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面倒なのに付きまとわれる事に・・・

まだ神様との打ち合わせは続いていた 何しろ魔王だ 世界を破滅に導くのだ! モンスターだらけになるのだ! 神々はそれを阻止するために自分の身を挺して魔王を封印しているのだ! きっと今までにもひどい被害があったのだろう 何しろ呪いを掛けてくるのだ 魔王の側近ストーカージョルジュの呪いで 痛い目にあっている私は魔王が恐ろしい きっと魔王の呪いは側近の物より激しいものになるのだろう それを考えただけで震えが・・・・ だがブルワリーナさんの話だと龍種よりチョット強いだけとの情報もある 呪いさえ避ければ 私の攻撃力でも倒せるのだろうか? 不安だ・・・ 駄目だこの不安が魔王の付け入る隙になるんだ・・・私は龍聖を守るんだ!!絶対にこの世界から魔王を討伐してみせる


『リーサ リーサ リーサってば?』


「はっ!?ごめんなさい ベルッド様 魔王の事を考えてたら怖くなっちゃって」


『大丈夫? 奴はそこに付け込んでくるからね?気をしっかり持つんだよ?』


「わかった 大丈夫気をしっかりね? 大丈夫よ任せておいて!!」


『それで魔王討伐なんだけどいつにする?』


「私はいつでも・・・・」


『ねぇリーサ大丈夫? 気持ちを落ち着かせるポーションでも持たせようか?』


「そんなのあるの?」


『無いけど 今から作るよ』


「そっか じゃぁ1本だけ頂戴 今飲むから そして今から討伐に向かうわ」


『大丈夫?もう夜よ?』


「大丈夫よ どうせ遺跡の中なんだから暗くて外と変わらないわ!」


『出来たわ 飲んで頂戴 味は美味しいわよ』


「本当だ 何だか ホッとする味だ 何味?」


『私の母乳』


「ぶっ!! なんてもの飲ませるのよ!!?」


『何よ?ホッとする味だ って言ってたじゃない それに栄養満点なんだぞ!!』


「そうだとしても 母乳って!? ってか出るの?」


『出るわよ? 主神に出来ない事は無いわ!!』


「サイフォン様ならまだしも ベルッド様から出るなんて思わないわよ!!」


『私も出せるわよ 飲む?』


「いらないです!!」


『ベルッドより栄養満点なのに~』


「そんな問題じゃないでしょ この年になって母乳って!」


『でも 落ち着いたでしょ?』


「あれ? そういえばさっきより すっきりしてる」


『でしょう 効くんだから』


「ちくしょう 何だか負けた気がする」


『じゃぁ今から行くのね?』


「えぇ 行ってきます」


『気を付けてね あと封印さえ解ければ何か出来るかもしれないし 通信も出来るはずだから 繋いでおくね』


「分かりました 行くよ龍聖! どうせ付いてきちゃ駄目って言っても付いてくるんでしょ?」


「うん!!ママから離れない!!」


「じゃぁ行くよ!! 転移」


魔王が封印されている遺跡に着いた 装甲車ごと転移してしまった余程気が焦ってるんだな・・・装甲車を無限収納にしまって 王様にも携帯で連絡だ


「王様夜遅くにすみません これから魔王の遺跡の封印を解きます 念の為連絡だけでもと」


「そうか わかった あまり無理はするなよ 駄目だったときは全世界で討伐するのみだ!! リーサ1人に責任は負わせないから 安心しろ!!」


「ありがとうございます でも安心して下さい 一回駄目でも魔王が復活するより早く 神々が復活してもう一度封印が可能だそうです」


「そうか では 余計に無理はするなよ?」


「わかりました ですがこの手に魔王討伐の 栄光を手に入れて王様の元に戻りましょう ではこれで」


王様との携帯を切ってアルファを出す


「アルファ それじゃぁ行くよ 封印だけじゃなく神羅万象何でも斬ると言った言葉信じてるよ」


【あぁ任せておけ こんな封印 叩っ斬ってやる そして魔王もな!!】


