舞妓さんって、可愛い!
外国人が日本で何をイメージするのか? 昔は「富士山、芸者!」だったみたいですね。今は何なんでしょう? 多様化して、わかりませんね。
私は、前は舞妓さんがさほど可愛いとは思っていませんでした。実際に見たことも無かったし、白塗りの顔に真っ赤な紅は、奇妙に感じていたからです。
大人になってから、京都で「なんちゃって舞妓」に何回か遭遇しました。レンタルで着物を借りて、舞妓の鬘、お化粧をして貰うのです。
京都の観光名所のあちこちで、なんちゃって舞妓さんが周りの観光客から写真を撮っても良いですか? と囲まれている風景を見ました。
着物を着なれていない、なんちゃって舞妓さんですが、ちょっと可愛いなぁと、微笑ましく思えます。ただ、外国人観光客が、なんちゃって舞妓さんを本物の舞妓さんと勘違いしないかなと不安にもなりました。
何故なら、本物の舞妓さんを見て、超可愛い! と感激したからです。ただし、付き添いの女将さんは、怖そうでしたが……
普段の着物なので、白地にピンクの縞模様でしたが、髪は舞妓さんの桃割れです。帯もだらりの丸帯ではなく、普通のお太鼓に結んでいました。
お化粧もお座敷へ出るわけでは無いので、普通というか、素っぴんに近く、本当に可愛いなぁと見惚れてしまいました。四条河原町の交差点で、信号待ちをしている舞妓さんにうっとり!
でも、信号が青になり、私はびっくりしました。草履を履いた女将さんも足が速いのですが、可愛くて華奢な舞妓さんも負けない程の健脚です。日本舞踊は足腰を鍛えるのに良いのかもしれませんね。
京都の師走を彩る顔見世興行には、舞妓さんや芸子さんがちらほら見えます。歌舞伎を観るのも勉強なのでしょう。真面目にしゃんと座って観ています。
顔見世興行は普通の歌舞伎より、公演時間が長く、私は行儀悪く背もたれにグダァとしているので、感心してしまいます。まぁ、怖い女将さんや、お姉さん芸子さんの目が光っているのかもしれません。
顔見世興行に行く楽しみの一つは、舞妓さんに会えることかもしれません。あっ、皆の目も集まってるから、チャンとしないといけないのですね。
今年も、そんな季節になりました。