メイド3
なぜか始まったエリアと妹の対決
妹が家事が得意なのは知っているがエリアはどうなんだろうか、少しきになるところだ。
どうやら料理、掃除、漫画の原稿の手伝いの対決で判定は10点満点、父母俺でやるようだ。
てゆうか漫画の原稿の手伝いって家事じゃないじゃん。
母の私情がバリバリはいってるな
「自己紹介がまだだったねエリアさん
私はおにいの妹の真那です。どうぞよろしく」
そういうとマナはエリアと握手した。それに答えエリアも挨拶をしたがなんかおかしい
妹なんか怖い、目が怖い
「じゃあ私からつくるよ!待っててね!みんなが好きなオムライスだよ」
両親はおぉ〜とこえをだすが
料理の選択があざとい気がするのは俺だけか?
いつものように慣れた手つきでオムライスを作っていく。やっぱ日頃からやってるだけあって卵の半熟具合なんかはさすがなものだ。
正直すぐ食べたい。
「あ!忘れてた」
パタパタとケチャップを持ってこっちに来るそして仕上げーといってケチャップで文字を書いていく。これはあざとい。だが書いた内容は父のだけえぐかった。
俺のには「これからもよろしく」
母のには「いつもありがとう」
父のには「私を選べ」
母はこの文字に感動していたが父はスーッと血の気が引いていった。多分会話の間正座でずっと母の貸したパジャマ姿のエリアを見て鼻の下を伸ばしていたからだろう。自業自得だ。そしてこれでわかると思うが父はまだ母に許してもらっていない。流石に足がいたそうだ。
味はいつもの美味しいオムライスという感じで流石我が妹だと少し自慢したい気分だった。そしてマナは勝ったなとエリアを見る。余裕そうだ。
点数はというと父が10、母が8、俺が6だった。俺の6点にマナは不満そうだった。あざとさで減点したのは黙っておこう。
「次は私の番か..............」
次にエリアが作り出した。あまり料理をしなかったのだろうかオロオロしている。
「魔法ならすぐできるのにぃーーーー」
小さくそんな声が気がしたが気のせいだろう。
「できたわ!カリェーよ」
オロオロしながら作ったのは不揃いに切られた野菜が入ったクリームスープのようなものだった。カレーみたいな名前なのにとても白い。
そして俺と両親はちゃんとしたものが出てきたときはひとまず安心した。包丁で猫の手ができない人を久々に見た。ほんと最初はスープに指入るのかって思うくらい怖かった。
味はというと名前はカレーなのにシチューのような味だった。
点数は父が8、母が10、俺が8だった。
母には頑張って作ったのが伝わったのだろう高得点だ。
俺もそれを感じてマナより高くした。
「勝者エリアちゃん!」
母が大きく声を張り上げる。マナは不満そうだがエリアの家事の技量が分かったのだろう。まだ余裕だ。エリアはというとホッとしたような顔をしていた。
「まあ、別にあと2つ勝てばいいだけだしね。次は掃除対決よ!」
そうして掃除対決が始まる。
どうやら家中掃除するのは時間がかかるのでどこを掃除したいか選べるらしい。そして今回も妹からのようだ。
「私が掃除するのはおにいの部屋で!」
ちょっと待て妹よ
「なんで俺の部屋なんだ!自分の部屋掃除しろよ」
言いたくはないが俺の部屋は正直言って汚部屋だ。できれば掃除して綺麗さっぱりしたいものだ。だが俺の部屋には当然家族に見られたくないものの1つや2つ、いやいっぱい隠している。だって男の子だもん!
するとマナは俺の耳元で囁いてきた。
「和英辞典の中」
「お!お前!なぜそれを」
あまりの動揺で目が見開き、声が裏返った。どうやら妹はすでに俺の財宝の隠し場所をいくつか知っているようだ。そしてこれは脅迫でもある。点数低いと家族にバラすと..............なんて卑怯なんだ..............てかなんで知ってんの?
両親とエリアは俺の急激な表情の変化を気になったからか妹に今にも聞こうとしている。
「わ、わかった、俺の部屋汚いけど頼む!」
俺は妹に苦笑いしながら言ったが妹は
「任せて!おにい!」と笑顔で答えた。
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俺の部屋を見た両親は汚いだの臭いだの連呼する。少し傷つくな。エリアは一度俺の部屋に入ったからか全然気にしていなかった。
母が「大丈夫?」とエリアに聞いたが「うちの師......おじいちゃんの部屋のほうがきたなかった」と言われた。今師匠っていいかけたよね?どんな人かあってみたいものだ。汚いもの同士な。うるさいわ
そうこうしてるうちにマナは黙々と俺の部屋を掃除していく。たまにかじ◯もんみたいな豆知識をはさむほど凄かった。みるみるうちに綺麗になっていく。でもね、妹よ巨乳美少女フィギュアを見るたびに舌打ちしながらこちらを見るのはやめてくれ。父は俺に良い趣味だみたいなアイコンタクトを送るな。
30分後、散らかっていた服や本が全て直されとても綺麗になっていた。
得点はというと父が9点母が9点俺は10点だった。この得点にはマナもご満悦のようだ。か◯えもんのような豆知識が好評のようだった。たしかにあの豆知識は使えるよね。俺も脅されはしたが部屋を綺麗にしてくれたことに感謝し満点にした。週に1回は掃除して欲しいくらい我が妹ながらよくできてる。
そう思った矢先マナは点数を出した後とんでもない爆弾を投下した。
「どんどん隠し場所増えてるね?今度は巨乳もののエロ本隠してたら怒るよ?」
一瞬で皆の目がこちらにむく。もう何度ゴミを見る目をされたか。そしてまた父だけが仲間だみたいな目を向ける。それに気づいたのか父がまた正座させられた。いつも思うがほんとマナいい性格をしている。多分さっき点数が低かったのを根に持っていたのだろう。だから点数が出た後に爆弾を投下しやがった。
そんなことを考えながらマナをにらんだが、舌を出してあざとくテヘペロをした。ほんと性格さえ良ければなぁー。
「じゃあ私はお風呂にしようかな」エリアがこの空気を変えたかったのだろう。
いきなり言い出した。危ない危ない、こいつ俺に優しくね?惚れるわ!
エリアの気持ちを察したのかみんなじゃあ行こうかと風呂場に向かうにだった。
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