祠の掃除を
GM: ゴブリンたちを倒したのでもうゴミを捨てにくる事はないでしょう。
マオ: じゃぁ、掃除しちゃいましょうか。
ゴミ片付けを筋力や器用などで判定していく一行。重すぎて持ち上がらなかったりしたゴミも協力して片付け、仲間の絆も深められたかな?
イシュ: 結構ゴミ掃除とか出来たよね。
GM: あー、そうだね。殆どゴミは片付いたね。あとはちょっと水が濁っているだけ。
フィル: あらかた片付いたなら、この魔法使いますね。それにしても最初からこの魔法使っていたら大分違ってただろうに(笑)
マオ&イシュ&ユラ: 何!?
フィル: 【ピューリフィケーション】(コロコロ)、「行使判定」成功。これで不純物や溶解物を含む水を浄化して、真水に変えることが出来ます。
ユラ: じゃぁ、酒になっていたのも水に変えられたんじゃないかっ(一同笑)。
フィル: まぁ、物語の見せ場っていうのかしら?
イシュ: 美味しいところを持ってかれた。
GM: えぇっと、泣いていた水の妖精たちが笑顔になって嬉しそうにフィルの上を飛び回ります。
フィル: わーい、お手柄持って行っちゃった♪
さてさて、掃除も終わって元通りになったかな?
妖精の涙を止めて水が酒になるという現象を解決した一行は、最初と同じルートで3日かけて下りてきました。その間に村の大人たちからも酒が抜けて活気のある村に戻ったのでした。
GM(村長): 「ありがとうございますじゃ、これでこの村も元通り、また天然水を各街に届けることが出来ますじゃ」と、成功報酬の400Gを渡します。
ユラ: 元に戻って良かった。
フィル: それにしても、こんなに活気のある村だったのね(笑)。
イシュ: 別の村のようですね。
GM: それで、あなたがたが冒険者ギルド<眠る蛇亭>に戻るとですね。
マオ: 以前の冒険者たちがキリッとしているわけじゃな。
イシュ: キリッ!!
GM: はい、店の奥からですねぇ。(ナイトメアの女になって)「親父~、お酒~!」って声がします。
イシュ&マオ: 変わってねぇ(一同笑)
フィル:懲りてないわね。
ユラ: ダメだ。
こうして、彼らのはじめての冒険は終わりを告げました。珍妙なこのパーティーがこの後、どれだけ立派な冒険者になれるのか。それはまた別のお話。
これにてSW2.0はじめてのセッションリプレイは終わります。
あれから数年、今ではSW2.0には様々なサプリメントやリプレイ、そして改訂版が出ました。
あの頃とはルール環境が大きく変わりましたがTRPGを楽しむという部分だけは変わりません。
それではまた新たな冒険でお会いしましょう。