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神の巫女が長生きするのは良い事だけど3000年はやり過ぎ?

ベルッド様が 破壊された小国と大国の復興をして 圧政を敷いていた貴族の頭を良い人にして 貯め込んだ金品は 領民の為に使うように新しい 王族に差し出させた 領民に返そうにも貴族が使ってしまっていたりしていた為だ 誰かに返そうにも もう資金が足りない なので王族が国民の為に使ってもらう事にしたのだ 

この王族も貴族の中から人格者を選んで王族にした 王族の中にも 圧政を敷いていた貴族もいるので その者は即刻頭の中身をまともな人格者にされていた やはり親戚の貴族の中でも全員が全員性格が良いわけではないんだな そうして まともな人間になった 貴族たちが 王国を取り仕切る 勿論王様は最初から人格者なので 意見は会う そうして決まった今後の政治を神様が確認しながら 王国は運営されていく 


そこに帰りたいと望んだ国民がラファージャから帰ってくると 国は一気に活気づく そうしてやっとギルドや国の中の多くの店舗がオープンしていく ラファージャで神殿に通う癖の付いた国民たちは 自分の国にも神殿が出来ているのに 驚き 神への信仰を怠らないのだった そうすると 神様達のパワーアップも早まる 自国の中での移動の方が慣れているせいか それとも神様への感謝の気持ちを忘れなかったのか 神殿に通う足も多くなる すると自然に神様達は力をため込んでいくのだった

 

神様が力をためる一方でリーサは土日返上で ゲートや ギルドに電話型中継器を設置していく 土日返上でと言ったが 土日しか時間が取れないのだ 移動は転移なので良いのだが 新しいギルド員にゲートのアップデートの方法や 電話型中継器の使い方などをレクチャーしていくのに時間が掛かる 


元いたギルド員はどうしたかと言うと 王都でギルド員として雇われていたり 王都の生活が余程水にあったのか 地元に戻る者が少なかったのである ギルド長と補佐をする立場の者は王都では平ギルド員になるので 地元に戻ってギルド長と補佐をする立場を取り戻していた そして新しいギルド員に仕事を教えていく 王都で平ギルド員をするより 地元で大変でも新しいギルド員に仕事を教えた方が給料も良いからだ 


そして今回 国が復興されるのと一緒にナザフ地方のナザリ火山付近の町や村が 神様のお陰で復興を遂げたのだ モルドギルド長を含め各町や村にいた ギルド員たちや町民に村人たちは まだ日が浅いのもあって 地元に戻れると聞いて歓喜に沸いた そして以前買った 神様の神像に祈りを捧げるのであった 


そうなると モルドギルド長が リーサに連絡を取ってきた 元々ゲートの再設置の為 モルドギルド長がいる町にも行く予定なのだが なるべく早く来てくれないかという事で行ってみる事に するとモルドギルド長に話がしたいと言われ ギルドに顔を出すと ギルド職員から歓迎された 


火山の噴火から助けて貰ったのだ 当たり前と言えば当たり前なのだが あれはレッドドラゴンのお陰というのもあるのだが 周辺のギルドにしてみればリーサが避難命令を出してくれなければ 町民や村民が死んでいたのである感謝してもしきれない しかも神様のお陰で町や村が復興している 各家々が元に戻っているのである 神の巫女であるリーサに更なる感謝が追い打ちをかける そこでモルドギルド長が提案を出してきた 避難命令だけではなく王都にも運んでくれたリーサに Aランクの称号を与えたいと言って来たのだ


「リーサ殿 あの時は失礼した 今思い出しても恥ずかしいが 依頼を出した時は受けたとしても 他のパーティ同様に失敗すると思っていた それがドラゴンとの話し合いで依頼を果たし 更には500名以上に及ぶ避難民を ラファージャに運ぶという離れ業までおこなったのだ これは普通のBランクではありえない事だ 本来ならAランクでもありえない事なのだが 流石にSランクにするには1ギルドの判断ではできないので 今後何か偉業を成したらすぐに Sランクに成れる位置のAランクにするという事でどうだろう?」


「それは私だけって事よね?」


「それはそうだ ドラゴンと話をし 避難を促し更には 王都までの足になってくれたのはリーサ殿なのだから 申し訳ないが他のパーティメンバーはBランクのままだ 多めに色は付けさせてもらうが Bランクなのには変わりがない 限りなくAランクに近いBランク止まりだ」


「それで構わないわ それとAランクになっても指名依頼は出来ませんからね これは先に行っておきます 他のメンバーも一緒です」


これは不味いCランクの依頼をこなしまくらないと みんな経験不足のままAランクになってしまう リフレッド先生と校長先生にしっかりと言っておかないと


「それと Aランクになると Bランクとは何か変わる事はあるのかしら?」


「それは依頼料と素材の買い取り額が全然違います 依頼料は5倍近く高くなり 素材の買い取りも倍になります」


「あぁ じゃあ私には関係ないわね」


「なんでですか?依頼料が5倍ですよ?」


「私商人ギルドSランクで 毎月白金貨9600枚(日本円で96億)稼いでますから 依頼料にはあまり興味がありません それと私ドワーフなので 素材は何に使うか分からないから 売らないで無限収納にしまってます」


