表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/302

作文

 おれか小学生だった頃

 担任の女性教師に

 おれが書いた作文を 

 同じ教室の

 みんなの前で

 たびたび披露して貰った

 おれは学校の勉強は 

 キライだったが

 詩や作文だけは

 得意だった

 

 それは中学生に

 なってからも

 相変わらずで

 国語の授業を

 受け持っていた

 先生に

 よく自作の作文や

 短歌を 

 学校の文集に

 載せて貰った


 同じく中学校の

 修学旅行に 

 行った後

 その感想を

 俳句か短歌にして

 創りなさいと

 言われたので

 おれは3篇ほど書いて

 それを国語の先生の

 ところまで

 持って行った


 最初の2篇は

 軽く否されたが

 最後の作を読んで

 急にニコニコしながら

 「これは良いんじゃ

 ないですか?」と

 言われた


 「法隆寺 阿修羅の中に 我を見る」

 という作品だった

 それを書いた

 理由を 

 尋ねられたので

 おれはこう言った

 「今は苦しくても

 そのうちラクに

 なる時が

 必ず来る

 という気持ちで

 書きました」


 そう言うと

 先生は納得した顔をして

 後日文集に

 その作品を

 載せてくれた


 今から思うと

 小学生

 中学生の頃が  

 今のおれの  

 原点だった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