表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/248

順調にいっていたギルド巡りだったが・・・

そんなこんなで 1か月があっという間に過ぎて行った 神様のお告げもあって順調には進んでいるのだが まだ半分くらいだ あと1ヶ月から1ヶ月半はかかる 一旦校長の元に行ってあと2ヶ月休学しますと伝えてきた 流石に大陸全部は大きかった 最西端に行った後ブルワリーナさんが最南端に行って そこから上に登って行きましょうと言うので 言われたとおりに最南端から地図で上の方に登って行った 


電話型中継器の調子も良い ゲートのアップデートもちゃんとできるし 携帯電話の電波もかなり遠くまで届くようになった 多少国の介入もあったが そこは記憶の改ざんをして回って問題無くなった 近隣の国も ギルドに逆らうと国の上層部に何か変化が起こるみたいだと 噂が広まって手を出さなくなってきた まぁこれくらいの犠牲で済んでるうちは 問題が無い その国の上層部の頭がチョットお花畑になっただけだ だがこの先武力衝突が無いとも言えない 


しかも側近の動きも大人しい それが怖い 確かに転移で頻繁に場所の移動をしているから 刺客を送ってこれないのも在るかも知れない それでも 魔王の側近だそれくらいは何とかしそうなものだ 私達は南から北へ向かって進んでいるのだから 次の出現場所などは想像が付きそうな感じはするが・・・・ その辺をリュードさんに相談してみたら ブルワリーナさんが会話に入ってきた


「リーサちゃん 龍種の聴力舐めちゃ駄目だよ あれくらいの内緒話じゃ聞こえちゃうよ?」


「すみませんでした なるべく巻き込まない方が良いかと思ってたんです」


「側近て事は魔王だね? 魔王の側近に狙われるようなことしてるの?」


「今更隠してもしょうがないので言いますが 神様からの依頼でアルファシリーズと言う聖剣を復活させていっています これが問題で 全部復活させると神々が復活します ですがアルファシリーズと神々で封印していた 魔王も復活してしまうんです 神様の話では復活したばかりの魔王は力が無いから 復活した神々と一緒に私のイメージ魔法で 退治してくれとの話なんです ここまで旅をしてきて私のイメージ魔法が変わっているのは分かって貰えると思うんですが まだ見せていない武器とかもあるので今日はブルワリーナさん達龍種だけにいくつかの武器などをみせたいと思います」 


「武器?」


「今までに練成した物だけですが 何処で側近が見張ってるかが分からないので 新し武器も作成できません 神様が言うには 見られるとそれに対処されるらしいのです まずちょっと場所を移動しましょう その前に携帯で父に連絡だけ入れておきますね」


そしてパパンにブルワリーナさん達 龍種の人とチョット話をしてくる 場所は王都付近でと伝え 何か問題があったのかと聞かれたが 何もないよ 私のイメージ魔法の凄さを見せてくるだけっと言い 2時間くらいで戻ってくるからと言っておく さぁ 準備は出来た王都に行くぞ


「さぁ王都に行きましょう 王都じゃないと使えない武器があるので」


「未だに武器が良くわからないが武器は剣とかではないのかい?」


「違います私が言ってる武器は 遠くからでも殺傷能力がある武器の事です」


「後は空から戦う物や地上で戦うものもありますが 地上で戦うものはまだほとんど練成したことが無いので 側近に見られると対処される可能性がありますので まだ練成しません 見せられるのはほんの少しです」


「まぁリーサがここまで言うのだから見て見よう アリーナとリュードは見た事があるようだし しかもその威力も知っているようだ 早く見て見たいな」


「では 王都に転移します そして山の岩肌が多いところに行きましょう 森だと火事に成りますので『転移』ここで武器を少し試します」


皆に私の後ろに下がって貰って サブマシンガンを練成し岩肌を撃っていく 岩肌がどんどん削れていく そこに手榴弾を投げる風魔法でチョット遠くに投げる 私の腕力じゃ巻き添えを食らうからだ 手榴弾が爆発し岩肌に穴をあける


「これは凄いね剣等とは比べ物にならない威力だね」


「これが私が言ってた武器です 次は空を飛ぶヘリコプターと呼ばれる物の 戦闘に使うものを用意します 皆さんドラゴンに戻って 空から見ていてください 私が龍聖に言って念話で良いと言うまで降りてこないで下さいね 危ないですから 龍聖はママと一緒に行くよ」


「はいママ」


まずはアパッチロングボウだ これにナパーム弾が搭載できるようにしてある その他ヘルファイア対戦車ミサイルと スティンガー空対空ミサイルを搭載した まずはナパーム弾だ 広く岩肌を焼き尽くすその炎は 上空に居るブルワリーナ達にも感じられるほどだ 続いてヘルファイア対戦車ミサイルだ これは先ほどの岩肌をぽっかりと穴を開けるほどの威力を持つ スティンガー空対空ミサイルは 目標に成る飛行物を飛ばしてそれを打ち落とす センサーが搭載されているので命中率はかなりの物だ 


「龍聖他にもヘリコプターはあるけど 今度は戦略爆撃機を王都から飛ばしてくるから チョットの間かなり高い位置を飛んでいてと 伝えてくれる?」


「はいママ 分かったそうです 向こうでもアリーナさんが説明しているみたいです」


「そうか わかった じゃぁ転移で王都に戻ろう」


アパッチロングボウを無限収納にしまい 転移で王都近くの以前作った滑走路に行く 流石妖精ノームが作ってくれた滑走路だ あれから日にちもかなり立っているのに硬いままだ 雑草の1本も生えていない流石 土の妖精 ここに戦略爆撃機 ストラトフォートレス 時速500キロ 航続距離8000キロを飛ぶ優秀な爆撃機だ

