メイド4
遅れてすみません。投稿します。
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そんなこんなでエリアは風呂場に向かった。多分もし俺の後ろに誰かいたなら俺の背中からは悲しさが伝わったことだろう。エリアは早速取り掛かろうとしたが母にそのかっこはではダメだと連れていかれた。10分後、戻ってきたエリアはなぜかスク水だった。母は満足気、エリアは顔を真っ赤にしている。
わかる、わかるよエリア!この理不尽にはどう抗っても勝てないんだよ。知ってるよ。助けてって声聞こえてたもん。
おそらく漫画の資料よう水着なのだろう。胸元にはペンで「えりあ」と書かれていた。「じゃあ、洗います。」
エリアは恥ずかしがりながらもオロオロしながら掃除をしていった。その間母は鼻血を出しながらグッチョブ、父からは「ありがたやーありがたやー」マナからは舌打ちが聞こえてきた。もう何この空間、カオスにもほどがあるわ。だがまあ実際俺も少しパツパツのスク水というマニアックな衣装に興奮を隠せていないのだがこれは思春期の男の子には刺激が強いと思うよ、うん。
得点は父7母7俺が7点だった。頑張っているのはわかったが掃除前より汚くなった泡だらけの惨状を見てはどうしようもない。
この結果をみても妹はまだ不機嫌だった。まあエリア揺れてたもんなぁ。
泡だらけの胸..............マニアックさは増してるが悪くないと思うよ俺は
「じ、じゃあつ、次はわ、私の漫画..............手伝ってもらおう..............かしらね。」貧血で倒れそうな母が言った。母の鼻血も風呂汚した原因だと言うことをわかってほしいものだ。
再びエリアは母に連れていかれ普通の服になったあと、漫画の手伝い対決は始まった。
今回は俺と父はわからないため勝者は母の独断らしい。もうやりたい放題だな。
そしてどちらも母に言われた仕事をこなしていく。やっぱりマナはさすがだな。淡々と言われたことを丁寧にやっていく。だがエリアからはガリガリガリとgペンの音やビリビリという聞こえちゃいけない音が聞こえた。流石に母も困ったのか「エリアは私の部屋でコスプレしてきて!モデルにするから」といった。モデルか、これはもはや戦力外通告も同義だ。これを聞いてマナは勝ったと確信、俺もこれは勝負あったかなと思っていた。だがその考えはすぐに覆されることとなる。
「き..............きて来ました」
ガチャいう扉の開く音とともにエリアは姿を現した。そこにはさっきまでドジばかりしていた少女とは違い、まだ初々しく春の訪れとともにやって来たかのような制服姿の少女が立っていた。
思わずあれだけ舌打ちしていたマナも「きれい..............」と言葉をこぼしていた。俺もエリアの姿に一瞬誰?と思ったがすぐに
「もう戻って来たのか、はやかったな」
と言葉をかけた。
「これが一番かわい.....簡単にきれたのよ」
照れるエリア、こうかはばつぐんだ。
エリアを見て気を失っていた母も我を取り戻したのか
「ここにいて制服とかナイワー、恥じらう少女とかナイワー..............マナ、これはエリアさんの勝ちよ」
といきなりエリアの勝ち宣言した。
マナはこのわけのわからない勝敗に納得がいかないのか
「こいつ役に立ってないじゃん!私の方が漫画の手伝いできるもん!」
と言いだした。まあ、確かにそうだよな確かにそうなんだが..............
「でも可愛いじゃん!可愛いは正義じゃん」
母の一言
同感でございます。
こうしてエリアをメイドとしてやとうことになり、我が家にはマナのそんなぁーという言葉がこだまするのだった。