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王様の寿命はいつまで続くのでしょうか?

リフレッド先生の恋人が真面目な人で チョット特殊な仕事をしているという事で ファイヤードラゴンの鱗を1枚あげた それでリフレッド先生の恋人のナックルさんが 少しでも怪我の可能性が減るのであれば御の字だ それにしても このラファージャで特殊な仕事というのも気になる内容だ しかも私の事を知らないくらい世俗から離れた仕事となれば 普段はほとんどラファージャにいないのではないだろうか? それでもリフレッド先生が納得できるほどの人物なのだから 余程の人なのだろう しかも神様の御墨付だし まぁ私が気にしても教えてはくれないだろうから 気にしないようにしよう 余程の事があればリフレッド先生が私を頼るはずだし 大丈夫だろう



さて 今度は家族の説得だ まずは家族全員集まって貰って 説明からだ 


「パパン ママン 実はこの前ファイヤードラゴンを大量に倒して ファイヤードラゴンの鱗が大量にあるんだけどどうする?」


「どうするって?またこの前の暴風龍みたいな倒し方か?」


「いや 今度はちゃんと自分で倒したよ!」


「自分で倒して大量にってどんな倒し方を・・・・」


「光魔法の改変ってのがあるんだけど 体の仕組みさえ分ってれば そこを治す事も壊す事も出来るのさ で今回は光魔法の改変で 襲ってきた ファイヤードラゴンの首を全部へし折った だから自分で倒した事に成るでしょ?」


「そうだな その倒し方なら自分で倒した事に成るな・・・ それにしてもファイヤードラゴンを大量にって ドンドン娘が普通の人じゃ無くなって行く」


「パパン 私神の巫女ってじてんで普通の人じゃないよ?」


「そうだった それでもだ ファイヤードラゴンってかなり強い部類のドラゴンだぞ?」


「多分ローナも出来るはずだよ?」 


「なんでローナちゃんが出来るんだ?」


「光魔法の改変ってローナが開発者だもん」


「本当か?」


「本当だよ 王都で一時期下痢や嘔吐の症状が流行った事が あったんだ すぐに良くなったはずだけど あれってローナが光魔法の改変の実験してたからなんだよ」


「ローナちゃんがそんな事を 大人しい子だと思ってたのに 酷い技を考えるな・・・・」


「なに? パパン私なら考えそうって言ってるの?喧嘩売ってるの?」


「ごめんリーサそうじゃない そうじゃないんだが・・・・」


「やっぱりパパンは 私が信用できないんだ?」


「違うってば リーサはいつも突拍子も無い事を考えつくから 今回もそうなのかと思ったんだよ」


「むぅぅ 今回は許してあげます 確かに普段の行動を言われると 反応に困るものがあるのも確かだし しょうがない 今回も大量のファイヤードラゴンを倒してきてるわけだし でどうする飲む?飲まない?」


「今回はどんな恩恵があるんだ」


「鱗を削って飲むと HPとMPがかなり上がり 回復量もかなりアップして それと ファイヤートルネードと言うかなり強い魔法が使えるようになって 更に炎耐性が付き 炎攻撃の50%を軽減してくれて あとおまけで2000年ながいきします こんな感じ?」


「全体的に凄いけど おまけが凄いわね」


「でしょ ママン 地下の倉庫広げる? それとももっと深く掘る? 広げるだと もう他の人の土地の下になっちゃうから 深く掘る方をお勧めします」


「でも深く掘ると出し入れが大変でしょ?」


「そんなママンにはこれをあげましょう ミニ収納ボックス~ これにしまえば馬車10台分の荷物がしまえます しかもポケットに入るこのサイズ しまう時は箱を逆さまにして 荷物の上から乗せると荷物がしまえ 出す時は箱を逆さにして地面に置き 段々と上にあげて行けば出てきます」