「行くよ たぁ!!」


パリーンと言う音と共に 封印がアルファによって斬られた 中から陰気な空気が一気に噴き出してくる アルファは擬人化した他の仲間もみんな出し擬人化する


「皆これから魔王討伐に向かうよ そして魔王を封印している7人の仲間も助けるよ!!」


魔王の遺跡は光輝いていた 神々が封印しているからだろうか? あちこちから光があふれ出している てっきり遺跡の中は暗くてジメジメしていると思っていた だが 先ほど噴き出してきた陰気な空気以外  中は神々しいどうなっているのか 本当に魔王が封印されているのかまで不安になる それとも神々の力がまだまだ有り余っているのか? 先ほどからサーチを掛けているが流石に隠し部屋や財宝の類も無い ただの一本道だ 魔王を倒しに来たとはいえ財宝などがあればラッキーだ そんなくだらない事を考えていたら 


アルファが叫んだ!!


【この先だ兄妹がいる 外で感知した通り7本だ これで兄妹全員揃うぞ】


「魔剣になってるのはいない?」


【大丈夫だこれだけ 神々しい場所なら魔剣に何かならないさ】


「それならいいけど 魔力の消耗は激しいよね?」


【そうだな 何百年も魔王を封じて来たんだ相当魔力を持って行かれるぞ】


「それは大丈夫神様にお願いしてMPを999999999にしてもらった魔力を持って行かれ過ぎて 倒れたらシャレに成らないからね」


【それでもきついかもしれんぞ】


「じゃぁ魔法もかけておこうか『魔力増加』『体力増加』『魔力回復量増加』『体力回復量増加』『剣術魔法付与』『反応速度超過付与』 『絶対防御』 『攻撃魔法各種』こんなもんかな?」


【そうだな それくらいはしておいた方が良いな】


「そうだ こんなのも作っておこう『精神感応防御』龍聖やアルファシリーズにも効くかどうか分からないけどかけておこう 『精神感応防御』『魔力増加』『体力増加』『魔力回復量増加』『体力回復量増加』『剣術魔法付与』『反応速度超過付与』 『絶対防御』 『攻撃魔法各種』これで効いたら儲けものだ」


『リーサ聞こえる?神々がそろそろ復活する頃よ』


「ベルッド様 本当ですか?」 


「みんな早く奥に行くよ 神々が復活するんだって?」


それからは速足で奥に行くサーチを掛けても罠も無いが財宝も無い そして神殿らしき場所に付いた


「アルファあそこに刺さってるのがアルファの兄妹?」


【そうだ 皆兄妹だ 一番奥から時計回りにイプシロン イオタ パイ タウ ファイ カイそして中央の要石に刺さってるのがデルタだ 念の為デルタを抜くのは最後にしてくれ 魔王の復活が早まるかもしれん】


「わかったじゃぁ イプシロンから行くね」


そしてイプシロンから順にアルファシリーズを抜いていく 抜くたびにMPを持って行かれるが 流石に10億弱のMPはびくともしない だが 神々が復活するという事は 遺跡の封印が解除された時から魔王の復活は始まっていたんだ 早くアルファシリーズを全部抜かなければ 最後のデルタに手を掛けた時 神々が復活した 


『そこの者何をしている?』


「魔王討伐の為にアルファシリーズを抜いてます」 


(ベルッド様 神様達に説明お願いします)


『今ベルッドから聞いた 名はリーサと申すのだな?』


「そうです 時間が無いのでデルタ抜きますね」


『あっ まて人間がデルタを持ったら魔力枯渇で死ぬ』


「大丈夫です 行きます うおおおおおおお」


確かにすごい勢いで魔力を吸われる だが問題ない まだ魔力はたっぷり余っている


『大丈夫なのか?デルタを抜いて生きている人間など見た事もない』


「良く人間離れしてるねって 言われます」


『そういう問題ではないだろう そしてアルファシリーズのほとんどが 擬人化しているではないか?』


会話しながらロケットランチャーを大量に作り出す 


(ベルッド様魔王復活まであとどれくらいですか?) 