「毎月白金貨が9600枚・・・・・ もう冒険者やる意味ないじゃないですか?」


「そんな事ないですよ 私暴風龍の鱗とファイヤードラゴンの鱗を飲んでるので 寿命が3000年ありますから 何かやって無いとつまらないじゃないですか?」


「寿命が3000年て・・・・・ エルフの寿命の何倍ですか?」


「そうですねエルフの寿命が大体700年くらいなので 4倍強ってところですか? まぁ神の巫女が長生きするのは良い事ですよ」


「それにしても寿命が3000年て・・・・」


「モルドギルド長も何かの縁です2000年くらい長生きしてみますか?」


「いえいえ 私は普通に天寿を全うします」


「それじゃ 私が普通じゃないみたいじゃないですか?」


「全然普通じゃないです! 神の巫女が長生きするのは良い事だとは思いますが 普通ではないです」


「まぁ そうですよね 3000年生きて普通だったらオカシイですよね?」


「オカシイとは思いませんが普通ではないと思います それと神の巫女には神の巫女で 使命があるのだと思います それをするのには3000年でももしかしたら短いのかもしれませんよ?」


「そうですか? これ以上寿命が延びるのは 私としても歓迎はしていないのですが・・・」


「それはそうかもしれませんが 神の巫女として 民を導く使命があるのだと思います」


「今回のラファージャへの移動などは 神の巫女にしかできない事でしたから」


「まぁ あれは私にしか出来ませんね」


「でしょう? ですから これからも民を明るい道へと導いて下さい」


「分かりました 私も皆さんが神への信仰を持っている限り 長生きして民を導きましょう」


「お願いします そして 冒険者ギルドが困っている時にも助けて下さい」


「そう来ましたか それは皆さんの信仰次第という事で 何しろ冒険者の神もいますので その神様から依頼があれば 私も断れませんから 皆さんの普段の信仰が今後を左右するという事ですね」


「わかりました 冒険者達には 冒険者の神を信仰するように伝えていきます」


「宜しくお願いします さて 今回はこの辺で構いませんか? 私もゲートの設置があるので 時間が余り取れないのですよ」


「お忙しい所お呼びたてしてしまって申し訳ありません ギルドカードは更新しておきましたので リーサ殿ならSランクまで すぐだとは思いますが その先に特Sランクというランクも存在します 今は2人しかおりませんが そこにもすぐに辿り着けると信じております 頑張って下さい」


「特Sランクですか 覚えておきます 詳しい事は教えて貰えないんですか?」


「はい これは特Sランクになった者にしか知らされない 情報ですから それと特Sランク2人の情報も秘匿されております ですが 冒険者ギルドに登録して1年経たずにAランクになり もうすぐSランクになる者がいるとなると 特Sランクから連絡を取ってくるかもしれません」


「特Sランクの確認法はギルドカードのみって事ですよね それじゃ偽物でも分からないですよね?」


「大丈夫です リーサ殿ですからこの情報を教えましたがギルド長以外は知りませんし カードはオリハルコン製で 魔法で特殊なコーティングがされています なので カードの確認さえ出来れば特Sランクかはすぐにわかります オリハルコンじたい貴重な素材ですので滅多に見れませんから」


「私オリハルコンを何トンも持ってますけどね」


「・・・・・・・リーサ殿にはもう突っ込みは入れません あるがままに受け止めます」


「そうですか まぁ分かりました 気を付けておきます」


「そうですね 特Sランクだと 近づかれても気づかない可能性が高いですから」


「では これで この町のゲートは復活させてありますので 各ギルドで管理の程 宜しくお願いします」


「わかりました 各ギルドでしっかりと管理していきます それでは頑張って下さい」


そうしてモルドギルド長のもとを後にした 急ぎ残りのゲートを設置して回って 電話型中継器は最初の使いかただけ説明して 王都に連絡を取るようにお願いする そして説明書を置いていく じゃないと回り切らないのだ 何とか土日で全部の町や村を回ることに成功したが モルドギルド長の所で時間を取り過ぎた 


もう夜だ 途中ママンには少し遅くなるからとは伝えていたが ここまで遅くなるとは思っていなかった ママンとパパンに謝り でもこれで終わったよと伝える そしてAランクになった事も伝えると パパンが今度は何を倒したんだと言ってきた 失礼な話だ 今回Aランクになった経緯を伝えると 人の為に成る事をしたんだなと言われた 本当に失礼な話だと怒ると パパンが謝ってきた娘には弱いんだからと 思いつつ 


これからのSクラスの大変さを実感していた ギルドの依頼はランクの上下一つまで受けることが可能だ 今回私がAランクになってしまった事で 私はCランクの依頼を受けられない つまり手出しができないのだ 勿論モンスターにやられそうになったら 助はするがそれは依頼の失敗に繋がる なので極限まで手出しができないのだ 


モルドギルド長が限りなくAランクに近いBランクだと 言っていたがCランクのクエストをいくつもこなしても Aランクにはならないだろう 暫くは私以外のSクラスで頑張ってもらうしかないのだ ローナの力に期待しよう それと校長先生への根回しだ 冒険者ギルドの授業数のアップは前回お願いしているが 今回の件でそれ以上にお願いしないと駄目だ 例えば足りない授業数は土日でカバーするか 夏休みのような長期の休みに補習を受ける事で補うか 最悪授業の免除をしてもらうかだ 


何と言っても冒険者育成学校で1年生なのにBランク冒険者なのだ 最低限必要な罠の解除や 王家や貴族との依頼の際の注意事項や作法などを教えて貰って おしまいだ 普通なら15歳になって卒業し始めてGランクから始めるか Sクラスの生徒でもEランクか良くてDランクからスタートだ それが1年生からBランクスタートだ しかも限りなくAランクに近いBランクだ ある程度の授業は免除されても問題が無いはずだ だが実力の伴わないBランクなのも確かだ 下手なクエストは命取りになる 私がいる限りそんな事にはさせないが 


とにかくCランククエストを大量に受ける必要がある これからが大変だ・・・・・

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