表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/302

不真面目な男

 今年で90歳になる 

 ウチにいる

 頑固親父がいうには

 おれは不真面目な

 男なんだと


 それならいい

 おれは親父とお袋の前では

 もっと不真面目で

 いい加減な

 男になってやる

 おれがカネ持ちに

 なったとしても

 親父とお袋には

 ビタ一文

 やるモンか

  

 2人きりで

 肩をよせ合いながら

 暮らすといい


 おれはもう

 親父とお袋の前では

 いい加減で

 不真面目な男に 

 なってやる


 それで

 恩知らずだの

 親不孝だの

 言ったとしても

 おれは知らねえ

 勝手に言えばいい


 おれだけが

 優雅で豪勢な

 生活を

 満喫してやる


 親父とお袋は

 いつまでも

 借家住まいを

 続けていれば 

 それでいい

 

 親父とお袋には

 ビタ一文

 やらないから


 親父とお袋の前では

 永遠に

 不真面目で

 いい加減な

 男でいてやるよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