川を渡れ
山道を進む凸凹パーティーの4人。
ようやく、噂の「妖精の声がきこえる川」にまで辿り着いた。
はてさて、どうやってこの難関を乗り越える?
GM: さて、皆さんは川の前ですね。
マオ: じゃぁ、[足跡追跡判定]するのじゃ。
GM: んー、特にないな。動物の足跡くらい?(笑)。
イシュ: これは熊の足跡!!(一同笑)
フィル: 熊と兎だと、明らかに熊の勝ちよね(ほがらかに笑う)。
マオ: 捕食される~。
ユラ: 食物連鎖に巻き込まれる。
GM: タビットは一応、兎じゃないもんね。
マオ: そう、我は神!! 神の力をみせてやる。
タビットは自分を神だと思っているとかそんな設定があるらしい。だから、プリーストになれない。
ユラ: あ、兎の足跡ありますよ。仲間じゃないですか?
フィル: ふふふ、ルーンフォーク的には兎もタビットも一緒の区分なのね(笑)。
マオ: あ、あのな? (急に下手に出て)ユ、ユラ、何度も言っておるがワシはタビットといってな、神の……。
ユラ: はい、二足歩行の「うさぎ」ですよね(一同大爆笑)。
GM: さて、気を取り直して、ここからが試練ですね(笑)。
マオ: はて、なにか試練なんぞあったかのぉ。
イシュ: おじいちゃん……。
GM: おい、ボケても、無駄だぞ(超笑顔)。
マオ: チッ。
フィル: そういえば、川では(妖精の)声が聞こえるらしいから耳栓をしたほうがいいかしら。
一同: はーい(耳栓をつける)。
GM: じゃぁ、そんな話をしながら上流へと歩いていこうか。
ユラ: 他の人は耳栓してるけどね(と、他の人を見る)。ちなみに、ルーンフォークには妖精の言葉は聞こえない。(ルルブを読みつつ)
フィル(急にユラになって): ヨウセイノコエ、キコエナイ……ユラ、オボエタ。
ユラ: それ、ち●びっつの「ちぃ、覚えた」のパクr(笑)。
GM:えーと、しばらく行くと川が曲がっていて、このままでは人が通れないので反対岸に石伝いで飛び移らないとならなくなっています。
マオ: これはいかん。皆、一端止まるのじゃ!
GM: 耳栓してるから、手話とかジェスチャーで話してるんですかね(笑)。
フィル: うん、皆に止まれのジェスチャーをします。
ここから、皆、本当にジェスチャーをはじめる(一同爆笑)。
はじめはハンドサインだけだったそれは、段々と大げさなパントマイム調へと変わり、サイレント劇のような茶番へと……。
イシュ: 音声に録音されないところで酷いことに(笑)。
フィル: 「マオちゃんたぶんここだよ」(ジェスチャーしているらしい。)
マオ: 「朝飯はさっき食べたばかりじゃ」(ジェスチャーしている)
ユラ: あ、わかってねぇ-(一同大爆笑)。
イシュ: 「マオ、早く行ってください」(マオを指差しジェスチャー)
マオ: 「しょうがないのぉ、ここでまた一杯やるか」(食器を取り出す動作のジェスチャー)
イシュ: 「何で食器出しているんですか?」(ジェスチャーしている)
マオ: 「今日は食器無しで食べるのか?」(ジェスチャーしている)
一同: そこだけ伝わってどうするんだよっ!!(大爆笑)
マオの絶妙なボケ。これ、本人意識していない辺りが恐ろしい。
そんなわけで、爆笑してセッションが中断。
GM: さて、気をとりなおしまして(笑)。川を渡るにはですが、「軽業判定」目標は8で飛び移って行ってください。
イシュ: えっと、先生!! 鎧脱ぎます(笑)。
GM: いいですけど? 反対岸に捨てていくの?
イシュ: うわ~。そんなわけ無いでしょ。ロープを付けておいて後で引っ張ります。これで、いいっすよねGM(笑)。
GM: うんうん、まぁいいでしょう。ちなみに、渡りきるには3回判定に成功してください。
マオ: さ、三回もか……老人にはちとキツイのぉ。まからんか?
GM: まかりません(笑顔)。
フィル: 何気に、GMも黒いよね?
GM: いえいえ、そんな姉さんほどでは……。
イシュ: ちょっと、なんか黒いオーラが。
GM&フィル そんな、僕らは仲良し!
ユラ: とは、言え。3回成功させるのは厳しい人が多いよなぁ。
フィル: あ、GM~。誰かがロープを持って向こう岸まで行けば、ロープを伝って、ボーナス込みで行けますよね?
GM: そうだね。
フィル: こう、ロープを何本か通して、ロープウェイみたいに向こう岸まで滑っていけるようにはできない?
GM: あ、それは面白いなぁ。そういう工作は「器用」で判定するかなぁ。うん、出来たら、1回の判定で向こう岸まで行ける様にしましょう。
イシュ: おぉ! フィル姉さんやるなぁ。
マオ: ワシ、それ凄い楽しみじゃ。
イシュ: では、技能持ちの私から行きます。まずはロープを向こう岸まで投げて(成功)。それを伝って(コロコロ)7っ!!
GM: えっと、ロープを嵌めていて+1されるのでギリギリで成功です。
イシュ: 危ない。こんなところで[剣の加護/運命変転]使うところだった(笑)。
この後は2回とも綺麗に成功して向こう岸についたイシュはロープを木に結び、反対岸のフィルがロープウェイの滑車のようなものを作ります。
それを利用して皆が向こう岸へと渡ろうとするのですが……。
お約束とばかりに、マオが失敗して川に落ち、一波乱。それでもなんとか全員が川を渡ることに成功しました。
ちなみに、川付近では耳栓をしていたので水の妖精の泣き声を聞かずに済み「精神抵抗判定」は発生せず。