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カレーライスとスパイスと

そろそろ、作者も自分が書いてるものが何なのか分からなくなってきました。

たくさん時間ができたら、皆さんはどうします?


Sという天使がいた。

Sは、地球の管理者の一人だった。


高次元から低次元あるいは低次元から高次元へ、次元変換をする際必ず

情報の欠損、あるいは前提条件という情報の追加 が行われる。


立体の断面がどのような平面図形になるのかは、立体のどこを切るかで変わる。

もし、ある平面図形が立体の断面だとしたら、どのような立体になるのか。


天使が、人になったとき見えたものは一体何だったのか。

その片鱗がこの「カレーライスに花束を」にみられる。かもしれない。


天使の地位を捨て、人となったSの軌跡を追う。


第一部 AIチャット。

 女の子はSの管理する地球、戦争が起こり、破綻しかけたが、

 英雄を派遣することで平和を取り戻したことを示唆している。

 チャットを閉じ、Sが天使を退職し、人となった。


第2部 「トモダチ君と地獄の健康法」

 Sが自身の生活基盤確保の為、旅行会社で働いた記録だ。

 旅の管理。天使としての活動の経験を活かしての職業選択だ。

 トモダチ君は顧客を象徴する。

 ツアコンとして同行をすることへのの苦悩が見え隠れしている。


 「地獄の健康法」はSのプライベート

 人の体の脆さ、これを知った彼の絶望と

 鍛える事で強化される人の体の逞しさを知ったのだ。


第3部 「Sの実感」

 

 旅行会社の退職を決意したのだろう。

 元天使のSにとって無意味に見える人間の生き方はが職安 =「不用品販売所」にみられる。

 フルマニュアル調理ロボットの購入はSが自営業の道を選んだことを意味する。

 おそらく飲食店でも始めたのだろう。

 顧客の喜ぶ顔を見て一喜一憂するSの姿が想像できないか。

 Sは人を愛した。人として人生を全うしたのだろう。


 「世界平和とスパイスと」という店名が想像できた。


人の歴史を振り返れば、記録媒体は時代と共に変遷していた。

磁気テープ・光学ディスク・集中管理型サーバ。

テレビゲーム等も媒体の一つと捉えてよいかもしれない。


だが、それらは栄枯盛衰。多くは笑わない。


Sが最もシンプルなテキストベース文書を残したのは、記録を後世残した

断片しか残せない悲しみがそこにはあったに違いない。



 補足として、カレーとは地球その物、そして花束はSの愛を暗喩していたのかもしれないことを追記しておく。

 


6年2組 白鳥頼臣 「カレーライスに花束を」の感想文より


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