通りに直しますから 組んで直すのは得意ですから』


「今までの物とはかなり違いますけど大丈夫ですか?」


『リーサよ こやつに目をつけられた時点でおしまいじゃ どの開発品も一度ばらされて元に戻されるのは確実じゃ しかし 完璧に元に戻すのだけは保証しようぞ』


『そうじゃそうじゃ 自分でステータスを見せてしまったんじゃからしょうがないのう』


『そうだぞ 見せた時点で終わりだ だが完璧に直すのだけは俺が保証するぞ』


「神様達がそう言うなら バラさせてあげましょう 私も前世で良くバラして直してを繰り返していましたから」


『おお ありがとうございます しかもバラして直すのが好きとは趣味もあいそうですね』


あれ?これって神様が一人増える事になるのかな? サイフォン様?フィギュアケースが大きいのは神様達がユックリ出来る為ではなく これからも 神様が増えるってことですか?


『しかしなぜ皆さまはそんな小さな箱に入っているのですか? しかも体を小さくしてまで・・・』


『それはですね 皆が信者を獲得してパワーアップする為にこうしているのですよ』


『なんと それでは目的は一緒ですね 私もそこに入れて下さい』


『いいぞいいぞ 入れ入れ お前がこんなに喋る奴だとは思わなかった 気に入ったから入ってこい』


「えっ?神様達そんな勝手に ああ 入っちゃった まぁいいか勉強教えてもらえるし じゃぁ中で皆さん仲良くなっていて下さい 私は神像を建ててきます」


そして 立ったまま本を読んで勉強しているスターディ様の神像が出来上がり 下には神様の恩恵を書いたプレートを貼って 巫女たちに今日からこれも売って下さいと書いたメモと 倉庫に大量のスターディ様の神像とミニ神像と 合格祈願と書かれたお守りを置いていくのでした


全てが終わり家に帰って ママンに今日の仕事内容を話 他の人には内緒ねと念を押し ママンが出してくれた食事を神様達と食べるのでした 勿論神様達のご飯には私の魔力入りで


『皆さん普段こんな美味しい魔力入りご飯を食べているのですか?』


『うめーだろ リーサの魔力は最高に旨いからな!!』


『っていうか さっき聞いたがスターディ消えそうなんだろ 取りあえずリーサに魔力譲渡してもらって 復活したらどうだ?』


『リーサさんそんなことも 出来るのですか? お願いします私はまだ消えたくないのです 勉強したいのです』


「は~い わかりましたよ 色々な知識もダウンロードしてもらいましたしね 『魔力譲渡』これでどうですか? さっきよりはましだと思いますが でも信者がいない事には変わりませんから 頑張らないと駄目ですよ」


『わかってます 暫くは 勉強時間も減らして 信者獲得のために頑張ります』


「何時間減らすんですか?」



『2時間?』



「・・・・・・・」



『3時間?』



「・・・・・・・」




『じゃぁ頑張って4時間減らしましょう』


「駄目です半分に減らしてください」


『そんな~ 半分なんて 他の時間はどうやって生きていけばいいんですか?』


「信者の獲得のために恩恵を与えたり 他の神様達とお話をして 一般常識を学んでください」


『わかりました これからも勉強ができる環境を作るために 今!! 頑張ります!!!!』


「今だけじゃなく 今後もがんばってくださいよ~」


『そうよスターディ 神として恩恵を授けるのだから ずっと頑張らないと駄目よ リーサが言っていることが正しいわ』


『うぅ 何とか頑張ってみます 私の心が折れそうになった時は 助けて下さいね』


『しょうがねぇな~ その時はケツ引っ叩いて 復活させてやるよ』


『もう少しお手柔らかに・・・』


『贅沢言ってんじゃねぇ お前が(私の心が折れそうになった時は 助けて下さいね)って言ったんだろうが』


『わかりました その時はお尻を差し出します』


『それはそれで 気持ちの悪い表現だな・・・』


「まぁそれくらいにしておきましょう 神様達と一緒にいるとそんな時間もないわよ」


そして部屋に行き 玩具のお家デラックス版の改造を始める 元々かなりの大きさの家だったので 空き部屋がまだまだある そこの一室をスターディ様仕様にする 勉強机に解体工房を備え付ける そして今日はマシンガンのミニサイズを錬成して置いておく あとは勝手にバラすだろう そして寝る準備を始めるがスターディ様の部屋だけは一晩中明かりがついたままでした 



翌日 ローナと共に学校に行きリフレッド先生に今までに学校で配られた問題集を貰って 答えがわかるか やってみることにした そしたらどうだ習ってないところまで完璧だ リフレッド先生や他の先生に問題集の採点をしてもらい 満点を取って先生たちを驚かせた 


これで出席日数もこの前の大臣の件で問題なくなったし Sクラスのみんなと一緒に進級が出来そうだ まぁまだ数か月先の話だが これで残りの授業を真面目に出れば問題は無いし もし仮に出れなかったとしてもテストは満点だろう スターディ様ありがとう そして紹介してくれたベルッド様にも感謝だ!! 


そうだ一晩寝て魔力も回復したしスターディ様に魔力譲渡しておみくじを作ってもらおう スターディ様におみくじの説明をして 魔力譲渡も終わり おみくじが出来上がった それを神殿に持っていき新しいおみくじです と勉強の神と書いたおみくじの箱を渡しあとのことはお願いをした 


そしていつものように 商人ギルドと鍛冶師ギルドに行き納品と集金を終わらせる するとスターディ様の目が輝いている 昨日のマシンガンは朝まで楽しんだようだが 今納品した物を覗き見て 今度はあれかなそれともあっちのやつかなと 次にバラす物を品定めしていた 毎日ミニサイズの商品を置いておかないと駄目そうだなと思いつつ ギルドを後にするのだった

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