 絨毯爆撃が得意で死の鳥と恐れられている爆撃機だ これを先ほどの岩場近くの山に絨毯爆撃する山は跡形も無くなり 辺りにはもうもうと煙が立ち込めている 龍聖にこれを王都に戻してくると言ってくれるように頼む すると返事は少し時間を空けて帰ってきた わかったこの場所で待っていると 少し呆気にとられていたようだ


ストラトフォートレスを滑走路に降ろし 無限収納にしまうと転移で龍聖と一緒に急いで戻った そして龍聖に頼んでみんなに降りて来てもらうようにお願いする 辺りはまだ少し埃っぽいが 会話が出来ないほどじゃない みんなが降りて来て 人型になってくれる


「わかった事があるわ 神様がリーサに魔王の討伐を頼んだ理由が・・・・ あれじゃ魔王が可哀そうなくらい戦力差があるわ!! 基本魔王は私達龍種より少し強い程度なの 私達があれだけの攻撃をされたら 肉片すら残らないわ」


「でも神様の話だと 側近たちが私に精神攻撃を仕掛けてくると言うのです まぁ来るのが分かっているのであれば 阻止する事も簡単なのですが 万が一という可能性もあります それが無ければ 魔王の姿は分かりませんが倒す事は容易いと思います まだまだ 練成していない物がたくさんありますので 側近たちに見られていない物を練成していけば 勝てるかと思います それとこの場で話した事は父や母には内密にお願いします 心配されてしまうと戦えなくなるので」


「でも 大丈夫よ あれだけの攻撃力があれば問題ないわ 魔王は何度も復活して領土を広げようとして 戦って来たけど その度に神様に封印されてきたの だけど今回も封印が弱くなってきたのね だから神様も封印を解除していったんだと思うわ」


「だと思います さぁそろそろ 戻りませんか? 父に心配されてしまいます 攻撃力があっても父の涙には弱いのです」


「はははははは 神の巫女も人の子だな 父には弱いか?」


「はい 弱いです 滅茶苦茶弱いです!!この事がバレて泣かれたりしたら最悪です!!」


「それは 大変だな我らも口を固く閉ざさねば」


「大丈夫です 信じてますから」


「そうか それは嬉しいな」


「さぁ 行きますよ みんなそばに寄って下さい 良いですか? 『転移』 やっと戻ってこれました」


「パパン帰ってきたよ 私の新作を披露してきただけだから そんなに心配そうな顔をしないの!!」


「だってリーサ ワシらを置いて披露しに行くような物を 作ったんだろ?」


「そう来たか? そんなに心配しなくても 今まで龍種の方たちに披露した事ない物を 見せて来ただけだよ」


「そうですよ 我らが見た事もないものを 見せて戴きました しかもそれを何回か使った事があると言うので びっくりしていたところですよ」


「そう言う事だから王様とかも見ているし 問題無いから」


「そうなのか? 大丈夫なのか?」


「大丈夫だから パパは私が信じられないの?」


「そ そんな事は無いが・・・」


「じゃぁ信じて!!」


「わかった 信じよう」


「じゃぁ もうこの話はおしまいね」


「さぁ次の町に行かないと皆集まって!!」


そうして 町をどんどん回ってゲートと電話型中継器と携帯電話 更に神像を売っていくのでした 神像は勿論神殿の巫女たちが売ります 交替で神殿から呼んできて 働いて貰っています 普段と違う仕事が新鮮なのか 皆喜んで働いてくれてます これで信者も増えてきています 王都近くの熱心な信者は王都の神像に祈りを捧げるために巡礼の旅に出ています そして王都も超えてどんどん北に近づいてきたところで 問題が起こりました ブルワリーナさんが この先は魔王が封印されているから 行った事が無いと言うのです パパンやママンに聞いても同じ答えでした これは 困ったという事で一旦解散し作戦を練る事にしました 作戦を練ると言っても私が大型輸送ヘリチヌークを出し (センターシートを付けると55人が乗れる) それに皆で乗って行くくらいしかないのだが・・・・ だが行きたくないと言っている者達を連れて行くわけにもいかない 困った 


そうだ 校長に話を持って行ってみよう 校長は旅こそ我が人生と言っていたくらいだ北にも行っているかもしれない 


「校長先生 お久し振りです 旅はまだ終わっていないのですが 一旦帰ってきました」 


「おお リーサさん噂は聞いていますよ 破竹の勢いであちこちの町を巡っているそうですね?」


「それなんですが問題が起きまして 北に向かう途中で この先は魔王が封印されている土地だから 行った事が無いと言われまして その先のギルドに行けなくなってしまいまして 困っているんです」


「そんな事ですか それなら私に任せて下さい 私達のパーティは怖い物知らずばかりいたので 北のギルドも全部回っています しかも魔王が封印されたと言われる遺跡の前にも行った事があります」


うわー 助かるんだけど チョット怖いもの知らず過ぎる気がする それが私は怖い


「じゃぁ私と一緒にギルドを回ってくれますか?」


「勿論です 一度は諦めた夢ですが こうして叶える事が出来るのです ぜひ一緒にギルドを回らせてください ですがドラゴンの方たちは?」


「あぁ それは大丈夫です 魔王の遺跡付近には行きたくないと これからの参加はしません 神様にも新たなお告げをしてもらいます メンバーが変わった事を民に告げて貰わねばいけませんからね」 


そうして校長との旅が始まるのだった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