「そうね これがあれば深く掘っても問題ないわね あんまり長く寝かせても美味しくなさそうだから 1000年物のお酒が頻繁に飲めるって事で良いわね」


「ちなみに パパンとママンは冒険者に復活するの?」


「それなのよね~ 今お店が軌道に乗ってるから 冒険者をやる意味が無いのよね~ 材料も仕入れれば良い話だし」


「じゃぁ もう冒険者はやらずに お酒を造って暮らす生活になるの?」


「そうねぇ それもステキねぇ」


「パパンとママンが 安全に暮らせる方が良いから 武器や装備を作ってくれてる方が安心するけどね」


「リーネと次の子が大きくなるまでに考えるわ」


「それでも 考える時間だけで15年はあるもんね」


「そうね その間にも美味しいお酒を造らなきゃ!!」


これは完璧に冒険者には復帰しないな・・・・ まぁ安心でいいけど 最悪必要な素材があったら 私が取ってくればいい話だし 問題ない さて鱗は飲むのか飲まないのか ママンは飲みそうだけど パパンはどうだろう?


「っで どうする?飲む?飲まない?」


「私は飲むわ パパはどうするの?私と一緒にいたくないの?」


「ママその言いかたは卑怯じゃろ?ワシも飲むぞ ママと一生共に暮らすと誓ったからな」


「へ~パパンとママンはそんな告白だったんだ?」


「そうよ~パパったら絶対大切にするからって言って 一生共に暮らそうって言ってくれたの」


「へ~羨ましいね~その約束守ってくれてる?」


「勿論守ってくれてるわよ 私の愛する人だもの」


「キャー 聞いてる方が恥ずかしくなっちゃう 取りあえずわかった うちは飲むのね ママンお願いがあるんだけど ローナのうちがどうするか聞いて来てくれない? 私王様にこの事話して 王様が鱗を飲むか聞いてこなくちゃいけないんだ うちの分とローナの家の分で鱗1枚置いていくから 帰ってきたら私も龍聖も飲むからね?」


「大丈夫よちゃんと 取っておくから」


「じゃぁ 王様の所に行ってくるね 『転移』 」


そして王城の前に転移した それからはいつも通りだ門に居る騎士に挨拶をして 中に入り王様の執務室を目指す いつも通り執務室の前に護衛がいるのを 確認しドアをノックする すると中から声が ドアを開け 王様に挨拶をして中に入る そして大事な内容だ


「王様 実はこの前 ファイヤードラゴンを倒しまして その鱗を削って飲むと HPとMPがかなり上がり 回復量もかなりアップします それと ファイヤートルネードと言うかなり強い魔法が使えるようになります 更に炎耐性が付き 炎攻撃の50%を軽減してくれます あとおまけで2000年ながいきします」