(あと2~5分よ)


「時間が無いので簡単にアルファシリーズはここにあるので全部集めました これで魔王を倒せるはずですよね?」


『確かにそうだが アルファ達の使い手がいないではないか?』


「大丈夫です 私が魔王を弱らせますので あとはアルファシリーズにタコ殴りにさせます」


『無茶苦茶な戦い方だな 勝てるのか?』


「勝てるのか? ではなく勝つのです!!! アルファ達みんなデルタやイプシロン達を擬人化してる時間は無いから誰かが持って使ってあげてね」


「ママ何かくる!!」


「分かったわ龍聖 ママのそばを離れちゃ駄目よ」


《はっはっはっはっはわざわざワシを復活させてくれるとはな! 人間とはなんと愚かな!!》


「魔王が復活したと思ったら ただの太ったおっさんじゃないの!!?!!しかも顔にでっかいほくろがあってそこからヒゲが生えてるし」


ロケットランチャーを大量に打ち込んでいく


《何だこの攻撃はワシの魔力で防げないではないか?それならば仕方ない 娘こっちにこい》


触手が伸びて来て龍聖が攫われる そして魔王が龍聖に変化する


「私が龍聖を間違える訳ないでしょ!!!」


「ママ!!嬉しい 私を分かってくれるのね!!」


その間もロケットランチャーを大量に打ち込んでいく 龍聖にはさっき絶対防御の魔法が掛けてあるから問題ない


《何故だ?何故ワシが魔王だと分かるのだ?》


「あなたさっきと立ち位置一緒よ」


《何?》


「それと龍聖はそんなに背が高くないわ あなたの身長のままね」


《何と?》


「それに何より大きなほくろからヒゲが生えてんのよ!!」


《何だと しかし このほくろは魔力の源だし・・・消すわけにもいかんし》


「死ね~~~~」


「ママ私と魔王の違いってあんなものなの?多分ママじゃなくても見破れるんだけど・・・・」


「それは気にしちゃ駄目よ龍聖」


ロケットランチャーの乱れ打ちをして魔王を倒した そこにアルファシリーズ達がやってきてタコ殴りにしていく デルタやイプシロン達も使われていく そして皆の攻撃が終わった頃そこを見て見ると赤ん坊になった魔王がいた 魔力を使い切ったのだろう


「龍聖ホーリートルネードで魔王の負の魂を浄化しちゃって 赤ちゃんだから優しくかけるのよ?」


「はいママやさ~しくねぇ」


そして龍聖の聖なる竜巻で 魔王の負の魂も感情も浄化されていく どんどん小さくなるほくろ最後には毛も抜けて綺麗な赤ちゃんの肌になった そして大きくなってさっきのおっさんに成るのは 見苦しいので光魔法の改変で性別も変えてしまおう 女性に変えると泣き声も変わった 更に光魔法の改変で記憶も消去する これで完璧な赤ん坊だ 


(ベルッド様この子が又魔王に成ると困るのでベルッド様とサイフォン様の母乳で育てて下さい 負の感情は浄化し聖なる存在にしましたので 魔王に成る事は無いと思いますが念の為)


(わかったわ さっきのオジサンを思い出すと嫌になるんだけど しょうがないわね ただの赤ん坊を殺す訳にもいかないし 性別も変わった事だし私達のようなわがままボディに成るように育てましょう それと側近たちの消滅を感知したわ 彼らも魔王の被害者だったのかもね)


(わかりました こっちはこっちで まだやることがありそうなので 一旦通信切りますね 子供はそちらで転移してください)


そして神々がこちらを見ている 


「どうしました? 復活おめでとうございます!」


『どうしました?では無いお前の魔力はどうなっている?』


「あぁ私ベルッド様に転生させてもらった 異世界人なのです それでベルッド様とサイフォン様の信者を増やしましてパワーアップしてもらい その代わりに魔力などを上げて貰ったのです?」


『何とそんな事が では我々もパワーアップできるのか?』


「もう世界中回った後なんですよねぇ 今更新たな神と言っても印象がが薄いかと・・・・」


『駄目だ駄目だ 我らもパワーアップさせろ』


「何で私が?何か見返りでもあるんですか?」


『それはこれから 考える』


そうして魔王は倒したものの 面倒なのに付きまとわれる事に成った リーサでした

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