「リーサよ 会話がいきなりだし しかもワシに2000年も更に生きろと言うのか? それはあれか?リーサがドラゴンを倒すたびにワシは長生きさせられるのか?」


「さぁどうでしょう 私が今後ドラゴンを倒す可能性は ゼロではありませんが その度に恩恵のあるドラゴンを倒すかは別の問題だと思います」


「それはそうだが 2000年かぁ 長いな・・・」


「今回は大量に倒したので 臣下の人の分もありますよ 要望があればその家族の分も どうします 折角大きくなった神国ラファージャをどうします?」


「リーサよその言いかたは卑怯だぞ それでは逃げ場がないではないか?」


「では お飲みにならないので?」


「誰も飲まんとは言っておらん だが 考える時間くらいはくれ」


「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10 どうです?飲みます?」


「リーサよ ワシをバカにしとるのか?」


「だってぇ 私は飲むの決めちゃったんですもん」


「リーサよ 3000年だぞ 良く考えたのか?」


「ワシがエルフだから 前回は寿命が倍になるくらいかと考えたが 更に2000年だと? 普通のエルフの3~4倍の寿命ではないか」


「大丈夫ですよ 次は私の家族以外には勧めません きっと・・・・」


「なんだ 最後の(きっと・・・・)ってのは? 勧めるのか またワシに勧めるのか?」


「王様がステキな後継者を育てていたら そちらに勧めます ですが 王様以外に勧める人がいない場合は・・・・ 諦めて下さい」


「わかったわかった ちゃんと次の後継者を育てておくから 今回だけだぞ」


「ありがとう 王様 だから好きよ!」


「っで臣下の分は何人分だ一応」


「500人分を考えてました 家族も含めてですが 2000年も信用のおける臣下もそういませんよね?」


「そうだな 2000年の付き合いになると 10人いるかどうかだな? その10人も飲むかどうかは分からんしな・・・・」


「家族もいますしね もし 家族が飲まないと言ったら 家族の死を看取って それでも2000年弱生きて行かなければいけませんもんね」


「そう言う事に成るな 中々酷な選択だぞ? だがそれでも王都を繁栄させるには 必要な人材なのだがな」


「王様が信用する人材ですから 馬鹿な真似はしないと思いますが 出来れば鱗は王様の前で飲ませてください 一人分だけでも売れば凄い金額が入って来ますから それともし 500人分で足りないようなら言って下さい 追加はいくらでもできますから」


「いったい何匹倒してきたんだ?」


「20匹くらいですね 数えてはいませんので まぁ1匹分で全部まかなえるんですけどね ドワーフは何を作るか分かりませんので 素材は取っておきたいんですよ ドラゴンの牙や爪だけでも 加工すれば武器になりますし 翼の部分でマント等も出来ますし 出来るだけ今まで倒したモンスターは無限収納にしまってるんですよ 私が学校を卒業して冒険者に成った時の為に素材は取ってあるんです」


「学校を卒業して冒険者に成らずとも生活できるだけの金はあるだろうに?」


「流石に3000年ですからね~どうですかねぇ?足りないんじゃないですか?」


「どうせ また何か開発して金儲けするじゃろうに」


「ははは そうかもしれませんね なにせドワーフですから」


「さて そろそろ 鱗を飲むとするか 心の準備は万全だ!!」


「じゃぁ用意します スプーン借りますね どうぞ飲んでください」


「おう 飲むぞ」


そういうと王様は一気に水で流し込んでいくのだった 


「前回と同じ飲み方ですね 一気に流し込むのはまずいからですか? 味はしないと思うんですが?」


「ただ単に 勇気が必要なだけだ」


「王様でも勇気が必要なんですね 臣下の人達は飲めるんでしょうか?」


「だから10人くらいしかと言っただろ 飲む勇気とワシへの忠義があつい者をあげると 10人くらいしか残らんのだよ」


「分かりました 王様への忠義を信じて 鱗を10枚置いていきます 1枚で50人はいけるはずです」


「わかった さっきの約束通りワシの目の前で飲ませよう」


「宜しくお願いします では私はこれで失礼します」


「気を付けて帰れよ」


「ありがとうございます」


そして執務室を出て 王城の門の前に出ると転移で家に帰る そして私と龍聖も鱗を飲まなくちゃ 


「ママンただいま 私達も鱗飲むから用意してくれる?」


「もう用意してあるわよ」


「ありがとうママン さぁ 龍聖飲むわよ」


「うん ママ」


「なぁリーサワシも飲んで良いか?」


「いいけど どうしたのリュード」 


「ワシも寿命はどうでも良いんだが ファイヤードラゴンの恩恵だけは欲しくてな 長の地位を守るのも中々大変なんじゃ」


「じゃぁ3人で飲みましょう せーの う~ん粉っぽい 味はしないんだけどね~」


「でもこれで ママとず~っと一緒だね」


「そうだね 龍聖」


「リーサ」


「なに?ママン」


「ローナさんちも 1000年も3000年も そんなに変わらないから飲むって 言って飲んでたよ」


「そっかぁ わかった ありがとね これでローナとは死ぬまで一緒だな」


そして翌日 ローナを学校に誘いに行く 


「ローナ学校に行こう」


「うん 今日は何で行く?」


「大型輸送ヘリ?」


「じゃぁそれで行こうか?」


みんなで乗り込んで学校に行くとリフレッド先生と誰かが待っていた

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